「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(12/1分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

 高世以外にもいろいろ書いています。
■国基研『北朝鮮の五輪参加は文政権の裏切り』(西岡力
https://jinf.jp/weekly/archives/22307
 国連もIOC北朝鮮の参加を歓迎してるのにこれだから西岡のようなバカウヨには心底呆れます。


■産経【平昌五輪】南北合同チーム「選手より政治」に疑問視 91年の世界卓球知る木村興治(ボーガス注:日本卓球)協会名誉副会長
http://www.sankei.com/sports/news/180121/spo1801210042-n1.html
時事通信『木村興治さん「選手を第一に」=91年世界卓球で南北合同チーム』
https://www.jiji.com/jc/pyeongchang2018?s=news&k=2018012000640
 荻村の世界卓球南北合同チームに比べたら準備不足による不手際はあるでしょうが、それ言っても建設的な話にはならないでしょう。
 いずれにせよ木村氏は「アイスホッケー合同チームでのゴタゴタ」などを批判してるだけで北朝鮮の参加に反対の訳ではない。
 また木村氏は一方では

https://www.jiji.com/jc/pyeongchang2018?s=news&k=2018012000640
2020年東京五輪で何かできることは。
木村
「スポーツ人が前面に出て、例えば南北(韓国と北朝鮮)が何かの競技で一緒にやろうという動きがあってもいい。」

ということでスポーツによる南北友好は何ら否定してはいません。


日経新聞『「今年中の帰国」再度要求 拉致家族会が運動方針』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2596050021012018CR8000/

 運動方針は政府に対し、北朝鮮が被害者全員を帰国させるなら制裁解除などの見返りがあると示し、実質協議に入るべきだとした。

 本気でそう思うなら、蓮池透氏と和解したらどうなのか。蓮池氏と和解せずにこんなことを言っても説得力は皆無です。


朝日新聞北朝鮮五輪参加、露骨な政治決着 割食うアイホ韓国選手』
https://www.asahi.com/articles/ASL1N6SQDL1NUTQP02T.html
 「アンチ北朝鮮分子」として、朝日はそんなにアイスホッケーの南北合同チームが気にくわないのか?。「割を食う韓国選手」に対する同情の念なんか本当はないくせに。
 大体この件で「当事者(選手)の意思も聞かずに両国政府が勝手に決めるなんて」という朝日*1が「当事者(慰安婦や支援団体)の意思も聞かずに勝手に朴クネと安倍が決めた日韓合意」について「国家間合意だ」として慰安婦や支援団体(挺対協)の批判を無視するのもおかしな話です。
 なお、小生は「日韓合意」については「慰安婦や支援団体の意見を聞かない合意はおかしい。そんなことでは慰安婦問題は解決できない」と思いますが、このアイスホッケーについて言えば「実力を全く無視した選手起用などしないだろう」という前提の上での話ですが「南北友好、緊張緩和のためにいいこと」「むしろ北朝鮮選手の活躍の機会が得られて良かった」「韓国選手が起用されない場合も実力による物なら仕方ない」つう立場です。
 それとも朝日はもしかして鈴木大地*2スポーツ庁長官みたいに「北朝鮮の参加人数分だけ選手が増えてるのは不公平だ。日本を含む他の国が不利だ」とかそういうことですか?


■ロイター『北朝鮮資金源の断絶へ途上国支援』
https://jp.reuters.com/article/idJP2018012001001781
 支援動機がゲスの極みですがそううまくいくかどうか。おそらくその類いのことは既に米国もやってるでしょう。


■産経【ソウルからヨボセヨ】反日映画好む韓国、日本人の旅行激減の背景の一つなのだが
http://www.sankei.com/column/news/180120/clm1801200005-n1.html
 根拠もなくこういうことがいえる神経はさすが産経です。もちろん褒めていません。


■産経【平昌五輪】北朝鮮が芸術団派遣をめぐる先遣隊訪韓を突然キャンセル、理由は明かさず
http://www.sankei.com/world/news/180120/wor1801200003-n1.html
 説明もなしにこういうことをするのは最低限やめてほしいですね。
【追記】
 結局訪韓するそうですが、「訪韓→キャンセル→訪韓」と方針が二転三転した理由がよくわからないのはなんともかんともです。


■朝日「「米引きずり出すため、韓国利用すべきだ」北朝鮮が指示」
https://www.asahi.com/articles/ASL1L5FJ3L1LUHBI01R.html
 素人の小生ですら「そう言う指示があるのでは?」ということは思いつきますから、脱北者が「そういう指示がある」といっても信用できるかどうか。こういうことを脱北者が言えば「北朝鮮に利用されるな」という北朝鮮批判の声が盛り上がることは当然予想できるし、そのために脱北者がデマを飛ばしてる疑いが否定できない。
 いわゆる「秘密の暴露」ではないですね。そして「まあそうだろう」なんて話には衝撃も新鮮味もない。つうか仮にそうだとして「何だ」という話です。
 小生が米国政府関係者だとして「その北朝鮮の誘いに乗るべきだと思えば乗るし、乗る必要が無いと思えば乗らないだけ」です。

 元党幹部が明らかにした資料の内容によれば、(中略)韓国の金大中(キムデジュン)、盧武鉉ノムヒョン)両政権が進めた太陽政策については「我々をつぶす目的で、太陽で我々の服をはぎ取ろうとした」と説明。

 ちょっと信じられません。太陽政策が単純な善意じゃないことぐらい北朝鮮だって理解してるでしょうが、そこまで敵視してたら開城工業団地なんかとっくの昔にやめてるでしょう。反北朝鮮感情を煽るための脱北者のデマじゃないか。


産経
■【2018平昌五輪】フランス大統領が北朝鮮の参加を歓迎 韓国に表明
http://www.sankei.com/sports/news/180119/spo1801190005-n1.html
■【平昌五輪】開会式にフランスは外相、スポーツ相派遣 大統領会談で伝える
http://www.sankei.com/world/news/180120/wor1801200009-n1.html
■【平昌五輪】長野県知事が平昌五輪開会式に出席を表明「自治体レベルでは交流強化すべき」
http://www.sankei.com/politics/news/180119/plt1801190033-n1.html
■日刊スポーツ「鈴木*3五輪相「平和の祭典」北朝鮮選手団の参加歓迎」
https://www.nikkansports.com/sports/news/201801190000328.html

 これが普通でしょう。「米国の対北朝鮮制裁を基本的に支持する」フランスや「我が国日本」の対北朝鮮政策をどう評価するにせよ、彼らも北朝鮮の五輪参加を否定する立場ではさすがにないわけです。まあ、米国ですら歓迎していたと思うし。


■産経【産経抄安倍晋三首相の平昌五輪出席は論外である 1月19日
http://www.sankei.com/column/news/180119/clm1801190003-n1.html
 もちろん世界各国の首脳が出席するであろうに安倍が欠席する方が論外でしょう。「モスクワ五輪ボイコット」「ロス五輪ボイコット」のような集団的な形でもなければ政治的意味も無いでしょう。安倍におつきあいして欠席する国もないでしょうが。


時事通信『与党、安倍首相に訪韓促す=いら立つ官邸−平昌五輪開会式』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011801054&g=pol
■産経 【平昌五輪】「スポーツはスポーツと割り切って」 自民・竹下亘*4総務会長、安倍晋三首相の開会式出席に期待
http://www.sankei.com/politics/news/180119/plt1801190026-n1.html

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011801054&g=pol
 自民党二階俊博*5公明党井上義久*6両幹事長らは17日の会談で、首相が開会式に出席できるよう国会日程を調整することで一致、首相訪韓の環境整備に乗り出した。公明党山口那津男*7代表も18日の記者会見で「平和の祭典だ。出席を期待したい」と語った。
(中略)
 一方、首相が訪問先のブルガリアで国会日程を理由に欠席を示唆したことから、首相周辺は「これ(与党の動き)で国会を理由に断りにくくなった。迷惑だ」と漏らす。

 改めて安倍とお仲間連中のあほさには絶句します。なお、二階氏らは「開会式に出席すべきだ」としながらも「銅像撤去」云々では安倍に調子を合わせてるのだから過大評価もできません。


日経新聞『拉致相、5月にも訪米へ「拉致問題置き去りにせず」』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2579955017012018PP8000/
 「2月にも訪米」ならまだしも「5月に訪米」で「拉致問題置き去りにせず」といえる神経はなかなかのものです。もちろん褒めてません。


■朝日『北朝鮮、人権侵害批判かわす思惑 パラリンピック参加へ』
https://www.asahi.com/articles/ASL1K5G47L1KUHBI02H.html
 何でこう日本のマスゴミは「朝日のような非右翼系」でも北朝鮮への悪口しかしないのか。うんざりします。
 「人権侵害批判かわす思惑」だろうが、パラリンピックへの参加自体は悪いことではないでしょう。かつ朝日のような日本マスゴミが「パラリンピックに参加する独裁的国家(アジア、アフリカはそういう国がもちろん多いわけですが)」の中でこのように悪口するのは北朝鮮限定でしょう。
 北朝鮮差別と言っていいんじゃないか。
 大体、北朝鮮がそうした計算を全くしない国では、拉致問題での外交決着なんかとてもできないし、むしろ日本的にはこの参加は喜ぶべきことじゃないか。


産経
■「全容解明へ徹底捜査を」被害者家族らが会見 金正恩委員長の処罰を要請でハーグへ
http://www.sankei.com/affairs/news/180119/afr1801190062-n1.html
■「人道への罪」で金正恩委員長を告発へ 特定失踪者家族が国際刑事裁判所へ申し立て
http://www.sankei.com/life/news/180118/lif1801180053-n1.html
 全く馬鹿馬鹿しい。まず第一に特定失踪者なんて拉致ではない。国内で何人も発見されてるのが特定失踪者です。第二に刑事告発なんかしてどう拉致の解決に役立つのか。全く頭痛がしてきます。


