安田純平さんの解放に身代金は支払われたのか?(3) - 高世仁の「諸悪莫作」日記
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/19分:高世仁の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで取り上げた安田純平さんの解放に身代金は支払われたのか?(2) - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。
なお、「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/18分:高世仁の巻) - bogus-simotukareのブログ
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/19分:高世仁の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログですでに指摘しましたが身代金が支払われた可能性は高いでしょうね。何もしないで解放するほど武装勢力も甘くはないでしょう。少なくとも「支払われなかった」とするまともな根拠を安田氏も高世も提出してはいません。
まあ、それはともかく。「パート2」の時にも多少感じてはいたことですが、いい加減高世には
「何だよパート3て。しつこいんだよ、手前。しかもまーた(つづく)かよ。最低4回続くのかよ(しかももっと続いて5回かもしれない)。いつまでこんな話、続ける気なんだよ。そもそも『支払われなかった』とみなすまともな根拠があれば速攻で『こういう根拠があります』で終わる話だろ。そう言う根拠がなければ『払われなかったんじゃないかなあと思うけど分かりません』としか言えない話だろ。1回記事書けばいいレベルの話だろ。4つも記事書くような話かよ。」
「安田のシリア取材話ならともかく身代金が払われたかどうかなんか、何か断定できる証拠でもない限り分かりようがないし、興味もねえよ。大体払われたからってあいつを非難する気ねえし。辛抱の無謀ヨットもそうだけど自己責任論で見殺しにするわけに行かねえだろ。あとで救出にかかった金の全部や一部請求するならともかく*1」
感を感じ始めてきました。平たく言えば「高世ってバカ?」「高世って超ムカツク」「高世って信じらんない!」てことですが。
・8月、「セキュリティコンサルタント」を名乗るスウェーデン人が、安田さんの妻に接触してきた。安田さんを助けられるルートを持っているという。この人物は救出のための交渉にかかる経費の見積もりを送ってよこした。1ヶ月で22万6500㌦(当時のレートで約2700万円)。これを日本政府が払うよう働きかけてくれといったが、安田さんの妻は断った。
・番組ではこれ以上触れなかったが、この人物は、外務省に直接話を持ち込んでいる。もちろん外務省は相手にせず、彼はその経緯を外務省の個人名も出して非難がましくツイッターで書いていた。
交渉を仲介してやろうという人物はこの他にもおり、トルコまで行って拘束者グループの交渉人と接触している。
スウェーデン人が誰かはおおよそ見当がつきます。「スウェーデン人、安田純平」でググってヒットする人物でしょう。「このほか」は誰だか分かりません。
しかし高世が紹介する怪しげなスウェーデン人にもろに該当するのが「拉致問題での救う会」ですよねえ。
「制裁すれば拉致は解決するんです!」「拉致解決のためには9条改憲が必要だ!」「外務省の交渉路線では解決しない!」
小泉訪朝から16年たって「救う会の制裁路線」では拉致は何も解決してはいません。その一方で「北朝鮮に身柄拘束された米国人ワームビア君」は「解放後、まもなく死亡しました」が米朝交渉によって、解放されアメリカに帰国できました。
当時から和田春樹氏などが言っていたことで、最近では蓮池透氏なども言ってることですが「制裁はむしろ日朝交渉を阻害し拉致解決に逆効果」でした。未だに制裁論を支持し救う会にこびる高世には
「拉致を政治利用して解決を遠のかせる手前と救う会は、金目当てにデタラメ言ってるらしいスウェーデン人の同類のクズだろ。黙れ、カス野郎」
