今日の産経ニュース(11/23分)(追記・修正あり)

■自民・石破茂*1元幹事長「自民党批判は義務」 玉川大生に講演
http://www.sankei.com/politics/news/171123/plt1711230019-n1.html
 一般論としてはその通りですがはっきり言って石破なんて加計疑惑くらいしか安倍批判なんかしておらずこんな自慢ができるほどのことは何もしてないでしょう。まあそれでも今の自民ではましな方かもしれません。


自民党石破茂元幹事長、森友「解明することが国会の責任」
http://www.sankei.com/politics/news/171124/plt1711240037-n1.html
 「説明することが自民党安倍内閣財務省の責任」といわないあたり石破らしいへたれぶりです。
 安倍批判派ぶりたくても、安倍批判に徹しきれないあたり「だめな奴だ」感を感じますね。


■自民・竹下亘*2総務会長、宮中晩餐会国賓のパートナーが同性なら「出席に反対する」
http://www.sankei.com/politics/news/171123/plt1711230024-n1.html
 最近では外国の首相や大統領、閣僚のパートナーが同性ということは珍しくないので、こうした事態は実際にあり得ます。その場合に竹下氏は本気で首相や大統領、閣僚に向かって「パートナーの出席を断る」といえると本気で思ってるんでしょうか。明らかな差別じゃないですか。

 竹下氏は、フランスのオランド*3前大統領が平成25年6月に当時の事実婚の女性を伴って来日したことに言及し、「女性は奥さまではない。天皇、皇后両陛下と並んで座るのでどう対応しようかと、宮内庁は悩んだ」と明かした。

 悩む必要はないでしょう。向こうが妻として出席させたいというのに断るのは無礼です。つうかいかにオランドが大統領を退任したとはいえ自分が言ってることがオランドやフランス政府に対して無礼だとは思わないのか。

【追記】
■産経『公明・山口那津男代表、竹下氏の同性パートナー出席反対は「言い過ぎ」「相手国の習慣を尊重すべき」』
http://www.sankei.com/politics/news/171124/plt1711240029-n1.html
 「相手国の習慣」としかいわないことで「外国人ではなく日本人(政治家、財界人、文化人など)相手なら同性パートナーは差別していい」といってると誤解されても文句は言えないし、そういう意味ではかえって山口発言は自爆行為じゃないか。問題は「相手国の慣習」ではなく「今時同性愛差別は時代錯誤」なのですが。


■産経『自民・竹下総務会長「反省している。言わなきゃ良かったと思っている」 同性パートナー出席反対で』
http://www.sankei.com/west/news/171124/wst1711240063-n1.html
 謝罪しないで居直られても困りますが、こんなにすぐ謝るくらいなら発言する前に自分の発言の愚かさに気づけといいたくなりますね。


朝日新聞『大使の同性パートナー、これまでも参加不可 宮中行事
http://www.asahi.com/articles/ASKCS5J94KCSUTFK00L.html

 同性パートナーが、天皇、皇后両陛下主催の宮中晩餐(ばんさん)会に出席するのは反対――という、自民党竹下亘総務会長の発言に24日、反発が相次ぎ、竹下氏は反省を表明した。だが、これまでも駐日外国大使の同性パートナーは「配偶者」と認められず、宮中行事などに参加できなかった。
 宮中行事などに参加できなかったのは、デンマークの前駐日大使のパートナーだ。2011〜15年に赴任したアナス・カーステン・ダムスゴー前大使は同性婚をしていた。大使館関係者によると、異性の配偶者なら出席できる行事に、パートナーを同伴することはかなわなかったという。
 外務省によると、大使などの同性パートナーは03年から、外交関係に関するウィーン条約の定める「外交官の家族」として対応している。ただ、日本は同性婚や同性パートナーシップといった制度がないため、「配偶者」とは認めず、「23歳未満の子ども」と同じ扱いにしている。このため、夫妻で招かれる天皇誕生日の祝賀レセプションなど、外務省主催行事で招待状を送っていない。

