「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(10/5分:高英起の巻)ほか北朝鮮・韓国ニュース(追記・訂正あり)

 高以外にもいろいろ書いています。
■新聞うずみ火『台風被災の朝鮮学校〜公的補助ない中、寄せられる支援』
http://www.asiapress.org/apn/2018/10/japan/koreanschool-auxiliary/2/

 朝鮮学校がある自治体では補助金を支給していたが、大阪をはじめ各地で見直しの動きが相次いだ。学校法人「大阪朝鮮学園」(大阪市)に補助を実施していた府では、2011年度分からの補助金支給を打ち切り、市も同調した。校舎補修のための公的支援はなく、自分たちで寄付を集めるしかないが、ほかの外国人学校に認められている寄付への税制上の優遇措置も、朝鮮学校にはない。
 そんな中で、市職員組合や解放同盟、人権ネットワーク、さらには周辺の小中学校、幼稚園や保育園などから浄財が寄せられた。10月16日には東京の85歳の女性から現金書留が届いた。寄付金とともに添えられた手紙にはこう書かれていた。
 『どの国の人であれ、困っている人を助けるのは当たり前。どの国の子どもも世界の宝』
 ヘイトスピーチを危惧しながら日本人の善意に触れた高校長は「視野が広がった」と振り返る。
 「この学校に通う子どもたちをりっぱな朝鮮人に育てる。地域に貢献できる人材に育成するというこれまでの思いをより一層強くしました」

 全く同感なので紹介しておきます。


朝日新聞朝鮮学校卒業生の問いかけ』中野晃(論説委員
https://www.asahi.com/articles/ASLBK3HVQLBKUSPT001.html

「日本社会が在日朝鮮人を受け入れるかどうかの問題です。皆さんも考えてください」。
 大阪高裁は9月、朝鮮学校の生徒を、国が高校無償化の対象外にしたことを「問題なし」と判断した。法廷で判決を聞いた大阪朝鮮高級学校OBの申泰革(シンテヒョク)さん(26)の記者会見での訴えを聞き、私は、メディアの怠慢を指摘されたようで恥ずかしかった。朝鮮学校のなり立ちや実情を十分伝えられず、根深い偏見を放置したままではないかと。
 和歌山朝鮮初中級学校で学んだ申さんは15歳のとき、ネット上の蔑視の言説を目にして気がめいった。他の高校への進学と悩んだ末、朝鮮高級学校を選んだ。「在日朝鮮人であることを重荷と考えていたが、自分が揺るがないための起点になった」と振り返る。卒業後は東大法学部・法科大学院で学ぶ。「多数派が気づかない問題」に敏感な弁護士が目標だ。
 国は朝鮮学校除外の理由に国民感情を挙げる。少数者の排除を、多数の国民は支持しているとの理屈だ。一方、国連人種差別撤廃委員会はこの夏、朝鮮学校を差別するなと日本政府に再び勧告した。社会のありようが今問われている。

 全く同感ですね。現状には怒りと悲しみと申し訳なさと屈辱を禁じ得ません。


ハンギョレ『韓国国民、金正恩委員長のソウル答礼訪問を「歓迎」61%「反対」31%』
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/32298.html
 世論調査結果が正しいならば、大変嬉しいですね。南北緊張関係の緩和という意味で、是非一日も早く、金正恩訪韓が実現してほしい。


ハンギョレユネスコは日本に屈服することなく慰安婦記録物登載手続きを』
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/32306.html
 全く同感なので紹介しておきます。


■朝日『シリアのアサド大統領、訪朝に意欲か 北朝鮮外相と会談』
https://www.asahi.com/articles/ASLD51TJRLD5UHBI002.html
 まあ、訪朝するにしても内戦に片がついてからでしょうが、こういうことを言うとは「内戦の決着にめどがついた」ということでしょう。しかしシリアは共産国ではないですが、北朝鮮とそれなりに重要な関係でもあるんですかね?


朝鮮日報【コラム】北朝鮮スパイを見逃さないフランス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181207-00080048-chosun-kr
■産経『フランス上院職員が北朝鮮へのスパイ容疑で拘束 仏メディア報道』
https://www.sankei.com/world/news/181127/wor1811270024-n1.html

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181207-00080048-chosun-kr
 北朝鮮のスパイとして活動した容疑でブノア・ケネディというフランス上院の職員が先月25日に逮捕された。
 ケネディはフランスでは誰もが知る親北の人物だ。2012年に平壌で開催された金日成(キム・イルソン)主席誕生100年記念行事には自ら参加し、今年開催された北朝鮮政府樹立70周年記念式典(9・9節)でもフランスの準備委員長を務めた。フランス紙ル・フィガロは「ケネディは7回平壌に行ったことがある」と伝えている。このケネディをフランスの情報機関・国家治安総局(DGSI)は長い間監視してきた。
 DGSIはケネディを逮捕する直前、上院の彼のオフィスやパリ市内の自宅はもちろん、地方の両親の家まで家宅捜索を行ったそうだ。
 上院を家宅捜索するには上院議長の同意が必要だ。DGSIが提示したケネディの捜索令状を見た上院のラルシェ議長は「上院のイメージが深刻なほど失墜する問題だ」として快く応じた。

https://www.sankei.com/world/news/181127/wor1811270024-n1.html
 この職員は仏コリア友好協会の代表。2005年以降、北朝鮮を訪問して数冊の著書を出版し、メディアで北朝鮮との関係構築を訴えてきた。

 「北朝鮮に限らず」某国スパイであることの条件が「某国スパイであることが全く意外であること(某国シンパとは思われない人物であること。そうした本心は隠して表向きはアンチ某国や某国について何の関心もないノンポリとしか思えない人間であること)」とするならこのケネディ氏、朝鮮日報や産経の記事が正しければおよそ「スパイに不向きな人間」でしょう。
 何せ「ケネディは7回平壌に行ったことがある」「2012年に平壌で開催された金日成(キム・イルソン)主席誕生100年記念行事には自ら参加し、今年開催された北朝鮮政府樹立70周年記念式典(9・9節)でもフランスの準備委員長を務めた」「2005年以降、北朝鮮を訪問して数冊の(ボーガス注:北朝鮮に関する?)著書を出版し、メディアで北朝鮮との関係構築を訴えてきた」そうですから。
 度々訪朝している「アントニオ猪木氏や藤本健二氏(金正日の元専属料理人とされる人物)」が「北朝鮮の依頼を受けたスパイ容疑で日本公安に逮捕された」というような話を聞いたら普通「ええ、それ、むしろ、おかしくねえか?。そんなモロバレな事、普通しねえだろ。日朝接近を恐れる日本公安のでっち上げじゃねえの?」とは誰でも思うでしょう(少なくとも俺はそう疑います)。このフランスの逮捕劇にも現時点ではそういう疑問を感じますね。
 むしろ過去のスパイ事件では、ゾルゲ事件ゾルゲなどは逆に「オットー駐日ドイツ大使の私的顧問」になるほど「信頼されていた」わけです。「ソ連とのつながり」など全く表には出ていなかった。

 ただし裁判はまだはじまっておらず、ケネディの詳しい容疑についても何も伝えられていない。

という現状では「実際にはスパイ活動など行っていないのに、フランス公安が政治的思惑からこじつけで逮捕した」つう可能性も全否定は出来ないでしょう。
 何せ上院職員とはいえ

https://www.sankei.com/world/news/181127/wor1811270024-n1.html
 上院の建物や庭園管理の責任者

なんて「上院の審議に関与してるわけではない」、「建物メンテナンス担当の人間」に「重要な国家機密に触れる機会」なんてあるとはとても思えません。
 もちろん「詳しい容疑が分からない」以上、「こじつけ逮捕だ」と断定することは出来ませんが。

 先日ソウルでは金正恩氏をあからさまに称賛する集会が都心の光化門で開催され、多くの市民を驚かせた。

 まあ、「反共右翼新聞」朝鮮日報なので、この集会はおそらく「金正恩訪韓歓迎」レベルの「リップサービス的な話」であって、「北朝鮮シンパではない」でしょうがそれはさておき。
 「シンパとスパイ」は全然違いますし、シンパ活動を政治的に批判するならともかく、朝鮮日報のように違法行為扱いなんて全く馬鹿げています。


■朝鮮新報『〈金正恩委員長の活動・2018年11月〉友好国との伝統的信頼を誇示』
http://chosonsinbo.com/jp/2018/12/03suk-11/

・11月、金正恩委員長は、訪朝したキューバのミゲル・ディアスカネル・ベルムデス*1国家評議会議長との首脳会談に臨んだ
金正恩委員長は、ディアスカネル議長の滞在期間(4〜6日)、2度にわたって会談を行ったほか、歓迎公演や歓迎宴で議長を歓待した。金正恩委員長は2015年9月、両国の国交樹立55周年に際して訪朝したディアスカネル議長(当時は第1副議長)と会談している。
キューバ国家元首の訪朝は、フィデル・カストロ議長が訪朝した1986年以来32年ぶり。

 国家元首自ら訪朝とはキューバにとって北朝鮮はそれなりに重要なのでしょう。なおディアスカネルは同時期に中国訪問し、習*2国家主席と会談しています。北朝鮮がどうでもいいわけではないでしょうが、メインの目的は訪中でしょうね。


■朝鮮新報『事実は語る:朝米合意を破ってきたのは誰なのか(下):「疑惑」ねつ造による責任転嫁の手法:「米国の目標は朝鮮の崩壊であって対話ではない」』李東埼
http://chosonsinbo.com/jp/2018/12/sinbo-j_181210/

