90年代、韓国大統領府にスパイ浸透 情報機関出身の脱北者主張―英BBC:時事ドットコム
英BBC放送(電子版)は11日、軍偵察総局など北朝鮮の情報機関で30年間勤務し、2014年に脱出したという脱北者のインタビューを報じた。それによると、1990年代初め、北朝鮮が派遣した工作員が韓国の大統領府で5~6年勤務し、無事に帰還したこともあったという。
「1990年代始め(1990~1995年)」というのが「盧泰愚(1988~1993年)」「金泳三(1993~1998年)」のどちらを意味するにせよ「にわかには信じがたい話」です。もちろんその「勤務」というのがどのレベルなのかも重要です。運転手や掃除人と言った「雑務レベル」と「大統領の政策秘書」など「政策に関与するレベル」では話が違います。まあ雑務レベルですらそんなことがあるだろうかと疑問に思いますが。
拉致啓発推進決議を採択 大阪府議会、全国初 - 産経ニュース
「教育への不当な政治介入も大概にしろ」と維新、自民、公明への怒りを禁じ得ません。
小生の支持政党「共産」が反対したことはせめてもの慰めです。
【主張】拉致問題担当相 兼務は軽視の予断与える - 産経ニュース
初代拉致担当相の「塩崎氏(第一次安倍内閣官房長官)」から今回の松野氏に至るまで「本来業務の役職(官房長官か国家公安委員長が多い)」に違いはあれども「拉致担当相は例外なく、ずっと兼務」なので「今更何を言っているのか?」と心底呆れます。
それにしても「兼務は軽視」ねえ?
その理屈だと今回も拉致担当相(今回は松野官房長官の兼務、なお、松野氏は沖縄基地負担軽減担当相も兼務)以外でも
岸田内閣 - Wikipedia、大臣・副大臣・大臣政務官 - 内閣府参照
◆西銘復興庁大臣(初入閣)
内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、福島原発事故再生総括担当)
◆二之湯国家公安委員長(初入閣)
内閣府特命担当大臣(国土強靭化、領土問題、国家公務員制度担当)兼務
◆萩生田経産相(菅内閣文科相からの横滑り)
内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構担当、ロシア経済分野協力担当)兼務
◆牧島デジタル庁大臣(初入閣)
内閣府特命担当大臣(規制改革、行政改革担当)兼務
◆山口環境相(初入閣)
内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)兼務
などと兼務が沢山あるし、過去も「兼務が多かった」のですがねえ。岸田内閣でのこれら「行政改革(牧島デジタル相)」「原子力防災(山口環境相)」などの兼務も産経にとって「軽視の現れ」なのか?
拉致家族、岸田政権に不安感 松野氏と「面識ない」 - 産経ニュース
松野拉致担当相に期待は別にしていません。とはいえ「安倍」や「拉致議連の連中」といった「面識のある人間」が一体何の役に立ったのか、と家族会には心底呆れます。
<独自>岸田首相、拉致被害者家族に電話で決意 本格始動 - 産経ニュース
こんなことをしたところでただの馬鹿げたパフォーマンスでしかありません。
2002年の小泉訪朝から何年経ったと思ってるのか。
たとえば
2002年 - Wikipedia参照
【2002年生まれ】
◆女優「清原果耶」は今年のNHK朝ドラ『おかえりモネ』の主役
◆四十住さくらは女子スケートボード・東京五輪金メダル
◆藤井聡太は今年、三冠達成(棋聖、王位、叡王)の史上最年少記録を更新
参照
訃報 2021年 - Wikipedia
2021年死去
◆2002年当時は米国国防長官(ブッシュ子政権)だったラムズフェルド*1
です。それだけの年数が経ってしまった。
しかも岸田は「第二次、第三次安倍内閣外相」だったのだからこうした「拉致敗戦」についてまさに「戦犯の一人」といっていい。
基本的には岸田に限らず
外務大臣 (日本) - Wikipedia参照
【外相経験者:小泉訪朝以降の存命者に限定】
◆麻生太郎
小泉、第一次安倍内閣外相(後に首相。現在、自民党副総裁)
◆岡田克也
鳩山、菅内閣外相(後に民主党代表)
◆前原誠司
菅内閣外相(民進党代表を経て現在、国民民主党代表代行)
◆河野太郎
第四次安倍内閣外相
◆茂木俊充
第四次安倍、菅、岸田内閣外相
など「歴代外相」はすべて「拉致敗戦の共犯者」でしょう(もちろん首相経験者が「拉致敗戦の戦犯」であることは言うまでもありません)。
*1:1932~2021年。フォード政権(1975~1977年)、ブッシュ子政権(2001~2006年)国防長官など歴任