 「エー、本当にそんな馬鹿なことしてるの?」ですね。これは竹下氏が愚かなのは当然の前提として彼だけを批判して終わりにできない話になってきました。
【追記終わり】


■沖縄・石垣島陸自配備問題 市民団体が集めた反対署名に“粉飾”発覚 最大6重のダブリも 市の「精査」方針に団体は「やめて」と懇願
http://www.sankei.com/politics/news/171123/plt1711230021-n1.html
 記事本文においてはさすがに
1)ダブりとは反対署名に否定的な町の主張であり、間違いのない事実とは現時点では断言はできない
2)市民団体側はダブりを否定
3)「少なくとも建前上は」市民団体側が反対してるのはあくまでも「署名者に対する町からの問い合わせ(町が問い合わせを口実に圧力をかける等して署名を撤回させる恐れなど)」であって「チェックそれ自体」を否定していないと書いている産経ですが、タイトルは「不正がばれて、市民団体側が隠蔽に走ってることは確実な事実である」かのように書いているのだからいつもながらだめな新聞です。


■「35日間、不法監禁し自白強要」 神戸の在日男性の再審無罪が確定 韓国、スパイ事件を捏造
http://www.sankei.com/world/news/171123/wor1711230029-n1.html
 なんか「文在寅*4政権が違法行為やらかしたみたいに」

韓国、スパイ事件を捏造

とタイトルを書いてるのは故意にやってるのかなあと疑いたくなります(本文読めば全斗煥時代の捏造とわかりますが)。はっきり

韓国全斗煥政権、スパイ事件を捏造

とタイトルに書いたらどうなんですかね。


民主化後「取り残された」 チェコ、斜陽の鉱工業都市ルポ 新興・極右政党が台頭、強まるEU批判
http://www.sankei.com/world/news/171123/wor1711230029-n1.html
 チェコのこうした惨状を見ると「民主化しない方が良かった」とはもちろんいいませんが、民主化が「当初の期待と比べると」全く期待外れだったことは確かです。特にチェコなんか「チャウシェスク*5ルーマニア(政権派と反体制派が武力衝突し、チャウシェスク夫妻は処刑された)」なんかに比べたら、「独裁がそれほど強固でなかったこと」もあり民主化も割とソフトに進んだし、経済も比較的東欧の中では良かったかと思うんですがこの惨状です(もちろんユーゴのような内戦も起こってない)。
 「民主化するより経済が豊かな方がいいんだろうか(例:中国、ベトナム)」という気にすらさせられます。まあこうした極右の台頭は米国、フランスやドイツなどでもあることですけれども。


■「習近平*6に感謝を」 米バスケ選手帰国でトランプ米大統領 ツイッターでわざわざ要求
http://www.sankei.com/world/news/171117/wor1711170018-n1.html
■【トランプ政権】感謝しない父にトランプ氏激怒 万引で中国拘束の米大学生「獄中に残せばよかった」
http://www.sankei.com/world/news/171120/wor1711200020-n1.html
■【トランプ政権】トランプ氏、解放選手の父を「ばか」と攻撃 「頭髪がない」とも
http://www.sankei.com/world/news/171123/wor1711230023-n1.html
 なお報道を信じれば万引き自体は事実のようです。大学も学生への懲戒処分を検討しているとのことです。

http://www.sankei.com/world/news/171117/wor1711170018-n1.html
 中国遠征中に万引の疑いで逮捕された米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)のバスケットボールチームの選手3人が釈放されて帰国し、トランプ米大統領は16日のツイッターで選手に対し、中国の習近平国家主席に感謝の言葉を述べるよう求めた。トランプ氏は今月上旬の中国訪問中、習氏に対して迅速な事件解決を要請していたと伝えられている。
 3人は浙江省杭州*7の高級店でサングラスなどを万引したとして、7日に中国当局により逮捕され、選手の1人がプロバスケットボールNBAの有名選手の弟だったこともあり米国で注目を集めた。帰国した選手たちは15日に大学で記者会見し、トランプ氏に対する謝意を表明していた。
 これに対し、トランプ氏は「釈放を可能にしてくれた習氏に対して、心から『ありがとう』と言うべきだ」とツイートした。トランプ氏は別のツイートで、選手たちが10年間、収監される可能性があったとして自らの成果を誇った。

