今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年6月13日分)

青木理氏「サンモニ」で「韓国には韓国の理屈がある」ネット「日本の理屈もある」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 デイリースポーツは例によって下劣な嫌韓国ですが、「右派が、韓国側の主張を頭ごなしに否定するのはおかしいのではないか」という青木氏の主張を放送したTBS「サンデーモーニングの見識」は称えたいと思います。
 まあ、そもそも今の日本では

◆ルポ 拉致と人々:救う会公安警察朝鮮総連(2011年、岩波書店
◆抵抗の拠点から:朝日新聞慰安婦報道」の核心(2014年、講談社
日本会議の正体 (2016年、平凡社新書)
◆安倍三代 (2019年、朝日文庫)

といった「安倍批判」「自民批判」「巣くう会批判」著書がある青木氏を出すこと自体が「見識の現れ」ですが。


丸山穂高議員が森裕子議員の「北朝鮮にワクチン提供すべき」発言にあきれ「どこからの指示だ」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
 例の「北方領土」暴言で「暴言に甘い」維新すら追放され、主要政党(自民、公明、立民、国民民主、共産、社民、れいわなど)はどこも拾ってくれなかったので、「N国党」に行くしかなかった「オワコン」丸山なんぞのツイートを記事にするとは東スポらしい馬鹿さです。
 なお、森*1議員の「日朝交渉を進めるにおいてワクチンを提供して対話の糸口を作るとともに北朝鮮に恩を売ってはどうか」というのは「それに近いこと」を蓮池兄弟も主張したことがありますし、是非はともかく、別に北朝鮮シンパ云々という話ではない。
 それにしても「今のところ」は森氏に公然と悪口してるのは「丸山と東スポだけ」のようですね。産経も現時点ではこんな話を叩き記事にする気はなさそうです。そして丸山がこんなことで「ウヨ」受けを狙ったところで、ろくに話題にもならないわけです。


歴史学者・姜徳相さん死去 在日韓国人初の国立大教授:朝日新聞デジタル

 姜徳相さん(カン・ドクサン=滋賀県立大名誉教授、朝鮮近現代史朝鮮民族運動史)は12日、悪性リンパ腫で死去した。89歳だった。
 現在の韓国・慶尚南道生まれ。1989年に在日韓国人初の国立大教授として一橋大教授に就任。文化センターアリラン在日韓人歴史資料館の館長を歴任。関東大震災時の朝鮮人虐殺の関連資料を発掘し、朝鮮独立運動にも詳しい。著書に「関東大震災*2」「朝鮮独立運動の群像*3」「時務*4の研究者 姜徳相*5」など*6

 コメントなしで紹介だけしておきます。


新型コロナ: 官房長官「チャンス逃さず帰国実現」 拉致問題巡り: 日本経済新聞
 小泉訪朝(2002年)から18年間も拉致敗戦であるところ、加藤が口先で「拉致解決」を口にしても全く無意味です。
 そもそも加藤は菅内閣官房長官(拉致担当相兼務)以前にも「第三次安倍内閣一億総活躍・国土強靭化・再チャレンジ・少子化対策・女性活躍等担当相*7(拉致担当相兼務)」「第四次安倍内閣厚労相*8(拉致担当相兼務)」として拉致担当相を務めています。
 「第三次安倍、第四次安倍内閣で拉致担当相を務めながら何の成果も上げられなかったあなたが、菅内閣で成果を上げられるとは思いませんが、どう成果を上げるのですか?」と聞かれたときに「これこれ、こうします」という具体的な応えは加藤には何一つ無いでしょう。
 もちろん「そんなことだから拉致がいつまで経っても解決しない」わけです。


首相が北朝鮮拉致問題でG7各国に協力要請 各国も賛同 - 産経ニュース
 北朝鮮と歴史的に深いつながりがある「6カ国協議参加国(中国、韓国、ロシア)」ならまだしもそんなつながりのないG7相手にこんなことをやっても何の意味も無いでしょう。

*1:野田内閣文科副大臣、「国民の生活が第一」幹事長代行、日本未来の党副代表、生活の党代表代行、自由党幹事長などを経て現在、立憲民主党副代表(参議院幹事長、拉致問題対策本部長兼務)(森裕子 - Wikipedia参照)

*2:1975年、中公新書

*3:1984年、青木書店

*4:聞き慣れない言葉ですが、コトバンクなどによれば『その時に必要なつとめ。当世の急務』

*5:2021年、三一書房

*6:「など」としては例えば『朝鮮人学徒出陣』(1997年、岩波書店

*7:一億総活躍等と拉致とどう考えても関係があるとは思えないのによくも家族会も怒り出さないもんです。

*8:厚労行政と拉致とどう考えても関係があるとは思えないのによくも家族会も怒り出さないもんです。ちなみに過去の拉致担当相はほとんどが「官房長官の兼務(小泉、第一次安倍、福田、麻生、菅義偉)「国家公安委員長の兼務(鳩山、菅直人、野田、第二次安倍)」であり「第三次安倍の一億総活躍等担当相の兼務」「第四次安倍の厚労相の兼務」は極めてイレギュラーです。