■産経『朝鮮学校が救済申し立て 神奈川県の補助金不支給』
http://www.sankei.com/affairs/news/180117/afr1801170045-n1.html
 当然の申し立てであり弁護士会の正当な判断を望みたい。


東京新聞『「朝鮮国連軍」今も存続 横田基地に後方司令部』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201801/CK2018011802000145.html
 実際問題日本を無視して米軍が朝鮮半島に出撃することは政治的に実行不可能、無いと思いたいところですが、厄介なのは、東京新聞も書くように「国連軍としての在日米軍は、日米安保の対象外であり事前協議制の対象外」と日米両国政府が公式に表明してることでしょう。「ほかの場所(ベトナム戦争でのベトナムイラク戦争でのイラクなど)」はともかく朝鮮半島については「国連軍としての米軍」という抜け穴が存在するわけです。
 このふざけた態度を公式に撤回させない限り「少なくとも形式上は、日本の同意なしにいつでも米軍が朝鮮半島に出撃できる」という物騒なことになるし、当然そういう状況下では、北朝鮮在日米軍へ軍事攻撃を仕掛けるのも一方的には非難できないでしょう。
 もちろんこのふざけた態度が撤回されなくても「日本の同意なしにいつでも朝鮮半島に出撃できる」状況を変えることはできます。もちろんそれは「朝鮮戦争の正式終戦」です。戦争が正式終戦すれば「国連軍としての在日米軍」などいうものはなくなるからです。


毎日新聞北朝鮮、正恩氏、平壌教員大学を視察 朝鮮中央通信報道』
https://mainichi.jp/articles/20180118/k00/00m/030/042000c
 このようなアピールで「軍事だけではなく民生にも力を入れている」とアピールする点、北朝鮮もそれなりに計算してるのでしょう。


毎日新聞・特集ワイド
拉致被害者家族、蓮池透さんに聞く 「最重要課題」一ミリも動かぬ安倍政権 政治家こそ「痛恨の極み」
https://mainichi.jp/articles/20180117/dde/012/040/003000c

「実は、私は、河野洋平さんに謝りたいんですよ」
 蓮池さんら拉致被害者の家族が家族会を結成したのが1997年。99年に外相に就任した河野氏*8は00年、北朝鮮に50万トンのコメ支援を決定した。蓮池さんらは「北朝鮮を困窮させなければ問題は動かない」と猛反発し、一部の保守メディアや言論人も河野氏批判を繰り広げた。
 「河野さんは『コメを与え、北朝鮮を対話のテーブルにつかせることが大事だ*9』という方針でした。今になって考えると、その通りだな、と」
 コメ支援と並行して外務省が水面下で北朝鮮のキーパーソンと交渉を続け、小泉訪朝が実現したのは2年後*10だ。
「例えば、繰り返し訪朝している参院議員のアントニオ猪木さんの『スポーツ外交』で対話のチャンネルを開く。北朝鮮も参加表明した平昌五輪は良い機会かもしれない。北朝鮮にパイプを持つ民間団体*11のネットワークを活用する。金正恩朝鮮労働党委員長と交流のある料理人・藤本健二さん*12の情報や人脈を生かす。小泉*13元首相ら訪朝経験のある政治家OBもいる。『一ミリ』でも動かすため、いろんな手があるはずです」
 政府も外務省も、こうした動きを「二元外交」と批判するだけ、らしい。
 読者は、首相が著書「新しい国へ」(13年)で、横田めぐみさんらを救えなかったのは、9条を持つ「現憲法のせい」という趣旨のことを記しているのをご存じだろうか。憲法で軍隊保持や徴兵制を定めてきた韓国では、いまだに数百人の拉致被害者が帰らないままであるにもかかわらず、である。蓮池さんの目には、首相が憲法改正といった政治目標を達成するため、北朝鮮の脅威をあおり、拉致問題を「政治利用」しているのではないか、と映っている。
 蓮池さんはインターネットなどで「売国奴」などとバッシングを浴びている。「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」(15年、講談社)というタイトルの著書で、首相らを厳しく批判した際、国会で「北朝鮮の工作活動の一端」(中山恭子氏、16年1月19日、参院予算委での発言)と名指しされた。
「『お前のところは弟が解放されたからいいじゃないか』と言う人もいます。弟は、確かに身体は自由になりました。でもいまだに帰れない被害者の存在を背負って生きている。精神的には決して自由じゃないんだ」
 穏やかだった蓮池さんの語気が、荒くなった。
「本当に弟を自由にするには、拉致問題を解決する以外にない。そして北朝鮮にきちんと補償させたい。そうでなければ、弟の人生は、一体何なのか。圧力だけでは解決しない。だからこそ、私は発言し、行動するんです」
 安倍首相はこう言い続けてきた。
 「家族が自身の手で肉親を抱き締める日まで、私の使命は終わりません」(昨年12月5日の衆院本会議など第2次政権以降で21回発言)。こんな決まり文句は、もういらない。

 面白い記事だと思うのでノーコメントで紹介しておきます。


■産経『北朝鮮に不正輸出疑い 酒、シャンプーなど2400万円分 中国人2人書類送検 大阪府警
http://www.sankei.com/west/news/180117/wst1801170055-n1.html
 法違反行為をやっていいとは言いませんが、「武器そのものや武器転用可能な民生品」ならまだしも、酒やシャンプーの禁輸に何の意味があるんでしょうか?


■産経【野口裕之の軍事情勢】五輪に備え日本のTV会社に中継車せがんだ北の工作員 文在寅氏に読ませたいテロの真相
http://www.sankei.com/premium/news/180115/prm1801150022-n1.html
 なお、「文在寅氏に読ませたいテロの真相」はどこにも書かれてません。そもそも「中継車の購入」とテロと関係ないし。

 筆者に公安筋は唐突に切り出した。
 「北の工作員Aら数人のグループが密かにB社と接触し、中古のテレビ中継車を買いたがっている」

 公安とズブズブであることを平然と語る野口です。正直、「産経と公安の癒着関係」は公然の秘密でしょうが、公安にとってもこれは迷惑じゃないか。本来堂々と公言できる話じゃないからです。

 追跡中の重大スパイ事件を公安筋が漏らしたのは、公安筋とは記者になる遙か以前からの付き合いで、思想的にも、国家観でも意気投合していた側面が大きかった。

 やれやれです。取材対象相手と「思想的にも、国家観でも意気投合していた」と公言するって非常識にもほどがあるでしょう。
 それにしても「記者になる遙か以前からの付き合い」てどんな付き合いなんでしょうか。
 「大学の同級生時代に一緒に反共右翼活動をした仲間です」とかそういうことか。

公安筋は大きなスクープとして紙面化することも、時機など条件付きで黙認を約束してくれた。

 大きなスクープになるんですかね。「中古のテレビ中継車の購入」なんて犯罪でも無いのに。

 公安筋と話し合い、「B社」を殺人事件同様に取材し事実に迫る、異例の手法を選んだ。スクープは狙うものの、取材が「B社」に知られても、警告となり、「B社」に“商談”を打ち切らせる効果を期待してもいた。
 格好をつけるなら、日本の法律では立件し、「A」らを逮捕できない公安筋の無念に応えたかったのだ。公安筋には、そのくらいの恩義があった。
 かくして、「B社」は北朝鮮工作員との“商談”を打ち切った。

 どうみても取材を口実にした商談妨害でしょう。産経のバックに公安がいることは野口によって露骨にほのめかされたでしょうし、「単に大手テレビ番組制作プロダクションにすぎないらしい」B社も「公安の監視対象になる危険性」を犯してまで商談を進めたいとは思わないでしょう。
 しかし

公安筋の無念に応えたかったのだ。公安筋には、そのくらいの恩義があった。

てどんな恩義があるのか知りませんが記者の言う台詞じゃないですね。これじゃただの公安協力者じゃないですか。

 法律面は別としても、「B社」に警戒感がまるでなかった点だ。中継車が軍事転用できるなど、考えてもいなかった脇の甘さにゾッとした。

 いや軍事転用なんか無理でしょう。もしそれが可能なら公安が直接、B社に警告したでしょう。
 「公安の手駒である野口を使って取材口実に商談妨害」なんて回りくどいことする必要も無い。
 下手に公安がでるとまずいことになる(つまり商談には違法性はない)から、「いざとなったら公安とは無関係として切って捨てられる駒」として野口を使ったわけです。
 そのあたり野口も

スパイ大作戦
「例によって、君、もしくは君のメンバーが捕えられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。」
大江戸捜査網
「隠密同心、心得之條。あくまで陰にて 己の器量伏し 御下命 如何にても果す可し 尚 死して屍拾う者無し」

というように

公安
「なんか問題になっても俺たちの名前は出すな。野口君の一存でやったことにしてくれ」

と念押しされたのか、それともそんな「切って捨てられる」危険性も気づかず脳天気に野口は公安のために動いていたのかは知りませんが。

 日韓情報機関筋によると、北朝鮮は当初共催を要求。対する韓国側は、共催競技種目を3種目以内とすることを条件として提示した。しかし、北朝鮮はあくまで全選手の3分の1に相当する競技数を求め折り合わず、共催は幻となった。
(中略)
 金日成
ソウル五輪に参加しないでください。朝鮮半島の分断を固定化させようとする『国際帝国主義』の陰謀であります」
 ゴルバチョフ
「その言葉自体、古過ぎます。われわれは、古めかしい教条主義の殻を破り、ペレストロイカ(政治体制の改革運動)を始めているのです。貴殿が考えを改めるべきではないか」
 金日成国家主席は引き下がらなかった。
 「ソウルと平壌が50対50の割合で主催するのはいかがでしょう。最低限、サッカーは平壌で開催できるよう協力してほしい」
 ゴルバチョフ書記長の反応といえば、「五輪開催は、50対50のような算数の問題ではありません」と冷淡だった。

