「珍右翼が巣くう会」に突っ込む・番外編(12/2分:常岡浩介と黒井文太郎と桜木武史の巻)(追記・訂正あり)(追記・訂正あり)

 常岡*1らを取り上げます。主としてロシアネタ、シリアネタ(場合によってはイラン、サウジ、トルコネタ)です。専門家ではないので素人が適当なことコメントしてるに過ぎませんが。
■トルコ政府のギュレン学校(フェト学校)敵視が、日本ウヨの朝鮮学校敵視並みにすさまじい
 この件については以前http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20181025/7064208022でも触れましたが、又改めて触れます。

http://www.trt.net.tr/japanese/toruko/2018/12/26/kanbozia-terozu-zhi-huetoxi-lie-noxue-xiao-wobi-suo-1113585
カンボジア、テロ組織フェト系列の学校を閉鎖
 カンボジア政府の介入により、同国にあったテロ組織フェト(フェトフッラー派テロ組織・パラレル国家構造)系列の学校4校が地元企業に買収されて名称が国際パラゴン大学に変更された。
 トルコ教育財団から出された発表によると、カンボジアのフン・セン首相は、10月にトルコを訪問した際にレジェプ・ターイプ・エルドアン*2大統領と行った会談でテロ組織フェト対策で協力することを保証した。この訪問で署名された教育面における協力協定も12月11日に承認されて施行された。

http://www.trt.net.tr/japanese/toruko/2018/12/29/toruko-pakisutangahuetowoterozu-zhi-niren-ding-sitakotowohuan-ying-1115575
■トルコ、パキスタンがフェトをテロ組織に認定したことを歓迎
 トルコは、テロ組織フェト(フェトフッラー派テロ組織・パラレル国家構造)がパキスタンでテロ組織に認定されたことは全国家にとって模範とされるべきであると表明した。
 パキスタン最高裁判所は、テロ組織フェトに対してテロ組織と定義し、また同国にあるテロ組織フェト系列の学校すべてをトルコ教育財団に譲渡することを命じている。
 パキスタンのテロ組織フェトに関する決定をトルコ政府は歓迎し、称賛した。外務省から出された声明では、
パキスタン最高裁判所から今日(12月28日)出された判決で、テロ組織フェトがパキスタンの関連法の枠組みでテロ組織として認定されたことやテロ組織フェト系列の学校がトルコ教育財団に譲渡されることを歓迎し、称賛する。(後略)」と述べられた。


■常岡らのツイートにコメント

安田純平*3
 国家が殺したい人物を「テロリスト」とみなして超法規的に殺せてしまう。誰かを「テロリスト」と呼ぶことは、その人物を法による手続きなしで殺しても構わないと表明するに等しく、事実の提示が仕事であるジャーナリストがやるべきことではない。

 まあ「誰かをテロリストと呼ぶことの是非」はともかく「テロリストと呼ぶこと」は必ずしもそういうことを意味しないんですけどね。法治国家である限り、「テロリスト(犯罪者)でも法の手続きを無視して問答無用で殺していい訳ではない」んで。
 ただ一部の連中にとっては「テロリストと呼ぶこと」はそういう意味なのかもしれない。
 そういうことを安田氏は戦場ジャーナリストとして強く実感してるのでしょう。
 そしてそういう連中に対しては「お前はテロリストと呼ぶことで何がしたいんだ!」と問い詰めたり、批判したりする必要があるでしょう。
 つうか鈍感な俺はこの安田ツイートで今気づいたんですが、産経や救う会などウヨ連中が北朝鮮拉致を「犯罪」「人権侵害」ではなく、わざわざ「テロ」と呼びたがるのは「金正日金正恩を超法規的に殺したかったから」かもしれませんね(例えば、『拉致再調査 国家テロとの戦いであることを忘れてはならない』西岡力https://ironna.jp/article/649)参照)。

黒井文太郎
 文在寅が政権に就いた時点で、ある程度、日本に強硬的になることは予想範囲内。
 北朝鮮に融和的になることも予想範囲内。あれほど北朝鮮の代弁者になることは予想以上ですが。
 ただ、韓国は政権が変われば、前政権が犯罪者になるわけで、その辺を含んで引いて眺めてるのが、損得でいえば得。

 「はあ?」ですね。突っ込みどころだらけのアホツイートで呆れてものが言えません。「サイコパス」「キチガイ」という言葉を黒井には贈呈したい。
 まず第一に「韓国は政権が変われば、前政権が犯罪者になる」て現役の大統領を根拠レスで犯罪者呼ばわりとはどういう気なのか。産経ならまだしも安倍ですらこんな馬鹿なことは建前の世界では少なくとも言わない。安倍がこんなことを仮に言ったら野党各党はもちろん自民党内ですら「外交的に無礼」との批判が出るんじゃないか。
 第二に「日本に強硬的」云々て日韓関係の悪化はすべて文在寅が悪い、安倍は悪くないとでも言うのか。朴クネ時代だって日韓関係は決して平穏無事ではなかったこと、安倍以前はこれほどギクシャクはしてないことを無視する気なのか。
 第三に「北朝鮮の代弁者」て何がどう代弁者なのか。文在寅政権の対応は単に「金大中盧武鉉太陽政策(融和外交)」を彼流に継承してるに過ぎません。そもそも「国内には最大野党としての反北朝鮮右派政党・自由韓国党」「国外には長く反北朝鮮政策をとってきた米日(ただし米はトランプ政権下での米朝首脳会談で状況変化がありますが)」がおり、「米日は韓国にとって重要な貿易相手国」「韓国には米軍が駐留している」という状況で「代弁者」など「仮にやりたくても」やれるわけがないでしょう。
 実際、彼は北朝鮮の言うがままに単純に動いてなどいない。米日などに根回しなどしながら動いてるわけです。
 そして太陽政策を現在実施している文在寅が代弁者なら「同様に太陽政策を実施していた金大中盧武鉉も代弁者だった」のか。金大中訪朝を評価しノーベル平和賞を与えた事は間違いだったのか。
 この点、黒井が「金大中盧武鉉文在寅は違う」というのか、「確かに金大中盧武鉉も代弁者だ、ノーベル平和賞も間違いだ」というのか気になるところです。まあ、何も言わずに卑怯にもずっとだんまりも十分あり得ますが。まあ、黒井のようなウヨなら「確かに金大中盧武鉉も代弁者だ、ノーベル平和賞も間違いだ」といっても何ら意外性はないですが。
 第四に「引いて眺めてる」とは具体的になんなのか。「彼の進める太陽政策について成り行きに任せる(支持もしないが批判もしない)」という意味なのか。それ日本政府としてあまりに消極的で無責任すぎないか(もちろん俺の立場は「日本政府は大筋で支持すべき」です)。
 黒井は「どうせ文の太陽政策は失敗する」「後継大統領は自由韓国党あたりからでて太陽政策を継承しない」と決めつけてるようですが、当然ながらそんな保証はありません(まあ俺的にはもちろん文氏に成功してほしいし、ポスト文にも今の太陽政策を引き継いでほしいですが)。
 いや太陽政策は「日本は当事者じゃない」として「引いて眺めること」もできるかもしれない。
 日本が当事者の「レーダー照射」だの「慰安婦や徴用工」だので、安倍があれほどもめ事にして、どうやって「引いて眺める」んだって話です。
 安倍が「レーダー照射については現場に任せる(必要以上に騒ぎ立てない)」「慰安婦銅像が出来ようと別に問題ない」「徴用工については新日鐵住金と原告が話し合って和解すればいい」つう態度を今からでもとるべきだ(はっきり言って、遅いけどそうしないよりまし)と言う話なのか。だったら黒井ははっきりそう言えという話だし、正直そういう話なら、黒井ツイートの「文在寅政権が反日」だの「政権が変われば犯罪者」だの言う話は全く関係ありません。「お前、単に文在寅に悪口したいだけの嫌韓国ウヨかよ、黒井」て話です。

常岡浩介がリツイート
 歯舞・色丹に米軍が戦力置かないだろうことは、露もソ連時代から重々わかっていて、そこを敢えて、合意する気のさらさらない交渉の難易度を上げて、米の確証取って来いと要求しているのは、日本の要求にアメリカがどの程度答えるかを見るため、ひいては、日米同盟の硬度をテストしているんだろうなと。

 馬鹿馬鹿しいですね。どこの世界に「今米国とロシアは政治的に対立してるけど、返還した北方領土に米軍を置いていいよ」だの「米軍を置かないと事前に確約しなくてもいいよ、俺は『置かない』と安倍を信頼してるから」なんてお人好しの人間がいるのか。プーチンの要求は何ら不当ではない当たり前の要求です。
 こんなことを言う連中の方こそ、動機が何かはともかく「何が何でもプーチンの要求に応じたくないんだな」と呆れるだけです。
 ここで「何もプーチン日米安保をやめろなんて言ってない。今の政治状況下で『北方領土に米軍を置いていい』だの『事前に確約しなくても日本を信頼する』なんていう訳がないでしょう。米軍をあの島に置く選択肢がないのなら私がプーチンの要請に応えて、置かないと確約しても問題はないでしょう」「プーチンに返還意思が本当にあるか分からないが返還拒否の口実は一つでもなくしたい」と安倍が言って米国の了承をとることに何の問題があるのか。

伊勢崎賢治*4
 化学兵器を使用した(とされる)アサド政権は(ボーガス注:化学兵器使用が事実ならば)明確な交戦法規違反。その制裁として自らの自衛でもないのに国連の集団安全保障措置を待たずにミサイルを放ったトランプ政権は明確な開戦法規違反。どちらも国際法違反です。残念なのは後者の違反を突くと、前者に味方するのか!という批判が来ること。

