今日の産経ニュース(9/2分)(追記・修正あり)

■【書評】東北大学名誉教授・田中英道*1が読む『日本人として知っておきたい 世界史の教訓』中西輝政著 市民運動に革命輸出… 冷戦は続く
https://www.sankei.com/life/news/180902/lif1809020007-n1.html

 著者は、ソ連のスパイ、ゾルゲや尾崎秀実が暗躍した戦時中に、近衛文麿が、その脅威を天皇に上奏(じょうそう)した「近衛上奏文」を高く評価している。

・なお、「ゾルゲや尾崎の振る舞い」でわかることが一つあります。それは「スパイは政府批判をガンガンしたりはしない」つうことですね。「いつもいつも政府万歳」ではあまりにも怪しすぎるので、「苦言を呈する」程度ならするでしょうが「政府批判をガンガンしても、政府の反感買って、スパイ活動(機密情報の収集活動)の妨げになるだけ」ですから。
 ゾルゲは駐日ドイツ大使オットーとつながりがあったし、尾崎は尾崎で「有能な評論家」として日本政府関係者とコネクションがあったわけです。産経らウヨみたいに「安倍政権批判するのは中韓の手先」などというのはそういう意味で実に馬鹿げています。
・「近衛上奏文を高く評価」とは馬鹿馬鹿しくて話にならないですね。
 ガチでそう思っていたのか、ためにする誹謗かはともかく、「統制経済共産主義経済をごっちゃにしたあげく」、『東条英機*2ら陸軍統制派は統制経済を志向しているから共産主義者に違いない』なんて内容が近衛上奏文です。東条を「少なくともそこまでは否定的に評価してなかった*3昭和天皇」に「近衛は何をバカなことを言ってるのか」「そもそも東条を近衛内閣陸軍大臣にしたのは近衛ではないのか?」と呆れられるような文章の何が評価できるのか。
 大体「東条=共産主義者」ならなんで彼は首相在任中、ゾルゲ事件を摘発したのか。
 大体「統制経済共産主義」なら「企画院事件はでっち上げではない」「226事件青年将校の統制派認識は間違いではない」ことになってしまいます。
 「企画院総裁の星野直樹」や「満州国総務庁次長の岸信介*4」や「ナチドイツ総統ヒットラー」などの統制経済支持者も「共産主義者」なのか。そんなバカな話はない。
 そして東条が「隠れ共産党」なら、彼を靖国合祀していたらそれこそ問題でしょう。
 あの上奏文で評価できるのは「早期に降伏しないと終戦後、天皇が戦犯裁判にかけられて天皇制がやばいかもしれない」という部分だけでしょう。
 なお、あの上奏文の「統制経済共産主義、だから東条ら陸軍統制派は隠れ共産党かもしれない」を研究するとしたら「あんな認識は事実ではない」ので真偽を研究するなんてのは馬鹿馬鹿しい。
 そうではなく研究のポイントは
1)近衛は本心でそう言ってるのか、ためにする誹謗か
2)いずれにせよ首相として「国家総動員法を制定する」など、そうした統制経済を支持していたはずの近衛が何でそういう認識になるのか。近衛は「国家総動員法の制定」など「過去の自分」を否定する考えに至っていたのか。
3)近衛のそうした認識は「企画院事件」や「226事件青年将校の統制派認識」と関係があるのか
4)近衛のそうした認識にはブレーンの一人*5だった尾崎秀実のゾルゲ事件での摘発が影響してるのか
などといったところでしょう。

参考

星野直樹(1892〜1978年:ウィキペディア参照)
 満州国では国務院総務長官として腕を振るい、満州国の実力者「弐キ(国務院総務長官・星野直樹関東軍参謀長・東条英機)参スケ(満州重工業開発総裁・鮎川義介*6満州国総務庁次長・岸信介南満州鉄道総裁・松岡洋右*7)」の一角を占める。第2次近衛内閣企画院総裁、東条内閣内閣書記官長を務め、終戦後にA級戦犯として起訴された。終身禁固刑を受けるも後に仮釈放され、その後は旭海運社長、ダイヤモンド社会長などを歴任した。