 どんな理由があれ大韓機爆破テロは正当化されませんが、この記事が事実なら韓国やソ連北朝鮮に対する冷淡な態度がテロを助長したわけで「ナントカ折り合いがつかなかったのか」とは思います。

 金賢姫・元死刑囚ら工作員2人が事件前、北朝鮮旅券で共産主義国ハンガリーに入国し、ハンガリーからは偽造の日本旅券で出国したことで、テロ後は思わぬ展開となる。一連の北朝鮮の謀略をハンガリーが盟主・ソ連に通報。

 ということは韓国の大韓機爆破事件捜査にはソ連ハンガリーが協力したと言うことでしょうか。犯罪捜査に協力することはもちろん「悪いことではない」ですが、こうした捜査協力が北朝鮮に「ソ連ハンガリーに裏切られた」「もはや信用できるのは自分だけ」という思いを強め、核開発を助長したのかもしれないと思うと俺の思いは複雑です。

 (ボーガス注・北朝鮮のピョンチャン五輪参加表明に)盛り上がり放しの文大統領らサヨク陣営は、わずか30年前に起きた《大韓航空機爆破テロ》の記憶を封印し、大韓航空機爆破テロという北朝鮮の国家犯罪を結果的に容認したのである。
(中略)
 そして憤怒すべきことに、大韓航空爆破テロを封印したのは文大統領だけではない。
(中略)
 ドナルド・トランプ米政権も五輪・パラリンピック中の演習「延期」には応じた。

 酷い言いがかりですね。産経的には北朝鮮に参加してほしくなかったこと、米韓合同軍事演習延期をしてほしくなったことはよくわかりますが。


■TBS『日・ブルガリア首脳、北朝鮮問題やEPAで協力確認』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3264205.html
 バルト三国に続いてブルガリアでも拉致解決への協力要請だそうです。
 こんなんは正直意味があるとは安倍ですら思ってないでしょう。むしろいくらかでも意味があるのは「日本とEUのEPA=経済連携協定の早期署名、発効に向けて協力」でしょうね。


■ビジネスジャーナル『安倍首相、電撃訪朝の可能性…拉致問題解決と引き換えに、巨額資金援助か』相馬勝
http://biz-journal.jp/2018/01/post_21996.html
 安倍にそんなことができればその限りでは安倍を見直しますが、無理でしょう。

 毎日新聞が元日付で掲載した、北朝鮮の駐英公使を務め2016年8月に韓国に亡命した太永浩氏との単独会見によると、北朝鮮側が「解体する」と述べていた拉致被害者らの調査のための「特別調査委員会」は現在も残っており、金氏が「拉致問題の解決と引き換えに、日本から巨額の資金援助を受けられることを望んでいる」ことを明らかにしている。

 こうした毎日報道を「拉致問題の解決と引き換えに、日本から巨額の資金援助をすること」を国民や拉致被害者家族会などに受け入れさせるための事前の安倍政権の仕込み(情報工作)と相馬は見なしてるようですが、まあ違うでしょうね。本当にそうであるならばその限りで安倍を見直しますが。

 トランプ氏が発言したように、「金正恩氏とは非常に良い関係を築いている」ことが事実ながら、安倍首相としても米韓両国に気兼ねすることなく、堂々と日朝関係改善を進めることができるからだ。

 いや安倍が一番気兼ねしてるのはそういうことではなく国内ウヨ支持層でしょう。
 トランプが「安倍の訪朝を希望する」とでもいわない限り、国内ウヨ(なぜかアメリカには逆らえない)は安倍の訪朝を認めるとも思えません。そしてトランプも「安倍が訪朝したいなら訪朝していい」ということはあってもそれ以上のことは言わないでしょう。


■人類はみんなアフリカ人だ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180113

 トランプには「私たちはみんなアフリカ人である」という言葉を贈りたい。

 トランプの主張は「政治力も経済力も無いアフリカ諸国のような発展途上国の難民を我が国が受け入れて何の利益があるのか」という話です。そこでアフリカを便所呼ばわりするのがトランプの酷いところですが。
 これに対し、「人類のルーツはアフリカ、人類はそういう意味で皆アフリカ人」といってもまともな反論、批判とはいえないでしょう。
 言うべきことは
1)これこれこういう利益があります(例:米国の国際的イメージアップなど)
2)利益はないかもしれないが、世の中そうした損得勘定だけではないはずだ
のどちらかでしょう。
 つうか高世は「最近知って感銘を受けたらしい」篠田謙一氏を紹介するためのネタ振りとして無理矢理トランプ発言に篠田氏の話をこじつけてるだけでしょう。率直に言って「トランプ発言をただのネタ振りに使う」とかある意味「トランプ以上にアフリカ人に失礼じゃないか」とすら思います。
 なお、高世が紹介する篠田氏には『日本人になった祖先たち:DNAから解明するその多元的構造』(2007年、NHKブックス)、『DNAで語る日本人起源論』(2015年、岩波現代全書)、『ホモ・サピエンスの誕生と拡散』(監修、2017年、洋泉社歴史新書)と言った著書があります。

参考

http://www.sankei.com/world/news/180114/wor1801140010-n1.html
■産経『トランプ大統領の「汚い国」発言 アフリカ54カ国が謝罪要求 白人至上主義者は称賛』
 国連に加盟するアフリカの全54カ国の大使らは12日、米国で緊急会合を開き、トランプ氏に謝罪を求める共同声明を発表した。AP通信が報じた。それに先立ち、アフリカ連合AU)は「最も強い言葉で非難する」との声明を出した。
(中略)
 ローマ法王庁バチカン)発行のオッセルバトーレ・ロマーノ紙は、発言を「辛辣(しんらつ)で攻撃的でただちに論争を呼んだ」と伝えた。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官は「発言が事実なら衝撃的で恥ずべきこと。残念ながら人種差別主義者以外の何ものでもない」と批判した。
 一方、白人至上主義の米秘密結社クー・クラックス・クランKKK)の元最高指導者はツイッター上で「真実を語った」と称賛した。


■「しあわせ」の濫発2
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180102

 鬼海さんの写真展が先月から北京で開かれ、オープニングの記者会見には21社がきたという。熱心な質疑応答が2時間あまりも続いたそうだ。
 「(ボーガス注:日本と違い?)使っているカメラの機種が何かなどと聞く記者はおらず、どうやって問題意識を持続させることができるのかといった本質的な質問ばかりで、感心させられた」と鬼海さん。
 大気汚染対策も進んで、空は青く晴れ渡り、快適な滞在だったという。中国を見直したとのこと。最近の報道でも、キャッシュレス化や再生可能エネルギーの促進など中国の変貌ぶりには驚かされる。

 常日頃、チベット問題だので中国に悪口雑言の高世も鬼海氏から「中国には評価できるところがたくさんあると思う」といわれるとこれです(苦笑)。
 なお、中国の「キャッシュレス化や再生可能エネルギーの促進」については以下の記事を紹介しておきます。

【キャッシュレス化】
■産経『中国、進むキャッシュレス社会 モバイル決済1年で5倍、1000兆円に 個人情報「ダダ漏れ」リスクも』
http://www.sankei.com/world/news/171003/wor1710030048-n1.html
東洋経済オンライン『現金NGが当たり前、激変する中国「決済実情」:なぜキャッシュレス化が急速に進むのか』
http://toyokeizai.net/articles/-/191667
 キャッシュレス化が進展した理由として「偽札問題」があげられてるのは少々皮肉な気がします。
 つまり「最新システムで偽札の流通が防止できるのなら最新システムを導入しよう」つう話のようです。

再生可能エネルギー
NHK
■中国“再エネ”が日本を飲み込む!?
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4072/
■中国で急拡大する再生可能エネルギー 日本は飲み込まれる?
https://www.nhk.or.jp/gendai/kiji/068/

 世界各国の幸福度ランキングは種々あって、ある調査ではブータンや小さな島国がトップにくるが、別の調査ではデンマークはじめ北欧の国々が上位を占める。

 ブータンの「幸福度ランク」トップなんてぶっちゃけインチキでしょう。だって統計データによれば平均寿命はもちろん低いし、医療制度は当然充実してないし、経済的にも貧乏なわけです。
 「金(物質的豊かさ)が全てじゃない」とはいえ「金(物質的豊かさ)」を無視した幸福なんてインチキでしょう。ましてや一個人ならともかくブータンの政府が「金(物質的豊かさ)」を無視した幸福を宣伝するとはどういうことなのか。それは「政府としての責任放棄」じゃないか。
 ブータン政府の「我が国は幸福度世界一」という宣伝は、高世が非難する「北朝鮮は地上の楽園」とどこが違うのか。俺は全く変わらないと思います。
 北朝鮮政府の自画自賛は非難して、ブータン政府の自画自賛なら支持する。
 こんなインチキな話はない。だから俺は高世なんか大嫌いです。高世のような奴は罵倒せざるを得ない。
 なお、参考にネット上のブータン批判を紹介しておきます。