 さてこの伊勢崎ツイートについて常岡や黒井が因縁をつけていましたが、それが何かと言えば「アサドの化学兵器使用は事実だから、安保理決議がなくても米国が攻撃していい」「アサドを支援するロシアが拒否権発動するから仕方がない」つう暴論でした。
 いやだから「(米国に限らず)一国の勝手な判断で戦争が出来るのはまずい→国連安保理決議がないと自衛戦争以外は戦争不可(典型的には、安保理決議がなかったのに、ありもしない大量破壊兵器で米国が戦争を始め、違法行為と批判されたイラク戦争)」てのが現状の国際法システムなんですが。
 「なにゆえ、その国際法システムを米国は無視していいと常岡や黒井は考えるのか」「『アサドの無法を黙認できない』というその常岡や黒井の理屈ならフセイン独裁政権を倒した米国のイラク戦争を『独裁政権を倒して何が悪い、フセインの無法は容認できない。大量破壊兵器なんかなくても問題ない*5』として常岡や黒井は支持するのか」「イスラエル制裁論に対するアメリカの拒否権発動を理由にどこかの国がイスラエル攻撃したらそれを支持するのか*6」などについて彼らは「アサドの毒ガス使用は事実だ」「アサドの無法を容認していいのか」としか言いません。まあいつもながらでたらめで無責任な連中です。
 伊勢崎氏も含めて「アサドが無法だからといって安易に国際法の例外を作るべきではない」「その理屈ならフセインの無法を理由にイラク戦争も支持できるが支持するのか」と反論してるのにねえ。
 大体この常岡らの理屈は極論すれば「ザ・ハングマン」「必殺仕事人(緒形拳が演じた藤枝梅安や、藤田まことが演じた中村主水など)」などの世界、あるいは「覚醒剤の売人をぶっ殺して何が悪い」とうそぶくフィリピンのドゥテルテ大統領、「永田鉄山ら、政府高官であることを悪用して、法の網を逃れて、無法を行う国賊天誅を加えただけだ」と主張した「永田鉄山陸軍省軍務局長」暗殺事件の相沢三郎中佐、226事件磯部浅一*7などと何ら変わりません。「ドゥテルテや相沢中佐、磯部はともかく」、必殺やハングマンのような娯楽作品ならあれでもいいでしょう。俺も正直ああいう作品は個人的には嫌いではありません(まあ俺が好きか嫌いかに関係なく、あれを好きな人がいるからこそああいう作品が作られるわけですが)。
 しかし現実世界ではいくら相手が悪人(話はもちろん常岡らが敵視するアサドやフセイン、相沢や磯部が暗殺した日本政府高官*8に限りません)だからといって「法律の枠に縛られて、悪人を野放しにするくらいなら非合法でも処罰(?)して何が悪い」「俺がルールブックだ、俺が裁判官だ」では問題があり過ぎです。
 だったら「安倍が首相である限りモリカケの追及が難しい。警察も検察も安倍どころか財務官僚すら逮捕起訴しない」からといって「街頭演説にでた安倍に向かってピストルで銃弾ぶち込んであの世に送っていいのか」。「まともな安倍批判派(野党各党など)」はもちろん、さすがに常岡や黒井だって「そうだ、安倍など殺してかまわない」「安倍を逮捕起訴しない警察、検察が悪いのだ」「安倍暗殺を批判する連中はモリカケが追及されなくてもいいのか」とは言わないでしょう(まあ常岡はともかく黒井は過去に「モリカケは野党の言いがかりだ」なんてネトウヨのツイートにリツイートしたくず野郎ですが)。
 中村主水藤枝梅安たちだってさすがに「公然と非合法殺害」などしてないわけです。
 あるいは「三菱銀行事件の梅川昭美」だって警察は「梅川を殺す以外に人質を救う方法がない」から殺したわけです。4人の命を無残に奪った梅川みたいな「死刑判決がほぼ確実な外道」だって「生かして逮捕できるのならそうする(法律上そうせざるを得ない)」のが法治国家です。法律というルールを「あいつ(常岡や黒井の場合、プーチンやアサド)は悪人だから例外措置で法律なんか無視していい。あいつを潰すためには何でも許される」なんてやり出したら収拾がつかなくなる(とはいえ、常岡や黒井の暴論など世間的に支持されていませんが)。
 あげくのはてに「ならばベトナムカンボジア侵攻も違法なのか。ベトナムが侵攻しないでポルポトが野放しで良かったのか(常岡や黒井)」て(苦笑)(まあポルポト問題以外には常岡たちも『安保理決議なし』で『自衛戦争とは言いがたいケース*9』で正当化できそうなものがさすがにないんでしょう)。
 アサド政権とポルポトと状況が全然違うでしょうよ。なお、ベトナムカンボジア侵攻当初において米国がベトナムを「カンボジア侵略呼ばわり」し経済制裁を発動したことや「米国が当初ポルポト政権と国交樹立し、それに引きずられて日本も長くポルポト政権と国交を樹立してきたこと」、当時の日本において「明確なポルポト批判派は国政政党では日本共産党だけだったこと(後で紹介する不破演説参照)」などは常岡たちにはどう理解されてるんでしょうか?(苦笑)。「米国をべた褒めする」自分に都合が悪いから無視するんでしょうけど。
 まあポルポト問題一つとっても「敵(ベトナム)の敵は味方」でポルポト支持の米国は「正義の国」なんかじゃまったくありません。
 そして「ご主人様・米国がポルポトと国交樹立してるから」なんて理由で「ヨーロッパ諸国」がポルポト政権と断交しても、日本だけは「米国が断交するまで」ポルポトと国交を維持したのだから「その米国従属ぶり」も正気の沙汰ではないですね。
 まあポルポト問題ですらこれです。プーチンの要望「米軍を置くな」に自民党が応えることは絶対にないし、当然、北方領土なんか絶対に戻ってきません。

参考

http://www.jcp.or.jp/jcp/etc_kaigi/990725_jcp77th_fuwa.html
赤旗1999年7月25日『日本共産党創立77周年記念講演会:現代史のなかで日本共産党を考える』幹部会委員長 不破哲三
 実は最近、こっけいなことがありました。六月に東京・足立の区長選挙があったでしょう。あのときには、相手は自自公に民主党が加わっての大激戦で、反共攻撃がほんとうにひどかったのですが、公明党の党首(代表)代行が、なんとカンボジアポル・ポト政権の問題をもちだして日本共産党攻撃をやったのです。
日本共産党がめざす体制とはなんなのか。カンボジアポル・ポト体制とどうちがうのか、真っ正直に説明すべきである」。
 こんなことをいったのです。
 ポル・ポト体制というのは、カンボジアの国民を百万人単位で殺したというたいへんな犯罪体制でした。それをひっぱりだして攻撃をする。私はあとでこれをきいてあきれました。なにをあきれたかというと、この方が自分の党の歴史をなにもご存じないことにあきれたのです。
 実は、日本の政界では、八〇年代のはじめごろに、ポル・ポト政権への応援というのが盛んだったのですね。「救援センター」をつくるとか、ポル・ポト政権支援の「国際会議」をひらくとかが、ずいぶんやられました。当時は、中国がまだ毛沢東時代の名残がつよいころで、ポル・ポト政権の背景に中国がいることをみんな知っていますから、各党が”われもわれも”とこの運動に参加し、日本共産党を除く全会派が応援団の仲間入りをしました*10
 自国の国民を大量に殺したポル・ポト派の非人道ぶりを告発したのは、日本共産党だけでした。公明党もその応援組織に副委員長などを送りこんだ、れっきとしたポル・ポト応援派であります。その公明党が、ポル・ポト問題をもちだして日本共産党を攻撃するとは、よくもいえたものだというのが、私があきれかえった真相であります。(大きな拍手)
 反共攻撃をやるにしても、もっと歴史の勉強をしてもらいたい(笑い、拍手)。まあ、日本共産党の歴史とまではいいません。自分の党の歴史ぐらいは勉強してやってもらいたいというのが(笑い、拍手)、私がいいたい点であります。

黒井文太郎
 普天間海兵隊航空部隊が辺野古に移駐すれば、極めて危険な普天間周辺の危険性は確実に相当程度、軽減されます。

 まあ黒井らしいデマカセぶり、クズぶりですが「別に辺野古に移設しなくても」普天間が閉鎖すればそれで普天間は安全になるわけです。そして移設場所は「辺野古でなければいけない」理由もない。
 黒井の主張は「辺野古移設しか手段がない」とか「沖縄県民多数派が辺野古移設を希望してる」とか言う場合にのみ成り立つ主張です。もちろんそのどちらも存在しないわけですが。
 どうやらこのクズは「辺野古移設を受け入れないデニー知事が悪い」と強弁して恥じないほどクズのようです。こんな「沖縄の民意を踏みにじる安倍を正当化する」クズ野郎が「プーチンやアサドが民意を踏みにじってる」というのだから恐れ入ります。まさか「プーチンやアサドのように殺さない限り民意を踏みにじったことにはならない」とでも思ってるのか。
 もちろん「単に黒井がアサドやプーチンが嫌いである」にすぎないわけです。このクズ男の脳内には「民意」だの「人権」だのという高尚なもんは存在しません。だからこそ沖縄の民意を踏みにじる安倍を正当化できる。

常岡浩介がリツイート
■croc.jp
‏ 何の為に伝えるかという事が分らない人にはジャーナリストになって欲しくはない。(人間の戦場/広河隆一/新潮社)

 もちろんセクハラ問題をやらかした広河氏への「常岡流悪口」ですが常岡本人は「常岡さん、あなたは自称ジャーナリストとして何を伝えたいのですか?。何のために伝えたいのですか?」と聞かれて答えられるんですかねえ。常岡がそうした質問に回答できるようなまともな記者活動をしてるとはとても思えませんが。何せ、常岡がツイートでやってることは「メディア記事にツイートしてコメントする」つう「それお前でなくても出来るだろ?。ジャーナリストとしての活動報告とかねえの?」「自称ジャーナリストのお前のツイートって正直、評論家や研究者の肩書き持ってる人間でもできることばっかだよな」ですので。