http://www.sankei.com/world/news/171120/wor1711200020-n1.html
 トランプ米大統領は19日、中国で万引の疑いで拘束されたカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)バスケットボールチームの選手3人のうち1人の父親が自らが釈放に果たした役割を評価しないことにツイッターで怒りをぶつけ、「彼らを獄中に残しておくべきだった」と書き込んで父親を非難した。
 拘束された1人がリアンジェロ・ボール選手だったため米国内で3人の拘束が注目された。兄はプロバスケットボールNBAロサンゼルス・レーカーズのルーキー、ロンゾ・ボール選手。トランプ氏が問題視しているのは2人の父親ラバー・ボール氏によるスポーツ専門局ESPNのインタビューでの発言だ。
 トランプ氏は今月上旬の中国訪問中に、習近平国家主席に対して迅速な事件解決を要請したと伝えられているが、父親はトランプ氏の役割を問われ、「誰のことだ?」と答えた。また、「みんなはトランプ氏が助け出したようにみせたがっている*8」と語った。
 これに対し、トランプ氏は「父親は私が彼の息子のためにしたことを受け入れず、万引は大したことがないという」と批判した。

http://www.sankei.com/world/news/171123/wor1711230023-n1.html
 中国で米大学バスケットボールの3選手が万引の疑いで拘束後、保釈された問題で、トランプ大統領は22日、3人のうちの1人、リアンジェロ・ボール選手の父ラバー・ボール氏を「恩知らずのばか」とツイッターで攻撃した。(ボーガス注:ボール氏がトランプ氏に対し)選手の早期解放への感謝を示さないことが気にくわないとみられ「(ボール氏は)頭髪がない」とも書き込み中傷した。
(中略)
 トランプ氏は、3選手解放はホワイトハウス国務省ではなく「私のおかげだ」と強調。「万引(の刑罰)は中国では軽くない」とし、自分の尽力がなければ、ボール氏は「5年から10年にわたり感謝祭*9を毎年、中国で息子と一緒に過ごすところだった」と主張した。

 まあ、いかにトランプが「オルトライトと野合する」ろくでもないくずとはいえ、そしてトランプのボール氏への悪口雑言が度を超しているとはいえ、この件ではボール氏は感謝の意を示すべきでしょう。実際、トランプのおかげで解放されたわけでしょうから。トランプの度を超した悪口は論外ですが、「恩知らずだ」「誰のおかげで帰国できたと思ってるんだ」というトランプの憤りそれ自体は今回は正当だと思います。
 まあ、「ヒラリーじゃできなかった」というトランプの自画自賛とは違い、「交渉指示をトランプがしたとはいえ」実際の交渉に当たったのは国務省の役人でしょうし、そういう意味では「ヒラリー大統領でも解放された」んでしょうけど。
 しかしトランプじゃないですが「拉致被害者の帰国にこぎ着けた」のに「5人しか帰ってこないのか」「横田めぐみ氏や有本恵子氏は帰ってこないのか」などと家族会に罵倒された小泉氏は内心トランプ同様「恩知らずの馬鹿」「拉致被害者帰国は私のおかげだ」と憤懣やるかたなかったでしょうね。その結果が今の拉致敗戦ですが。
 そしてトランプが「習主席に感謝を」というように家族会は「金正日*10に感謝の意を示す」べきだったでしょうねえ。


