今日の北朝鮮・韓国ニュース(2019年2月1日分)

産経『元慰安婦告別式、西村官房副長官「ウィーン条約に照らし問題」』
 もちろん「ウィーン条約ガー」は安倍一味が勝手に言ってることで争いのない話では全くありません。俺個人は何ら「条約上の問題」はないと思いますね。
 つうかそういうことを言う前に「本音はともかく」建前の世界ですら「亡くなられた慰安婦」に対する追悼の言葉もないのか。呆れて二の句が継げません。人としてクズ過ぎる。


産経【教研集会1日目】拉致問題DVD「めぐみ」上映に「在日コリアン傷つける」
 産経的には悪口雑言したいのでしょうが俺もこの教員氏に同感ですね。在日朝鮮・韓国人への偏見や敵意を助長する危険性を考えれば俺も「別に上映しなくてもいい」とは思います。人権教育で採り上げるべき問題は「外国人差別(もちろん在日朝鮮・韓国人差別含む)」「障害者差別」「女性差別」など、他にも山ほどある。そもそも拉致の解決とは完全な外交テクニックの問題であり、人権教育がどうこういう話じゃありませんし。
 差別や偏見を助長しない「よほどの覚悟と自信」がない限り、俺なら上映しませんね。そもそも繰り返しますが「拉致の解決とは完全な外交テクニックの問題」ですし。
 別にそれは北朝鮮に甘いとかそういう話ではない。


朝日『北朝鮮、対米交渉の窓口交代 各国で大使歴任の金赫哲氏』

 米朝関係筋によれば、同氏は6者協議の際に米政府関係者に「米国は核不拡散条約(NPT)未加盟のインドと原子力協定を結ぼうとしている」と指摘。「我々にNPT復帰を求めるのは筋違いだ」と主張したという。

 「NPT未加盟のインドやパキスタンが核を持っても制裁しない上にインドに至っては米国は原子力協定を結ぼうとしてる。親米か反米かで、核保有に対する態度を変えるなんて米国や国連安保理はでたらめだ。インドやパキスタンが持っていいなら、うちだって持ったっていいだろ。少なくとも安保理制裁なんか受けるいわれはないわ」つう主張は以前からの北朝鮮の主張ですが、全く同感ですね。


産経『韓国レーダー照射の真相は何か モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授・西岡力』

 ついに自衛隊機が韓国海軍の危険行為にさらされ

 根拠レスで「レーダー照射が事実で、韓国に非がある」と決めつけるのだから度しがたい。どこが「真相は何か」なのか。こんな勝手な決めつけをしていては真相なんか明らかにはならんでしょう。

 1月中旬に訪韓し、保守派の知識人や脱北者人権活動家らと会ったが、彼らは日韓関係を悪化させて喜んでいるのは北朝鮮独裁政権*1と口々に憂慮の声を上げた。

 「悪化してるのは安倍*2のせい(竹島慰安婦、徴用工、レーダー照射などでの安倍の韓国敵視のせい)」ですが「産経ら日本ウヨ」や「日本ウヨとつるんでる韓国ウヨ」においては「すべて文政権が悪い」「安倍は悪くない」ですから本当に度しがたい。
 しかし今更ながら「石破*3石原伸晃*4や谷垣*5が総理総裁だったら今よりはましだった」と思わずにはいられません。


日経『「泥棒が嘘ついた」 自民部会長が韓国批判』
 さすが安倍政権下の自民議員というべきでしょうか。隣国を泥棒呼ばわりとはどういう神経をしてるのか。非常識で無礼にもほどがある。
 一方でロシアのプーチン政権には「クリル諸島をロシア領と認めろ」といわれても何一つまともに反論しないのだから呆れます。


朝鮮日報『文大統領娘婿の元勤務先に韓国政府が20億円支援?』

 文在寅ムン・ジェイン)大統領の娘、タヘさんの夫(38)が勤務していたモバイルゲーム企業「トリゲームズ」が、政府から200億ウォン(約20億円)の支援金を受け取っていたとの疑惑を韓国野党が提起した

 朝鮮日報は「アンチ文政権のウヨ新聞=韓国の産経、読売」なので「少なくとも現時点では」文政権批判として鵜呑みに出来る話ではありません。しかし一方で、小生も「事実無根」といえる根拠もないので、今後の動向を注目したい。

*1:別に北朝鮮のことなど考えず「日本企業の韓国ビジネスでの利益」だけ考えても日本にとってデメリットですが。なお、日韓関係が悪化しては「日本が太陽政策を妨害する恐れがある」「韓国が日朝間のパイプにならない」ので北朝鮮が喜んでるかは疑問です。

*2:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*3:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*4:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相など歴任

*5:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任