https://dot.asahi.com/dot/2016121200043.html?page=1
アエラ『「世界一幸福な国」をめぐる誤解 ブータンで今起きていること』
 少なくとも旅人にとって、ブータンが魅力的な国であることは確かだ。
 けれど、世界一幸福なのか、と問われると言葉に詰まる。
 幸せもあれば苦悩もある、普通の国に見えるのだ。
(中略)
 記者をガイドしてくれた現地人男性に、「あなたは幸せですか?」と単刀直入に聞いてみると、どこか歯切れ悪そうな言葉が返ってきた。
ブータンを訪れた旅行者からよく聞かれる質問です。幸せかそうでないかと聞かれたら、幸せだと思います。ただ、ブータンがGNHを重視しているのは、GDP国内総生産)ではほかの国から大きく後れをとっているからで……」
 後れをとっているから何なのか。彼はそこで言葉を濁し、多くを語らなかった。滞在中、複数人のブータン人に同様の質問を投げかけたが、結局納得のいく結論を得られぬまま彼の地を後にすることになった。
「そもそも、ブータンが『世界一幸福な国』というのは誤解*14です」
 長年ブータンを研究してきた早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター助教・平山雄大氏はそう指摘する。
「正しくは『世界一幸福な国を目指している国』。その目標を実現するための政策の柱がGNHで、幸福というイメージが独り歩きしてこうした誤解が生じたと考えられます」(平山氏)
(中略)
 現在でもブータンの名目GDPは約20億ドル(2015年、国際通貨基金による)。調査対象となっている189カ国中166位と、世界でもかなり貧しい国のひとつであり、GDPが支配的な評価基準となっている国際社会で存在感を示すには、それ以外の尺度が必要だった。とはいえ2010年にブータン研究センター(現ブータン研究・GNH調査センター)が行った調査ではブータン国民の幸福度は6.1(0を「とても不幸」、10を「とても幸福」とした11段階評価)。日本の6.6(2012年、内閣府による)と比較しても、突出して幸福といえるわけではないのだが。
 ではブータンの現状とはどのようなものなのか。先の平山氏は「多くの国がそうであるように、貧富の差の拡大や失業率の上昇、農村の過疎化など、さまざまな問題が山積している」という。なかでも問題視されているのが少年犯罪だ。
 ある現地人男性は「傷害や窃盗などに手を染める若者が増えた。10年前まではほとんど考えられないことでした。インターネットやスマートフォンの普及で海外の映画やドラマを見る若者が増えたからともいわれます」と語っていた。
 ブータンの統計局が発行している年鑑には、少年犯罪に限定されたものではないが、確かに犯罪件数の上昇が見られる。例えば、2014年の資料に掲載された2008年と2013年の犯罪件数を比較したグラフ。窃盗等は436件から786件、傷害等は440件から644件、強盗等は310件から486件となっており、確かに治安悪化の兆候はあるようだ。
 「海外メディアの影響」という観点ならば、平山氏からこんな話を聞いた。
「2009〜2012年ごろ、ブータンの若者の間では(ボーガス注:不良少年集団を格好良く描いた)日本の映画『クローズZERO』がブームになり、感化された若者が徒党を組んで乱闘をするのがちょっとした社会問題になりました。一部の学校では、『クローズZERO』の視聴を禁止するお触れが出されたといいます」
 このようにさまざまな社会問題に直面するブータン。平山氏が語るには、その原因はこの国が今まさにターニングポイントにあるためだという。長らく隣国以外の外部社会との繋がりが希薄であったブータンが国際社会との交流を本格的に始めたのは1970年代。それを契機に始まった近代化のスピードは、ほかの国々が経験したものとは比較にならない。
「例えば、ブータンで携帯電話サービスが始まったのは2003年です。2015年の携帯普及率は約87%ですが、これは圧倒的な変化といえます。現在ブータンが抱える社会問題は、こうした急速な社会変化によるゆがみなのです。非常にわかりやすいのが教育分野。少し前まで高校に進学する人は全体の半分にも満たなかったのに、現在の高校就学率は80%近くに及んでいます。さらに、大学進学率も急速に伸びている。しかし、ブータンにはいわゆるホワイトカラーの仕事が少なく、高学歴の若者は肉体労働を嫌がるため、仕事をしていない者がとても多い。つまり教育制度の整備と労働市場の実情が噛み合っていないわけです。こうした現象がさまざまな分野で見られます」(平山氏)

http://d.hatena.ne.jp/pugyo/20131120/1384949492
ブータン幸せ97%の裏事情(というほどのものでもない)
 ブータンは「幸せの国」として有名である。Amazonで検索すると「ブータンしあわせ本」が山のように出てくる。
 なぜブータンは幸せの国なのか。よく紹介される根拠は「2005年の国勢調査で幸福感を質問したところ、97%の人が『幸せ』と回答した」というものである。
 しかし、この数値は少々怪しいということが、以前から指摘されている。
 どこが怪しいのか。まずは、ブータン政府が公表している国勢調査報告書で結果を確認。
 幸福感の回答カテゴリーは、(1)とても幸せ(Very Happy)、(2)幸せ(Happy)、(3)あまり幸せではない(Not Very Happy)、である。「どちらでもない」みたいな中間項や、「不幸」「とても不幸」みたいな「幸せ」側と対をなす選択肢がなく、「幸せ」に偏っている。
 で、「とても幸せ」と「幸せ」を合計して97%(厳密には96.8%)となる。そりゃ、こんな偏った選択肢を使えばこういう結果にもなるだろう、というのが「怪しさ」の中身。なお、掲載資料からわかるように、幸福感の質問の対象者は世帯主(Head of the Household)である。したがって「ブータン国民の97%は幸せ」は間違いで、「ブータンの世帯主の97%は幸せ」が正しい。

http://mezaki.blogspot.jp/2010/07/blog-post_24.html
ブータンは本当に幸福な国か
 果たして実際にブータンの国民の幸福度は高いのだろうか。
(中略)
 ブータンの平均寿命は66.1歳である。これは他の先進諸国に比べて10歳以上も短い。ブータンの経済状態から考えると、高度な医療を国民全般に普及させることが困難なのであろう。そこで幼児死亡率は、先進諸国の約10倍と非常に高い。また、高齢者を始め、多くの重病患者への医療が先進国並みに提供できないことは、ブータンの平均寿命が比較的短い大きな原因のひとつだと推測できる。
 それからブータン識字率は、なんと47%である。これは世界でも最低のレベルだ。国民の半分以上が、文字が読めないことから、学校教育が無料という名目でも、実際には多くの子供が学校に通っていないのが実態であろう。
(中略)
 そこで「社会福祉がすべて無料」という宣伝文句は、額面どおりに受け取るべきではない。
 いずれにせよ、ブータンを「幸福度の高い国を目指している」として、ひとつの手本とすることはできるかもしれないが、国家のサイズ、地理的条件、産業構造、経済発展の進度と、どれをとっても現在の日本とはかけ離れている。
(中略)
 教育を受けていない人々を、(ボーガス注:ブータンのように)国の政策として無教養のままにすることはできるだろう。しかし日本のような先進国において、教育レベルの高い国民に対して、すべて農家になることを強要するのは現実的ではない。
(中略)
 ブータンが近代化を目指さない限りは、現在の「幸福な国家」を維持できるかもしれない。しかしそれは同時に、これから先もブータンに入ってくる情報と人の流れを制限すること、つまり鎖国のような状態を維持する必要があるだろう。したがってブータンのGNHという政策は、残念ながら日本を始め多くの国にとって、国家の目標とならないばかりか、あまり参考にもならないだろう。

http://www.afpbb.com/articles/-/2952394
■AFP『「幸福の王国」ブータンで苦しむ若者たち』
「人びとが幸福でないことは見てとれる」と、ソーシャルワーカーのジグメ・ワンチュクさん(24)は語る。薬物依存から立ち直ったワンチュクさんは、首都ティンプー(Thimphu)にある薬物依存の若者たちの相談所で働いている。
「私たちはとても多くの課題に直面しており、多くの人が苦しんでいる」
■薬物乱用、アルコール依存、犯罪率上昇
 飲酒、特に米の自家醸造酒は長らくブータン文化の一部だった。だが、国家統計局の昨年の報告書によると、アルコール性肝疾患がティンプーの主要病院における死因の上位を占めるようになった。
 また、何世紀もの間にわたって世界で最も孤立した国だったブータンが近代化するにつれ、若者による薬物乱用、特に調剤の乱用が大きな問題になってきている。
ブータンは1974年に初めて外国人観光客の入国を認め、1999年に初めてテレビを、2008年に初めて民主主義を認めた。
 今でもブータンは外国人に別世界のような印象を与える──職場や学校へ民族衣装で通う人びと、息を呑むような景観に点在する僧院やマニ車、政府庁舎として使われる古い要塞。
 だが、伝統社会の網の目は、ほつれ始めている。
「犯罪率は年々高まっている。空き巣や強盗などは10年前にはほとんど無かった」と、ダンバー・K・ニロラ(Damber K. Nirola)氏は語る。人口75万人足らずのブータンに2人しかいない精神科医の1人だ。
「現在直面し、今後ますます大きくなるであろう最大の問題は、失業だ。失業とともに、薬物とアルコールの問題も来る」
■「国民総幸福量」と現実のギャップ
 こういった問題が、「国民総幸福量(Gross National Happiness、GNH)」をトレードマークにしている国で起きていることは、意外かもしれない。
(中略)
 GNHの基本コンセプトはブータン国内でも支持されているものの、その実際の運用には疑問も投げかけられている。
「この国の問題を見る限り、GNHがこの国にあるとは思えない」と、学生のジャミャング・ツェルトリムさん(21)は語る。
 ツェルトリムさんの最大の懸念は、多くの人と同じく、ブータン国内に若者向けの望ましい雇用がないことだ。しかもブータンの年齢中央値は26歳。今後さらに多くの人びとが生産年齢に到達する。
 公式には、ブータンの失業率は2009年の12.9%から、2012年には7.3%に減少しているが、この統計には疑問の声も上がっている。
 民間事業が発達していないことから高学歴のブータン人向けの事務職はごく限られている。一方で、成長する建設産業での手仕事は、国境を越えて来るインドの労働者が大半を担っている。
「雇用の需給がマッチしていない」とニロラ医師は語り、若者層が農業をしなくなっており、高齢者が農業を続けていると付け加えた。
 問題の背景にあるのは、ブータンが隣国インドに投資、支援、輸入で大きく依存していることだ。昨年、過剰な需要の結果、ブータンはインドルピーが枯渇し、結果として大規模な信用危機が起きた。
 この経済危機のピークは、ちょうどジグメ・ティンレイ(Jigme Thinley)首相がニューヨーク(New York)の国連(UN)会議で幸福哲学を説いていたころ訪れた。
「このとき、(ボーガス注:ブータン国内の)多くの人がGNHを厳しく非難するようになった。私たちの政府首脳陣は(ボーガス注:GNHを実現することではなく)ブータン国外でGNHを紹介することの方に興味があるのだ、とね」と、ブータニーズ(Bhutanese)紙の編集者、テンジン・ラムサング(Tenzing Lamsang)氏は語る。
 ラムサング氏は、GNHが「高度に知的な」コンセプトとしてエリート層の支持を獲得する一方、国民の大半からは十分な支持が得られていない中で、政府首脳陣は悪化する国内問題を「見ないふりをする」ようになったのだと指摘する。