常岡浩介がリツイート
・黒井文太郎
 トランプが旧ソ連のアフガン侵攻を「テロ対策で正しい選択だった」と発言。

 事実ならば是非以前に「マジかよ!(唖然)」ですね。こんなことを言えば「ロシアとやはり共謀してるんじゃ?」と疑われますし、そうした認識は「アフガンゲリラを支援していた」米国政府の公式見解とは明らかに違うでしょう。その点を突っ込まれたらトランプは何という気なのか。

常岡浩介
 有料メルマガ路線行っちゃうのか。大丈夫かなー
https://www.mag2.com/m/0001685218.html

 何がどう「大丈夫」なんですかね。当然ながら安田氏がメルマガを無料でやろうが、有料でやろうが彼の勝手です。
 彼も「霞を食って生きているわけではない」「金を稼がなければ生活できない」のだから有料メルマガをしても何ら不思議ではない。「有料では読みたくない」なら読まなければいいだけの話です。当然ながら「有料だから当然に価値がある」とは限りませんし、逆に「有料だから金目当てに誇張やデマカセが横行する(とでも常岡はいいたい?)」「有料なんて銭ゲバ*11(とでも常岡はいいたい?)」というわけでもありません。いずれにせよ彼のメルマガに事実誤認等の問題があれば批判すればいいだけの話です。少なくとも「有料にすることそれ自体」は別に批判されることではないでしょう。

常岡浩介が福田充をリツイート
■福田充が安田純平リツイート
 安田純平さんがTwitterにも帰ってこられました。無事で何よりでした。さらなるジャーナリズム活動に期待しております。
安田純平
 あけましておめでとうございます。みなさまには長い間お世話になり、お陰様で帰国できました。ありがとうございました。
 拘束の40カ月間とその前後を含めた経緯などについて、日記等を元に詳細を再現していくメルマガを始めました。ご登録のほど、よろしくお願いいたします。
https://www.mag2.com/m/0001685218.html

常岡浩介が石丸次郎をリツイート
Ishimaru Jiroが安田純平リツイート
 安田純平がメルマガを始めました。復帰おめでとう パチパチ
安田純平
 あけましておめでとうございます。みなさまには長い間お世話になり、お陰様で帰国できました。ありがとうございました。
 拘束の40カ月間とその前後を含めた経緯などについて、日記等を元に詳細を再現していくメルマガを始めました。ご登録のほど、よろしくお願いいたします。
https://www.mag2.com/m/0001685218.html

 常岡って本当に変な男ですね。福田や石丸がしている安田応援ツイートのことは「石丸や福田のツイート」にリツイートしないで自分の言葉で言えよ、て話です。
 それとも

常岡浩介
 有料メルマガ路線行っちゃうのか。大丈夫かなー
https://www.mag2.com/m/0001685218.html

とツイートする常岡が言いたいことは「石丸や福田のような安田応援ではなく」、「有料メルマガなんて安田の銭ゲバ行為を褒め称える石丸次郎や福田充ってバカだねえ」つうことなのか(そういう石丸や福田への非難は間違いだと思いますが)。
 いずれにせよ「安田メルマガ」に「安田の友人を過去に自称していた」常岡が登場することはないんでしょうねえ。

常岡浩介がリツイート
西日本新聞『タイで同性婚合法化へ 関連法案を閣議決定 アジア初、関係者は期待』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/476525/

 もちろん同性婚合法化は悪いことではないですが、タイが現在、軍事独裁政権であることを考えれば「そんなことより民主化しろよ」「民主化しろという批判を和らげるための策略*12だろ?」と思いますね。

常岡浩介がリツイート
フォーリン・アフェアーズ・ジャパン
 モスクワと北京は、欧米民主国家を衰退させれば自国の国際的な地位向上につながると考えている。

 吹き出しました。「アメリカは世界の警官だ、正義の味方だ」と思い込んでるらしい「アメリカメディアらしい認識」つうか何つうか。いやいや基本的に中国とロシアは自国の利益を最大にすることしか考えてないでしょう。その場合、欧米民主国家とやらに揺さぶりをかけることはあり得る。
 ロシアに至ってはその揺さぶりが「経済支援」のような合法的なもん限定ではなく「ロシアンゲート」のような違法行為の疑いすらある。ただそれは「欧米民主国家を衰退させれば自国の国際的な地位向上につながる」つう話ではなくて
1)自国に好意的な国は今後も好意的な関係を築く
2)自国に敵対的な国はなんとか好意的にする
3)それが無理なら、自国に敵対できないよう攪乱工作を仕掛ける(例:ロシアンゲート)
つう話でしかないでしょう。で欧米は3)に当たるケースが少なくない、てだけでしょう(とはいえロシアンゲートのロシアはともかく中国が公然と欧米に敵対したことはないかと思いますが)。
 つうかこういう物言いは「中国やロシアの欧米批判は何から何まで間違ってる」とか「欧米民主主義は完全無欠だ」とかいう間違った認識を生み出すんじゃないかと思いますね。
 この種のアメリカメディアは「ロシアや中国が独裁的な国に甘い」とかいいだしますが、例えば「サウジのムハンマド皇太子(殺人の黒幕の疑い濃厚)が公然と政治活動をしているのを容認してる」のは中露だけじゃなくて欧米もそうですからね。欧米だってそんなに独裁的国家に厳しいわけじゃない。

常岡浩介がリツイート
・ギ★バキュームカー追いかけ隊
 上坂すみれ共産趣味素晴らしいみたいな発言をした時、友人のジェーニャがソ連共産主義政権でロシア人は相当苦労したんだと忠告めいたことを言ったことがあるけど、共産主義の危険性を身をもって体感していた人とただ単に趣味として捉えてしまっている人の差ってのがあるよね。

常岡浩介がリツイート
・Eleni / エレニ
 私は、旧ソ連や東側で辛酸を舐めつくした側の人達と近いので、ああいうノリとは隔絶感というか、見ていると耐え難いものがある。

 イヤーそこは「どうかひとつ長ーい目で見てもらいたい(伊東四朗のギャグ風に)」ですけどねえ。
 上坂氏(1991年12月生まれ*13)も「旧ソ連の文化」「ロシアの文化」に興味があるだけでさすがに「旧ソ連の政治体制」や「現プーチン体制」を支持はしてないでしょう(共産「趣味」にすぎませんから、さすがに反共極右ではないでしょうが、彼女が日本共産党など左派の政治的主張に好意的であるかさえ疑問符がつくでしょう。もちろん好意的かもしれないし、好意的であって一向にかまわないわけですが)。
 そして、彼女も「旧ソ連に不快感を感じるような御仁」にまで自分の趣味を押しつける気もないでしょう。そこは「お互い干渉しないことにしよう」つうのが彼女の立場でしょう。
 それにしても、こういうこと抜かす御仁が「単なる異常な反共主義や異常な反ロシア」でなければいい、そして「旭日旗に対する韓国の態度は不当だ*14」なんてダブスタなこと言ってなければいいですけど、どんなもんなんでしょうかね?。
 そしてこの理屈だとそれこそ

・その理屈なら上坂さんの共産趣味より、ガルパンガールズ&パンツァー)にネタとはいえ『第二次大戦の戦車』が出てきたり、艦隊これくしょんにネタとはいえ『第二次大戦の戦艦』が出てきたりする方を批判したらどうよ?。戦争経験者にとってはネタでも愉快じゃねえだろ。いやそれも批判してるつうならいいけど。

感がありますねえ。
 それはともかく、「共産主義の危険性を身をもって体感していた人」つうのは正確には「ソ連共産主義」ですよねえ。
 まあ、「ソ連共産主義しか知らない人」にとっては「ソ連共産主義共産主義」なんでしょうけど。
 「国家神道=古来からの伝統的神社、ではない」「イスラム原理主義=昔からのイスラム、ではない」「ホメイニ流イスラム*15理解=昔からのイスラム、ではない」「キリスト教原理主義=昔からのキリスト教、ではない」「創価学会=昔からの日蓮宗、ではない」ように「ソ連共産主義共産主義、ではない」と声を大にして言いたいですね。
 まあ、国家神道について言えば「国家神道を未だに美化する神社本庁が、神社業界最大勢力としてでかい顔してる」状況では「国家神道と昔からの伝統的神社は違う。神社を嫌いにならないで」といっても今ひとつ説得力に欠けますが。「世界各国の共産党日本共産党含む)」が「我々は旧ソ連のようなものは絶対に目指さない」としてるのに比べたら神社本庁は反省なさ過ぎでしょう。まあ、だからこそ神社本庁は「インドのヒンズー教」のような「日本限定のローカル宗教」にならざるを得ず、絶対に「キリスト教イスラム教、仏教」のような世界宗教にはなれないわけです。

参考

■上坂(うえさか)*16すみれ(1991年12月19日生まれ:ウィキペディア参照)
 声優。
 上智大学国語学部ロシア語学科卒業。流暢なロシア語を話し、旧ソ連史についても造詣が深い。
 2012年10〜12月、2013年3月に放送されたアニメ『ガールズ&パンツァー』(東京メトロポリタンテレビ等で放送)のノンナ役では特技のロシア語を披露している。
■経歴
 9歳のときにスカウトされ、ヴィダルサスーンのCMに出演。その後は声優を志望し、2012年1〜3月まで放送されたテレビアニメ『パパのいうことを聞きなさい!』(東京メトロポリタンテレビ等で放送)の小鳥遊空役で、本格的に声優業を開始した。
■ロシア
 ロシアやソビエト連邦が好きな共産趣味者を自称しており、ロシアについて「文学・歴史・兵器・絵画・音楽、どれも個性的で不思議な魅力に出会える国」と評している。
 ロシア関連での仕事の依頼もあり、大学4年生のときに日本大使館がモスクワで主催したJ-FESTに出演したほか、東洋文庫ミュージアムの「ロマノフ王朝展」(2017年)ではオフィシャルサポーターとして、ナレーションや亀山郁夫*17ロシア文学者、東京外国語大学名誉教授)との対談を務め、在ユジノサハリンスク*18日本国総領事館主催の「サハリン日本文化デー」(2017年)では日本のアニメ文化を紹介するトークショーに出演した。

