黒坂真に突っ込む(2019年8月4日分)

■黒坂ツイートにコメント

黒坂真
 吉岡正史さん。日本共産党は「日韓請求権協定で国と国との請求権が放棄されていたとしても、個人としての被害者の請求権は残っている」と考えているのですから、日韓条約は合法的に締結され有効であると今日では認めている。日韓条約不法、無効で破棄論は出鱈目な宣伝*1でした、と国民に謝罪すべきです。

 吉岡氏は

「日韓請求権協定で国と国との請求権が放棄されていたとしても、個人としての被害者の請求権は残っているということは、日韓両国の政府と最高裁が認めている。」
日韓関係 打開の道は/話し合いで外交的解決を/日本共産党の提案と働きかけ

とツイートしているので「吉岡氏が考えてる」という話ではないのですがそれはさておき。
 「日韓条約不法、無効で破棄論は出鱈目な宣伝でした、と国民に謝罪すべき」なんてことより

「日韓請求権協定で国と国との請求権が放棄されていたとしても、個人としての被害者の請求権は残っている」

という法解釈(吉岡氏や日韓関係 打開の道は/話し合いで外交的解決を/日本共産党の提案と働きかけに寄れば日本の行政や最高裁もこの立場)について黒坂がどう考えるのかをまず述べるべきですよねえ。
 「日本共産党の謝罪云々」なんてことは「日韓請求権協定で国と国との請求権が放棄されていたとしても、個人としての被害者の請求権は残っている」という認識から、「日本製鉄を訴えた元徴用工」や「その訴えを認めた韓国最高裁」には関係ない話です。

*1:小生の知る限り「条約反対」はやってたでしょうが条約締結後に「違法無効」だの「破棄」だの主張してないと思いますが。