■「しあわせ」の濫発
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180101
 高世の書いてることはただの印象論ですからねえ。俺も「間違ってる」といえる根拠はないので間違ってるとは言いませんがはたしてどんなもんか。
 なお、これはネット情報で気づいたことですが、小生が紅白で「気づいた」のは「ドラマや映画の主題歌、あるいはCMソング(CM目的につくられたわけではなくCMに採用されたもんを含む)が多い」つうことですね(まあ、これは以前の紅白もそうかもしれませんが)。まあ「その方が少しでも視聴率がとれるのではないか」つう話でしょう。
 なお、歌は必ずしも「2017年に発表された曲」ではありません。

参考(ウィキペディア参照)

紅白歌合戦2017の曲:ドラマや映画の主題歌、あるいはCMソングとなったもの】
Hey! Say! JUMP『Come On A My House』
  Hey! Say! JUMPが出演しているハウス食品バーモントカレー」のテレビCMソングに使用されている。
Little Glee Monster『好きだ。』
  TBS金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』(2015年)の主題歌
SHISHAMO『明日も』
  NTTドコモのCMソングに使用されている。
・AI × 渡辺直美『キラキラ』
  渡辺が主演したTBSドラマ『カンナさーん!*15』(2017年)の主題歌
竹原ピストル『よー、そこの若いの』
  住友生命のCMソングに使用されている。
Sexy Zone『ぎゅっと』
  セクシーゾーンのメンバー菊池風磨が主演した日本テレビ系ドラマ『吾輩の部屋である*16』(2017年)の主題歌
三代目 J Soul Brothers『HAPPY』
  日本テレビ土曜ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏*17』(2017年)の主題歌
倉木麻衣渡月橋 〜君 想ふ〜
  劇場版アニメ『名探偵コナン*18』シリーズの21作目『名探偵コナンから紅の恋歌』(2017年)の主題歌
SEKAI NO OWARI『RAIN』
  アニメ映画『メアリと魔女の花*19』(2017年)の主題歌
・WANIMA『ともに』
  ニベア花王8×4 ボディフレッシュ」のテレビCMソングに使用されている。
関ジャニ∞『なぐりガキBEAT』
  関ジャニ∞のメンバー横山裕が出演した松竹映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ*20』(2017年)の主題歌
福山雅治『トモエ学園』
  テレビ朝日のドラマ『トットちゃん!』(2017年)の主題歌
松田聖子『新しい明日』
  NHKドラマ『マチ工場のオンナ*21』(2017年)の主題歌
平井堅『ノンフィクション』
  TBSドラマ・日曜劇場『小さな巨人』(2017年)の主題歌
椎名林檎トータス松本『目抜き通り』
  2017年4月20日に銀座にオープンした大型商業施設「GINZA SIX」のテーマ曲
Perfume『TOKYO GIRL』
  日本テレビ水曜ドラマ『東京タラレバ娘*22』(2017年)の主題歌
エレファントカシマシ『今宵の月のように』
  フジテレビドラマ『月の輝く夜だから』(1997年)の主題歌
松たか子『明日はどこから』
  NHK連続テレビ小説わろてんか』(2017年)の主題歌
星野源『Family Song』
  日本テレビ水曜ドラマ『過保護のカホコ』(2017年)の主題歌
・Superfly『愛をこめて花束を』
  TBSドラマ『エジソンの母』(2008年)の主題歌
安室奈美恵『Hero』
  NHKリオデジャネイロ五輪中継』(2016年)公式テーマソング
桑田佳祐『若い広場』
  NHK連続テレビ小説ひよっこ』(2017年)の主題歌
・ゆず『栄光の架橋
  NHKアテネ五輪中継』(2004年)公式テーマソング


■高世が絶賛する村中璃子氏が想像を絶するトンデモだった・その2
 これについては
はてなブックマーク『「東京に娘を送り出す前に子宮頸がんワクチンを打つ」というリアルな選択』(村中璃子
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.mu/rikomuranaka/n/n44e6fbac4c1b
の村中批判ブクマを紹介しておきましょう。

・trashkids
 田舎育ち東京在住ですが、地元の友達は結構な割合で早々にできちゃった婚しているので正直大差ないと思います。
・komamix
 上京する娘に対する考えがおかしいのは散々既出だが男性の保護者への偏見もかなり酷いと思う/祀り上げる人は選んだほうがいい。運動自体がポシャるから
・nentaro
 これは偏見にあふれていておかしいと思う。マドックス賞もらって舞い上がっているのか?。本人のFbページもマドックス賞がどこで取り上げられた、という話題ばかりアップしている。
・oka_mailer
 目的は子宮頸癌の予防ではなくワクチンを打たせることそのものなんだと思う。でなければ検診の受診率が低い現状をより悪化させるような書き方しないはず。
・jimusiosaka
 子宮頸がんワクチンの強制接種擁護派の人たちは、村中氏を旗頭にするのはやめた方が良いと思います。医学に直接関係しない部分での主張がトンデモすぎるので、かえってワクチンに対する信用を落とすのでは?
・kutabirehateko
上京=乱交なのか。子宮頸がんのイメージがいよいよ悪くなるんじゃないの。
・stray_black_xxx
 産婦人科は誰でも行く(生理不順とか)ものだと敷居を下げるのが先であって「子宮頸がんワクチンを打つ=セックスの準備」のようなイメージを与えるのは方向性を間違えている気が…この人、やっぱりちょっと変だなあ
・chazuke
 これは大迷惑。我が家は娘二人に受けさせたが、こんな風評被害に晒すためではない。田舎の女の子は都会に処女を捨てに行くわけではない、勉強をしに行くのだ。
・bottomzlife
 さすがにその言い方はおかしいぞ。いまの女性の産科・婦人科への心理的ハードルをもっと低くするほうが先だろ。これじゃ敷居を高くしてる
・wumf0701
 (ボーガス注:性病は子宮頸がんだけではないし)コンドームの使い方でもきっちり教えとく方がよっぽど建設的でかつ楽チンでは?

 おっしゃるとおりでこれではかえって「ワクチンを打つ女性=淫乱」イメージのレッテルを恐れてワクチン接種が減る恐れすらあるでしょう。


■高世が絶賛する村中璃子氏が想像を絶するトンデモ*23だった・その1
 これについては後で
はてなブックマーク『リベラルだってワクチンを打っていい』(村中璃子)の村中批判ブクマを紹介http://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.mu/rikomuranaka/n/nb9c065fd5e35
しておきましょう。
 はてブの村中批判派が批判するように「ワクチン否定派にリベラルが多い」などということを何一つ証明してないのにこんなことを言う彼女が頭がおかしいと言うべきでしょう。
 大体、「ワクチン接種勧奨再開に動かない」今の安倍政権のどこがリベラルなのか。まさかとは思いますが「安倍首相が勧奨再開しようとしてるのをリベラルが妨害してる」とでも強弁する気なのか。
 こんなバカなことを言うとは村中氏はもしかしてリベラル嫌いのウヨなのか。
 もちろんトンデモ本『はるかなる東洋医学*24』(1997年、朝日文庫)を書いてしまった本多勝一氏のように「インチキ医療に親和的な立場をとってしまったリベラル」もいるでしょうが、それは単にその人がそういう人だと言うだけで「リベラルだから」という話ではない。
 一方で親学や江戸しぐさというえせ科学とズブズブな「下村博文」は右派のわけです。
 まあ、こんなバカなことを言う彼女に対してはリベラルであるならばワクチン否定派だろうと、ワクチン肯定派だろうと呆れるほかはないし、まあ、まともな人間なら「ワクチン肯定派の非リベラル」でも彼女なんか評価しないでしょう。
 要するに彼女を評価してる連中はバカだってことですが。

香代子さん以外の「2人の池田」の1人は、反子宮頸がんワクチン運動団体の親玉である市議会議員だ。

でこの市議については

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.mu/rikomuranaka/n/nb9c065fd5e35
haha64
 自分が名前挙げてる「ワクチン運動団体の親玉」池田利恵市議は(ボーガス注:リベラルどころか)自民党所属なんだが。

という批判ブクマがついています。「池田市議」について所属政党をなぜか記述しない上に

リベラルだってワクチンを打っていい

などとまるでリベラルが軒並みワクチンを否定し、一方、非リベラル(つうかウヨ?)はワクチンを軒並み肯定してるかのような文章を書くのは「故意にリベラルを誹謗している」「そのために故意に池田市議の所属政党を記述しないで隠蔽した」と疑われても仕方がないでしょう。
 仮に彼女の主張が「ワクチン接種勧奨再開」に限っては正しいとしても、こんなバカなことをやるようでは「まともなワクチン肯定派」にとっては信頼を毀損されてるのも同然です。まともなワクチン肯定派はこうした彼女の愚かな行為をきっちりと批判しなければならんでしょう。

では最後に
はてなブックマーク『リベラルだってワクチンを打っていい』(村中璃子)の村中批判ブクマを紹介http://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.mu/rikomuranaka/n/nb9c065fd5e35
して俺なりにコメントしておきます。

Arturo_Ui
 子宮頸癌の場合、ワクチンの予防効果は約50%で、定期検診も受けるべきだとされている。ならば、「接種しないのはキチガイリベラル」ではなく、「せめて定期検診を」と訴えるべきでは?

