黒坂真
吉良よし子議員。吉良議員が北朝鮮に拉致された日本人をどうやって救出するか、北朝鮮の政治犯収容所をはじめとする人権抑圧をどう解決するかについて、訴えるのは困難*1でしょうね。日本共産党にこれらの政策がないから。
「はあ?」ですね。ならば、黒坂らウヨにはそうした解決法(勿論現実的な解決法)があるのか。もちろん「経済制裁すればいい」が現実的でないことはもはや言うまでもないでしょう。解決するには「北朝鮮と交渉する」しかない。その場合に「どういう交渉をすべきか」は「実際に交渉してみないと分からないことが多い」でしょうが。まあ、共産党にも「交渉すべきだ」程度の解決策はあるでしょう。というか実際に外交交渉した担当者でもなければそれ以上の具体的策もないですが。
黒坂真
吉岡正史さん。日本に憲法9条があるから、日本は戦争をしなかった論は憲法9条教の中心教義ですね。吉岡正史
「平和憲法のもと、日本は73年間、戦争をしなかった。世界的にみてもまれなことです。この憲法は、日本国民の平和を願う気持ちを表しています。安倍総理は改憲が悲願らしいですが、それは国民のためなのか」(丹羽宇一郎・元伊藤忠会長)
「はあ?」ですね。
吉岡氏にせよ丹羽氏にせよ、この場合の「戦争しなかった」が「戦前のような侵略戦争をしなかった」であることは明白でしょうに。この場合の「戦争しなかった」に自衛戦争が入るわけがない。
問題は「改憲して自衛戦争以外の戦争(例:米国のベトナム戦争、イラク戦争、旧ソ連のアフガン侵攻)をする恐れはないのか?」「いやそもそも自衛戦争以外の戦争をしたいから改憲したいのではないのか?」「自衛戦争しかしないと確約できるのか?」「自衛戦争しかしないのなら改憲の必要はないのではないのか?」つう話なのですが、そうした話からは逃げ続けるのが黒坂のようなウヨです。
そもそも「太平洋戦争は自衛戦争だった」なんていう黒坂のようなウヨが改憲したいと言えば「じゃあ何、改憲すれば、日本は太平洋戦争みたいなことまたやらかしてもいいの?」となるし、「戦前正当化」は国内外に批判や疑念を生み、明らかに改憲に逆効果ですが、まあ、黒坂らウヨにはそういう計算は出来ないんでしょう。
丹羽氏の場合「九条を守る」といってもそれは「日米安保維持」とセットであり、手放しで評価は出来ませんが、それでも黒坂のようなウヨよりはマシでしょう。
なお、「元経済財政諮問会議委員」の丹羽氏が共産党支持者ではあり得ないこと、消費税増税主張など丹羽氏の主張の多くについて共産党が批判的であることを念のため指摘しておきます。