常岡浩介がリツイート
・黒井文太郎*19
 日本語ネットや書籍などにはアサド側の宣伝を代弁*20する専門家の言説も多い。そうした宣伝情報に慣れた人には、アサドを断罪するこうしたシリアの人々の声が意外に思うかもしれません。
 アサド支配地での人々の声は100%が恐怖支配下の嘘の声で、それ以外の声だけが本当の声です。
読売KODOMO新聞【俺はググらない】なぜ戦争が起こったか? どんなことがつらいか?…6人のシリア人の答え
https://www.yomiuri.co.jp/kodomo/fromeditor/notice/20181218-OYT8T50143.html

 「何だかなあ」ですね。
 そりゃ亡命者に話を聞けば「シリア・アサド政権に限らず」、政府への悪口は出るでしょう。
 政府に反発したから亡命したわけですから。たとえば脱北者北朝鮮政府の悪口を言うし、天安門事件で国外亡命した人間は中国政府の悪口を言う。
 別に意外でも何でもない。
 ただそれが「その国の国民の一つの意見」ではあっても「総意だ」つう根拠はないでしょう。
 「アサド政権に反発を感じてる=国民の総意」だとしても、それはこの読売KODOMO新聞が紹介する『亡命者の多くの意見*21』のように「アサド政権打倒」を意味するわけでは必ずしもないでしょう。
 「亡命者の多くがアサド政権打倒を主張してる=アサド政権打倒こそがシリア国民の総意で正義(黒井と類友の主張)」なんて根拠はどこにもないでしょう。まあ、アサド政権を批判する立場に立っても「アサドをロシアやイランが支援する」現実を直視すれば「漸進的改革」しかありえず「アサド打倒」は無理であることは明白でしょうが。
 でその程度のことを青山弘之氏*22などが言っただけで黒井と類友は勝手に「青山氏などをアサドシンパ扱いするな」って話です。
 つうか「事実を指摘しただけなのにシンパ扱い」といえば俺やid:Bill_McCrearyさんを中国シンパ扱いしたid:Mukkeの態度がそうですね。
 あるいは「北朝鮮打倒なんて中国やロシアが北朝鮮支援してるから無理だ」という和田春樹先生、田中均氏などに対して「北朝鮮シンパ」であるかのように悪口した家族会、巣くう会の態度もまさにそうです。

常岡浩介
 「戦場取材のストレスをセックスで発散させてきた*23」といってパワハラとセックス強要を繰り返してきた広河氏が「慰安婦100人の証言」をどんな気持ちで編集したのか、興味あるな(本当は興味ないぜ

 常岡らしいアホツイートですね。「本当は興味ないぜ」と書くことによって「興味ないなら何でそういうツイートするの?。単なる広河氏への悪口?。本当にバカだな、お前は」と理解されることになるわけです。「本当は興味ないぜ」の一文がなければまともなツイートなんですけどね。
 まあ、広河氏本人にしかそこは分かりませんが、善意(?)に理解すれば、広河氏において「自らの慰安婦報道とセクハラが矛盾してなかった。つまり広河氏は自分の行為がセクハラだと認識してなかった」ということであり、悪意(?)に理解すれば「暴力団と裏で癒着しながら、暴力団壊滅を叫ぶ人間」「裏で収賄しながらクリーンな政治を訴える政治家」などのような嘘つきだったと言うことでしょう。どちらであれ非常に問題ですが。

常岡浩介
 広河隆一さんといえば、ゴリゴリの反原発活動家*24だという認識だったのだが、北朝鮮核兵器開発は「理解できる」のか。

 常岡らしい「何だかなあ」ツイートですね。
 まず第一に俺が常岡の立場なら、今の時期は「セクハラ問題」以外では広河氏について何か批判的なことを言うのは避けますね。
 「自業自得」とはいえ、「セクハラ問題で批判を浴び」、「セクハラ以外の件でも」反論しづらい立場の広河氏に対し、「ここぞばかりに攻撃を仕掛けてるゲス」と思われる危険性があるからです。
 つうか常岡の場合は、実際にそういうゲスでしょうが。
 現在の状況では「自業自得」とはいえ反論しづらい広河氏に何か批判を加えても「反論はあまり期待できません」し、そんなんはどう見ても建設的じゃない。
 俺だったら、他人に「広河氏についてどう思いますか」と質問されない限り、セクハラ以外についてはコメントしないし、誰かに質問されてセクハラ以外についてコメントする場合も、過去に広河批判をしてる場合は「過去にこういう広河批判してるのでそれをご覧下さい」で終わらせますね。「過去に批判してない場合はどうか?」て過去に批判してないのにいきなり「セクハラ問題発覚後」にセクハラ以外について広河批判始めたら相当におかしい気がしますね。そういう人は普通いないでしょう。
 第二に、俺は「他の件はともかく」むしろ広河氏にこの話では同意しますね。常岡が非難するような問題発言だとは思わない。
 イヤー俺も「反原発脱原発活動家」ではないものの、心情的には「反原発」「脱原発」の立場ですが「北朝鮮核兵器開発」は一応理解できます(積極的支持ではなく消極的容認ですが。広河氏もおそらくそうでしょう)。
 つうか共産党社民党なんかは脱原発、反原発でしょうが、「北朝鮮は無条件で廃棄しろ」つう立場じゃないでしょうね。むしろ「北朝鮮は無条件で核廃棄しろ」なんて人間は脱原発派より「原発推進*25」に多いんじゃないか。
 現実問題「米国が政権転覆の選択肢を公的には放棄してない以上、核廃棄なんか出来ない。核廃棄した後にアフガンタリバン政権やイラクフセイン政権のように政権転覆されてはたまらない。フセインのように殺されてはたまらない。まずは米国が体制保障してくれ。終戦宣言とかそれ相応の対応をとってくれ」つうのは、「一理ある主張」でしょう。
 これに対し「政権転覆の恐れがあっても北朝鮮は無条件で廃棄しろ。終戦宣言なんか要求するな」なんてのは現実的じゃないし、率直に言ってアンフェアでしょう。まあ、常岡や黒井は「政権転覆されても廃棄しろ」「北朝鮮の主張に一定の理解を示す奴は脱原発派じゃない。そしてそんな奴は北朝鮮シンパだ」つうことになるんでしょうけどね。まあ、黒井や常岡だと下手すると北朝鮮だけでなくて「世界の核保有国や原発国に一定の理解を示す奴は脱原発派じゃない」とか言い出しそうですが、日本人が外国の政策に対して出来ることはそう多くはないわけです。せいぜい、「日本政府は外国の原発建設に協力すべきじゃない」程度でしょう。
 俺からすれば「常岡や黒井は勝手に言ってろ」ですね。
 なお、常岡や黒井の「無条件で核廃棄しろ、非核化しろ」に近いこと言ってるのが「北朝鮮は無条件で拉致被害者を帰せ、犯罪者が見返りを要求するな」つう家族会や巣くう会ですが、これだってそんなこといってもどうにもならない。「バーター取引を認めるなんてそれでも日本人か、北朝鮮シンパか」とかそういう話じゃない。
 くだらないきれい事言っても何の意味もないわけです。例えば「北方領土」だって「ロシアは無条件で返せ、米軍置くなとか、経済協力要求とかふざけるな。領土侵略者が何様だ」とか言っても何もならないわけです。「ロシアの要求を認めようとはそれでも日本人か(以下略)」とか言っても何もどうにもならないわけです。

黒井文太郎
 金正恩からすれば、文在寅*26の御し易さ*27にむしろ驚いた1年だったのではないだろうか

 黒井的には「文在寅氏に限らず」金大中氏や盧武鉉氏もそのように誹謗するのでしょうが「太陽政策以外に現実的な問題解決方法があるのか?」つう話です。戦争なんて事は出来やしない。戦争の危険性があると思われて、外資や観光客、留学生が韓国を避けるなんて事も回避したい。
 そうなったら、太陽政策以外ないでしょう。もちろん黒井は「太陽政策に基本的に賛成した上で、そのすすめ方について論じてる」わけではない。
 「太陽政策を全否定する馬鹿右翼」が黒井ですから全くお話になりません。正直「北朝鮮から遠く離れたフランスやドイツ」ならまだしも北朝鮮で戦争発生だの「戦争発生の危機がある」だのなったら、韓国だけではなく隣国日本だって経済的被害受ける危険性が高いんですけどね。もちろんロシアや中国にとってもそんなことは望ましいことではない。
 まあ俺からすれば、黒井なんぞ支持する人間こそが『反北朝鮮右翼・黒井からすれば、黒井信者の御し易さにむしろ驚いた1年だったのではないだろうか』ですね。
 まともな人間なら、南北首謀会談、米朝首脳会談を見ても「太陽政策全否定の馬鹿右翼・黒井」なんざ支持する気にはならないでしょうから。
 ああ、それと完全に北朝鮮と関係なくなりますが

 プーチンからすれば、安倍政権の御し易さにむしろ驚いた1年だったのではないだろうか

でしょうねえ。何せプーチンが「島を返す」と何一つ確約してないのに「島が帰ってくるんだ」と勝手に宣伝してくれるわけですからね。

常岡浩介
 な!なんだってー!シバレによると、文春が報じた広河氏の行為には「刑事責任を問われるようなものも含まれている」のだそうだ。事実でなかったら明確に名誉毀損に当たると思うのだが、いったい広河氏には刑法の何罪が適用されて立件されるのだろう?(白目
広河隆一*28による性暴力について
https://www.reishiva.net/entry/2018/12/28/025236