http://ktymtskz.my.coocan.jp/cabinet/toojyo.htm
■人われを上等兵とよぶ:東条英機(『伝説と実像:昭和人物伝』杉森久英*8、1977年刊、p65-105)
 東条英機は特別に皇室尊崇の念が厚かった。彼はいつも次のように言っていた。
 「お上は神格である。われわれ臣下は、どれだけ偉くなっても人格以上にはなれない。
 首相などといっても、すこしも偉いものではない。
 なぜならば、首相には努力すればなれるが、お上ははじめからお上でおわしますからである*9
 国民はひとしくお上の赤子であるのだから、あまねくお上のお心持を隅々まで伝えると同時に、赤子である国民の心をまとめて、お上に帰一させることが大事である」
 終戦後、天皇がみずから神格を否定されるとともに、このような天皇観は公然とは通用しなくなったが、戦前の日本では、これが正統派の考え方であった。
 もっとも、戦前の日本でも、一定の年齢に達し、ある程度の教育を受けた青年は大部分、皇室ならびに国体に対して懐疑的になり、批判的になって、ただ公的に発言したり行動したりするとき、非愛国者として弾劾されないためにのみ、あたかも皇室を尊崇するかのように振舞うだけであった。
 従って、東条のように純真無垢な忠誠心は、一般社会ではほとんど姿を消していたのであるが、その点彼は非常に珍しい存在であった。
 東条英機の皇室尊崇心の端的なあらわれは、その上奏癖であった。
 彼は政治上の問題にしろ、軍事上の問題にしろ、すこし重大なことがあると、参内して、直接天皇に上奏しないでは気がすまなかった。
 歴代首相の中で、彼ほどたびたび上奏した者はなく、平均して週一回にはなるだろうといわれている。
 秘書官の赤松*10大佐の印象によると、東条首相がもっとも上機嫌で、晴れ晴れした顔をしているのは、上奏をすませて退下するときであったという。
 はじめ最も熱心に東条を支持し、彼に大命が降下するように尽力した木戸*11内大臣が、次第に彼を嫌うようになったのは、(中略)東条の上奏癖であった。
 内大臣の任務は、内閣から独立して、天皇を常侍輔弼(ほひつ)することである。
 ひらたくいえば、天皇の御相談役で、天皇の御質問を各大臣に伝えたり、臣下からの言上を天皇にお伝えしたりする役目である。
 取次役といってもいいし、伝声管といってもよい。
 ところがいま、東条のように、何かといえば参内して、直接陛下にお目にかかって、いろんなことを申し上げる者がいると、取次役の仕事がなくなってしまう。
 内大臣(中略)には用がない、じかに陛下に申し上げるといわんばかりのあしらいを受けては、面目丸つぶれである。
 木戸が次第に東条を排斥するようになったのは、ほかならぬ東条の忠誠心の故であった。
 はじめ木戸内大臣が東条を首相に推薦したのは、彼の忠誠心に期待をかけたからであった。
 木戸は陸軍大臣としての東条の勤めぶりを観察するに、彼ほど天皇のことを考え、勅命を大切にする者はいない。
 してみると、もし彼を首相にしたならば、天皇がどのように仰せられても、かならず御言葉に従うであろう。
 陸軍がいくら戦争をしたがっても、天皇がならぬとおっしゃるならば、陸軍を押えつけて、絶対に戦争をさせないであろう。
 こう思って、彼を推薦したのであった。
 そのころの心境について、のちに赤松大佐ほかの秘書官から質問されたとき、東条はこう答えている。
 「お上からの仰せで、日米交渉を白紙にもどしてやり直すこと、なるべく戦争にならぬように考慮することについて、謹んでこれが実行に当ったが、当時主戦論のたぎる際、戦争に突入することはむしろ容易であるが、このまま戦争をせず、米国の申し入れに屈した場合には、二・二六事件以上のものが起るかもしれない。
 そうした時は、憲兵と警察を一手に握り、断乎涙を呑んでこれを鎮圧して、治安を微動もさせない必要がある。
 そのために陸相と内相を兼ね、特に大臣級の人*12を内務次官にしたのであるが、開戦とともに民心が一応落着いたので、内相の兼任はやめたわけである」
 つまり、東条の陸相ならびに内相の兼任は権勢欲のためでなくて、治安維持のための必要やむを得ぬ処置なのであった。
 日本は開戦に踏み切ったのであるが、御前会議でその決定を見た直後、東条は赤松秘書官にむかってしみじみと述懐した。
 「お上から、日米交渉を白紙に還元して再検討せよと仰せられたときは、その通りに実施したつもりだったが、どうしても、この際戦争せねばならぬという結論に達したので、お上にお許しを願ったが、なかなかお許しがない。
 しばらくしてようやく、やむを得ないと仰せられたとき、(中略)まことに申し訳ないと思って、感慨無量であった。」


