「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう(2019年7/20日分:黒坂真の巻)

黒坂真
‏ 吉岡正史さん。田村智子さんは、大企業の内部留保が大企業内部にため込まれた現金、預金総額だと思い込んでいる。

 おそらく田村氏も「内部留保が全て現金だ」と思うほどバカではないでしょう(つまり黒坂の言いがかり)。どっちにしろ「大企業の内部留保」は「社員への給与」として与えることが「一円たりとも絶対に不可能なカネ」というわけではありません。内部留保が全て「企業の研究費用などとして必要なカネ」かといったらそんなことはない。
 給与として与えないのは単に「その方が企業利益になる」という企業の判断にすぎません。そうした判断に対し、田村氏のように「企業留保をため込んでばかりおらず、社員給与にすべきだ。その方が長い目で見れば、国内需要を増やし企業の利益や国の利益にもなると思う」と言う批判をすることは全く正論だと俺は思います。

黒坂真
 石川康宏先生*1。米国が核兵器を持ったとき、隣国のメキシコは非核化を目指したから素晴らしいという呟きですが、米国がメキシコなど中南米諸国に核攻撃をするわけがない。

 「黒坂はバカか」ですね。誰が考えても石川氏の主張は「メキシコは日本や韓国のように核の傘に入らずに非核化を目指して立派だ」と言う意味であることは明白でしょう。もちろん「キューバのような共産国ではない」メキシコが「核の傘入り」を選択する可能性は十分あったでしょう。単なる可能性だけなら「親米国メキシコへのソ連からの核攻撃の可能性」は一応あるからです。

黒坂真
 自衛隊解散、日米安保廃棄で日本が一切反撃力をなくせば、金正恩は日本に核ミサイルを発射して民族の英雄になろうとするでしょう。

 日米安保廃棄はともかく「自衛隊解散」なんてことを「将来目標」ならともかく、共産党は当面の目標にはしていませんが(当面の目標は軍縮と海外派兵の阻止)。
 つうか金正恩が「軍事的統一」を目指して韓国攻撃*2ならまだしもなぜ日本を攻撃するのか。 

黒坂真
 月刊イオ編集部の皆さん。朝鮮学校では生徒たちに、金正日の長男金正男さんがマレーシアの空港で毒ガスにより亡くなったことを教えないのでしょうか。直接の下手人はベトナムインドネシア女性ですが、彼女らを指揮したのは国家保衛省らしい

 やれやれですね。モリカケでは「裁判所などで安倍総理の不正が認定されたのか!(勿論否定もされていません)」と抜かす男が「金正男暗殺事件」では「裁判所判決など公的なものでは北朝鮮の犯行など認定されてない(勿論否定もされていませんが)」のによくもこんなことがいえたもんです。

*1:個人サイトはげしく学び はげしく遊ぶ-石川康宏研究室。著書『マルクスのかじり方』(2011年、新日本出版社)、『若者よ、マルクスを読もう』(共著、2013年、角川ソフィア文庫)、『若者よ、マルクスを読もうII』(共著、2014年、かもがわ出版)、『「おこぼれ経済」という神話』(2014年、新日本出版社)、『社会のしくみのかじり方』(2015年、新日本出版社)、『若者よ、マルクスを読もうIII』(共著、2018年、かもがわ出版)など

*2:まあそれだってないでしょうが。