 おいおいですね。
1)広河氏の行為についてはたとえば「以前常岡と共著まで出した高世仁(しかし今は高世も常岡と付き合うことのデメリットを悟ってか、付き合いはないようですが)」も

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20181229
 文春記事には「レイプ」と見なしてよい証言もあり、もはや刑事事件のレベルだ。

志葉玲*29とほとんど同じ事を書いています。まあ他にも「志葉氏と同様の文を書いている人」はいるでしょうが常岡が高世に

な!なんだってー!高世仁によると、(以下略)

と書かない理由は何でしょうか?。要するに単に志葉氏に因縁がつけたいだけでしょう。何で因縁をつけたいのか知りませんが。
 俺が志葉氏なら
ア)私以外にも例えば高世仁氏が同様のことを書いてますが?。高世氏も名誉毀損ですか?
イ)文春記事が事実ならホニャララ罪に該当するのでは?
ウ)単に言いがかりをつけてるだけの常岡なんぞ相手するのは、不愉快なだけで馬鹿馬鹿しいので無視。大体常岡なんぞ無視しても実害もない。ほとんど世間に相手にされてない人間が常岡だから
のどれにしましょうかね?。別にウ)でもいい気もしますが。
 つうかセクハラは「広河氏の件に限らず」多くの場合「強制性交罪*30」、「準強制性交罪」、「強制わいせつ罪」や「強要罪」に該当するケースが多いと思いますけどね。実際に起訴されないのは単に「被害者が何らかの理由で刑事告訴しなかったから(民事賠償請求は可能でも刑事事件での起訴が可能か微妙なケースと判断した、刑事処罰までは希望しなかったなど)」にすぎないでしょう。
 なお、「強姦罪(準強制性交罪)」が「男性のペニス(陰茎)を膣に挿入する行為」限定だったのに対し、「強制性交罪」は「従来の強姦罪(準強制性交罪)」に「男性のペニスを口腔に挿入する行為(いわゆるフェラチオ、オーラルセックス)」「男性のペニスを肛門に挿入する行為(いわゆるアナルセックス、アナルプレイ、肛門性交)」も含まれてます。
 「無理矢理フェラチオやアナルセックスを強要する行為も膣挿入に劣らず、重大な人権侵害で厳罰に値する」「従来、強制わいせつで処罰していたのは不適切だった」つう理解なんでしょうねえ。
 また「フェラチオやアナルセックス」も対象と言うことで被害者は当然ながら「女性限定」ではなく「男性も含まれる可能性」があるわけです(但し加害者は従来通り男性しかあり得ない)。
 また「強制性交罪(準強制性交罪)」になってから「犯人が被害者を脅迫して刑事訴追を免れるのを防ぐため」に「非親告罪」化しています(とはいえ被害者の協力が得られなければ訴追は事実上困難でしょうが)。
 フェラチオとかアナルセックスとか書いて大変恐縮ですが、猥談をしたつもりはなく「法知識の紹介」としてご理解頂けると幸いです。
2)それにしても、『西谷文和氏に名誉毀損(刑事ではなく民事だけですが)で訴えられ、事実上敗訴した男(裁判判決ではなく和解とはいえ、謝罪文の掲載と賠償金の支払いを西谷氏に対して行ったのだから敗訴以外何物でもない)』がよくもまあこんなことがいえたもんです。常岡には「サイコパス」の称号を授与したいですね。


■産経『領土問題解決し平和条約締結」 菅長官、ラブロフ氏発言は「コメントしない」』
https://www.sankei.com/politics/news/190117/plt1901170012-n1.html
 ラブロフ発言「北方領土という呼び方はやめてほしい」「なぜならあの島はロシアの領土だ」「日本の領土主張は国連憲章違反だ」にノーコメントとは呆れて二の句が継げませんね。そんなことで島が戻ってくるわけもないでしょう。
 それにしてもラブロフ主張はどうみても「返還意思はない」としか理解できないでしょう。しかもそれがロシア外交のトップです。この点、「安倍政権で島の返還を目指す」と言い続けてきた安倍一派はどう釈明するのかと言いたいところですが、釈明できないからこそ「ノーコメント」のわけです。全くお粗末な政権です。


■「パートナーには程遠い」対露制裁に加わる日本をロシアが批判
http://news.livedoor.com/article/detail/15881707/
 対北朝鮮制裁もそうですが、これはある意味当然の話です。
 「制裁はします、しかし拉致被害者は帰して下さい(北朝鮮)」「制裁はします、しかし北方領土は返して下さい(ロシア)」といってそれに応じるお人好しは普通いないでしょう。
 「ふざけんな、制裁解除してから改めて来いよ」となるのはある意味当然です。「拉致被害者を帰すのは当然だ」「島を返すのは当然だ」「対ロシア制裁はクリミア問題が理由だから北方領土は関係ない」といってもどうにもならない。
 こんなんは「在日米軍北方領土に置くな」と同様に「簡単に予想がつくこと」です。
 そして日本の北朝鮮制裁は「安保理決議に基づかない独自制裁がある」「独自制裁解除には米国はおそらく反対しない(支持もしないが)」ので制裁解除は「安保理決議以外の独自制裁なら比較的簡単」ですが、対ロシア制裁は「米国の要請でG7諸国皆がやってる話」なので日本の一存でやめるのが難しい。
 正直、そういうことを安倍や外務省はまさか全く考えないで「島がかえってくるかのような宣伝をしたのか」と問いただしたいですね。
 まともな人間なら
1)島返還のため制裁解除に動く
2)制裁解除は出来ないかわりに「別の取引材料を持ち出す」
3)安倍政権での島の返還を諦める
のどれかでしょう。しかし安倍を見るに1)でも、2でも、3)でもない、つまり「ろくに何も考えてないのではないか」と疑わざるを得ません。


ブルームバーグ『トルコ大統領、ボルトン米大統領補佐官との会談を拒否』
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-08/PL0D0G6S972A01
時事通信『トルコ大統領、米補佐官発言に反発=クルド保護「過ち」』
https://www.jiji.com/sp/article?k=2019010801178&g=int
 ひとまずは「予想の範囲内」ですがこれに対し、米国、アサド政権、クルド、「アサドを支援するロシアやイラン」など関係者が果たしてどう動くか。


■日経『米軍シリア撤退に壁 クルド人保護とIS掃討条件』
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO3971108007012019FF8000
 「トルコはクルド攻撃の構えを見せている。トルコがクルドを攻撃したらどうするんだ!」「米国がクルドを見捨てたと言われてもいいのか!」という批判に耐えかねてついに「トルコがクルドを攻撃しないと約束しない限り撤退しない」といいだしたトランプ政権です。
 これに対しトルコがどう動くのかがまずは問題ですね。
 そして「米軍撤退に備えてアサド政権との共闘に動いたクルド」がどう動くかも注目したい。


北海道新聞『ロシアの乗船・点検容認 「見学」名目で覚書 北方四島安全操業』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/266605
 建前(日本領だからロシアが点検する正当な理由などない)より実利(建前論を続けると漁業ができない)をとったという話ですね。大変いいことかと思います。


日経新聞『ロシア外相、北方領土返還要求「国連憲章違反」』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40091630W9A110C1PP8000/
 どう見ても返還する気があるようには見えませんがそれでも安倍自民は強弁し続け、マスコミもまともに批判しないんでしょうか?


沖縄タイムス『米への支持要請「理解できない」 河井氏発言でロシア情報局長』
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/371403

 ロシア外務省のザハロワ情報局長は、日ロ平和条約締結への米国の支持を求めた河井克行自民党総裁外交特別補佐の発言について「対ロ交渉で日本になぜ米国の支持が必要なのか、理解できない」と疑問を呈した。

 いやいや「北方領土に米軍を置くな」とロシアが要求した以上「その限りにおいては」、『米国の了解が必要』なんですけどね。
 ロシアに善意に理解すれば「米軍配備問題にとどまらず、米国が関係ない問題にまで米国が口出して日本がそれに従うこと」を危惧、警戒してるのかもしれませんが。


■読売『露政権、北方領土をロシア人450人に無償貸与』
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190113-OYT1T50074.html
 読売もそういう論調で書いていますが「もはや果たして返す気があるのか」つう話ですよねえ。
 まあ「すごくロシアに善意に理解すれば」
1)民間活力を導入したいからこうした。貸与であって売却ではないことを理解してほしい
2)今のまま国がただ持っていても何の利益にもならない
3)返還する気はもちろんある
つうことでしょうが。


時事通信『ロ、日本が共同会見拒否と批判:外相会談前に情報局長』
https://this.kiji.is/457166775961568353
 まあ、これについて「ロシアの批判をどう思いますか」と聞かれても「デリケートな問題なのでノーコメント」などで逃げて、日本側がまともに釈明することはないんでしょうね(呆)。


■産経『ロシア、フェイクニュースで日本を揺さぶり 「共同会見を拒否」』
https://special.sankei.com/a/international/article/20190114/0002.html
 「ノーコメント」で逃げるかと思いきや「そんな事実はない(日本政府)」そうです。
 それにしても産経の「フェイクニュース呼ばわり」の根拠は何でしょうか。
 別にロシアを信用してはいませんが、この件に限らず双方の言い分が食い違う場合、よほどの根拠がない限り「真偽不明」とみるべきではないのか。


毎日新聞『露外務次官、安倍首相の北方領土発言を批判』
https://mainichi.jp/articles/20190110/k00/00m/030/117000c
毎日新聞北方領土は「大戦の結果、ロシア領」 日本の認識ただす 日露交渉で方針』
https://mainichi.jp/articles/20190112/k00/00m/030/212000c

https://mainichi.jp/articles/20190110/k00/00m/030/117000c
 ロシアのモルグロフ外務次官は9日、上月豊久*31駐露大使をロシア外務省に呼び、安倍晋三首相を念頭に、最近の日本政府指導者の北方領土問題に関する発言を批判した。
 平和条約問題を解決するためには、ロシアが北方四島の主権を持つ点を含め、日本が第二次大戦の結果を無条件に受け入れるべきだとの主張を繰り返した。