・米国歴代政権は対話において一貫して「先・核放棄」を固執してきた。その狙いは核査察の名目で一般軍事施設まで調べ上げ、武装解除して軍事攻撃するところにあった。
・朝米交渉を核問題と思えば本質を見誤る。その本質は、侵略と戦争を企む米帝国主義に対峙して、自主権と平和をまもりぬこうとする朝鮮人民の命がけの反帝闘争なのである。
・トランプ政権は、歴代政権が失敗した「先・核放棄」方針にまたもしがみつき、(ボーガス注:非核化の前提条件としての北朝鮮体制の保証という)朝米首脳共同声明の実行を阻んでいる。
 今や米政権は、朝鮮が米本土打撃能力を持つに至った現実を正しく認識し、崩壊の夢から覚めて平和共存に向かうべきではなかろうか。

 この文が俺的には非常に重要ですね。つまり「体制保証の確約がない限り、非核化なんかしない。非核化した後でアフガン・タリバン政権やイラクフセイン政権のように政権転覆されてはかなわない。まずは朝鮮戦争終戦宣言くらいしてくれ。終戦宣言もしないようでは体制保証の確約がされたとはとてもいえない。終戦宣言なんて終戦協定や国交正常化に比べたら低いハードルのはずだ」と北朝鮮は「非核化してほしいならまず終戦宣言しろ。この条件は譲れない」とボールを投げています。
 ならば終戦宣言すればいいのにしないのが米国です。それでは「終戦宣言なんて低いハードルすら実現できないようじゃ体制保証するなんて口先で言っても信用できません。じゃあ非核化しません」となるのは当然の話です。


■産経『安保理北朝鮮人権会合 今年は開催断念 賛同国が集まらず』
https://www.sankei.com/world/news/181208/wor1812080013-n1.html

 米国が、今月10日に目指していた北朝鮮の人権問題に関する国連安全保障理事会会合の開催を断念する見通しであることが7日、分かった。複数の安保理関係筋が明らかにした。
 安保理の会合開催には理事国15カ国中9カ国以上の賛同が必要だが、支持が集まらなかった。関係筋によると、すでに8カ国が賛同し、コートジボワールへの説得を続けていたが、同国は応じなかったとみられる。米当局者は「今月開催できない場合は、来年1月の開催を検討したい」と語った。
 同様の会合は2014年以降、毎年12月に米主導で開催してきた。安保理は通常、「国際社会の平和と安全」の問題について協議する。米国は、北朝鮮が限られた資産を核・ミサイル開発に投入し人権を軽視していると指摘し、安保理北朝鮮の人権問題を扱う必要性を訴えてきたが、北朝鮮の友好国である中露は「安保理で協議する議題ではない」などと反対の立場を取っている。

 つまりは毎回、毎回、米国が「中露は反対してるけど北朝鮮の人権会合を安保理でやりたいんよ、賛同してくれへんか」と政治工作をかけて開催してきたことが今回モロバレになったわけです。
 多分ほとんどの国にとって「米国がそういう工作をしない限り」別に積極的に議論したい話でもない。
 コートジボワールが賛成しなかったのが
1)北朝鮮に貸しを作って後で「ワシのおかげで米国のもくろみが潰れたんじゃないか、それなりの見返りがほしい」と北朝鮮にリターンを求めるのか
2)「賛成してほしいんやったらそれなりの見返りがほしい」といって米国からリターンを求めるのか
3)他に理由があるのか
はともかくコートジボワールは賛成しなかったわけです。
 まあ、米国が「コートジボワールを説得する」のか、他に「説得相手を見つけるのか」はともかく今回は諦めて年明け開催を目指すわけです。
 しかしこれだと「開催して米国のメンツを保つことに意義がある」だけで実質的成果は乏しいのかもしれません。


■朝日『枕木壊れ、トンネルは崩れそう 北朝鮮の鉄道、運行困難』牧野愛博
https://www.asahi.com/articles/ASLD63FKCLD6UHBI016.html
 「産経か!」といいたくなるネガキャンタイトルです。
 本文にはさすがに書いてありますが

 韓国と北朝鮮は5日、ソウルから平壌を経て中朝国境を結ぶ京義線の開城(ケソン)―新義州(シニジュ)間(約400キロ)の現状調査を終えた。

なのだからタイトルには「(韓国による北朝鮮鉄道への経済支援を前提とした)韓国、北朝鮮の共同鉄道調査終了」という趣旨の文があってしかるべきです。にもかかわらずタイトルで北朝鮮ネガキャンしかやらない。心底呆れます。
 むしろこの記事において重視すべきは「北朝鮮の鉄道がおんぼろ」ということではなく、「そうした弱みをある程度見せられる程度には南北関係が好転した」ということでしょう。そしてそうした南北関係好転を俺は「良いことだ」と思っています。
 ただしこの記事を書いた「アンチ北朝鮮のウヨらしい」牧野記者がそう考えてるかは疑わしいですが。


■神奈川新聞『政治の力で早期解決を 拉致問題で支援団体が要請』
http://www.kanaloco.jp/article/376196

 北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の両親が住む川崎市のマンション住民でつくる支援団体「あさがおの会」は6日、東京・永田町の自民党本部で党拉致問題対策本部メンバーと懇談、政治の力による早期解決を訴えた。
 同会の田島忠代表は、めぐみさんの娘キム・ウンギョンさんら家族が一緒に日本に来ることができるよう「いつでも好きなときに行き来できる外交関係を築いてほしい」と話し

 「何だかなあ」ですね。別に「ウンギョンさんが日本に来なくてもいい」わけです。横田夫妻が会いに行ってもいい。かつウンギョンさんが仮に訪日しても、救う会、家族会は面会に反対するでしょうし、果たして横田夫妻が会うかどうか。
 そして「ウンギョンさんに日本に来てほしい」なら今の制裁路線はやめるべきでしょう。制裁なんかされて、北朝鮮が彼女の出国を認める気になるわけもない。しかしこの「小便器(あさがお)の会」の田島代表とやらは多分そんなことは考えてないんでしょうね。繰り返しますが「何だかなあ」ですね。


■TBS『北朝鮮工作員か“詐欺”で書類送検、“キーマン”とみられ“料理人”に接触も』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3541688.html?from_newsr

 北朝鮮の日本での工作活動のキーマンとみられる朝鮮籍の男性(65)が、詐欺の疑いで警察に書類送検されていたことがわかりました。
 詐欺の疑いで書類送検されたのは、埼玉県に住む朝鮮籍の65歳の男性で、2年前、成田空港の免税店で知人の日本人に別の日本人名義のクレジットカードを使わせ、化粧品などを大量購入させた疑いが持たれています。男性は2012年、北朝鮮金正日キム・ジョンイル)総書記の専属料理人だった藤本健二*3金正恩キム・ジョンウン)党委員長のメッセージを伝えていた工作員とみられ、捜査当局が工作活動のキーマンとみてマークを続けていました。
 藤本氏は著書でこの人物について、“金正恩党委員長の「約束を果たそうではないか」という言葉を伝えてきた”と触れています。藤本氏は去年1月から北朝鮮に渡り、平壌ピョンヤン)市内で料理店を開いています。

 何が詐欺だか、さっぱり分からないのですが、まあ、こんな微罪逮捕では「拉致問題などで重要な何かが分かる」つうこともないでしょう。ある種の「公安による朝鮮総連関係者への嫌がらせ」にすぎないんじゃないか。「キーマン」云々も事実だかどうだか。そもそも「メッセージを伝えること」は政治的是非はともかく、「キーマン」「工作活動」云々と呼んで敵視するような違法行為でも何でもない。つうかこういうメッセンジャーはむしろ交渉パイプとして大事にしていくべきでしょう(違法行為をしても黙認しろとまでは言いませんが。ただ今回は『逮捕までの必要はない微罪』ないし『そもそも逮捕それ自体が違法の疑いがある言いがかり逮捕*4』の疑いが否定できない気がします)。


時事通信『徴用工判決で新日鉄住金に協議要請:拒否なら資産差し押さえ―原告側弁護士』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00000081-jij-int
 新日鐵住金が「面会を求める」原告側と面会しないという不誠実な態度をとり続けるなら「差し押さえ」もやむを得ないでしょうね。
 原告が「対話を求めた」のに新日鐵住金側がそれを無視したことはまず押さえておくべき事です。原告側は判決直後、速攻で差し押さえ表明したわけではないし、そもそも現時点ですら「差し押さえ表明」です。
 実際の目的が差し押さえよりも、「交渉の促進」であることは明白です。差し押さえだけが目的ならそもそも「事前に表明しないでいきなり差し押さえすればいい」わけです。
 まあ、安倍やトランプ風に言えば「対話のための圧力」ですね。「とにもかくにも米朝首脳会談をしたトランプはともかく」安倍の場合は北朝鮮と対話する気があるとはとても思えませんが。


■「金正恩の望みかなえる」はずが…トランプ、裏では対北支援を禁止
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181204-00106411/
 やってることがちぐはぐですね。

 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、トランプ米大統領は11月29日、北朝鮮を資金援助の禁止対象に再指定した。理由は、北朝鮮政府が人身売買の被害を防止するための最低限の措置を講じていないためだ。

では北朝鮮は「非核化したところで他の問題(今回は人身売買)で因縁をつけて、米国は何も経済支援しない気じゃないのか」という不信感を高め、非核化に消極的になりかねません。


■産経『「拉致被害者が祖国の土踏むまで全力尽くす」 菅義偉官房長官が北向けラジオのメッセージ収録』
https://www.sankei.com/world/news/181203/wor1812030024-n1.html
 舌先三寸でこんなこと言ってもなにもどうにもならないので小生なら「そんな舌先三寸はどうでもいい、どうやってあんたが官房長官在任中に祖国の土を踏ませる気か言って見ろ!。安倍政権が誕生してからもう6年がたってるんだぞ。あと6年官房長官をやる気か!。」ですね。
 そうは思わない馬鹿の集まりが拉致被害者家族会なんでしょうけど。


