「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/19分:高世仁の巻)(追記あり)

安田純平さんの解放に身代金は支払われたのか?(2) - 高世仁の「諸悪莫作」日記


 「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/18分:高世仁の巻) - bogus-simotukareのブログで取り上げた安田純平さんの解放に身代金は支払われたのか? - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。
 なお、「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/18分:高世仁の巻) - bogus-simotukareのブログですでに指摘しましたが身代金が支払われた可能性は高いでしょうね。何もしないで解放するほど武装勢力も甘くはないでしょう。少なくとも「支払われなかった」とするまともな根拠を安田氏も高世も提出してはいません。

 編集作業は昼も夜もない。「27時」「33時」などという言葉が飛び交う。私はテロップやナレーションの確認、テレビ局との連絡などで立ち会って徹夜になった。でもやはり歳なのか、いつの間にウトウトしてしまう。
 この業界にいる人は長生きできないだろうな。

 まあ「ご本人、過労で死んでもいいと思ってるようだし」、高世が長生きできないのはどうでもいい。むしろ高世には早死にしてほしい(毒)。ただ業界としてこれはまずすぎでしょう。
 第一に道義的によろしくない。「過労死を批判する番組」をつくっているところが「過労死を助長するような行為をしてどうするのか」て話です。
 第二に「業界が衰退しかねない」。そんな無茶苦茶なところに勤めたがる人間がどれほどいるのかて話です。

 安田さん本人も、拘束中から政府が身代金を払わないようにと強く願っていたことが日記に記されている。
 「万が一、身代金が払われたら、オレは生きていけるか。」
 「とても人前にでるどころか友達にも会えない気がする。」
 「他人なら見捨てるべきではないと言うが オレは見捨ててほしい。」