 ここまでロシアにこけにされながらろくに抗議しない安倍政権には心底呆れます。
 「ロシアが北方四島の主権を持つ点を認めろ(過去にラブロフ*32外相も同じ事を言っていましたが)」なんて従来の日本政府の立場(主権を持つのはあくまでも日本)とあまりにも違っていて受け入れられる話ではないはずですが。大体「北方領土はロシア領」なら返還要求の根拠がなくなるでしょうに。


■フジ『「北方領土に戦力置く計画なし」 在日米軍トップ語る』
https://www.fnn.jp/posts/00409375CX
 「島が帰らないことを、プーチンによって我々米軍に責任転嫁されてはたまらない」「そもそもあの男は最初から帰す気がないだろ」つうことでしょう。しかし意外な発言ではあります。
 ただし、ならば「米軍基地は絶対に置かないと安倍がプーチンに確約してもいいのか」といったら「我々、米軍ははっきりと置かないと言った、これ以上何が必要なのか(つまり安倍の確約は認めない)」とか言い出すのでしょうね。
 結局、プーチンは「安倍が確約しないのでは信用できない」といい、米軍は「我々が置かないと言ったのに信用しないプーチンが悪い」というだけなのでしょう。


■産経【日曜に書く】「四島プラスα」こそ本筋だ 論説顧問・斎藤勉
https://www.sankei.com/column/news/190106/clm1901060003-n1.html

 シベリア抑留で11年間もの強制収容所生活を強いられ、帰国後、ロシア文学者となった内村剛介*33。その死の前年の2008年5月に上梓(じょうし)した事実上の遺言「内村剛介ロングインタビュー」(恵雅堂出版)は、ソ連共産主義の本質、ラーゲリ(収容所)、ロシア人などについて、珠玉の考察に満ちている。
ラーゲリ*34が小さなゾーンなら、ソ連邦(という国家)は大きなゾーン」
「(ラーゲリという)暗闇の中にソ連は『麗しき革命』の恥部を全部押し込んできた…それがいったん戦争となれば…その恥部が全面的に国外に放出される。無頼漢、恥知らずの群れが公然と街頭に出てくる。略奪、強姦(ごうかん)など手当たり次第だ…」
レーニンは断言している*35。曰(いわ)く、正義とはわれわれにとって有利なことだ。法は、いや無法は法である−」

 「ソ連は、ロシアは酷い国だ」という「元シベリア抑留者」のただの悪口雑言じゃないですか。どこが「珠玉の考察」なのか。「ああ、内村某ってただの反共反ロシアのくだらない野郎だったんだろうな」と思うだけです。

 北方領土問題は領土「紛争」ではない。シベリア抑留と同様、スターリンによる国家犯罪である。そうである以上、「四島返還」という原状の復活を真っ向から要求する*36のが歴史的正義を貫く筋というものだ。そこには、2島、3島、等分論などバナナの叩(たた)き売り的な発想は出て来ようがない。スターリニズムの凝縮国家*37というべき北朝鮮の国家犯罪である日本人拉致事件で、被害者全員の奪回を迫る*38のと全く同じなのだ。

 何で産経記者てこんなにバカなんでしょうか。バカだから産経記者になるのか、産経に入ると馬鹿になるのか。その両方であって「馬鹿が産経に入って余計バカに磨きがかかる」のか。
 そんなきれい事を言ったところで何がどうにかなるわけではない。島が帰るわけでも拉致被害者が帰国するわけでもない。こんなことをいう一方で「日本がやらかした戦争犯罪南京事件)」については「中韓の捏造」といって居直るのだからいい度胸です。

その意味で、ロシアと中国が04年、大ウスリー川の中州を2等分して積年の国境線争いに終止符を打った領土紛争などとは全く性格が違う。

 いやいや領土紛争という意味では全く変わらないでしょう。「日本から強奪したものをロシアが返すのは当然だ」ですめば誰も苦労しません。

 本来は「四島プラスα」こそ本筋の要求だ。「α」とはシベリア抑留へのロシアの公文書での全面謝罪と抑留者への補償だ。

 まあそれが可能ならそうすべきでしょう。とても可能とは思えませんが。


■産経『安倍晋三首相、亡父へ日露前進誓う 「北方領土問題に終止符」』
https://www.sankei.com/politics/news/190106/plt1901060003-n1.html
 プーチンの要求「米軍を置かないと確約しろ」にまともに対応できてないのによくもこんなことがいえたもんです。本気ならバカだし、虚言を吐いてるならクズです。


ブルームバーグHSBCトルコ責任者を動画投稿で捜査、大統領侮辱の疑い−現地紙』
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-31/PKLKEZ6TTDSK01

・トルコのエルドアン大統領を侮辱した疑いで、同国検察当局は英銀HSBCホールディングスのトルコ部門責任者を捜査していると、現地紙ジュムフリエトが報じた。
・今回の捜査は、HSBCトルコのセリム・ケルバンシ最高経営責任者(CEO)が5年前、エルドアン体制に反対する大規模デモが展開されていた時期にリツイートした動画に関連しているという。
・同紙によるとケルバンシ氏が投稿した動画は、2004年にドイツで公開された映画「ヒトラー〜最期の12日間〜」の一場面。この映画はヒトラーの最後の日々やナチス崩壊を描いた作品だ。
・ケルバンシ氏は既にイスタンブールの警察当局に供述していると、ジェムフリエトは報じた。HSBCトルコはブルームバーグの取材に対してコメントを避けた。トルコではエルドアン大統領に対する侮辱は犯罪行為になる。

 まあ「エルドアン最後の12日間」つう皮肉だったのでしょう(実際にはそうはならなかったが)。
 いずれにせよテロ扇動ならまだしもこの程度で捜査とは全く独裁的で、とんでもない話です。


■読売新聞『「スパイの疑い」米国人の男をロシアが拘束』
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190101-OYT1T50033.html
 これだけではなんとも評価が難しいですね。
 「CIAという諜報機関がある」米国はもちろんロシアにスパイを送り込んでるでしょう。とはいえ、詳細な容疑がロシアから発表されてない以上「彼が本当にスパイか、ロシアの言いがかりか」はわかりません。
 「本当のスパイか、言いがかりか」でもちろん評価は変わります。
 いずれにせよ、彼が本当のスパイでも「彼を利用して米国と取引しよう」とかいろいろロシア側にも思惑はあるのでしょうが。


■産経『ボルトン氏らシリア情勢でトルコ訪問へ ポンペオ氏明かす 米軍撤収改めて明言』
https://www.sankei.com/world/news/190104/wor1901040006-n1.html
 米軍撤退後クルド攻撃などしないように牽制したのでしょうがそれがどれほどの効果があるかは疑問符がつくのではないか。


時事通信『シリア短期間撤収を修正=マティス氏は「事実上の解任」−トランプ氏』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019010300199&g=int
 トランプも当初の予定を修正するとはいつもながらぐだぐだですね(ただし、撤退スケジュールを明確に語らないでごまかす点はさすがトランプです)。
 しかし、「マチス国防長官の仕事ぶりに不満があったと事実上の解任を認めた」というのが意外です。批判を恐れてそこは適当にごまかすと思ってました。


毎日新聞『「シリア早期撤収を見直す」米大統領が有力議員に』
https://mainichi.jp/articles/20181231/k00/00m/030/109000c
 有力議員グラム氏の発言が事実ならば、「各方面からの批判でぐだぐだになる」というトランプらしい前言撤回ですね。とはいえさすがにこの件で「マチス国防長官」をやめさせた以上「前言撤回した」イメージをなるべく消そうと「撤退スピードを遅らせるだけ*39」と言い訳しているそうです。
 まあグラム氏は「とにかく見直してくれれば御の字、下手なこと言って逆ギレされても困る」とトランプにうるさく何か言う気はないようですが。
 もちろん今更マチスもトランプと和解しないでしょう。
 しかしこうなると
1)トルコのクルド攻撃
2)アサド政権、ロシア、イラン連合軍による反体制派打倒作戦
は「米国の介入を避けるため」ひとまずは先送りなのか、どうなるのか。
 そして「トルコのクルド攻撃」を前提とした「クルドとアサド政権の共闘」はどうなるのか。ひとまず先送りになるのか。はたまた「当面維持される」のか。


■産経『サンダース陣営セクハラか 米大統領選に影響も』
https://www.sankei.com/world/news/181231/wor1812310012-n1.html
 なぜかサンダースが嫌いらしい*40常岡が「広河氏の件にこじつけて」サンダースが「広河氏のようなセクハラ人士であるかのような印象操作」の悪口、具体的には