北朝鮮の人々が日本の農業を支える日が来る?(神門善久*5明治学院大学経済学教授(農業経済学))
https://agrijournal.jp/aj-market/40998/

 北朝鮮が日本への農業労働者の供給源になる日が来るかもしれない。日本では農作業を外国人労働者に頼る傾向が強まっている。これまで、技能実習の名目でアジアの隣国から農業労働者を雇い入れてきた*6
 もともとは中国や韓国からの農業者が多かったが、両国の賃金水準が向上しており、わざわざ日本に働きに来なくなった。
 いまのところはベトナムやフィリピンからの農業労働者を増やすことで対処しているが、これらの国々も着実に経済成長を遂げ、国内賃金もじりじりと上がっている。
 いずれ、もっと低所得の国へと、農業労働者の調達先を変えざるをえなくなる。そのときに、極端に経済成長が遅れてきた北朝鮮が有望になる。
 かつて、ミャンマー軍事独裁で厳しい統制経済をしいていて、北朝鮮と似ていた。ここ10年でミャンマー民主化と経済開放が進み、日本からの投資が活性化し、技能実習生として来日するミャンマー人も増えている。北朝鮮で似たような展開があっても不思議でない。

 「アンチ北朝鮮の右翼集団」救う会や家族会は怒りそうですが、あるいは「技能実習生制度は事実上の奴隷労働だ」という批判者は怒りそうですが、金儲けの見地だけで考えればそういう考えも出来るんでしょうね(なお神門氏は別に北朝鮮シンパではありません。つうか日本財界の本音は「何も農業限定でなくてええがな。工業かて安い北朝鮮労働力に任せてええがな。制裁解除されれば北朝鮮に工場つくってもええのになあ」でしょうね)。


朝鮮日報『【コラム】もしソウルに北の特殊部隊が侵入したら』張一鉉(チャン・イルヒョン)国際部次長
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/30/2018113080046.html

 「もし北海道にロシア軍が侵攻したら」「もし沖縄に中国軍が侵攻したら」レベルに現実性がなく、ばかばかしいので議論すること自体が滑稽です、おわり

としかいいようがないですね。

 昨年板門店経由で亡命したオ・チャンソン氏は、最近インタビューで「北朝鮮軍は10年、韓国軍は2年服務する。韓国軍の方が(軍服務は)楽なのではないか」と語った。

 確かにこうした発言はしたようですが、これを「韓国軍はたるんでる」「もっと軍服務を長くすべき」という文脈で韓国ウヨが騒ぎ始めるや、オ氏は「単に事実を述べただけで、たるんでるとか長くしろとかいってない」と釈明しています。

 大砲・戦車・駆逐艦・戦闘機といった通常兵器は韓国軍の方が優勢だという評価が多い。

 そりゃそうでしょう。ただしそれは「韓国がほとんど無傷(死傷者1桁台)で勝利できる」という意味ではないし「まずありえないこと」ですが「通常兵器だけで敗北するくらいなら韓国を道連れにしてやる」とばかりに自暴自棄になった北朝鮮が核ミサイルなどぶっ放してきたら話は変わってきます。要するに北朝鮮をなめて軍事強硬路線を下手にとるほどリスキーなことはないという話です。外交で対応していくことがベストでしょう。

 数年前、従北(北朝鮮に追従する)内乱事犯の李石基(イ・ソッキ)元*7統合進歩党議員などは、韓国かく乱のためKTのソウル恵化電話局などを襲撃するという目標を立てた。

 当のイ氏が「韓国検察のでっち上げ」と主張し、ハンギョレ等も「えん罪の疑いがある」としてる件を持ち出すとは朝鮮日報も「右翼系」だけあって、ずいぶんと無茶苦茶です。つうか百歩譲って、仮にイ氏が検察の言うようにそういう妄想をしていたとしても「それが現実に可能なわけがない」。
 そして「そんな現実性のない妄想」で処罰するなど全く馬鹿げています(繰り返しますがそもそもイ氏はそんな発言はしていない、でっち上げとしているわけですが)。


東京新聞『北高官、韓国で国際シンポ参加 制裁下 農業に高い関心』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201812/CK2018120202000137.html

■京畿道の李在明*8(イジェミョン)知事
 李種革氏はシンポの主題とは別に、経済への関心が非常に高く、農業、特にスマート農業に強い興味を示していた。

 「スマート農業って何?。セブンイレブンやイオンがやってるレタスとかの野菜工場のこと?」と思い早速ググってみます。

http://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/17009/02.html
■質問
 スマート農業とは、どのような内容のものですか。活用によって期待される効果を教えて下さい。
■回答
 スマート農業とは、ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現する等を推進している新たな農業のことです。
 日本の農業の現場では、課題の一つとして、担い手の高齢化が急速に進み、労働力不足が深刻となっています。
 そこで、スマート農業を活用することにより、農作業における省力・軽労化を更に進められる事が出来るとともに、新規就農者の確保や栽培技術力の継承等が期待される効果となります。

 つまり今、TBSテレビでやってるドラマ(下町ロケットシリーズ第三作)『下町ロケット3:ヤタガラス』のネタ(あのドラマでは無人ラクターが登場します)がスマート農業ですね。なるほど、勉強になります(何の?)。たぶんTBSドラマに感銘を受けた金正恩君の指示でしょう(冗談)。

■記者
 平壌の冷麺の有名店「玉流館(オンリュグァン)」を誘致するのか。
■イ知事
 北朝鮮側の関心は非常に高い。今は制裁のため難しいが、非公式に道内の土地を見て「制裁と関係なく準備してほしい。どんな形態でもやりたい」と。平壌を象徴するのが玉流館。五千人が収容できる規模になれば、民間大使館といえる。

 困難とは思いますが是非誘致を成功させてほしい。


■現代ビジネス『異例入国の北朝鮮幹部が極秘接触した「元政治家の証言」:日体大理事長が訪朝し続ける理由』常井健一*9
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58754

・東京都心にある有名ラグジュアリーホテル。
・11月30日、13時10分。人けのない宴会場前の廊下で待ち構えていると、1台のエレベータから12人もの人が一斉に降りてきた。
・集団には、一人だけ恰幅の良い長身の男性がいた。
・電光掲示板にあった「金」こと、金日国(キム・イルグク)。北朝鮮の体育大臣である。(中略)宴会場の隣にある小部屋に消えた。
・小部屋に入った約20分後、金は一人の元国会議員と一緒に外に出てきた。松浪健四郎*10(72)である。
 「ちょんまげ議員」として知られ、自民党二階俊博*11幹事長に側近として仕えた松浪は、2010年に政界を引退した後、母校・日本体育大学の理事長をしている。
 ところで、なぜ北の閣僚は松浪と密会していたのか。
 松浪は議員時代、アマチュアレスリングで培った海外の人脈を生かし、「スポーツ外交」を得意とした。近年は、日体大所属のトップアスリートたちを率いて訪朝を重ね、向こうのエリート選手たちと親善交流を行ってきた。4度目の平壌入りとなった今年10月下旬には、金と30分ほど会談し、そこで「ある提案」をしていた。
 金は来日中、現職の国会議員とも密かに接触したものの、民間人である松浪との会談を帰国直前に周到に準備していた。ところが、実際に約1か月ぶりの再会を果たした時の2人の心中は、穏やかではなかったようだ。
 もともとその時間には、金が日体大を視察する予定が極秘裏に組まれていた。だが、その情報をつかんだ日本政府は、国交のない国の閣僚の「単独行動」は思わしくないと見たのか、外務省と文部科学省は当日朝になって日体大に対し、文書で中止を要請。理事長の松浪も移動中の車内で連絡を受け、土壇場で中止を決めた。

 何でそういうくだらないことをするのかと安倍政権には心底呆れます。
 それにしても安倍政権といい、「現代ビジネス」といい、どっからこんな情報を得たんでしょうか?

 松浪はなぜ北朝鮮の重要閣僚を日体大に招待しようとしたのか。なぜ北朝鮮に通い続けるのか。そして、「ある提案」とは。
■記者
 日本政府は制裁の関係から北朝鮮籍を持つ人の入国を原則禁止していますが、今回、金日国・体育大臣の入国は異例の形で認められました。
■松浪
 別に異例ではないですよ。日本と国交がなくても、スポーツ交流は認められていますから、政府が入国を許可するのは当然です。過去にも、朝鮮の選手団はもちろん、国際オリンピック委員会(IOC)委員の張雄氏(元体育副大臣)にも入国を認めていますし、むしろ今回、日本が拒否したら、IOCから厳重注意を受けたのではないんでしょうかね。
■記者
 金大臣は今回の来日中、政府高官や自民党幹部と水面下で接触するということはあったのでしょうか。
■松浪
 ないです。なぜなら、国交がないから。「二元外交」になるという懸念があるから、日本の政治家から接触することはありません。これは、櫻田義孝オリンピック大臣にも私から確認済みです。
■記者
 北朝鮮2034年のオリンピック招致に南北朝鮮で名乗りを上げようとしていますが、今回の来日はそうした招致活動の一貫でもあるのでしょうか。
■松浪
 そういう目的もあったでしょうね。
■記者
 東京オリンピックの誘致では、北朝鮮も日本に積極的に協力したと言われています。
■松浪
 その通りです。張雄IOC委員は、アフリカの委員を巻き込み、(ボーガス注:北朝鮮の1票とは別にアフリカの?)3票をまとめてくれました。「東京」が獲得した60票のうちの4票だから大きかった。中国と韓国が「イスタンブール」に入れたにもかかわらず、ですよ。無記名投票ですし、中国、韓国に気兼ねしてIOCからは公表されることはありませんが、ね。
 私からは、2012年と2013年に向こうに行った時に、当時のナンバー2だった張成沢・国防副委員長(国家体育指導委員長)に2度も直訴しました。前任の体育大臣も同席する中で東京オリンピックへの協力を要請した。その直後に張成沢氏は粛清されたと言われていますが、張雄・IOC委員はしっかり「東京」を支援してくれた。韓国や中国からは、えらいプレッシャーがあったようですよ。東京ではなくてイスタンブールに入れるように、と。
■記者
 北朝鮮はどういう狙いがあって東京開催に協力したのでしょうか。
■松浪
 日本との関係改善を狙っているからですよ。