■【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈684〉「週刊朝日」のあきれた新連載
https://www.sankei.com/premium/news/180902/prm1809020014-n1.html

 『週刊文春』、飯島勲(内閣参与)の「激辛インテリジェンス」は毎号、さすがの情報量と分析で必読のコラムだ。
 今週(9月6日号)は「石破茂*13は総裁選を辞退せよ」。今頃、こんなことを言えるのは飯島さんくらい。

 いやいやそんな安倍のこびへつらいなら、櫻井よしこ高須クリニックなど、ウヨ方面にいくらでもいるでしょう。しかし元親分の小泉氏*14は「モリカケを契機に」安倍からかなり距離をおいてるのに何で飯島氏はこんなに安倍にこびるのか。権力者が小泉氏であれ、安倍であれ、出世のためなら権力者にこびる権力亡者が彼なのか。今が安倍政権でなくて石破政権だったら、石破にこびて安倍を罵倒するのが彼なのか。
 はたまた櫻井よしこ高須クリニックのような異常な極右(ただし小泉政権時は表面化せず)が飯島氏なのか。
 まあどっちにしろ飯島氏も大いに評判を落としていますね。「小泉首相秘書官時代はともかく」今の安倍政権において彼に存在感があるとはとても思えませんしねえ。安倍も飯島氏におそらく大して感謝してないでしょう。
 先日の「安倍訪中の下準備」も飯島氏ではなく二階*15幹事長や秋葉外務事務次官が訪中してやったわけです。彼が週刊文春でやったという「安倍万歳、石破誹謗の醜態」など彼がやらなくても櫻井よしこ高須クリニックなどやる奴はいくらでもいる。
 しかし週刊文春モリカケ記事で安倍を批判していたはずなのに何でそんな駄文載せますかね?。安倍万歳に方針が変わったのか。
 しかし「石破の主張には賛同できない」ならまだしも「辞退しろ」ですか。よほど「無投票三選にできなかったこと」が悔しいようです。

 『週刊新潮』(9月6日号)「新聞・テレビが報じない『少年法』の敗北 『女子高生コンクリ詰め殺人』の元少年が『殺人未遂』で逮捕された」

 新潮らしいくだらない記事ですね。仮にその逮捕が「誤認逮捕でなく事実だとしても」『だから何?』ですね。
 残念ながら「少年犯罪者」に限らず、すべての犯罪者が更生するわけではないし、一方で「更生する犯罪者もいる」。その程度のことは新潮のようにバカ騒ぎすることでは全くない。
 ついでに言えば「この殺人未遂がどんなものか」という点も重要ポイントではあります。
 まあ、下手に詳細に報じると「少年法の精神を否定することになりかねない」問題もありますので詳細に報じられないのは仕方がないですが、同じ殺人未遂でも「被害者には落ち度はなく犯人の身勝手極まりない殺人未遂」と「被害者側にも落ち度があるケース」とでは話は違います。
 「被害者側に落ち度があれば殺人未遂していい」つう話ではないですが、「被害者側に落ち度があれば」同情の余地はある。
 正直、「ボーガスは野蛮人」と誤解されたくないのであまり詳しくは書きませんが「嫁姑などの親族トラブル」「職場の上司部下の人間関係」「地域住民のトラブル」などで「誰かに対してある種の殺意を全く覚えたことがない」つう人も珍しいんじゃないか。小生だってそういうものはゼロではない。
 そういう意味では「極論すれば」ほとんどの人間は誰でも「殺人犯になる抽象的な危険性はある」と思います。
 もちろん「1)殺してやりたいほど憎いと思うこと」と「2)本当に殺害を計画すること」と「3)その計画を実行に移すこと」にはそれぞれ「明らかな違いがあります」が。
 ほとんどの人間は1)はあってもそれが2)になることはないし、ましてや3)にはなりません。
 なお、この週刊新潮記事、花田は「よくやった」というだけで大して詳しく内容の紹介もせずに適当に流しています。
 「凶悪犯罪として騒げるような殺人未遂ではなく、下手に騒ぐとそれこそ名誉毀損で花田が訴えられかねず、かつそんな訴訟リスクを冒しても大して金儲けにもならない」ことを花田も自覚してるのでしょう。