「お前みたいなクズがマスコミ界や拉致界隈ででかい面してるから拉致が解決しないし、くだらない、ゴミのような糞ノンフィクション番組が量産されるんだろ。自決しろとは言わないからとっとと会社たたんで引退しろ。二度とゴミ番組なんか作るな。郷里にかえって畑でも耕して隠居しろ」
としか思いません。
これら「民間」の「交渉者」の存在が、拘束者グループに、身代金を取ることができそうだと期待を持たせたのではないかと思う。その結果、安田さんの拘束を長引かせた一つの要因になったのではないか。
馬鹿馬鹿しい。高世もよくもまあこんなあほなことが言えたもんです。いつもながら高世も論外のクズです。高世と付き合える人間(例:下請け発注してるテレビ局員など)の気が知れません。交渉者がいようがいまいが「せっかく拉致してきた人間(生かして使うことが目的の北朝鮮拉致や、殺すことが目的のKCIAの金大中拉致*2などと違い最初から身代金目当てでしょう。内容的には赤い旅団メンバー釈放が目的だった、極左組織・赤い旅団によるモロ元首相*3拉致などに近い)」を金も取れないのに簡単に解放するわけがないでしょう。
若王子・三井物産マニラ支店長誘拐でアレなんであれ、犯人グループはそう簡単に身柄解放なんかしません。
むしろ「信用できるルートがあるならば」とっとと金を払えばとっくの昔に解放でしょう。どうもスウェーデン人のルートは信用できそうにありませんが。
さて高世の言葉をもじれば
救う会などこれら「民間」の「自称・北朝鮮専門家」の存在が、家族会に、「制裁路線で拉致解決」との誤解を持たせたのではないかと思う。その結果、小泉訪朝から16年たっても拉致が解決せず、それどころか拉致が風化する一つの要因になったのではないか。
でしょう。クズの高世は絶対にそれを認めず、ただただ北朝鮮を非難するだけですが。まあ高世なんぞある意味どうでもいいのですが、未だに救う会にしがみつく家族会には心底呆れます。
・2018年1月、安田さんの独房の右隣の隣に入れられた男がいた。彼はしばしば”Sean Moore(ショーン・ムーア), Canadian!”と大きな声で周りの囚人に言っていた。ショーンは1ヶ月足らずで出ていった。
・安田さんは帰国後、ショーンが解放後取材された記事を知り、フェイスブックでつながることができた。ぜひ会ってみたいとの安田さんの希望を叶えるべく、私たちはショーンを日本に呼んだ。
・実は、このカナダ人、ショーン・ムーアは身代金を払わずに解放された可能性が高い。これもまた、安田さんが身代金なしで解放された一つの傍証になると思われる。
ショーン解放の経緯は非常に興味深いのだが、これは次回に。
(つづく)
馬鹿馬鹿しい。そもそも本当にショーン氏が「身代金支払いなしで解放されたどうか」も疑わしいでしょう。
彼が安田との対談でそう言ったとしても、たぶん彼の日本への旅費や滞在費は「彼を日本に呼んだ安田側*4の負担」であり、そのために「安田にこびてる可能性があります」が、仮に支払われてないとしても何で「そんなことが何で傍証になる」のか。いやそもそも「決定的証拠」があればそんな傍証なんぞいらんわけです。「傍証」とか高世が言い出すこと自体「支払われなかった」などとはとても断言できない証拠でしょう。
そしてその高世の理屈なら「金丸*5訪朝による第18富士山丸船長解放」「小泉*6訪朝による蓮池夫妻らの帰国」「ワームビア君解放」で「身代金ないしそれに該当するお土産」があったなら「北朝鮮とのバーター取引による拉致問題解決を主張するのか」て話です。
というか金丸訪朝ではいわゆる「三党合意(自民党、社会党、朝鮮労働党の三党)」で、小泉訪朝では「日朝平壌宣言」で「国交正常化時の、日本による北朝鮮への経済支援」が表明されており、どうみても「経済支援とのバーターによる解放」であることは明白ですが。
そして、むしろ「よど号ハイジャック事件」「日本赤軍のダッカハイジャック事件」「若王子事件(フィリピン)」など「過去の誘拐事件の解決(身代金支払いなど犯人の要求を受諾)」こそが「人質を取られたら犯人の要求に応じる以外に手はないこと」の傍証でしょう。