 ここでは松浪氏の主張「北朝鮮が日本のために4票まとめた*12」「一方、中韓はトルコに入れた」の真偽はあえて論じません。そもそも我々素人にはこんなことの真偽は調べようがありません。IOCが「北朝鮮は日本に、中韓はトルコに入れました」と認めることも、「北朝鮮から働きかけを受けた三国」が仮にあるとしてもその三国から「北朝鮮の要望で日本に入れた」と認めることもあり得ないわけです。
 重要なことは「松浪発言から考えるに」北朝鮮側がおそらく「中韓はトルコに入れたけどわしらは日本のために4票まとめた」といい、それを松浪氏が「イヤー、そういうことで世話になったんなら北朝鮮に対してお土産を出さないといけないですなあ」的な応対してるだろうと言うことです。
 つまりは
1)北朝鮮は日本が「お土産を出すなら」拉致その他でそれなりに交渉する意欲がある(だからこそ「4票まとめた」発言が出る)
2)松浪氏は「まあ、北朝鮮がそういう考えなら、問題解決にはお土産を出すしかないんと違うか」と考えてる、ということでしょう。
 1)からは救う会や家族会の放言する「交渉しようがない、制裁しかない」つう寝言が間違いであることが改めて分かります。2)については俺も大賛成です。

■記者
 金大臣とはどんなことを話したのでしょうか。
■松浪
 国内最先端を誇る日体大の施設であれば、一国の代表団を受け入れても十分に対応できる。(ボーガス注:東京五輪に向けて北朝鮮選手団に)練習の施設だけでなく、何カ月も前から来て準備するならば、大学のゲストハウスを提供することも考えています。
■記者
 しかし、日体大がなぜそのような提案をしたのでしょうか。
■松浪
 事前キャンプ地として朝鮮を受け入れようと手を挙げる自治体は、おそらく出てこないでしょう。日本人の猜疑心は強いから、「選手たちがスパイ活動するのでは?」「情報を入手するのにあちこち人に会うのでは?」というような思いを持って疑ってかかる。異常なほどの警備を施して、かえって両国の関係がぎくしゃくしてしまうのは残念ですから。
(中略)
 うちの大学は私学とはいえ特殊な成り立ちの大学で、戦前は軍事教育の総本山でした。軍人養成、とりわけ特攻隊員の養成も担っていた。学徒動員の数も多かった。その反省を踏まえて、逆に平和構築のために貢献する大学でなければならない。スポーツにはそういう要素があると感じてやっているわけですよ。
 世界の国々と等しく付き合うのは、スポーツの原則。だから、お世話させていただく。それは光栄なことだと思っています。
■記者
 なぜ「北朝鮮」にこだわるのでしょうか。
■松浪
 国交がないからですよ。国交があったら行かない。「松浪が日体大理事長でいるからできること」をやらなければしょうがない。

 「日朝友好に貢献したい」という趣旨の松浪氏の言葉に感銘を覚えざるを得ません。

■記者
 政界を引退して日体大理事長になった翌年の2012年、初めて選手団を連れて訪朝する計画をした際、日本政府はどのような反応をしたのでしょうか。
■松浪
 私は学校法人理事長として、文部科学省、(ボーガス注:私学助成を行っている文科省所管の特殊法人日本私立学校振興・共済事業団にも事前説明に行かなくちゃならない。外務省ではアジア大洋州局長に叱られに行きます。経由地である中国の北京でも日本大使館から毎回叱られます。今回も叱られました。「政府が制裁をしている国だから渡航は自粛してほしい」と言われます。

 現状では「政治的にやむをえない」のでしょうが、個人的には「そんな説明をすること自体がおかしい」とは思います。

■記者
 日本政府としてはどのような建て前で、松浪さんたちの訪朝を「黙認」してきたのでしょうか。
■松浪
 われわれの訪朝を止めないということは、日本政府から朝鮮に向けての一つのメッセージです。そして、日本からの訪問団を朝鮮の大臣が出てきて温かく歓迎したということは、朝鮮側の日本政府に対するメッセージです。お互いにとって、メッセージ効果があります。それは十分に理解しています。そういうメッセージ効果が見込めなければ、日本の外務省は力づくで止めたでしょう。

 松浪氏が言うように「パスポートなど絶対に出さない」だの「どうしても訪朝するというなら私学助成を削る」だの言う脅しがない点については「当たり前のこと」とはいえ、そして「理事長が自民党とパイプのある松浪氏だからで他の理事長だとこうならないかもしれない」とはいえ、「それなり」に日本政府を評価してもいいでしょう。

■松浪
 かつて、(ボーガス注:日本卓球協会会長を務めた)愛知工業大学学長の後藤こう二先生(故人)が国交のない時代の中国に卓球選手を連れて行ったりして、「ピンポン外交」というものを盛んにされました。
 中国は卓球が世界的に強かったけど、名古屋で行われる世界大会(1971年)に中国は台湾の存在を理由に参加を拒否していた。そこで、後藤先生は国交のあった台湾ではなく、中国に招聘状を送った。右派からは批判されましたが、愛知工業大学は(ボーガス注:我々日体大が訪朝してもペナルティなど受けないように)ペナルティを受けていませんよ。
 結果として、後藤先生の行動が大会を大成功に導き、選手団どうしの交流をきっかけに米中が接近し、日中国交回復の引火点にもなったのは確かです。われわれもそこまでの役割を演じられているとは思っていないけど、北朝鮮ではサッカー人気が高いということで、日体大はサッカーチームを連れて行って交流しています。

 「自分は後藤・愛知工業大学長(日本卓球協会会長)のピンポン外交のようなスポーツ交流を北朝鮮相手にしてるのだ」という自負を語る松浪氏です。

■記者
 北朝鮮東京オリンピックに参加することで、日朝の政府間交渉が大きく動き出す機運は生まれるのでしょうか。
■松浪
 どうでしょうかね。今の日本政府のコブシの上げ方を見ていると、戦略の練り直しや、政策的な変更がない限り、日朝関係が劇的に改善するということは難しいんじゃないんでしょうか。
■記者
 今年の平昌オリンピックでは、南北が一気に接近し、4月27日には南北首脳会談が実現するという事態が起こりました。
■松浪
・あれは、南北だからできたことなんですよ。
(中略)
・日本のマスコミの「北朝鮮報道」というものは、大阪の(ボーガス注:ドヤ街、貧困地帯である)釜ヶ崎の生活ぶりを連日テレビで放送して、「日本というのはこんな国だ」と誤解した印象を植え付けさせるのと同じことをしています。われわれは渡航自粛があって、朝鮮と交流しにくい状況にあるので、自分の眼で真偽を確かめることができない。だから、日本人の多くは報道を鵜呑みにして朝鮮が嫌いになるんです。日本人は「貧しい国」と言いたがるけど、これだけ経済制裁を受けていたら日本より豊かでないのは当たり前でしょう。
 それでも国交を結んでいる国は160カ国を超えていて、北朝鮮に協力する国は多数存在する。いくら「瀬取り」が行われていても、国連が制裁しきれない。それに対して、日本がむちゃくちゃなことをしても恨みや反感を持たれるだけですよ。むしろ、朝鮮に対しては、円熟した大人の国の外交をしてほしいと思っています。

 松浪氏に概ね同感ですので紹介しておきます。

■松浪
 私には朝鮮人に対する偏見がないんですよ。
 高校生の頃には柔道をやっていて、その時の監督が朝鮮大学校の出身だったんです。熱心に指導してくれて、毎日のように焼肉を食わせてくれた。面倒見が良かった。朝鮮相撲も教えてもらいました。
 昔、帝京高校の教員をやっていたこともあって、当時サッカー部の顧問が古沼貞雄といって、全国トップクラスに育て上げた人間が同僚にいました。帝京は野球部が強くて、サッカー部は弱小だったから、練習場は狭かったし、古沼さん自身はもともと陸上の選手だからサッカーに詳しくなかった。
 そこで、隣にある東京朝鮮高校に乗り込んで、グラウンドを借りて、練習相手になってもらううちに、帝京サッカー部はめきめきと強くなっちゃった。私はそれを目の当たりにしていたし、朝鮮高校との教員の交流もありましたので、もともと朝鮮人には親しみがあったんです。

 自らの在日との交際体験を語る松浪氏です。

■記者
 北方領土問題における鈴木宗男さん*13のように、拉致問題にはまだしも、日朝外交に熱心に取り組む保守政治家が見当たりません*14。どういう方だったら、それができそうですか。
■松浪
 やっぱり安倍総理と腹を割って決めることができるのは、二階幹事長しかいません。実際、私と二階さんとは国会議員時代、新進党*15自由党*16、保守党*17保守新党*18自民党――と一貫して行動をともにしてきましたから、外務省が私のやることに止めに入らないのも、「松浪は二階の許可をもらって動いているに違いない」と見ているからでしょう。この病室にあるお見舞いの花は、みんな二階さんからの贈り物です。