■【ジンバブエ情勢】亡命先から帰国の次期大統領、民主化を約束
http://www.sankei.com/world/news/171123/wor1711230022-n1.html
 「最終的にはムガベ*11と対立するに至った」とはいえ、ムガベの側近(副大統領)として彼の独裁を支えた男ですからねえ。
 しかも対立理由はムガベが彼を副大統領から更迭し、後釜に自分の妻を据えようとしたからです。
 高尚な話でも何でもない。その上、今回の軍事クーデターの黒幕は彼だともいわれている。
 「民主化する」といったところで鵜呑みにはできません。
 なお、ウィキペ「ロバート・ムガベ」が

ムガベは1980年3月4日初代ジンバブエ首相に就任した。政権獲得直後のムガベはイアン・スミス元南ローデシア首相(1965〜1980年まで首相在職)ら白人旧政権指導者に対し努めて寛容な態度で臨んだ。白人社会との融和政策は「アフリカでの黒人による国家建設のモデル」と称賛された。当初は白人の協力も得て順調に経済運営を行い、教育や医療に資金を充てたことで低い乳児死亡率とアフリカ最高の識字率を達成し、「ジンバブエの奇跡」として絶賛された。
・1987年12月31日には大統領に就任。1994年にはイギリスのジョン・メージャー*12政権下で勲章GCBを授与された(ただし2008年6月、一連の政治的混乱などを理由にGCBを剥奪された)。

と書くように当初、ムガベはそれなりの政治的成果を上げ、欧米もムガベに肯定的だったことは注意しておくべきことでしょう。


■【横綱日馬富士暴行】貴乃花親方、貴ノ岩聴取「お断り」 協会要請を拒否、全容解明の難航避けられず
http://www.sankei.com/sports/news/171123/spo1711230002-n1.html
 おいおいですね。これでは「貴ノ岩にも非があったのを貴乃花親方が隠そうとしてるのではないか」と疑われても文句は言えないでしょう。
 既に警察の事情聴取は受けてるのでしょうし、協会の事情聴取を断る理由は何なのか。
 これがまだ「協会が日馬富士をかばおうと貴ノ岩から日馬富士に有利な証言を無理に引き出そうとしている疑いがあるので、貴乃花親方や弁護士同席の元で聴取に応じる」ならわかりますが。
 まあ、「貴乃花親方や弁護士同席」でも協会は「我々は日馬富士をかばう気なんかない!」とかなり貴乃花親方への印象を害するでしょうが聴取自体の拒否よりはましでしょう。
 大体聴取拒否を貴乃花がするのであれば
1)貴ノ岩から聴取ができるまで日馬富士の処分は保留
2)貴ノ岩から聴取しないで処分
のどちらかしかないわけですが、どのような処分をするにせよ、1)や2)が妥当な処理だとでも貴乃花はいう気でしょうか。


慰安婦の「い」の字も出ない首相の「名代」 踏み込み不足の評価免れぬ
http://www.sankei.com/politics/news/171123/plt1711230026-n1.html

 公明党山口那津男*13代表は23日、韓国の文在寅*14大統領との会談で、日韓の間に横たわる慰安婦問題や領土問題について具体的な言及を避けた。山口氏は安倍晋三首相の親書を携えて「名代」として臨んだだけに、踏み込みが不足したという評価は免れない。

 おいおいですね。そもそも安倍の名代なのに「安倍さんは悪くない」て毎回毎回どれほど安倍に甘いのか。
 山口氏に問題があるとしてもそれは名代に選んだ安倍の責任だし、いっそ安倍が文氏と会談してもいいわけです。
 

■【歴史戦】日本政府は対応に苦慮 サンフランシスコ市長の慰安婦像受け入れで飛び火を警戒
http://www.sankei.com/politics/news/171123/plt1711230020-n1.html