 これは俺も前から疑問に思っています。
 もちろん「だからワクチン接種は無意味」つう話でもないですが、高世や村中氏がワクチンのことばかり騒ぎ立て、検診についてほとんど触れないのは一体何なのかと。それこそ「ワクチンさえ打てば安心(検診しなくてもいい)」という誤解を蔓延させかねません。

monobako2
 この方は天然でやってるのかわからんがずっと分断と憎悪を作ってる。この方が神輿になったのは先が暗いよ。下手すると長期的には懐疑派が増えるんじゃないかと

 まあリベラルに不当な誹謗をするような村中氏のような人間とは「リベラルはもちろん」、リベラルでなくても「まともな人間は付き合いたくない」でしょう。

jaikel
 えっ?いきなり何言い出してるの?
sukoyakachasukoyakacha
 なんだかなぁ、元から危うい人だと思ってはいたけど、せっかく積み上げてきたものを来年中に無くしてしまいそうだな
zeroset
 統一教会が反HPVV運動に果たした役割、村中氏もよく御存知だろうに
lifefucker
 え?(ボーガス注:村中氏にとって)リベラルって疑似科学信仰って意味なの?
workingmanisdead
 え…なにこのうえから目線の文章。リベラルすなわちアンチワクチンなりってエビデンスあんのかよ、なんなのこの人
uunfo
 ワクチンの印象悪くするようなことやめて欲しい
rgfx
 どんなリベラルだよそれ…
blueman1987
 せめてカギカッコつけて「リベラル」とかにしないと
agricola
 こういう認知能力の人が効きますって言ってるワクチン、射つ気になるか?俺はならない。
Flymetothemoon
 (ボーガス注:村中氏は)やっぱ旗頭にするには危ういよね。
questiontime
 「一般に政治的リベラルは、近代や科学技術全般に懐疑的だ。」こんな何の役にも立たない決めつけをするならリベラルが猜疑心を抱くのも当然。近代や科学技術との親和性と政治的立場は関係ない。
tick2tacktick2tack
"一般に政治的リベラルは、近代や科学技術全般に懐疑的だ。標準医療やワクチンなどと聞くだけで拒否反応を示す" なんじゃこりゃ。「科学的であるべき」という話を(ボーガス注:村中は)してるんだから(ボーガス注:リベラルがそうだといえる)統計的根拠のある話をしようぜ
sugikota
 不妊ワクチンを勧奨して日本人を根絶やしにしようとしてるアメリカの陰謀、って極右のババアが喚いてたけど。(ボーガス注:リベラルの)文化的多様性や再分配の主張とワクチンの否定に何の因果関係があるんだよ。
slkby
 リベラルに変な属性つけてて笑う
mogmognya
 タイトルだけで自身の発信する情報の確かさを毀損してるの凄い。
khtno73khtno73
 リベラルの定義が酷い
small_tree
 このようにどこにでもケンカを売りつけるような姿勢をとり続ける限り、どんなに言っていることが正しかろうと医者としてもワクチンに関しても全く信用されないだろう。
SISAO-F
 リベラルが懐疑的なのはワクチンではなく村中璃子の取材手法では
■村中璃子氏の不適切な取材の全容
https://ameblo.jp/3fujiko/entry-12146291915.html
white_rose
 はあ……。想像以上にアレな人だった。
laislanopira
 子宮頸がんワクチンに反対しているのはリベラルだけなのか? Googleで「子宮頸がんワクチン」と一緒に「日本民族」とか「純潔」という言葉で検索すると、ネトウヨや右派カルト信者がぞろぞろ出てくる
nowa_s
「セックスしなきゃいいんだからワクチンを全員に打たせる必要なんかない」「ヤリマン・ビッチがかかる病気」とかほざいてたのは誰だったんだろうか、もうなかったことになってるんだろうか
okusa75
「一般に政治的リベラルは、近代や科学技術全般に懐疑的だ。」知らなかった。どうせ思い込みなんだろうけど。
komamix
 やっぱこの人ちょっと変だわ。
notomata
 そもそも本邦で子宮頸がんワクチン導入時に反対していたのは保守派(の中の純潔教育主義派)だったのではなかったか?
sunamandala
“一般に政治的リベラルは、近代や科学技術全般に懐疑的だ” ←えっ???そんなエビデンスあるんですか??
aramaaaa
 なるほど、こういうスタンスで物を見ている人とは共闘できないや。
shozzy
 科学に右も左もない。
doroyamada
 産経新聞涙目。/ 「日本人だけこんな反応があるということは、これは日本人撲滅をたくらむ勢力のしわざ」とワクチンに反対する右の人を見たことがある
tattyu
 変なリベラルの定義するのやめて欲しいな。

 まあ全て全く同感ですね。


■曽我ミヨシさん86歳の誕生日
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171229
 「生存してれば」ですね。年齢を考えれば生存してる保証はどこにもありません。日本での女性の平均寿命が約87歳ですから、日本国内ですら86歳死去は別におかしくはない。
 いやそれどころか

ひとみさんは北朝鮮でミヨシさんと会ったこともなければ、消息を聞いたこともない。

というのでは「拉致実行時点で、抵抗を排除しようとしてもみ合ってるときに誤って殺害した」可能性すら否定できません。
 いずれにせよ生きてるなら「ひとみさんと一緒に返す」でしょう。やはり「死亡の可能性が高い」と思います。
 高世の紹介する地村富貴恵さん証言なんてもんはあまりにも曖昧すぎてとてもミヨシさん生存の証拠とはいえないでしょう。
 なお、「久我良子」というのは「久我美子(女優)」から名付けられた偽名(?)でしょうか?

参考

久我美子(ウィキペ参照)
・1947年、学習院を中退し、『四つの恋の物語』で映画デビューを果たす。
・1969年より約1年間、『3時のあなた』の司会を務めるなど、1970年代以降はテレビ・舞台を中心に活躍する。
・1989年の映画『ゴジラvsビオランテ』ではで女性官房長官役で出演。当時史上初*25の女性官房長官である森山眞弓*26とシンクロしたことが話題となった。
・2004年、義姉*27にあたる女優・三ツ矢歌子(久我の方が年上)死去の時に、久々に公の場に姿を見せた(近年はほとんど活動休止状態となっている)。
・久我家(こがけ)は村上天皇まで遡る村上源氏の流れを汲む華族の家柄。彼女が名家の出身ながら芸能界を志した理由は、祖父が当主だった大正時代から続く久我家の経済状態の悪化を打開するためであった。当時の久我家は、世間知らずの祖父や父親が、慣れぬ事業に手を出して失敗し家屋敷を押さえられた上に、さらにその窮状に付け込まれ、ある詐欺事件の首謀者の濡れ衣を一時着せられて新聞沙汰になったこともあるほど経済的に追い詰められていた。美子の東宝ニューフェイスへの応募は、上記の経済状況に加え、戦後の華族制度廃止でますます実家の生活が悪化することを憂慮し、家計を助けるため職につきたいという一心からのものであったが、実家からは「体面を汚す」と猛反対された。結局美子が「久我(こが)」姓を名乗らないことと、住所を親類宅に移すことという条件で芸能活動を許された。漢字は同じでも本名「こが・はるこ」が芸名「くが・よしこ」と異なるのはこのためである。


チベット人政治犯」家族と再会
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171227

 オリンピックは「平和」と「自由」の祭典というのに我々チベット人には平和も自由もない、だから(ボーガス注:2008年の北京夏季五輪*28)開催には反対だ

 1936年にはナチスドイツで開催され、1940年には「中国で戦争をしていた」日本で「開催予定だった(ただし日本が返上し中止)」オリンピックなんて最初から「平和と自由の祭典」じゃないでしょう。
 だから

全斗煥軍事独裁政権時代の韓国でソウル夏季五輪(1988年)がされた
・国として同性愛差別してるロシアでソチ冬季五輪(2014年)がされた
・安倍のような極右が首相の日本で東京夏季五輪(2020年予定)がされる

わけです。
 「平和と自由の祭典」というのは「偽りの看板」にすぎません。

 釈放されたドゥンドゥップ・ワンチェンとラモツォら家族が携帯電話で8年ぶりに涙ながらに会話をする。いつかきっと会おうね、と約束しあう一家が早く再会できればいいと願っていたのだが、今回それが実現したのだ。釈放後も24時間厳しい監視下に置かれていた彼がよく脱出して渡米できたものだ。

 というより「中国を出ていってくれるなら万々歳。二度と戻ってきて反政府活動するなよ(まあ、再入国させる気ないけど)」という意味合いでの出国黙認でしょう。

 彼が投獄された直後、まだ10歳だった長女、ダドゥンはこう言っていた。
 「チベットには自由がない。だからお父さんはビデオを撮った。自分のことより、チベット人みんなのことを考えて、映画のために自分を犠牲にした。私はそれを誇りに思う」。
 この言葉に、チベット仏教の“慈悲”を感じる。“慈悲”は強いな。