 まあ二階氏でなくてもいいですが、金丸訪朝のような「与党の大物」でないとちょっと北朝鮮も受け入れないでしょう。
 野党の場合は、日中国交正常化に貢献したとされる「公明党・竹入委員長訪中(田中首相と親しい関係にあり、田中首相の親書を持参)」のような「安倍と親密な関係にある政治家が安倍の親書を持参して訪朝」のようなケースしかあり得ないでしょうが、まあ、「田中にとっての竹入」に当たる野党政治家は今安倍にはいないでしょう。
 そうなるとやはり二階幹事長でなくても、「日朝国交正常化議連会長の衛藤元衆院副議長」「岸田自民党政調会長(前外相)」「山口公明党代表」のような「政府・与党の大物」ですかね。

【参考:東京朝鮮高校サッカー部】

http://bunshun.jp/articles/-/4399
■東京朝鮮高校サッカー部が「幻の日本一」と呼ばれた理由:慎武宏*19が『無冠、されど至強:東京朝鮮高校サッカー部と金明植の時代*20』(木村元彦*21著)を読む
 「ピッチの中では国籍も民族も問われない。うまいやつが王様なんだよ」と語っていたのは、Jリーグ名古屋グランパスの元スカウトだった金益祚(キムイッチョ)だ。
 その金益祚が“恩師”と慕っていたのが本書の主人公・金明植(キムミョンシク)だ。一九三八年・東京生まれ。
 かつて「幻の日本一」と呼ばれた在日朝鮮蹴球団や東京朝鮮高校サッカー部に黄金時代をもたらした。
 「帝京が強かった理由?。朝高に金明植さんがいたっていうこともある」(古沼貞雄*22)、「サッカーだけではなく言葉まで真似た」(本田裕一郎*23)といった証言は、国籍や組織に縛られず親交を深めた人間同士の交流の素晴らしさに改めて気づかせてくれる。本書は日本サッカー裏面史という領域にとどまらず、いよいよ多文化共生時代を迎えた日本社会への貴重なメッセージが込められているような気がしてならない。

【参考:ピンポン外交】

■後藤こう二(1906〜1972年:ウィキペディア参照)
日本卓球協会会長としてピンポン外交に尽力、1971年の世界卓球選手権名古屋大会に文化大革命以来2大会連続で欠場していた中国の大会復帰を実現、大会中に起きた中国の荘則棟*24(元世界チャンピオン)、アメリカ人選手グレン・コーエンとの交流から米中関係改善、日中国交正常化につながった。

http://japanese.china.org.cn/japanese/185458.htm
■ピンポン外交と後藤こう二氏
 1971年の春、中国の「ピンポン外交」は、「小さな球で大きな球を動かす」ように、中米関係の扉を開いた。しかし、中米外交打開の舞台となった第31回世界選手権に中国卓球選手団を参加させるために尽力した当時の日本卓球協会会長で、アジア卓球連盟会長でもあった後藤こう二氏のことを知る人は、今日では少なくなってしまった。
 後藤氏は第31回世界選手権に中国が出場しなければ、31回大会は低いレベルの大会になり、開催意義がないと考えていた。
 1971年1月25日、中国を31回世界選手権に招請するため、後藤氏は中国を訪れ、2月1日に中国卓球協会と第31回世界選手権への招請に関する会談覚書に調印した。後藤氏とその友人たちの共同の努力によって、1971年3月21日、中国は強大な陣容の卓球選手団を名古屋に送り、第31回世界選手権に出場させた。
 世界選手権は始まったが、熾烈なゲームが繰り広げられている試合会場の外で、歴史的な変化が起ころうとしているとは、誰も想像すらしなかった。試合の合間にアメリカ選手団のスティンホーベン団長と中国選手団の宋中秘書長が数回にわたり非公式に接触し、スティンホーベン団長は、アメリカ政府は国民の訪中制限を緩和しており、自分たちに中国訪問を強く望んでいることをほのめかしたと、宋中秘書長に伝えた。中国選手団はこのことを直ちに本国に報告した。その後、選手団は、「アメリカ卓球選手団の訪中に同意する」という国際電話を受ける。中国選手団の宋中秘書長がこのことをアメリカ選手団に伝えると、彼らは驚き、そして喜んだ。だが、このことに最も驚き、喜んだのは、中国選手団を世界卓球選手権に出場させた後藤こう二氏であった。
 1971年4月14日午後、周恩来総理が北京人民大会堂アメリカ選手団と会見し、中米関係の扉は開かれた。当時は、中米関係があんなにも急速に発展するなど、誰も思っていなかった。ましてや、その後に中日関係がこれほど急速に発展するとは、誰も予測していなかったのである。

https://www.toho-shoten.co.jp/beijing/t201606.html
■「ピンポン外交」の交渉秘話を語る森武さん
 知られざるピンポン外交の舞台裏を明らかにした『ピンポン外交の軌跡:東京、北京、そして名古屋』(ゆいぽおと)が出版された。
 著者は森武(もり・たけし)さん(早稲田大学名誉教授、日本卓球協会名誉顧問)。卓球の関係者として、また日本側当事者の1人として初めて、名古屋世界大会にいたる経緯を克明に証言したノンフィクションだ。
 「ピンポン外交」はいつから始まり、どのように展開したのか?。現在、私たちがそこから学ぶべき教訓とは?。このほど東京都内で開かれた森さんの講演(※)をもとに、今、明かされるピンポン外交の軌跡をたどった。
(※)2016年5月20日、東京・神田神保町の「ブックカフェ二十世紀」で開催。
 ピンポン外交と一言でいっても、今の若い世代にはそれこそ「ピン」とこないかもしれない。
 森さんの新著『ピンポン外交の軌跡』には、当時の『現代用語の基礎知識』(自由国民社発行)「世界政治用語」からの引用として、こう記されている。
「名古屋において開催された第31回世界卓球選手権大会に参加するために、四年半ぶりに中国選手団が来日、大会後も各地で親善試合を行った。この滞在のあいだ、選手団首脳、とくに副団長の王暁雲は、労働者はもちろんのこと、一部財界人など各層の代表者と精力的に会談し、日中交流の将来にたいして大きな期待をいだかせた。そして、最も大きな成果は、この大会に参加していたアメリカ卓球チームとアメリカ人記者団が中国を友好訪問することを認められ、中米関係にとって新しいページが開かれた。いわば卓球(ピンポン)が効果的な外交の道具として使われたために、こう呼ばれた」
■10年前からの交流が基盤に
 しかし森さんによれば、日中ピンポン外交は何も1971年の名古屋世界大会に始まるわけではないという。
 1956年の東京世界大会(第23回世界卓球選手権大会)のこと。建国間もない中国が申し込みギリギリで参加したが、それは「卓球こそが中国の国際復帰をうながす有効な手段だと考えた、周恩来さんの英断だったようです」(森さん)。
 1961年には、北京世界大会(第26回世界卓球選手権大会)が開催される。岸信介*25内閣のもとで、1960年には日米安保条約が改定されるなど、国交のない日本と中国には外交上のギクシャクが続いていたが、中国側は日本の報道機関7社の入国を認め、それが大々的な中国報道につながった。
 これを機に、中国側から周恩来首相の発想もあって「世界大会のない年に(隔年で)日中交歓卓球大会を相互開催しよう」という提案があり、翌62年から直ちにスタート。日中交歓大会は60年代においては62年、64年、66年と3回にわたり、それぞれの国で盛大に開催されることになる(※)。国交がなく、日本で反中ムードが根強かった時代のこと、大会開催にあたっては「日中関係団体の日中文化交流協会や東京華僑総会にずいぶん世話になりました」と森さんは振り返る。
(※)日中交歓卓球大会はその後、文化大革命文革)時期の中断をはさみ、79年まで頻繁に開催。のちに「友好都市交流」の形に変えて行われている。
 要するに、卓球競技においては国交正常化(1972年)の10年前から日中の交流がスタートしていた。
 「その長年の実績が、名古屋でピンポン外交(1971年)が実現する下地になり、基盤になったことを忘れてはならないでしょう」(森さん)
 1960年代初頭の卓球交流が引き金となり、スケート、バレーボール、ハンドボール、バスケットボール、レスリングなどの日中スポーツ交流が動き出した。その流れは1960年代半ばまで文化、経済、貿易関係の各分野にも広がりを見せ、やがて日中国交正常化という大きなうねりを生み出すのである。
 ちなみに森さんの初訪中は1962年。第1回日中交歓大会に日本選手団の監督として参加した時であった。
 卓球の相互交流が続き、森さんは1966年にも監督として訪中するはずだったが、早稲田大の仕事の関係でやむなく辞退。
 「中国では文革が表面化したころでした。その実態をこの目で見る機会を逃したことが、いまだに残念に思われます」。
 日本の卓球界をリードする1人として、人一倍の責任感や探究心がかきたてられたのかもしれない。
 その後、1967年から1970年までは文革の影響で、中国との卓球交流は途絶えることになる。
■交渉行き詰まった「魔の3日間」
 1971年春に名古屋で世界卓球選手権大会が開催されることになり、日本卓球協会会長・アジア卓球連盟会長を務めていた後藤こう二氏(愛知工業大学学長、のちに「ピンポン外交の立役者」として知られる)はどうしても大会を成功させなければならない宿命にあった。
 その理由は、世界最強レベルの中国の大会復帰が必要であり、文革後の中国への関心から中国人気を高め、入場料の増収にもつなげることであったという(『ピンポン外交の軌跡』)。
 そこで中国に参加要請をするため同年1月、後藤氏と村岡久平氏(日中文化交流協会事務局次長)、小田悠祐秘書、森氏の一行4人が香港経由で北京入りした。後藤氏からは中国側に、中国チームの参加要請をするとともに、大会主催者・国際卓球連盟(ITTF)からの勧告(アジア卓球連盟からの台湾除名)に従って行動を起こすこと、そしてこの交流をもとに日中国交正常化につなげる橋渡しができれば、という意向を伝えた。
 会談に際しては、「台湾が中国の一部である」ことについての記述を会談紀要に盛り込みたい中国側(中国卓球協会、中国人民対外友好協会)と、それを避けたい日本側とで交渉が行き詰まり、後藤氏が「もう帰るか」とあきらめの声を漏らすほどの緊迫感があったという。
 森さん自身も「この紀要がもとになり、後藤会長の進退に影響したら大変だ」と、直後のアジア連盟総会で「台湾除名」が認められ無事に終了するまで「私が北京に残りましょう」と強気に出た場面もあった。
 結果として紀要では、中国側は日本側の提案をのんで「台湾」という文字を除き、国交正常化への条件である「政治三原則を認める」ことで双方が合意した。政治三原則とは、①中国敵視の政策はとらない ②“2つの中国”をつくりだす陰謀に加わらない ③日中両国の関係正常化を妨げない――という3つの原則だ。
 「会談紀要の作成は、実に難産しました。のちに私は『魔の3日間』と表現したこともあるほどです」と森さんは苦笑する。
 交渉が合意に達したその晩(1月29日)は、人民大会堂周恩来首相による会見の場が設けられ、日本側は周首相の卓球に精通した一面を垣間見つつ、ともに和やかなひとときを過ごしたという。
 実はこの「魔の3日間」が決着したのは、舞台裏で周恩来首相からの“助け舟”があったからのようだ。
 周首相は行き詰まりを打開するため、中国側関係者に「実質を見るべきだ。形式的論争はやめたまえ。日本卓球協会の会長に難題を吹っかけるな。後藤先生はすでに中日関係政治三原則を書き込んでいるではないか」(要旨)と説き伏せていた。
 森さんはあとになって、そのことを中国人ジャーナリスト、銭江氏の著書『米中外交秘録 ピンポン外交始末記』(1988年、東方書店)で知ったという。
 「それまではね、『私が北京に残る』と見得を切ったから、交渉が成立したのかと思っていた。『俺の手柄だ』ぐらいの自信を持っていたんですが、まさに知らぬが仏でした(笑)」
 さすがは周恩来首相の巧みな外交戦術であったと、森さんは改めて感心しきりの様子だった。
■今に生きるピンポン外交
 こうして森さんたちの大変な苦労もあって、名古屋世界大会は大成功のうちに幕を閉じた。しかもこの大会を通じて米中選手団が接触し、「中国を訪問したい」というアメリカチームの希望を、中国側が大会最終日に受け入れて急きょ北京に招待することなる。最終決断を下したのは毛沢東主席だったという。
 名古屋から始まった米中ピンポン交流のもとで、アメリカと中国が外交交渉を加速させたのは先に述べた通りである。
 ところで森さんは、ピンポン外交の定義を、次の3つに分類している。
(1)最も狭い定義
 1971年の名古屋世界大会で、アメリカチームが訪中するにいたった米中交流が行われたこと。アメリカや中国で「ピンポン外交」とは、主にこの時の米中交流のことを指している。
(2)一般的な定義
 1971年の名古屋世界大会で、米中交流に加え、日中国交正常化につながる日中交流が行われたこと。
(3)より広い定義
 1971年の名古屋世界大会での一連の外交を含め、卓球を通じてスポーツ交流や外交が行われること。
 例えば、名古屋以前に開かれていた日中交歓大会や、中国と台湾の対戦(AAA大会、71年)、韓国と北朝鮮との統一チーム(千葉世界大会、91年)、イスラエルパレスチナのダブルスなど、幅広い卓球交流を指す。
 この(3)は森さんの持論だという。 
 名古屋世界大会の舞台となった愛知県体育館の一角には2015年5月、ピンポン外交の歴史的意義を顕彰し、世界の平和と友好を願う「ピンポン外交記念モニュメント」が設けられたという。
 『ピンポン外交の軌跡』に解説を寄せた川村範行氏(名古屋外国語大学特任教授、元中日新聞東京新聞論説委員)は、最後にこう記している。
「現代においても、国際関係の潮流を巨視的に捉え、進むべき道を戦略的に構想し、その実現のために外交や民間の有効な手段を活用しつつ取り組んでいくことの重要性が改めて求められている」