 像設置に反対してきた現地の日本人*15らは「日本政府とサンフランシスコの総領事館が私たちをサポートすることはなかった」と批判している。

 そりゃ常識があればそんなことはしないでしょう。


■自民・公明の大阪市議団に百田尚樹*16が怒り「日本人の名誉ほったらかし」 サンフランシスコ市慰安婦像問題で姉妹都市解消反対に
http://www.sankei.com/west/news/171123/wst1711230013-n1.html
 百田の寝言なんか好意的に記事にするのは産経だけでしょう。こんなことで姉妹都市関係を解消したらそれこそ日本の恥です。
 まあ大阪の自公が「安倍に調子を合わせて」銅像反対としていることにはげんなりしますが、さすがに彼らも姉妹都市解消とはいわないわけです。
 つうかさすがにあの安倍ですら「そうだ、解消しろ」とはいわないでしょう。
 つうか維新だってどこまで本気かどうか。自公の反対を織り込んだ上でウヨ支持層相手に放言してるだけじゃないか。


■【歴史戦】サンフランシスコ市、慰安婦像の寄贈受け入れ 市長が文書に署名
http://www.sankei.com/world/news/171123/wor1711230010-n1.html
 まあ予想の範囲内ですね。そもそも日本は河野談話慰安婦問題の非を認めており、かつサンフランシスコ市の銅像も「河野談話に立脚してる」ので河野談話を否定しない限り反対する理由はありません。
 まあ、銅像に反対する連中はもちろん安倍にせよ、橋下にせよ、誰にせよ、本心では河野談話を否定したがってるわけですが。
 いずれにせよこんな筋のない大阪市の反対理由にサンフランシスコ市が従う理由はないし、それで大阪市姉妹都市関係をやめたいならやめればいい、サンフランシスコには無理して姉妹都市関係を続ける理由はないと思ってるんでしょう。


■【歴史戦】サ市と姉妹都市解消もデメリットは最小限? 大阪市の吉村市長「民間交流の支援続ける」 
http://www.sankei.com/west/news/171123/wst1711230048-n1.html

 直接の影響が出るのは、行政当局として両市が催してきたイベントなどで、5年ごとの節目の年に行ってきた記念式典や市長、議員同士の交流はなくなる。
 一方、民間レベルでみると、毎年恒例となっているサンフランシスコ市の高校生の受け入れ支援について、大阪市は来年度予算でも検討中だ。

もちろん

記念式典や市長、議員同士の交流はなくなる

というのは十分問題ですが、さすがの吉村も「全ての交流を打ち切る」とはいえないわけです。


■【主張】勤労感謝の日 「互いに」の思いを大切に
http://www.sankei.com/column/news/171123/clm1711230002-n1.html
 「勤労感謝の日」が5/1(メーデー)ではなくかつ「労働者の権利」的意味合いを持たないあたり日本らしいと思います。5/1を祝日にすると「連休が増えていい」という意味でも「労働者の権利への認識が高まるのではないか」という意味でもいいことだと思うのですがね。もちろんその場合今の勤労感謝の日は当然無くなりますが。

戦前の新嘗(にいなめ)祭に由来する日で、宮中では新嘗の祭儀が行われる。

 11/3の文化の日(もともとは明治節*17)なんかもそうですが要するに理由が後付けの訳です。
 戦前の天皇万歳の日をそのまま続けたくて、ただし理由は戦前そのままではできなくて、つう話の訳です。


■たいまつの明かりに照らされ、天皇陛下「別のお姿」…きょう新嘗祭 過酷な儀式どのように執り行われるのか
http://www.sankei.com/life/news/171123/lif1711230028-n1.html

 23日は国民の祝日勤労感謝の日」だが、その年の収穫を神々に感謝する戦前の大祭日「新嘗祭(にいなめさい)」から引き継がれたことは意外と知られていない。連合国軍総司令部(GHQ)が神道の神話や祭礼、儀式を起源とする祝日*18の廃止方針を示し、昭和23年に施行された祝日法で「新嘗祭」の名が消えたためだ。

