今日の産経ニュース&しんぶん赤旗ニュース(3/7分)(追記・修正あり)

赤旗
■森友疑惑「調書」 差し替え痕跡、“二つの文書が存在”、辰巳議員が指摘
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-07/2018030715_01_1.html
■「森友学園」疑惑 水増し知っていた?、建設費 国交省ごまかし、衆院委 宮本氏追及
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-07/2018030701_04_1.html
 まあ日本のマスゴミは五輪だの「伊調*1パワハラ問題」だのある意味どうでもいいことばかり報じていて困りますが、こうした安倍の不正は徹底的に追及されてしかるべきです。


青年会議所が憎悪投稿でおわび、他団体への“誹謗中傷”認める、「赤旗」記事も対象
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-07/2018030715_02_1.html

 日本青年会議所(JC、池田祥護会頭)が年初からインターネットのツイッター上に「宇予くん」というアカウントを立ち上げ、正体を隠したまま、改憲議論の推進をねらって人権侵害の右翼的な憎悪表現を繰り返し投稿していたことが批判を集めています。
 JCは2月27日に同アカウントを閉鎖。同28日にはホームページ上に「お詫び」を掲載するなど釈明に追われています。
 投稿は「中国は世界の嫌われ者。韓国は中国の舎弟。日本はこのバカ二国と国交断絶、もしくはミサイル爆撃したほうがいい」と民族差別や対立をあおる一方、「安倍首相、憲法改正に意欲的だと。頑張って欲しい」と安倍晋三首相の改憲路線を賛美しています。
 野党を「アホ3党*2」「救えないアホ」とし、市民団体の「安倍改憲NO!全国市民アクション」がすすめる3000万人署名を「水増し」「嘘八百」と中傷しています。
 「しんぶん赤旗」の記事も繰り返し取り上げ、「バカな洗脳議員」、党員個人を「間違いなく狂ってる」と決めつけたほか、「しんぶん赤旗は読むと脳が壊れる新聞だ*3」と攻撃しています。
 JCは「お詫び」で、「当会が憲法改正論議をより充実させ、憲法改正への契機とすべく、国民レベルでの議論をツイッター上で巻き起こす目的で企画致しました」と事実関係を認めました。
(中略)
 本紙はJCに対して(1)投稿内容は事実に反する誤りと認めるか(2)中傷された当事者に謝罪しないのか(3)「憲法事業」はやめるべきではないか―の3点を問いただしました。

 わびれば済む問題では明らかにないでしょう。しかしJCってのはどう見ても財界団体と言うよりたちの悪い極右団体ですね。噂の真相が「右翼活動しかしないので、まともな若手財界人はむしろ入らない団体」とJCを以前馬鹿にしていましたがそう言われても仕方が無いでしょう。


【ここから産経です】
■【森友文書】「財務省をかばう気はない!」 与党に広がる危機感
http://www.sankei.com/politics/news/180307/plt1803070039-n1.html
 もちろん「安倍をかばうため」に「財務省をかばう」わけです。
 下手に財務省を切って捨てようとしたら、安倍に切って捨てられた籠池が証人喚問でいろいろ暴露したように反撃されかねませんからね。


著作権料の徴収容認 音楽教室文化庁裁定
http://www.sankei.com/affairs/news/180307/afr1803070050-n1.html

 宮田亮*4文化庁長官は7日、日本音楽著作権協会JASRAC)による音楽教室からの著作権使用料の徴収を容認するとの裁定を関係者に通知した。同日から徴収可能となる。ただ、徴収の是非をめぐる訴訟で判決が確定するまでは督促しないよう求めており、JASRACは応じる方針。
 JASRACは昨年2月、従来は対象外だった音楽教室から著作権料を徴収すると表明。ヤマハ音楽振興会(東京)など約250の事業者が同6月、徴収権限がないことの確認を求めて東京地裁に提訴した。
 教室側の団体「音楽教育を守る会*5」は同12月、司法判断が確定するまで徴収を保留するよう求め、文化庁長官に裁定を申請。長官の諮問を受けた文化審議会が今月5日、徴収を容認するとの答申をまとめていた。

 まあ、過去にはJASRAC理事長にあの加戸守行が天下ってるし、文化庁JASRACなんてお友達みたいなもんでしょうからね(苦笑)。
 文化審議会にしてもhttp://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/about/meibo.htmlによれば

渡辺俊幸
 作曲家,一般社団法人日本音楽著作権協会理事,洗足学園音楽大学教授

なんてJASRAC関係者がいるわけですし。
 文科大臣補佐官(文科省サイト(http://www.mext.go.jp/b_menu/soshiki2/kanbumeibo.htm)参照)の鈴木寛*6JASRAC公式サイト(http://www.jasrac.or.jp/profile/outline/officer.html)によれば「JASRAC理事」です。つうか現役の文科大臣補佐官がJASRAC理事で、その状況下でこの裁定つうのは「安倍の加計森友」といい勝負では無いのか。つうかJASRACサイトと文科省サイトを見比べるだけで「いや、JASRAC理事が文科大臣補佐官*7て、それまずくねえのか」と思われるようなことを掲載するJASRAC文部科学省鈴木寛もなかなかいい度胸です。
 いやあ、以前、http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20150107/2300987124で指摘しましたが、鈴木寛を大絶賛していたid:Mukkeid:DG-Lawに意見を聞きたいもんです。
 構図的には「安倍と加計森友」と大して変わらないでしょう。もちろん「文化庁JASRACの名誉のため」に断っておけば「安倍と加計森友」の方がずっと酷いですが。
 とはいえその文化庁ですら「判決が確定するまでは督促しないよう求めて」いるわけです。

*1:アテネ・北京・ロンドン五輪女子レスリング63㎏級金メダル、リオ五輪女子レスリング58㎏級金メダル。姉の伊調千春アテネ北京五輪女子48kg級銀メダル

*2:立民、共産、社民か?

*3:むしろそれは産経でしょう。

*4:東京芸大学長。佐渡に伝わる金属工芸「蝋型鋳金」技術保持者の二代目宮田藍堂(みやた・らんどう)の三男。初代藍堂は祖父、三代目藍堂は長兄で元・東京芸大教授の宮田宏平(1926年〜 2007年)という芸術家一家に育つ。東京芸大教授として鍛金技法研究の指導に当たる一方、金属工芸家としても世界的に活動し、日本のみならずドイツ・イスラエル・韓国・中国などで展覧会が催されている(ウィキペ『宮田亮平』参照)。

*5:公式サイト(https://music-growth.org/

*6:参院議員(民主党)。鳩山、菅内閣で文科副大臣参院選挙落選後に民主党を離党し、「お友達の下村文科相(第二次安倍内閣)の引き」で文科省参与を経て文科大臣補佐官に就任。

*7:もしかしたら、「ホームページの更新遅れ」であってさすがに「JASRAC理事が文科大臣補佐官」ではなく「元JASRAC理事が文科大臣補佐官」かもしれませんがそれにしたって問題があるでしょう。