http://japanese.beijingreview.com.cn/ztjl/txt/2008-03/25/content_107219_7.htm
周恩来総理と中日関係(中)生誕110周年にあたって
 触れておかなければならないのは、1971年の後藤こう二氏の訪中である。日本卓球協会会長である後藤こう二氏の訪中の目的は、中国が卓球代表団を派遣し、名古屋で開かれる第31回世界卓球選手権大会に参加するように招請することであった。
 双方は会談メモの内容をめぐって激しく論争した。中国側は、台湾問題をメモに書き込むことをあくまで主張し、さらに「政治三原則」をメモの第一条に入れるよう要求した。しかもその順序を変えることはできないとし、そのために交渉は行き詰まった。
 それを知った周総理は、即刻、関連者を呼んで会議を開き、彼らのやり方は「極左だ」と批判した。そして周総理は「会談は相手を見、その性質を見なければならない。原則であっても一律に当てはめ、できないことを強要してはならない。後藤先生は『国際卓球連盟の憲章に基づいて、アジア卓球連盟を整頓する』と明確に提起している。これは国際卓球連盟から台湾を追い出し、中国が国際卓球連盟に占めるべき地位を回復することを意味している。これは、スポーツの世界で台湾問題を解決する道筋である」と指示した。
 周総理が自ら関与し、直ちに是正したので、双方は円満に協定を結ぶことができたのだった。そして中国の卓球チームは、名古屋で開かれた第31回世界卓球選手権大会に参加し、それによって世に広く知られる「ピンポン外交」を完成させ、劇的な成果を生み、中日、中米の国交正常化を推し進めた。これこそ周総理の、原則の堅持と適切な柔軟性を結びつけた一つの模範例である。

http://www.peoplechina.com.cn/maindoc/html/200606/10zhuanwen28.htm
■中日卓球交流の50年
 中日両国の卓球交流の歴史は、中日の二人の人物によって切り拓かれた。今は亡き周恩来総理と後藤こう二・日本卓球協会会長である。
 1960年代の後半から70年代の初めにかけ、中国は「文化大革命」のため、卓球も国際舞台から遠ざかっていた。その中国を、71年の名古屋大会に招こうと動いたのが後藤会長である。「世界最強の中国が来ないのでは、世界大会とは言えない」という考えからだった。
 後藤会長は中国を訪問し、周総理と会談した。そしてさまざまな困難を克服し、曲折を経て、中国チームの名古屋大会参加が決まった。中国の卓球は再び国際舞台に復帰することができたのだった。
 「後藤先生の恩を中国の卓球界は忘れることはない。中国の卓球チームが日本を訪問したときは必ず、名古屋に行き、先駆者である後藤先生の墓参りをすることになっている」と徐寅生・中国卓球協会会長は言った。


朝日新聞『韓国の元駐日大使が説く「3者基金案」 元徴用工問題』
https://www.asahi.com/articles/ASLCZ5Q74LCZUHBI027.html
 この案の是非はともかく*26、問題は「こうした何らかの案を提示した上」での外交交渉でしか解決せず、安倍政権の韓国敵視が問題解決に何ら役立たないことだけは確かです。
 なお、どんな案を提示しようが「慰安婦銅像を撤去せよ」等と馬鹿なことを言ってるようでは正直どうにもならないと思います。最低限「銅像撤去要求」など、「反省の意思を疑わせるような言動をしないこと」は当然の話です。


■産経『拉致解決訴えタペストリー 早紀江さん「国民一丸で」』
https://www.sankei.com/world/news/181201/wor1812010021-n1.html
 つくりたければタペストリーでも何でもつくればいいですが、こんな「拉致解決に直接はつながらない」「ある意味どうでもいいこと」を記事にしないといけないくらい、拉致ってネタがないんですかねえ。


■毎日『トランプ氏とがっちり組む 国交正常化は後でいい』古屋圭司・元拉致問題担当相
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20181102/pol/00m/010/001000d
 「ウヨの古屋ならそう言うだろうな」ですね。まあ俺的には「国交正常化が先でもいい」「つうか後か先かはともかく、国交正常化時の経済支援とバーターでしか問題は解決しない」「つうかおまえらウヨは国交正常化を妨害するため拉致を口実にしてるだけだろ」と改めて思うだけです。

 20年前は自民党内でも、北朝鮮との国交正常化を目指す融和的な動きが主流だった。我々のような北朝鮮には厳しく対応すべきだという考えは少数派だった。

 まあ河野氏が外相(村山、小渕、森*27内閣)だったりしましたからねえ。昔の自民はまともだったという話です。

 北朝鮮はこちらが厳しく出ると初めて小出しに譲歩してくる。

 「どこがだよ」ですね。第18富士山丸船長が解放された金丸*28訪朝にしても、拉致被害者が帰国した小泉*29訪朝にしても「国交正常化時の経済支援」を表明したからじゃないのか。第一次安倍以降の経済制裁で何の成果があったのか。


■「北朝鮮の女性虐待、加害者の処罰を」国連幹部が強調
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181124-00105298/

 11月25日は「女性に対する暴力撤廃の国際デー」だ。世界各地ではこの日に合わせ、国連女性機関などの主導により、暴力のない明るい未来を象徴するオレンジ色を使った様々な行事が開かれる。