 まあ政教分離原則とか国民主権とかの観点でよろしくないという話です。新嘗祭の費用も確かいわゆる内廷費(私費扱い)からでていたと思います。
 もちろん「内廷費でも結局税金だからやるべきでない。廃止すべきだ」つう意見もあるし、一方産経なんかは「宮廷費(公費扱い)で何が悪い」と居直るわけです。

 「過酷」と評される理由の1つが気温だ。この時期、儀式の時間帯には10度を切るほど冷え込む年もあるが、神嘉殿には暖房がない。
「寒さだけでも相当、体にこたえる。今年84歳になられる陛下にとってはなおさらだろう」(宮内庁関係者)。

 「なら暖房つけろよ」と思うのは俺だけではないでしょう。そこで「伝統がある」とか言い出すんでしょうけど。天皇自身も「暖房を使うくらいなら退位する(今回の退位理由の一つ)」とか思ってるんでしょうか、どうなのか。


■連合の神津里季生*19会長「居丈高だ」 枝野幸男*20に不快感
http://www.sankei.com/politics/news/171123/plt1711230006-n1.html
 前原*21の無茶苦茶な解党を容認した神津がこんなことをいったところで全く説得力はありません。というか神津のこうした態度、あるいは「野党共闘に否定的な反共姿勢(あげく前原の解党を支持)」の方がよほど居丈高ではないのか。
 結局、希望や参院民進党を使ってうまく枝野立憲をコントロールしようとしてるところ、枝野に機先を制されて逆ギレしてるだけでしょう。連合内部でも左派、リベラル系労組は神津に反発して枝野支持ですし、まあ、「アンチ神津のオレの願望込み」ですが、神津の思うようにはいかないでしょう。
 しかし神津みたいなのを見てると「これが労働貴族か」と思いますね。無意味に反共ですから。

*1:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*2:小泉内閣環境大臣政務官福田内閣財務副大臣、第二次安倍内閣復興相、自民党国対委員長(第二次安倍総裁時代)などを経て自民党総務会長

*3:社会党第一書記を経て大統領

*4:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*5:ルーマニア大統領、ルーマニア共産党書記長

*6:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*7:浙江省省都

*8:要するに「ヒラリー大統領でも救出できた」「実際の交渉やったのは国務省の役人だろ?。何自画自賛してるの、あの野郎」「俺はトランプみたいな排外主義の白人至上主義者、デマゴーグは大嫌いだ。そもそも俺は民主党支持者だ」つうことでしょう。気持ちはわかるんですが、それは彼の立場としてはいうべきことじゃないと思いますね。

*9:11月の第4木曜日で米国では祝日。

*10:国防委員長、朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官

*11:首相、大統領、与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線」代表

*12:サッチャー政権外相、財務相などを経て1990年から首相。1997年の総選挙でトニー・ブレア率いる労働党に大敗を喫して退陣に追い込まれた。

*13:公明党参議院国会対策委員長参議院政策審議会長、政務調査会長などを経て代表

*14:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*15:正確には「日本人極右」ですね。まともな日本人は反対などしません。

*16:著書『いい加減に目を覚まさんかい、日本人! これ以上のさばらせるな! めんどくさい韓国とやっかいな中国&北朝鮮』(ケント・ギルバートとの共著、2017年、祥伝社)など

*17:なお、産経や日本会議は「昭和の日制定」に味をしめて「11/3=明治の日」を主張しています(例えば■朝日新聞『「明治の日実現を」昭和の日に集会 「戦前回帰」警戒も』(http://www.asahi.com/articles/ASK4Y3RLRK4YULZU001.html)参照)。

*18:典型的には2/11の紀元節ですね。

*19:新日鐵住金労組会長、基幹労連日本基幹産業労働組合連合会)事務局長、委員長、金属労協全日本金属産業労働組合協議会)副議長、連合(日本労働組合総連合会)事務局長などを経て連合会長

*20:鳩山、菅内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)などを経て立憲民主党代表

*21:鳩山、菅内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相、民進党代表などを歴任