 『週刊朝日』(9・7)があきれた新連載。「前川喜平の“針路”相談室」。
 歌舞伎町の出会い系バーで、“貧困女子”の相談に乗ってる方がお似合いだろう。

 おそらく、花田は
1)前川氏の新連載を読んですらない
2)一応読んだが、特に問題点もなかった。しかしとにかく罵倒したいので「出会い系バーガー」なんてアホなこと言ってるかのどっちかでしょう。まあ、正直、世間的評価は「前川氏>絶対に越えられない壁>花田」ですよねえ。そうでないのは安倍万歳ウヨだけでしょう。


■【昭和天皇の87年】乃木希典の殉死 明治の精神は「天皇に始まつて天皇に終つた」
https://www.sankei.com/premium/news/180902/prm1809020006-n1.html

 江戸初期の儒学者山鹿素行が著した「中朝事実」は、儒教の思想は易姓革命(※1)を繰り返す中国ではなく、万世一系の皇室をいただく日本に根付いており、日本こそが「中朝」であるとして、中華思想に染まった当時の知識層に民族的な自覚を促した大書だ。

 産経らしいですがまあ、馬鹿馬鹿しいですね。なんで「易姓革命思想」と儒教が矛盾するのかさっぱりわかりません。そもそも儒教においては「不徳の君主には報いがある」のだから易姓革命思想とむしろ合致しているでしょう(実際の王朝交代は中国に限らず、もちろんそういうきれい事ではありませんが)。
 「万世一系の皇室」なんてのも「大海人皇子大友皇子を打倒して天皇の位を奪った壬申の乱」などがわかりやすいですが、そうした「皇位を巡る争い」を考えれば明らかに事実に反しています。

 明治天皇崩御と乃木の殉死は、国民に激しい衝撃を与え、それは小説など文化活動にも反映されて今に伝えられている。

 当時はそうかもしれませんが今の日本においては明らかにそうではないですね。乃木の殉死を忠義などとして、評価するのは今時は右翼くらいのもんでしょう。
 そして当時の日本ですら「皆が殉死したら国が滅びてしまう、乃木の殉死は自己満足に過ぎない。次の天皇に仕えるのがとるべき道だ」という批判は天皇制支持者、支配体制の側からもあったわけです。
 そもそもそうした価値観(殉死が続出したらかえって社会が混乱する)から江戸幕府は「武士に対して主君死後の殉死を禁じていました」。

 乃木の殉死を時代錯誤とみなし、むしろ茶化すような風潮が、とくに若い世代の一部に生まれていたのも事実だ。
 芥川龍之介も小説「将軍」の中で乃木を茶化し、登場人物に「(乃木の)至誠が僕等には、どうもはつきりのみこめないのです。僕等より後の人間には、尚更通じるとは思はれません」と語らせている。

 産経の引用する文章を読む限りでは乃木の殉死に「批判的、懐疑的」ではあっても、茶化してはいないですね。そして芥川が乃木殉死に否定的なのは別に「彼が若いから」ではないでしょう。そして実際、芥川の言うとおりになったわけです。


■【主張】「パワハラ」告発 健全な体操界を取り戻せ
https://www.sankei.com/column/news/180902/clm1809020002-n1.html
 別に塚原夫妻をかばうつもりもないですが、現時点ではパワハラがあったかどうか真偽不明で体操協会が調査中のはずです。
 にもかかわらず「現時点では真偽不明な塚原夫妻をパワハラ疑惑で批判する」「宮川選手の告発を信用する」一方で「明らかにモリカケで真っ黒な安倍夫妻をかばう」「前川元次官の加計告発を嘘呼ばわりする」産経にはいつもながら呆れます。

 恥を知れ、と非難するのもむなしくなる。

 デマ記事常習の自分を棚上げして、他人を批判する産経のことですね、わかります。それとも野党のヤジを非難しながら自ら「ニッキョーソ」などと下劣なヤジを飛ばす安倍のことでしょうか?