 「私は社会のために頑張るお父さんを誇りに思います」つうのは「慈悲」とは違うと思いますが。
 たとえば

■山本宣治(ウィキペ参照)
 長男は三高と早稲田を受験したが、「自分の信念を突き進んで大衆のために死んだ」父を尊敬していると面接で述べたところ、いずれも落とされてしまった(その後関西学院に入学した)。

つうのは「慈悲」なのか。
 つうか、こんなん程度の差こそあれ、大抵の子どもが父親に対して思ってることじゃないのか。いつもながら高世も本当に変な奴です。
 無理矢理「慈悲の心がチベット仏教」という話にこじつけようとするから、高世はこういうあほなことを言うようになる。


■夜間中学の文化祭に行ってみた
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171224

 ところで、前文科事務次官前川喜平さんが夜間中学でボランティアで教えていることをご存じだろうか。あの天下り問題の責任を取って文科省を去り、加計学園問題で再び時の人になった前川さんだ。
アエラ『前文科事務次官前川喜平さんが“夜間中学”で教える理由』
https://dot.asahi.com/aera/2017102500086.html
 彼は以前から夜間中学の増設に取り組んできたという。去年から今年にかけて、夜間中学に関する大きな政策転換があった背景の一つに、彼のような官僚組織内部の人びとの努力もあったのだろう。
高世仁の「諸悪莫作」日記『夜間中学を増設せよ』
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171204
 前川さんは、出会い系バー通いをスキャンダラスに報じられたが、あれはやはり、彼自身が言ったとおり「女性の貧困問題の調査」だったと思う。彼の恵まれない立場にある人への思いやりは本物だった。
高世仁の「諸悪莫作」日記『前川前次官の出会い系バー通いの真相』
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170601

・まあ、後でも簡単に触れますが「朝鮮学校無償化除外への態度」で俺も「前川氏は本物だな、ニセモノの、まがいものの高世と違って」と思います。
 正直、今の日本で「加計告発」ならともかく「朝鮮学校無償化除外なんておかしい」といって「自分の昔の職場・文部科学省」や安倍政権を批判しても「損得勘定でいえば」、別に得ではないでしょう。
 でも、前川氏はそれをやった。そこには彼なりのプライドと信念があるわけです。
 そのプライドと信念は「保身の思いから」在職中に発揮されなかった。加計告発も在職中にはされなかった。
 退官して発揮された。退官理由は「長年続けていたので彼の一存ではやめられなかった」「自分から進んでやっていたわけではない」のでしょうが天下り斡旋問題です。
 そういう意味では前川氏は「非の打ち所が何もない」とまではいえない。しかしそれを割り引いてもやはり彼の「加計告発」「高世が紹介する夜間学校への態度」「朝鮮学校への態度」は「立派だ」と思います。
・ネット上でなぜか前川氏の退官挨拶(http://chikyuza.net/archives/73123)が載っています。こういうものは「メディアなどに退官挨拶として公表されるのか*29」はたまた「非公表前提の物が流出したのか」はわかりませんがそれはさておき。
 その挨拶に

http://chikyuza.net/archives/73123
 教育機会確保法が成立し不登校児童生徒の学校外での学習の支援や義務教育未修了者・中学校形式卒業者などのための就学機会の整備が本格的に始まることは、私にとって大きな喜びです。

と書かれている「義務教育未修了者・中学校形式卒業者などのための就学機会の整備が本格的に始まること」の一部が「夜間中学」のわけです。
 なお退官挨拶の

http://chikyuza.net/archives/73123
 ひとつお願いがあります。私たちの職場にも少なからずいるであろうLGBTの当事者、セクシュアル・マイノリティの人たちへの理解と支援です。無理解や偏見にさらされているLGBT当事者の方々の息苦しさを、少しでも和らげられるよう願っています。そして、セクシュアル・マイノリティに限らず、様々なタイプの少数者の尊厳が重んじられ、多様性が尊重される社会を目指してほしいと思います。

という一文の「様々なタイプの少数者の尊厳が重んじられ、多様性が尊重される社会」とは「朝鮮学校無償化問題のことが念頭にあった」と後日、前川氏は語っていたかと思います。
・ということで「お前は前川氏に金でももらってるのか?」(もちろん冗談ですが)と言いたくなるほど「天まで高く前川氏を持ち上げる高世」です。
 まあ、高世の周辺(ただし後述するが巣くう会、家族会周辺を除く)では

「加計告発での前川さん、立派やわ!」
天下り問題での引責辞任とか、読売が騒ぎ立てたバー通いとかは別問題として!」
「つうか読売が騒いだバー通いなんて今誰も騒いでないし、週刊文春にも『買春なんか無かった』つう少女の証言が載ったし。少なくとも買春はなかったと思うわ」
天下り斡旋して、ええとは言わないけど、『昔からのしがらみでやらざるを得なかった』んであって、前川さんが進んで実行して懐肥やしてたんと違うんでは?」

などと前川高評価なんでしょう。
 しかし巣くう会、家族会界隈では前川評価は低い。もちろん「加計告発だけ」でも「安倍信者の集団」となっている巣くう会、家族会は前川氏を敵視したでしょう。
 ただし、「おそらくもっと大きな敵視する理由」として前川氏が「在任中から朝鮮学校無償化除外はおかしいと思っていたが、役人という立場上、それがいえなかった。役人を辞めた今ははっきりと除外はおかしいと言いたい」として「除外反対」「早急に無償化実施」を今訴えてることがあるでしょう。
 で高世という男は「本当にわかりやすいほどクズでだめな男」だと思いますが、「前川氏の朝鮮学校に対する態度」について一切触れません。
 触れないで前川氏を褒める。
 なぜそうするのかはなんとなく解ります。
 おそらく高世には「前川氏を褒めないと行けない理由がある」のでしょう。
 以下は「ゲスな俺」の完全な「高世に対する独断と偏見」による「ゲスな邪推」ですが

1)高世は夜間中学でドキュメンタリーをつくろうと思ってる
2)その場合に「夜間中学のために頑張った人」として前川氏に出演依頼することを考えてる
3)そこで今から前川氏に対して思い切りおべっか使ってる

つう話じゃないか*30
 単に「夜間中学のドキュメンタリーをつくる」よりは「前川氏のような有名人」を登場させた方が、視聴率という意味で『テレビ局への売り込みもし易い』わけです。
 一方で「巣くう会や家族会とズブズブの高世」にとって「前川氏の朝鮮学校への態度」はほめられるもんではない。
 で、まあ高世がまともな人間なら
1)是々非々の立場で「夜間学校などへの態度は前川さんは立派だと思う」と高評価した上で、朝鮮学校への態度は「巣くう会、家族会同様に」非難、か
2)「前川氏の主張を見ていて自分の誤りに気づいた、朝鮮学校は前川氏のいう様に早急に無償化されるべきだ」と無償化支持の立場に鞍替え、のどちらかになるでしょう。
 しかし高世はまともではない。
 「前川氏の出演で一本ドキュメンタリーでもつくりたいのか」、高世にとってはなぜか「前川氏は非の打ち所のない*31偉人」としてたたえられなければならないが、一方で「前川氏の朝鮮学校への態度」は高評価するわけにいかない。
 そこでどうなるかといえば「前川氏の朝鮮学校への態度については触れないで逃げる」ことになるわけです。わかりやすいまでの「高世の卑怯者ぶり」です。
 多分誰かから「で、高世ちゃんは前川氏の朝鮮学校への態度をどう思うの?」と聞かれない限り、すっとぼけ続けるでしょう。
 この点は「オウム真理教からの金銭受領」などのダライ一味の不祥事を「チベット支持者としてどう思う?」などとしつこく聞かれない限り、すっとぼけようとするid:Mukkeなどに高世はよく似ています。そういえばあのid:noharraも俺に「で、id:noharraは前川氏の朝鮮学校への態度をどう思うの?」と聞かれてもずっとすっとぼけ続けていましたっけ。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/comment?date=20171122#c
■産経【朝鮮学校無償化訴訟】原告側が前文科次官・前川氏の陳述書提出 司法での救済求める趣旨か 国相手取る訴訟で異r例
http://www.sankei.com/life/news/171208/lif1712080003-n1.html
 以前から「無償化除外はおかしい」「無償化除外を官僚として容認したくせに無責任だという批判は甘んじて受けるが司法の救済があってしかるべきだ」と主張していた前川氏ですが、ここまで腹をくくるとは驚きました。
 俺的に前川氏への評価が上がっています。そしてid:noharra先生には「前川氏についてどう思う?」と聞きたいですね。まあどうせ無視でしょうけど。
 「無償化除外反対」と主張した俺のことを北朝鮮シンパ呼ばわりしながら、前川氏に対してはそうしないid:noharraのでたらめぶりは怒りを禁じ得ません。
 もちろん俺も前川氏に「何の非の打ち所もない」とはいいません。
 彼がこうした動きにでたのは「官僚を辞めてしがらみがなくなった後」のことですし。
 しかし「この朝鮮学校の件」「加計での告発」については大いに彼を評価したいと思います。少なくとも「在日差別&反動右翼集団」守る会よりはましだと思います。そうは思いませんか、守る会メンバーのid:noharraこと「元兵庫県庁職員」の八木孝三さん?。あなたのような人間のくずには前川氏のこうした行為を理解することはやはりできませんか?。前川氏が許せないと思うのならはっきりと「前川は北朝鮮シンパだ」と罵倒されてもいいんですよ?