 米国でも左のポピュリスト*41(リベラルとは別。似非リベ)は日本と事情が同じなのかな

なんてツイートをしていたので気づきました。しかし「サンダース陣営のセクハラが事実だとしても」現時点では「セクハラ問題の詳細」が分からない*42のに、常岡も本当に無茶苦茶な男ですね。全くそんな男がよくもまあ「イデオロギーより事実が大事」とかいえたもんです。
 サンダース嫌いというイデオロギーを優先させて、事情が明快でない状況でサンダースに悪口する男が何を抜かしてるのか。もちろん結果的に「常岡のサンダース批判が正しい」事はあり得ますがこういう問題は「結果オーライ」ではありません。
 現時点では詳細は不明ですが
1)サンダース本人がセクハラ
2)サンダースではないが「末端活動員」とはいいがたい陣営の幹部がセクハラ。サンダースはそれを選挙戦中に気づきながら追及せず
なんてケースはもちろん「サンダースの責任は重大」です。「大統領選挙出馬辞退」どころか、「議員辞職」を迫られても文句は言えないでしょう。
 しかし
3)陣営幹部のセクハラだが、サンダースは知らなかった。知っていたら処分していた。
4)陣営活動家のセクハラだが幹部とは言いがたい末端活動家であり、サンダースに責任を問うのはやや酷かもしれない
ならば「管理監督責任」は免れないにしても、常岡が悪口するほどの話ではないでしょう。サンダースが、問題をうやむやにごまかそうとしたりせず、「セクハラ疑惑を徹底調査し、関係者を厳重処分すれば」サンダースは責任をとったといえるでしょう。
 例えば「福田元財務次官のセクハラ」にしても管理監督責任は安倍首相、麻生財務相にあるでしょうが「きちんと調査し処分すれば」誰も、安倍や麻生を批判はしません。
 安倍や麻生が批判されたのは「当初、調査や処分を逃げ、福田をかばおうとしたから」です。
 とにかく「事情が明らかになってから批判すればいい」のであって、現時点でサンダースについて何か言うならば「適切な対応をとってほしい」「それができないならばサンダース氏は批判を免れない」程度のことしかいえないでしょう。


■AFP『米軍撤退後のシリア地上作戦で連携、ロシアとトルコが合意』
http://www.afpbb.com/articles/-/3204605
 クルドの問題はさておき、「ロシアとの協調姿勢を示す」とは、トルコは「ロシアが支援する」アサド政権の打倒はもはや放棄したと言うことでしょうか。
 まあ、クルド問題にしても「アサド政権がクルドを支援する構え」を見せてるので、そうそう簡単にロシアも「トルコ懐柔のためにクルドを切って捨てる(トルコのクルド攻撃を黙認する)」わけにもいかず、とはいえ、トルコと全面対決も避けたいので今後いろいろと落としどころを探ることになるのでしょう。その結果がどうなるかは分かりませんが(結局、クルドを切って捨てる可能性や、逆にトルコの対決の可能性もゼロではないでしょう)。


■産経『イスラム国打倒を確約 米大統領、シリア巡り』
https://www.sankei.com/world/news/181231/wor1812310007-n1.html
 「イスラム国打倒を確約」つうことは「それ以上のことは約束しなかった」ということでしょう。
 「アサド政権の今後(アサド打倒を諦めるのか)」「クルドの今後(危惧されるトルコのクルド攻撃をどう考えるのか)」についての見解は示されてないわけです。
 そして素直に考えれば、「イスラム国を打倒すれば米軍は予定どおり撤退する」としか読めないでしょう。


共同通信北方領土交渉、絶望的に厳しいこれだけの理由』太田清
https://this.kiji.is/451286317228737633?c=39546741839462401

・第一に交渉を巡る日ロの世論の隔たりは相も変わらず大きい。ロシアの独立系世論調査機関「レバダ・センター」が11月22〜28日に行った世論調査によると、「クリール諸島(北方領土と千島列島)のうちいくつかの島を日本に引き渡す」ことを支持すると答えた回答者は17%しかなかった(「支持しない」は74%)。同様の調査は1992年から行われているが、これまで引き渡しに「賛成」するとの回答は最高で12%(92年10月)。一見、引き渡し支持が増えたようにみえる*43が、これは今回、設問内容を変えたことが影響した可能性が強い。
 一方、共同通信社が12月15、16両日に実施した全国電世論調査によると、歯舞群島色丹島を返還させ、国後、択捉両島は継続協議するとの「2島先行返還」が53・2%で最多となる一方で、「2島だけの返還でよい」との回答は7・3%にとどまっている。ロシアで「いくつかの島を」引き渡していいという人が17%しかいないのに対し、日本では逆に「2島でいい」は7%あまりしかいない。(ボーガス注:ロシア国民と日本国民の世論の乖離は)絶望的な乖離だ。
 同じレバダ・センターが10月に行った調査によると、国が直面している問題に対しプーチン大統領に「全面的に」責任があると答えた人は回答者の61%に上り、12年に同様の調査を始めて以来最高となった。プーチン氏の支持率も12月に66%(不支持33%)となり、ナショナリズムの高まりからプーチン人気が急上昇したクリミア併合より前の水準に戻ってしまった。欧米の経済制裁、主要輸出品である原油価格下落、通貨ルーブル急落などによる経済の低迷に加え、年金改革への反発が「人気急落」の大きな要因だが、こうした中、領土の割譲という、国民にとり最も不人気な決断を行うのがますます難しくなっているのは自明の理だ。
・日ロ交渉で、日本での米軍の存在が大きな障害となっている。
プーチン氏自身も北方領土を返還した場合の米軍の展開の可能性について繰り返し懸念を表明。12月20日の恒例の大規模記者会見でも、北方領土への米軍展開を含めロシアの懸念を払拭するのが先決として「日本側の回答なしに重要な決定を行うのは難しい」と強調した。領土問題解決のため、日本はロシアのみならず、米国の間でも厳しい交渉を強いられる。
北方領土を事実上、管轄しているのは極東サハリン州。同州議会は11月29日、日本との平和条約交渉において、北方領土の引き渡しについては協議対象から除外するようラブロフ*44外相に要望することを全会一致で決めた。平和条約交渉は行っていいが、領土引き渡しに触れることはまかり成らんというわけだ。同州では2島引き渡しに反対する署名活動が始まっているほか、州都ユジノサハリンスクでは「祖国を売ることは許さない」などと主張して集会も行われている。
・4島一括での返還はもとより、2島先行返還も厳しい状況だが、巷間言われている「2島プラスアルファ」方式はどうか。歯舞・色丹は日本に返還、国後・択捉はロシアの主権下にあることを認める代わりに、両島での日本企業の経済活動や日本人の自由な往来など「プラスアルファ」を求めるというが、ここまで譲歩すれば、今度は日本国民が納得しないだろう。
・さらに、返還に伴い、色丹島に住む3000人近いロシア人住民の転居費用などを求められることがあれば、とても受け入れられる話ではない。

 まあ「島の返還に否定的なロシア国民世論」「返還後の島に米軍を置かないことを求めるプーチンの態度」「島に現在、居住するロシア国民についての島返還後の扱い(返還後も居住を認め、ロシア系日本人として扱うのか、移転費用を日本が持った上でロシア本土に移住してもらうのか)」を考えれば「島なんか帰ってこない可能性が高い」つうことですね。


スプートニク日本『安倍首相:南クリルに住むロシア人に「出ていってください」という態度では交渉は成り立たない=テレビ朝日の独占インタビュー』
https://jp.sputniknews.com/politics/201901015772865/

 南クリル諸島に住むロシア人については、ロシア人が島で生活するようになってからすでに70年が経過していると指摘し、「あなたたち、出ていってください」という態度では交渉は成り立たないとし、島に住むロシア人が納得、受け入れられる形でなければならないと述べ、日本人とロシア人が一緒に住み、仕事をすることで豊かになり、地域がさらによくなることを感じてもらうことが重要であり、そのために共同経済活動を具体化しようとしていると語った。

 まあスプートニクが紹介する安倍発言の通りですね。
 「島が日本に帰ったらお前らロシア人はロシア本土に移住してくれ。移住費用は全額お前ら持ちだけど」だの「今まで通りロシア人がすんでもいいけど特別扱いはしないから」ではとても島は戻ってこないでしょう。
 そこは「ロシア本土への移転費用は日本が持ちます」とか「今まで通りすんでもかまいません。もちろん日本国籍を付与します」とかでないと駄目でしょう。それが安倍に出来るのか、日本国民大多数が認めることが出来るのかって事ですね。


■朝日『安倍首相、北方4島返還「国民、困難さをよく理解」』
https://www.asahi.com/articles/ASLDZ5JM9LDZULFA005.html
 「2島返還の可能性がある」かのように自分で勝手に国民の期待値を高めておきながら、都合が悪くなると「困難さを理解してほしい」とは安倍もいつもながらでたらめな人間です。


テレビ朝日プーチン氏と北方領土在日米軍の議論 安倍総理
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000144311.html
■産経『在日米軍「露に敵対的でない」 安倍首相、プーチン大統領に説明』
https://www.sankei.com/politics/news/190101/plt1901010014-n1.html

https://www.sankei.com/politics/news/190101/plt1901010014-n1.html
安倍晋三首相は1日に放送されたテレビ朝日のインタビューで、ロシアとの平和条約締結交渉を巡り、プーチン大統領在日米軍について「ロシアに敵対的なものではない」と説明したと明らかにした。
・首相はインタビューで「在日米軍は日本や極東の平和と安全を守るために存在し、決してロシアに敵対的なものではない」と強調。「今までもプーチン氏に説明してきた。必ず理解いただけると思う」と述べた。説明の時期には触れなかった。
・インタビューは昨年12月27日に収録された。

 テレ朝の単独インタビューだそうです。「安倍の独演会かよ、それがメディアがやるべき事なのか」とげんなりしますがそれはさておき。
 「在日米軍は、ロシアに敵対的な代物ではないとご説明した」「なんとかプーチン氏にご理解頂きたい」つう安倍の言い訳からは「ああ、米国が北方領土に米軍を置かないと確約することを密約ですら認めないからプーチンに泣きついたんだな」と思いますね。
 ではプーチンはそんな安倍の泣き言を聞くかと言えば聞かないでしょう。
 もちろん「米軍を置くな」が「返さない口実」なら最初から聞くわけがない。「ヨッシャー、これで安倍が米軍を島に置くかもしれないつう態度をとったから、返さない、俺は悪くないという言い訳ができる。俺の読み通りだぜ、安倍はトランプには逆らえないし、トランプはこんな確約はやはり認めないんだ!」とプーチンは大喜びでしょう。
 では「本気で、『米軍が北方領土に置かれない場合は返してもいい』とプーチンが思ってる」場合はどうかと言えば、その場合だってプーチンは安倍の言い訳なんか聞かないでしょう。プーチンは「日米安保がロシアに敵対的でないものなら島に置かないと確約できるはずだ。密約でもいいから確約できないのか?」「北方領土に米軍を置いてロシアに敵対的じゃないなんて通らない。北方領土の米軍がロシア以外に何をターゲットにしてるというのか?。中国や北朝鮮とでも言うのか?」「誰も日米安保条約をやめろとか、日米安保を続けてもいいが、米軍を日本から撤退しろ(旧民社党が一時主張していた『駐留なき安保』)とか要求してない。なんでこの程度のことが確約できないのか」というでしょうね。
 しかしこの安倍の「ご理解頂きたい」て本気でプーチンが理解してくれると思ってるのか、はたまた苦しい言い訳なのか。