 「へえー、そうなんや、ワシ、国際問題にもフェミニズムにも詳しくないから、知らなかったわあ」ですね。
 つうことで「高に勉強になることを教えてもらった」ので早速ググったら以下の記事が見つかりました。

https://mainichi.jp/articles/20181121/ddl/k40/100/307000c
毎日新聞『DV撲滅キャンペーン活動:「女性への暴力撲滅を」 高校生らカード配り訴え 太宰府二日市駅前 /福岡』
 国際ソロプチミスト太宰府と筑紫台高校(太宰府市)のボランティア同好会は20日、西鉄太宰府駅前と二日市駅前でDV(家庭内暴力)の撲滅を訴えるキャンペーン活動をした。「女性に対する暴力撤廃の国際デー」(11月25日)に合わせ毎年実施している。

https://www.sankei.com/economy/news/181123/prl1811230028-n1.html
■産経『ジェンダーに基づく暴力に反対する「女性に対する暴力撤廃キャンペーン世界をオレンジ色に:#HearMeToo 〜私の声も聞いて〜」国際NGOプラン・インターナショナルも参加』
 国際NGOプラン・インターナショナル(以下プラン)は、女性に対する暴力の根絶にむけた動きを加速するため、11月25日〜12月10日に、国連やNGOなどが連携して実施されるキャンペーン「世界をオレンジ色に:#HearMeToo 〜私の声も聞いて〜」に参加します。
 11月25日は「女性に対する暴力撤廃の国際デー」。女性に対するあらゆる形態の暴力の撤廃に取り組むため、2008年に国連によって制定された女性に対する暴力撤廃の国際デー。ハリウッドから一気に広まった「#Me Too」運動に加え、紛争下での女性に対する性暴力の根絶に尽力する医師デニ・ムクウェゲさんや、過激派組織による性暴力被害者で被害者の救済を訴えるナディア・ムラド・バセ・タハさんに2018年のノーベル平和賞が授与されたことで、国際社会でも女性に対する暴力への注目が集まり、根絶にむけた機運が高まっています。
 世界の女性の3人に1人が、生涯で一度は暴力を受けることがあると言われています。途上国の女の子たちが直面している早すぎる結婚、女性性器切除、人身売買などはジェンダーに基づく暴力の一種です。また、紛争や災害といった危機状況下には、女の子や女性への暴力、搾取、虐待のリスクも高まることがわかっています。暴力の影響は心身に影響を及ぼし、教育を受ける権利や社会への参加、人生を自由に生きる能力を制限することになります。
 以上のような世界の動きにより、今年度のテーマ「世界をオレンジ色に:#HearMeToo 〜私の声も聞いて〜」が決定されました。
 一人でも多くの人に、女の子を取り巻く状況を知って、考え、状況を変える取り組みに参加してもらうために、プランもこのキャンペーンに参加します。
 賛同いただける方は、下記のメッセージに #GirlsGetEqual、#HearMeToo のハッシュタグをつけての投稿や、シェア、リツイートなどで拡散し、キャンペーンにご参加ください。
(中略)
 プランはこれからも、男の子や男性も含めた人々と、学校、政府と協力しながら女性に対する暴力に関する意識啓発や、女の子や女性が暴力のない環境で安心して生活できる環境作りを進めていきます。


■「慰安婦問題には時効などない」北朝鮮が主張
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181125-00105301/
 北朝鮮のこうした主張の思惑はともかく。法的賠償責任ならともかく道義的責任なら、「慰安婦問題」に限らず時効なんてもんはないでしょう。
 「もう時効だから慰安婦は公娼といってもいいだろう」とか「ホロコースト南京事件を否定してもいいだろう」なんてことはないわけです。過ちは反省し続ける必要があります。


■韓国「徴用工判決」問題に北朝鮮が参戦! 日本政府はどう向き合うか
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181114-00104035/
 「アンチ北朝鮮」高らしい馬鹿馬鹿しさです。
 北朝鮮が「北朝鮮国民の徴用工問題」について何か言うならともかく、「韓国国民の徴用工問題」について何か言おうと直接当事者でないから関係ないわけです。
 とにかくこの件(ひとまず北朝鮮国民の徴用工問題は無視します)で日本側(安倍政権であれ、新日鐵住金であれ)がすべきことは「韓国側と対話すること」です。それは北朝鮮の言動によって変わることでは全くない。


■「日本軍が慰安婦を虐殺した映像ある」北朝鮮メディア報道
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181120-00104716/
 まあそりゃあ仮にあってもおかしくはないでしょう。
 そもそも今が「河野談話を否定したがってる安倍政権」でない限り、こういう批判があっても「不十分な面はあるかもしれませんが河野談話アジア女性基金などで一定の責任を果たしたと思います(まあ北朝鮮アジア女性基金の対象ではないのでそういう意味では責任を果たしていませんが)」つう話で終わりです。今が安倍政権という「最低最悪の極右デマ、歴史修正主義政権」だから問題になる。
 それはともかく、北朝鮮非難してる「自称人権団体(例:ヒューマン・ライツ・ウォッチ)」が安倍政権の現状(歴史修正主義的言動)を容認してたら、それは明らかにダブスタですね。「過去の自民党政権」が戦争責任問題で百点満点とはいえないにせよ、橋本政権だの小渕政権だのと安倍は全然違うでしょう。どうも「北朝鮮批判しても安倍批判しない」というダブスタを実際に「ヒューマン・ライツ・某」などは露呈してるようですが。


北朝鮮で拘束・死亡「米大学生の歯が大きくズレた」原因は何なのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181119-00104608/
 結局のところ「解剖しなかったから分からない」つう話にしかならないんじゃないか。


金正恩氏「非核化路線に黄信号」か…米国との対話時期逃す
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181108-00103342/
 ということに「アンチ北朝鮮」高はしたいのでしょうがはっきり言って根拠薄弱ですね。

 米国務省は7日、理由を明かさずに、ニューヨークで8日に予定していたポンペオ国務長官北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長の会談を延期すると発表した。

というのは確かに俺のような対話路線派にとっては残念です。しかし「国務長官朝鮮労働党副委員長の会談」となれば世間も一定の成果を期待する。
 いったんは「成果が出そう」となっても細部を詰める間に「やっぱり危ういかも」「無理してやらない方がいい」となったのでしょう。当然ながら「今回延期」されても「もう二度と対話しない」などと米朝いずれかが表明しない限り、「延期しても問題ない」とはさすがにいいませんが、仕切り直しに過ぎません。
 まあ当面は「成り行きに注目」ですね。現時点では楽観論にせよ悲観論にせよ何らかの論を唱えられるほどのネタがありません。


■中国で盛り上がる「北朝鮮観光ブーム」国境都市から1日1000人
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181106-00103111/
 まあ日本の経済制裁などどれほど意味があるのかという話です。


■元徴用工への賠償金は韓国政府が肩代わりすべきだ
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181031-00102499/
 意味がわからないですね。なんでそういう理屈になるのか。まずは原告(元徴用工)と被告(新日鐵住金)の話し合いでしょうにね。
 それで片がつくなら安倍がギャーギャーわめこうともどうでもいい話です。

国家間の約束事を一方的に変更するのは許されない。

 「高英起、手前はバカか」「手前、どこまで日本ウヨにこびれば気が済むんだ?」ですね。判決を下したのは裁判所であって文政権ではありません。そして裁判所判決は「国家間の約束」とやらをした行政府の見解に拘束されるもんではない(もちろん裁判所は約束などに関与していません)。当然ながら「約束はそもそも違法無効」「約束は合法で有効だが、日韓両国政府の約束解釈は間違ってる。原告の主張は約束と矛盾しない」などと裁判所が判断することは「判決の是非はともかく」約束違反でも何でもありません。


■「拷問の証拠ない」米大学生死亡を巡り北朝鮮が反論
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181029-00102160/
 遺族がワームビア君の司法解剖を拒否した時点で「拷問があったかどうか」などわかりようがなくなったわけです。遺族は勝手に「あったと信じてる」「だから解剖不要と思ってる」ようですがそんな思い込みは世間に通用しません。そういう意味では北朝鮮の言う「証拠があるのか」は全くその通りです。何で遺族も解剖を拒否したのか。どう見ても遺族は感情論で動いていて全く合理性がありません。

 参考までに、朝鮮中央通信の記事全文(日本語公式訳)を以下に掲載するが、ハッキリ言って具体性に欠けている。北朝鮮当局が自国民に拷問を加えているとする証言は数多くあり、また一部の外国人が北朝鮮国内で拷問を受けたと証言してもいる。
 そのような状況を踏まえたとき、連邦地裁が北朝鮮に厳しい判決を下す可能性は小さくないと言えよう。

 米紙「USAトゥデー」2017年6月21日付の記事によると、米シンシナティ大のある脳神経医師はウォームビアに対する医学的検査を通じて骨が折れたり、臓器が損傷されるような肉体的虐待を受けた痕跡がないことが確認されたと述べ、ウォームビアが良好な栄養状態で帰国したことを確認した。
 また、米NBC放送が2017年9月27日に報じたところによると、ウォームビアに対する検視を行った米オハイオ州のある検視官も報告書を通じて拷問の証拠を探すためにくまなく調べたがいかなる証拠も発見できなかったし、法医学歯科医らがウォームビアの歯を見た結果、外傷がある証拠はなかったと証言したという。