 協会が設置する第三者委員会ではなく、上部組織の日本オリンピック委員会(JOC)が真相究明に乗り出すのが筋ではないか。

 協会が調査するというなら「協会の自主性を重んじ」まずは調査を任せるのが筋でしょう。「調査結果が出た後」ならまだしも、いきなりJOCが出しゃばるのは越権行為、内政干渉でしかない。
 JOCもそんなに暇でもないでしょう。
 そんなことが許されるのは「委員が明らかに塚原夫妻寄りでお手盛り調査が確実視されるとき」くらいでしょう。


■産経【阿比留瑠比の極言御免】国民から憲法改正の権利奪うな インタビューで強調した安倍晋三首相
https://www.sankei.com/premium/news/180902/prm1809020019-n1.html
 国民が改憲を望めば石橋*16、岸、池田*17、佐藤*18、田中*19などなどといった歴代総理によって既に改憲がされていたわけで「改憲の権利」など何も奪われていません。
 特に岸なんか明らかな改憲派ですからね。
 いつもながら安倍や阿比留のバカさには心底呆れます。本心では「俺たち改憲派が不当な扱いを受けている」といいたいところ、それではあまりにも党利党略過ぎると思い「国民」と言い換えたわけですが護憲派の国民もいるのでかえって意味不明になっています。


■【首相インタビュー】米紙の「真珠湾忘れぬ報道」否定 「全くの誤報だ」
https://www.sankei.com/politics/news/180902/plt1809020003-n1.html
 「ワシントンポスト報道から、安倍の否定までの間に時間がたちすぎてる」「しかも否定の場が記者会見ではなく産経単独インタビュー」の上に、「なぜそうした誤報が起こったのかが全く謎」という状況では誰も安倍の否定発言なんぞ信用しません。大体、安倍はモリカケ嘘八百ですし。

*1:元「新しい歴史教科書をつくる会」会長。著書『戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」』(2011年、展転社)、『戦後日本を狂わせた左翼思想の正体:戦後レジームOSS空間」からの脱却』(2014年、展転社)、『戦後日本を狂わせた反日歴史認識を撃つ』(編著、2016年、展転社)、『日本人にリベラリズムは必要ない:「リベラル」という破壊思想』(2017年、KKベストセラーズ)など

*2:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、第2次、第3次近衛内閣陸軍大臣、首相など歴任。戦後、東京裁判で死刑判決。後に昭和殉難者として靖国神社に合祀

*3:つうか東条が共産主義の訳がないんですが

*4:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*5:とはいえ尾崎秀実は昭和研究会の中心人物ではないですが。

*6:日産コンツェルン創始者。戦後は、帝国石油株式会社社長、石油資源開発株式会社社長などを歴任。

*7:後に近衛内閣外相。戦後、東京裁判に訴追されるが裁判中病死。後に「昭和殉難者」として靖国神社に合祀される。

*8:著書『近衛文麿』、『参謀・辻政信』、『天才と狂人の間:島田清次郎の生涯』(河出文庫)、『美酒一代:鳥井信治郎伝』(新潮文庫)、『天皇の料理番』(集英社文庫)など

*9:「努力してなる方が偉いんじゃないの?」と俺なんかは思いますけどね。

*10:陸軍大臣秘書官(第一次近衛内閣の板垣大臣、第二次近衛内閣の東条大臣)、東条内閣首相秘書官を歴任

*11:第1次近衛内閣文相、厚生相、平沼内閣内務相、内大臣を歴任。戦後、東京裁判終身刑となるが後に仮釈放。

*12:東条内務大臣の後任として東条内閣内務大臣となった湯沢三千男(広島県知事、兵庫県知事、内務次官など歴任)のこと。

*13:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*14:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*15:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)などを経て自民党幹事長

*16:吉田内閣蔵相、鳩山内閣通産相などを経て首相

*17:吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*18:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*19:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相