時事通信プーチン*45「日ロ、建設的な対話期待」=米大統領にも新年メッセージ』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018123000319&g=int
 結局「経済交流の呼びかけ」はあっても明確な「島の返還」についての言葉は何一つないわけです。
 安倍の「島が帰ってくる」アピールを無視するプーチンには、ある意味「感心します」。


共同通信『ロシア、千島北方領土に防衛線』
https://this.kiji.is/452015959004955745?c=39546741839462401

 ロシア軍が2020年までに千島列島や北方領土に地対艦ミサイルを増強し、全域を覆って防衛線をつくる構想があることが30日分かった。共同通信が当局の内部文書を入手した。実現すれば日本との平和条約交渉への影響は必至。

 「影響は必至」つうより

「『日本政府は返還を求めてない千島列島(日本共産党は返還を要求していますが)』ならともかく『北方領土』にロシアが地対艦ミサイルを増強して、それで島が帰ってくるんですか。まさかとは思うけれども『返還後の沖縄に米軍が駐留したように』当面の間だけだとしても『返還後の島にロシア軍が駐留』するんですか?。あなた方はこうしたロシアの方針を知っていたんですか?。知らなかったんですか?。答えて下さい、安倍首相、河野外相、菅官房長官

つう話です。
 まあ河野に質問しても「次の質問どうぞ」はもはややらないにせよ、「交渉に影響を与える恐れがあるので答えは差し控える」と回答拒否するのでしょうが。安倍政権の連中もどこまでロシアにこけにされれば気が済むんですかね。一方で韓国には「レーダー照射ガー」「慰安婦銅像ガー」で敵対的言動なんだから心底呆れます。白人コンプレクスとアジア蔑視なのか?

*1:著書『ロシア 語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2011年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社

*2:イスタンブル市長、首相を経て大統領

*3:著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)、『シリア拘束 安田純平の40か月』(2018年、扶桑社)など

*4:著書『武装解除』(2004年、講談社現代新書)、『国際貢献のウソ』(2010年、ちくまプリマー新書)、『紛争屋の外交論:ニッポンの出口戦略』(2011年、NHK出版新書)、『日本人は人を殺しに行くのか:戦場からの集団的自衛権入門』(2014年、朝日新書)など

*5:実は平然とそう公言したのが産経新聞です。

*6:まあ現実問題その可能性は低いですが。

*7:相沢と磯部はもちろん死刑になりましたが

*8:永田鉄山ら暗殺された人々が、磯部らが敵視した様な悪人かどうかはひとまず無視します。

*9:但し当時のベトナムは「カンボジアがそれ以前にベトナム国境を何度も侵犯しベトナム国民を殺害していたこと」を理由にカンボジア侵攻を自衛戦争と主張したのですが。

*10:まあ「中国」云々だけではなくて当時は確か米国もポルポトと国交がありました。

*11:常岡がそういう認識ならその認識は過去の常岡主張「創出版は安田にギャラ払え」と明らかに矛盾すると思いますけどね。講演会なら金をもらってもいいがメルマガならもらってはいけないつう理屈は変でしょう。

*12:もちろん動機がそうであっても合法化自体は評価しますが。

*13:ソ連が正式に崩壊したのが1991年12月なので、当然、1991年12月生まれの彼女は「プラハの春弾圧」「アフガン侵攻」などはリアルタイムでは知っておらず、「1970年代後半生まれの小生」などとは違い、ソ連への否定的な思い入れは少ないでしょう。「昔、存在した独裁的国家」程度の思いしかなくて当然です。

*14:当然ながら「共産趣味者は旧ソ連に反感を買う人間に配慮しろ」つうならそれこそ「韓国側の旭日旗に対する不快感」にも配慮してしかるべきでしょう。まあ、そう思わないダブスタ人間は1)「単なる反共、反ロシアのウヨ」か、2)「単なるアンチ上坂のウヨ」でしょう。

*15:イランでは「国父と言っていい」ホメイニのイスラム理解こそが国教なんでしょうが当然、あれは是非はともかく「イスラム教ホメイニ派」とでもいうべきものでしかないでしょう。まあとはいえ、国外に行かない限りイラン人にとっては「ホメイニ流理解」しか触れる機会はないのでしょうが。

*16:上坂冬子は「かみさか」ですがこちらは「うえさか」ですね。

*17:著書『ロシア・アヴァンギャルド』(1996年、岩波新書)、『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』(2007年、光文社新書)、『ドストエフスキー』(2007年、文春新書)、『「罪と罰」ノート』(2009年、平凡社新書)、『終末と革命のロシア・ルネサンス』(2009年、岩波現代文庫)、『磔のロシア:スターリンと芸術家たち』(2010年、岩波現代文庫)、『謎とき「悪霊」』(2012年、新潮選書)、『チャイコフスキーがなぜか好き』(2012年、PHP新書)、『ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光』(2018年、岩波書店)など

*18:サハリン州の州都

*19:著書『世界のテロリスト』(2002年、講談社プラスアルファ文庫)、『北朝鮮に備える軍事学』(2006年、講談社プラスアルファ新書)、『ビンラディン抹殺指令』(2011年、洋泉社新書y)、『イスラム国の正体』(2014年、ベスト新書)、『イスラム国「世界同時テロ」』(2016年、ベスト新書)など

*20:黒井がそう理解するのは奴の勝手ですが別に代弁はしてないでしょう。

*21:なお、亡命者なので皆「アサド批判」はしていますが、すべての意見が「アサド政権打倒」を主張してるわけではありません。「そんなのは現実的に無理(漸進的改革しかない)」つう考えの人もいるのでしょう。

*22:著書『混迷するシリア』(2012年、岩波書店)、『シリア情勢』(2017年、岩波新書)など

*23:もちろんこれが「同意の上のセックス」なら少なくとも人権侵害や犯罪には該当しないわけです。

*24:こういうこと言う常岡っておそらく「ゴリゴリの原発推進派」なんでしょうね。

*25:つうかアンチ北朝鮮の極右が日本ではほとんど原発推進派だと言う偶然にすぎませんが。俺の理解では韓国もそうではないかと思います。文在寅氏は確か脱原発的な方向性ですからね。

*26:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*27:「国内外の太陽政策に批判的な勢力への説得」などいろいろな理由はあるでしょうが「御しやすい」というほど、文在寅氏は金正恩君のいいなりに動いているわけではありません。

*28:著書『チェルノブイリ報告』(1991年、岩波新書)、『中東共存への道:パレスチナイスラエル』(1994年、岩波新書)、『チェルノブイリから広島へ』(1995年、岩波ジュニア新書)、『薬害エイズ』(1995年、岩波ブックレット)、『裁かれる薬害エイズ』(1996年、岩波ブックレット)、『薬害エイズの真相』(1996年、徳間文庫)、『パレスチナ(新版)』(2002年、岩波新書)、『福島 原発と人びと』(2011年、岩波新書)など

*29:著書『たたかう!ジャーナリスト宣言:ボクの観た本当の戦争』(2007年、社会批評社

*30:以前は強姦罪と言っていたのが最近(2017年)の法改正で名前が変わりました

*31:ロシア大使館一等書記官、外務省欧州局ロシア課長、ロシア公使、外務省欧州局長などを経てロシア大使

*32:外務次官、国連大使を経て外相

*33:著書『スターリン獄の日本人』(1985年、中公文庫)、『わが身を吹き抜けたロシア革命』(2000年、五月書房)など

*34:「内村ら日本軍捕虜の収容所」あるいは「政治犯収容所」のこと

*35:小生もレーニン素人なので彼が本当にそんなことを言ったかどうかは知りません。

*36:さすがに日露戦争で奪い取った「南樺太(南サハリン)」について「南樺太も返せ」という度胸はないようです。しかし「現状復活」「歴史的正義を貫く筋」とまでいうなら産経が言うべきことは北方領土四島限定ではなく「全千島返せ(日本共産党の主張)」じゃないんですかね(ひとまず現実性は無視しています)。

*37:何が凝縮国家だかよくわかりません。産経的に国外でテロ(ラングーン事件、大韓機爆破など)やると凝縮国家になるのか?

*38:すでに病死してる人間がいると思うのでもはや「全員帰国」は無理でしょう。

*39:相手がトランプだと「撤退スピードを遅らせてるだけ」と言い訳しながら事実上撤退しない可能性もある反面、「撤退スピードを遅らせる」といいながら全然「遅らせない可能性」もあるので「何だかなあ」ですね。

*40:常岡がサンダースを嫌う理由はよく分かりませんが

*41:セクハラ問題への対応はポピュリスト云々とは全く関係ありません。例えば矢野暢は別にポピュリストではないでしょう。単に「性暴力に対して適切な態度がとれるか」つう話でしかありません。そしてそれはポピュリストかどうかとは全く関係ない。

*42:現時点では詳細が不明であることは産経など日本メディアの記事を指摘しています。常岡が別途「より詳しい情報を得ている」というなら話は別ですが、おそらくそんなことはないでしょう。

*43:とはいえそれでも17%にすぎません。

*44:外務次官、国連大使などを経て外相

*45:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領