という北朝鮮側の反論は「正しいかどうかはともかく*30」十分具体性があると思いますがそれはさておき。
 あのアンチ北朝鮮「高ですら」、厳しい判決が出るとは断言できず、「小さくないのではないか」です。そりゃそうでしょう。
 拷問証言は「一部の外国人」であってすべての外国人ではないし、「外見上は拷問の痕跡はなかった」という検視官のワームビア君所見だった。だからこそ「外見だけでは判断できない。解剖して詳しく調べよう」という話だったのにそれを拒否したのは遺族です。
 したがって「拷問の疑いは否定できないが、肯定もできない」「北朝鮮が違法行為をしたとは認定できない」として連邦地裁が「遺族に厳しい判決を下す可能性は小さくないとは言えよう」ですね。


北朝鮮が拷問か…死亡の米大学生の歯列変形。米メディアが写真公開
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181025-00101689/
 まあ今更こういうことを言ってもどうにもなりません。遺族がワームビア君の司法解剖を拒否した時点で「拷問があったかどうか」などわかりようがなくなったわけです。遺族は勝手に「あったと信じてる」「だから解剖不要と思ってる」ようですがそんな思い込みは世間に通用しません。


■韓国の「感覚のズレ」が危険…法王は「北朝鮮に行く」と言ったのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181023-00101383/
 おやおやですね。過去には

https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181020-00101074/
彼らを救うため、法王が喜んで訪朝するだろうことは、誰にでも容易に想像できる。

と書いて「法王が訪朝しても驚くことじゃない」と書いた男が、自由韓国党や保守メディアが「法王の『前向きに考える、善処する』レベルのリップサービスを文政権が誇大に宣伝してるだけで、本当に法王が訪朝するか疑問」といいだすと「その通りだ」と言い出すのだから呆れて二の句が継げません。
 高にとっては「文政権をけなすことが一番大事」だからこういう醜態をさらすのでしょうが。
 つうか、仮にも自称ジャーナリストが過去発言をろくな説明もなく事実上撤回して、「ボクも韓国保守メディアの言うとおりだと思います」てそんなんならジャーナリストを名乗るなと言いたい。


■手錠をはめた女性の口にボロ布を詰め…「拷問部隊」の鬼畜行為
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181020-00101194/

 北朝鮮の人権侵害の原因は、ほとんどが恐怖政治に帰結する。金正恩体制の終焉なくして、北朝鮮における人権状況の改善は望めないのだ。

 反北朝鮮の高らしいですが、現実問題として北朝鮮打倒など現実的ではないわけです。
 もっと現実的な「人権改善の方向性」を語ったらどうなんですかね。


北朝鮮系「ニセ風俗」にご用心…高額罰金で客をカモに
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181020-00101170/
 ご用心も何も日本では「訪朝自粛要請」「経済制裁北朝鮮との間でビジネスできない?)」ですからねえ。訪朝する人間自体が少ない。そしてビジネスはともかく、観光旅行なら「政府案内人」がつくから風俗に行きようがないんじゃないですかね?
 高が紹介してる「かもられた人間」も軒並み中国人ですし。


■やっぱり韓国はどうかしている。法王の「訪朝承諾」で大騒ぎ
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181020-00101074/

 頭がどうかしてるのは高の方ですね。もちろん「最近ではなくて以前から」ですが。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181020-00101074/
彼らを救うため、法王が喜んで訪朝するだろうことは、誰にでも容易に想像できる。

なんて事実は当然ながらないわけです。「訪問しても救えない、むしろ外部から批判すべきだ」つう、「日本の巣くう会のような輩が登場し、法王の訪朝を妨害しようとする」であろうことは簡単に予想できる。
 実際、高も過去記事において

https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181010-00099953/
 人権問題を理由に訪朝を断られたら、それもまた金正恩氏が墓穴を掘った形になるのだ。

とそもそも訪朝しない可能性があると書きながら、その過去記事をなかったことにして

https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20181020-00101074/
 彼らを救うため、法王が喜んで訪朝するだろうことは、誰にでも容易に想像できる。

と書くのだから全くいい度胸です。
 これがまだ「法王発言は韓国政府へのただのリップサービスに過ぎない」と高が言うならまだ理解できますが。
 いずれにせよ、そうした予想される訪朝反対意見を押し切っても訪朝する覚悟を法王が示したのなら「そうした法王の意思をどう評価する」にせよこれはビッグニュースでしょう。そもそも過去の法王にはそんな訪朝の意向を示した人はいませんし。
 「ビッグニュース性をアンチ北朝鮮、アンチ文在寅の高が否定したいこと」が大変よくわかりますが。

問題は、法王が行くかどうかではなく、金正恩氏が「公式の招請」を送るかどうかなのだ。

 普通に考えて送るでしょうね。送る覚悟がなければ文在寅氏を通じて訪朝要請なんかするわけがない。

 米国務省が5月29日に発表した2017年版の「信仰の自由に関する国際報告書」は、北朝鮮では2017年の1年間に、宗教活動をしたという理由から119名が処刑され、770名が収監されたと指摘。また、宗教を理由に87名が失踪し、48名が強制移住させられ、44名は身体的に負傷したとしている。
 この事実を前に、金正恩氏と法王との間で、いったいどのような対話が可能なのか。

 それは北朝鮮政府と法王庁が考えることであって高が考えることではない。いずれにせよ、仮に高が言うような件から法王庁北朝鮮政府の間で対立が発生し、結局、訪朝がぽしゃるにせよ、正式の招待状自体は送付されるでしょう。
 そもそも高の言うようなことを法王庁が問題にするなら最初から「正式の招待状を待ちたい」といわず「訪朝の意思はない」といってるでしょうね。

 いずれにせよ、金正恩氏が本当に法王を招請するかどうかは、間もなく明らかになるだろう。

 で実際に招待状が送られ、法王が訪朝意思を表明し、実際に訪朝する可能性も考えられますが、そのときに高はなんと言い訳するんでしょうか?


【追記】
中央日報ローマ法王、来年の北朝鮮訪問計画ない」
https://japanese.joins.com/article/923/247923.html
 まあ「現時点では予定はない」「水面下では交渉していて条件が整えば訪問もあり得る(但し訪問すると公表できる段階ではない)」と理解したいところです。

*1:ビジャ・クララ州党委員会第一書記、オルギン州党委員会第一書記、高等教育大臣、国家評議会第一副議長(第一副大統領)兼閣僚評議会第一副議長(第一副首相)等を経て国家評議会議長(大統領)兼閣僚評議会議長(首相)

*2:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*3:著書『金正日の料理人』(2008年、扶桑社文庫)、『北の後継者キムジョンウン』(2010年、中公新書ラクレ)など

*4:日本の裁判所は検察のいいなり状態ですから逮捕状が出たことは何ら合法な逮捕の保証になりません。

*5:著書『日本の食と農 危機の本質』(2006年、NTT出版)、『さよならニッポン農業』(2010年、NHK生活人新書)、『日本農業の正しい絶望法』(2012年、新潮新書)など

*6:もちろんこれ(安い外国人労働者を要求する財界)こそが安倍の「入管法改定計画(現在、野党などから批判)」の背景にあるわけです。

*7:元というのは有罪判決によって議員資格が剥奪されたからです。統合進歩党も不当にも強制解散させられています。

*8:京畿道城南市長を経て京畿道知事

*9:著書『小泉進次郎の闘う言葉』(2013年、文春新書)、『誰も書かなかった自民党:総理の登竜門「青年局」の研究』(2014年、新潮新書)、『小泉純一郎独白』(2016年、文藝春秋)など

*10:小泉内閣外務大臣政務官、第一次安倍、福田内閣文科副大臣など歴任

*11:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)などを経て幹事長

*12:正直俺のような「アンチ東京五輪」の人間にとっては「いいよ、余計なことするなよ」であまり嬉しくありませんが。

*13:橋本内閣北海道・沖縄開発庁長官、小渕内閣官房副長官など歴任

*14:衛藤日朝国交正常化議連会長程度では「一定の評価はするがまだまだ不十分」ということでしょう。とはいえ鈴木の活躍によって島が帰ってくるとはとても思えませんが。いや「島は帰らなくてもいい、日本企業がロシアに経済進出できればいい」つうならまた話は別ですが。

*15:小沢一郎氏(元自民党幹事長。民主党幹事長などを経て、現在自由党代表)が党首

*16:小沢一郎氏が党首。二階氏が国対委員長を務めた。

*17:自由党から反小沢グループが脱党して結党。二階氏が幹事長を務めた

*18:保守党の後継政党。細川内閣通産相、羽田内閣官房長官を歴任した熊谷弘氏が代表。二階氏が幹事長を務めた。後に解散して自民党に合流。

*19:著書『増補版・祖国と母国とフットボール:ザイニチ・サッカー・アイデンティティ』(2013年、朝日文庫)、『イ・ボミはなぜ強い?: 知られざる女王たちの素顔』(2016年、光文社新書)など

*20:2017年、ころから

*21:著書『誇り:ドラガン・ストイコビッチの軌跡』(2000年、集英社文庫)、『終わらぬ「民族浄化セルビア・モンテネグロ』(2005年、集英社新書)、『争うは本意ならねど:ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール』(2011年、集英社インターナショナル)、『オシムの言葉・増補改訂版』(2014年、文春文庫)、『徳は孤ならず:日本サッカーの育将 今西和男』(2016年、集英社)、『橋を架ける者たち:在日サッカー選手の群像』(2016年、集英社新書)、『オシム 終わりなき闘い』(2018年、小学館文庫)など

*22:元帝高校サッカー部監督

*23:千葉県立市原緑高校、習志野市習志野高校、流通経済大学付属柏高校でサッカー部監督を歴任

*24:世界卓球選手権シングルスで1961年から1965年まで3連覇を果たした。

*25:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*26:俺はこの問題に無知なので、この案の是非については特にコメントしません。

*27:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)等を経て首相

*28:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)を歴任

*29:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*30:間違ってるとはいっていません。「判断材料がないので意見保留」という意味です。