という俺のコメントを「ずっと無視し続ける」id:noharraです(そのうちid:noharraが俺のコメントを削除するかもしれません)。
 最後に前川氏の朝鮮学校関係記事などをいくつか紹介しておきます。

前川喜平ウィキペディア参照)
 前川が文部科学大臣官房審議官在任中、朝鮮総連在日本朝鮮人総聯合会)の機関紙・朝鮮新報は前川の「適用可否がはっきりしない状況が続いて生徒たちを不安な気持ちにさせて申し訳ないと思っている。(朝鮮学校への)理解が日本人にも広がっているのは良いこと。」との発言を掲載している(朝鮮新報『「高校無償化」 各地の朝高生代表たち、文科省へ要請』http://korea-np.co.jp/j-2010/03/1003j0802-00002.htm参照)。
 2017年7月、朝鮮学校への無償化の適用の可否について大阪地裁と広島地裁で相次いで異なった判決が出たことについて東京新聞にインタビューされて「今更どの面下げてという話だが、せめて司法で救済してほしい」などと述べている(東京新聞『「朝鮮学校も無償化対象と思っていた」 前川喜平・前文科次官に聞く』http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2017081402000115.html参照)。


■拙記事『朝鮮学校無償化、文科省幹部「理解広がる」と“お墨付き”、朝鮮新報が報道、当の幹部は「記憶ない」』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100815/1281826255
 さすがの前川氏も官僚時代はこのように保身の態度に逃げたわけですが、しがらみがなくなった今ははっきりと「除外はおかしい」と発言するわけです。

http://www.sankei.com/west/news/171214/wst1712140041-n1.html
■産経【朝鮮学校無償化訴訟】無償化「省内では当然と考えられていた」 学園側が前川前次官の意見書提出 大阪高控訴審
 国が朝鮮学校を高校無償化の適用対象外としたのは違法として、学校法人「大阪朝鮮学園」(大阪市)が処分の取り消しと適用の義務付けを求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が14日、大阪高裁(高橋譲(ゆずる)裁判長)であり、学園側は無償化の制度設計に携わった前川喜平前文部科学事務次官の陳述書を提出した。
民主党政権の担当官として…
 前川氏は、民主党政権下の平成22(2010)年当時、文科省の初等中等教育局の担当審議官として、高校無償化制度の導入を担当。陳述書では当時の文科省内の議論について「朝鮮学校が指定の対象になることは、省内では当然と考えられていた」とした。
 また、「朝鮮学校朝鮮総連北朝鮮と一定のつながりがあることは、その設立経緯から明らかで、当然立法サイドも認識していた」とし、「それは民族教育を行う以上、当然で、私立学校の建学理念や運営主体が多様である範疇(はんちゅう)にとどまるということが、当然の前提として共有されていた」としている。

http://chosonsinbo.com/jp/2017/12/sinbo-j_171227-2/
■朝鮮新報『〈勝訴に向かって/無償化・補助金裁判の今 12〉愛知、大阪/前川・前事務次官の陳述書を提出、朝高指定は〝省内の共通認識〟』
 このたび学園側は前文科事務次官前川喜平氏の陳述書を法廷に提出した。前川陳述書は、「高校無償化法制定当時、文科省内には朝鮮学校を対象として指定しないとする議論は存在せず、指定対象になるということは関係者の共通認識だった」と指摘。「検討会議で『適正な学校運営』を議論する中で教育基本法の条項への抵触が問題とされたことは一度もなかった」ことや、「審査の継続中、高校教育改革プロジェクトチーム内において規定ハを削除する準備を進めていた」という主張についても、「当時の自分の記憶にそのような議論などなかった」と否定した。

http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/6f3374dee3e65691f5a8e20307374a36
■日刊イオ『大阪無償化裁判控訴審始まる』
 このたび学園側は元文部科学事務次官前川喜平氏の陳述書を法廷に提出。同陳述書は、控訴審で国側弁護人が「規定ハ」の削除が文科省内でかねてからの懸案事項であったと主張した陳述の内容を覆すものとなった。前川陳述書は、「高校無償化法制定当時、文部科学省内には朝鮮学校を対象として指定しないとする議論は存在せず、指定対象になるということは関係者の共通認識であった」と指摘。「検討会議において『適正な学校運営』を議論する中で教育基本法の条項への抵触が問題とされたことは一度もなかった」ことや、「審査の継続中、高校教育改革プロジェクトチーム内において規定ハを削除する『省令改正』の準備を進めていた」という主張についても、「当時の上司である自分の記憶にそのような議論などなかった」と明確に否定した。そのうえで朝鮮学園側弁護団は、「教育の機会均等」とは無関係な外交的、政治的判断に基づいて規定ハを削除したことの違法性を認めて無効とした原判決判断に誤りはないとのべた。

https://news.yahoo.co.jp/byline/hantonghyon/20170917-00075859/
■教育と外交を切り離したはずの高校等就学支援金制度 理念ねじ曲げそれをなかったことにする国、かばう司法(韓東賢*32
 2010年4月にスタートした同制度では、朝鮮学校も他の各種学校カテゴリーの外国人学校同様、外形的に判断され対象になる見込みだった。その前提ですでに予算も組まれていた。個人的には、同制度の実現でブレーン的な役割を果たしたある政治家が、今から10年以上前のあるシンポジウムで朝鮮学校の処遇に関する筆者の質問に対し、もしタリバンの学校が日本にあっても原則としては公的支援すべきだ、と答えたことをよく覚えている。
 また当時、初等中等教育局担当の審議官として法案作りに携わった前川喜平・前事務次官も「当初から朝鮮学校を対象にすることは大臣以下の共通認識だったので、各種学校のうちインターナショナルスクールなどの外国人学校も含めた制度設計をした」と振り返る(神奈川新聞9月13日付)。

タリバンの学校が日本にあっても原則としては公的支援すべきだ(もちろんタリバンを支持はしてない)」つう話なのであって、朝鮮学校無償化除外は「id:noharraなどのバカ」が曲解しているような「朝鮮学校を全面肯定するのか」なんて話ではそもそもありません。

*1:産経などほかの日本メディアも同じですが。

*2:1988年ソウル五輪100m背泳ぎ金メダリスト

*3:小泉内閣環境相、第2次安倍内閣外務副大臣などを経て第4次安倍内閣五輪相。鈴木善幸元首相の息子。麻生太郎元首相の義弟。

*4:第3次安倍内閣復興相、自民党国対委員長などを経て総務会長

*5:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長

*6:公明党選対委員長、政調会長などを経て幹事長

*7:公明党政調会長などを経て代表

*8:中曽根内閣科学技術庁長官、宮澤内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*9:安倍のいいなりに北朝鮮制裁を続ける息子・河野太郎(現外相)との違いにため息が出ます。

*10:なるほど確かに日朝交渉・小泉訪朝の成功は「小泉政権時代から考えるのではなく、その前の森政権(河野外相)でのコメ支援から考えるべき」かもしれません。

*11:朝鮮総連だけではありませんが「朝鮮総連」もこの中に入るのだと思います。当然ながら蓮池氏の立場では「総連のビルからの立ち退き」「朝鮮学校無償化除外」など論外でしょう。

*12:著書『金正日の料理人』(2008年、扶桑社文庫)、『核と女を愛した将軍様』(2009年、小学館文庫)、『北の後継者キム・ジョンウン』(2010年、中公新書ラクレ)など

*13:宮澤内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*14:そういう誤解(?)をブータン政府自らが助長してきたわけですから「誤解です」ですむ話ではないでしょう。

*15:原作は深谷かほるの漫画

*16:原作は田岡りきの漫画

*17:原作は藤子F不二雄の漫画『中年スーパーマン左江内氏

*18:原作は青山剛昌の漫画

*19:メアリー・スチュアート『小さな魔法のほうき』(1975年、あかね書房)のアニメ化。なお、映画公開にあわせて、KADOKAWAから『新訳 メアリと魔女の花』(2017年)として翻訳出版もされている。

*20:原作は直木賞を受賞した黒川博行の小説

*21:ダイヤ精機社長・諏訪貴子の著書『町工場の娘』(2014年、日経BP社)をドラマ化。

*22:原作は東村アキコの漫画

*23:既にお断りしていますが、俺個人は現時点ではワクチンについて確定的意見を出すことは留保したいと思っています。俺が問題にしてるのはワクチン接種に対する反発や疑念を助長しかねない「村中氏の無茶苦茶な暴論のひどさ」です。

*24:id:Bill_McCreary氏やinti-sol氏も批判していたかと思いますがネット上でのあまりの評判の悪さに到底読む気になりません。氏の南京事件報道(『南京への道』(1987年、朝日文庫))、アイヌ報道(『先住民族アイヌの現在』(1993年、朝日文庫)などを評価する人間として実に残念です。

*25:なお2017年12月現在、彼女が唯一の女性官房長官でもある。

*26:海部内閣環境庁長官官房長官、宮澤内閣文相、小泉内閣法相など歴任。夫は田中内閣科学技術庁長官、大平内閣運輸相などを歴任した森山欽司

*27:三ツ矢の夫・小野田嘉幹(脚本家)は久我の夫である俳優・平田昭彦(本名:小野田昭彦)の実兄

*28:なお、2022年には北京冬季五輪が開催予定。

*29:それならばネット上に載ってもおかしくありませんが

*30:まあただ前川氏も「高世の番組に出ることが夜間中学にとってメリットになる」と思えば、高世が朝鮮学校問題で前川非難しようと「出演を受諾する程度の度量」はあるんじゃないですかね。もちろん前川氏の考えはわかりませんけど。というかむしろ巣くう会、家族会あたりから「前川でドキュメンタリーなんかつくるな!」と高世に恫喝がきそうですけど(苦笑)。

*31:天下り引責辞任の件はひとまずおきます。

*32:著書『チマ・チョゴリ制服の民族誌:その誕生と朝鮮学校の女性たち』(2006年、双風舎)、『平成史【増補新版】』(共著、2014年、河出ブックス)など