 それが事実なら「変な人やなあ」ですね。
 俺が彼の立場なら「とにかく生きて帰りたい」ですね。死にたくてシリア行ったわけじゃないですから。「身代金が払われても」恥ずかしいとは思わない。いやもしかしたら恥ずかしいと思うかもしれないけど「その恥ずかしさは我慢しよう(やはり死ぬのも、知人友人と完全に付き合いを立つのも嫌だよ)」と思うでしょう。それプラス何か思うことがあるとしたらせいぜい「恥ずかしいから、身柄解放されたら戦場ジャーナリストは廃業しよう(場合によったらジャーナリスト自体を廃業しよう、転職(?)しよう)」じゃないか。
 「身代金を払わないでほしい」とは思わない。
 だって、それ以外に現実的に生きて帰れる道はないじゃないですか。そして「身代金が仮に払われなくても」武装勢力が誰も何もしないのに自主的に解放してくれることとか、安田氏が自分から映画「大脱走」的に逃げ出すことなんか出来はしない。
 結局、現実的には「日本政府が交渉してなんとかしてくれる」しかないわけです。あるいは日本政府以外の誰かがなんとかしてくれる。「ご迷惑をおかけして恥ずかしい」つうことなんでしょうがご迷惑をおかけする以外に帰れないわけです。
 身代金が出なかったから*1「ご迷惑をおかけしてない。今後も生きていくし、友達とも会うし、世間に講演会を宣伝するし、戦場ジャーナリストも続ける」つう話ではないでしょう。「どう見ても何らかの交渉で解放された」し、その結果、今回の身柄拘束で何らかのご迷惑は周囲にかけてるわけですから*2
 彼が「自分で脱走したわけでもないし」、また武装勢力が「交渉なしで自主的に解放した」わけでもないでしょう。
 彼がこんなこというのなら「私がシリアに行ったことは間違いでした、戦場ジャーナリストを正式に廃業します」というべきじゃないですかね。ジャーナリスト自体を廃業するのか、戦場ジャーナリストは廃業して「別のジャーナリストに転じるのか」はともかく。
 そして「私のような愚か者、未熟者がシリアに行ったことは間違いだったので、シリアでのことは基本的に話す気はありません。少なくとも講演会やメルマガ配信などを大々的にやる気はない」「インタビューに応じるつもりはあるが、それで金を儲けようとは思わない」というべきでしょう。
 結局、彼はそうは言えないわけです。実際彼はこの件を講演会などのネタにしている。彼は「戦場ジャーナリスト」を続けたい。死にたくもないし、「知人友人との付き合いを絶つ」どころか、講演会などで平気で人前に出るわけです。
 しかしそうなると当然ながら「身代金が払われたら生きていたくない、人前に出たくない、といってたんやなかったのか!。どう見ても身代金は支払われたやろ!。そう言う輩が講演会で金儲けか!」つう非難が、「特に彼のような戦場ジャーナリストを嫌ってる輩」が来る。
 そこで彼がどう対応するかは彼の勝手です。俺がどうこう言うことでもないし、興味もない。正直、彼の本を読んだこともないし、「彼の今回の酷い言動(身代金は支払われてない)で読む気を失った」ので今後も多分読まないし、興味もないので。
 彼の対応は「身代金が払われたかどうかわからない。だから払われたと明らかになるまでは俺の主張に矛盾はないと思う。払われたことが明らかになったら、過去の言葉通りの生き方をする。講演会などで人前には出ない」でもいい。
 「俺は身柄拘束時はそう思っていた。でも身柄解放されて考えが変わった。身代金が払われたとしても、戦場ジャーナリストを続けたいし人前にも出たい。恥知らずと言われるならその批判は我慢する」でもいい。
 ただし彼が現実にやってる「身代金は支払われてない。だから俺の言動に問題はない」は「アウト(問題発言)」です。そんなことが言える根拠は何もない。
 「日本政府やカタール政府が否定している」なんてことは何の根拠にもならないわけです。両国政府が嘘ついてる可能性が十分あるわけですから。
 結局、今回の件で明らかになったことの一つは「安田氏が予想以上にデタラメな人間だった」てことでしょうね。ある意味「高世や常岡の様なデタラメ人間」とは「割れ鍋に綴じ蓋でお似合い」かもしれません。
 もちろんそれは「アンチ安田の安田バッシングが正しい」つうことではないですが。
 今後、仮に「支払いの事実が確認されたら」彼はどうする気なんでしょうか。仮に支払いがあった場合、彼が「支払いはなかった」と公言していることに反発した誰かが暴露する可能性はゼロではないでしょう。
 そうなったら、理屈的には「戦場ジャーナリスト廃業」か「前言撤回」しかないでしょうが、詭弁はいてどっちもしないんでしょうね。そして彼の「支払いなかった」発言を支持してる高世も謝罪すらおそらくしない。
 愚かな発言で自分の首を締めてるという意味では、安田氏の行為は横田奥さんの「めぐみに会えない限りウンギョンに会わない」などに似ている(結局、奥さんは我慢できずに何度かウンギョンさんにあったわけですが)。

 政府が犯人グループからのコンタクトに反応しないなか、安田さんの妻に「自分なら交渉人になれる」と近づいてきた人物があった。
(つづく)

 (つづく)ねえ。ここで常岡が以前やっていた悪口雑言「西谷文和ガー」の高世バージョンが始まるんでしょうか?
 はたまた逆にこれは「俺なら安田を救える」と過去に放言していた常岡のことなのか。それとも「西谷氏でも常岡でもない第三の人物」か。

【追記】
安田純平さんの解放に身代金は支払われたのか?(3) - 高世仁の「諸悪莫作」日記で出てきたのはスウェーデン人という第三の人物でした。

*1:実際には出たでしょうが

*2:つうか「誤解を恐れず書けば」人間が生きると言うことは「大なり小なりご迷惑をおかけすることだ」と思いますが。まあ、「自分が殺人など重大な故意犯罪を実行する」なんてのは論外ですが「重病になる」「失業する」「仕事等で失敗をする」などなどトラブルに遭うことは誰でもあります。その場合に「自力だけでなんとか出来る」と思うのは思い上がりでしょう。たいていの場合、家族、友人知人、行政サービス(失業保険、生活保護など)など他力に頼らざるを得ないわけです。俺の認識ではこうした考えが「他力本願」の「もともとの正しい意味」だと思います。