今日の産経ニュースほか(2019年8月15日分)

山口二郎氏のツイート

 市民連合は、「共産党の票はほしいけど、共産党と表で握手したくない」という野党のわがままの隠れ蓑になるつもりはない。

 「野党のわがまま」つうより「立民のわがまま」とはっきり言ってほしいもんですね。それにしても「山口が幹部の市民連合ってただの立民応援団と違うの?」という批判を相当気にしてるみたいですね。まあ俺も「ただの立民応援団じゃねえの?」と疑惑の目で見ていますが。
 まあそういうこと抜かすのなら大阪で「立民に候補者を下ろすように働きかける」くらいのことはしてほしかったですね。まあ正直、市民連合とやらにはあまり期待していません。


リベラル21 共産は第2ステージの野党共闘に対応できるか
 議席と得票を減らした*1、党員や赤旗の部数も党公表数字においてもあまり増えてないようだ(むしろ微減)、しかし志位執行部に表向き、危機感が感じられない*2、「インパールガダルカナルの敗北を彷彿とさせる」などとして共産党に悪口しかしない、広原氏やリベラル21の反共主義が分かるという、ただそれだけの文章です。
 正直、「インパールガダルカナル」呼ばわりとは共産支持者として不愉快*3ですが、まあ、彼ら反共分子に何を言っても無駄だとは思います。
 「共産をあげつらうより、自分たちが共産よりも社会的影響力も知名度も信頼も何もないことを少しは自覚したらどうなのか?」「仮に共産に問題があるとしても、ただ悪口することで問題が解決すると本気で思ってるのか?。共産側の反発を助長するだけではないのか?。いくら何でも「インパールガダルカナル」呼ばわりはない。志位氏を牟田口扱いする気か」「共産を共闘相手だと明らかに思ってないだろ?」つう話ですね。
 本気で共産を野党共闘のパートナーだと思っていたらこういう無礼で無茶苦茶な物言いはしないでしょう。「インパールガダルカナル」呼ばわりされて怒らない人間は普通いない。
 批判する場合でも建設的物言い、それなりの礼節というのはある。
 広原氏やリベラル21だって「で、リベラル21って会員が増えてるんですか?(多分増えてないでしょう)」「何でリベラル21って執筆メンバーが広原氏の他も阿部治平氏、岩垂弘氏、岡田幹治氏*4、坂井定雄氏、田畑光永氏、半澤健市氏、盛田常夫氏とか、ほとんど固定メンバーでしかも若手がいないんですか?。ジジババばかりじゃないですか。執筆メンバーに全然多様性がないですよね。赤旗や前衛執筆者の方がよほど多様性がありますよ」「リベラル21ってベ平連九条の会、シールズ、市民連合などといった過去の各種市民団体と比べても知名度も政治力もないですよね。何か成果があるんですか?」などと小馬鹿にされた*5らマジギレしてるんじゃないか。
 あげく「自分たちがその設立に関わってるわけでもないれいわ」をベタベタに持ち上げるというのだから呆れて二の句が継げません。
 しかも下で書きましたが「れいわの舩後氏」にトンデモ極右らしいという重大な問題が発生した。この点、れいわをベタベタに褒めてきた広原氏らリベラル21はどうするんだという話です。まあ、広原氏だけでなく、与野党各党(もちろん共産を含む)の「れいわへの態度」も今後問われていくことになりますが(今のところ野党各党はリベラル21ほどべた褒めではないとはいえ、れいわに対してはアンチ自民と言うことで比較的好意的なので)。


リベラル21 野党共闘は政権交代につながるか
 広原氏らリベラル21が「従来の野党共闘」や従来の野党「特に立民と共産」に不満を感じているらしい*6こと、その結果としてれいわに過大な期待をしていることはわかりましたが、ただ「それ」だけですね。
 広原氏以外にもリベラル21には「政権交代時の山本太郎の入閣希望」だの、やたられいわに過大な期待をする人間が多くて呆れますが、まず第一に「比例2議席」はどうでもいいことではありませんがそれでも立民、共産、国民民主などに比べればささやかな議席でしかありません。
 第二に、そもそもれいわ・山本氏は「以前は小沢自由党のメンバー」である。また大阪では共産の辰巳氏の応援演説もしており、良かれ悪しかれ従来の野党共闘を否定する立場にはありません。彼が今回れいわを立ち上げたのは、国民民主党自由党の統合を支持できず、「自由党代表だった小沢氏(国民民主党入り)」と袂を分かった後、立民や共産など他党に入党することも、単に「一無所属議員」として活動することにも飽き足りないものを感じ「新党を立ち上げた」にすぎません。
 それが今後どうなるかは全く未知数です。「社民連」「新自由クラブ(多くが自民党に復帰)」「新党さきがけ(後に民主党)」「国民新党(多くが自民党に復帰)」「みんなの党自民党入党組と民主党入党組に分裂)」など過去の新党の多くが「結局消滅したこと」を考えれば安易な過大評価は禁物です。
 いずれにせよ、れいわで2議席とった彼は「彼なりの野党共闘」を目指すことになるでしょう。それが広原氏らリベラル21にとって望ましい物になるかどうかはまだ未知数です。
 正直、「れいわよりも」れいわに過大な期待をする広原氏らリベラル21の無責任さに呆れますね。山本氏がれいわを立ち上げるにおいてリベラル21が支援したわけではない。れいわは、広原氏らリベラル21の支援で2議席とったわけではない。今後、れいわに対してリベラル21が何らかの影響力を及ぼせる道筋があるわけでもない。
 ただ「従来の野党共闘に不満を感じていたリベラル21や広原氏」が考えなしに「れいわブーム(?)」に同調しているだけです。そんな他力本願で政治が変化すると本気で思ってるんですかね?。広原氏らリベラル21の無責任な「れいわ持ち上げ」は彼らに政治力も見識も何もないことを露呈していると言っていいでしょう。
【追記】
■れいわ新選組は早晩潰れるんじゃないか?
 考えが大きく変わって大変恐縮ですが衝撃の事実が判明したので。

【インタビュー全文字起こし&音声配信】特集「重度障害者の「れいわ新選組」・木村英子議員、舩後靖彦議員に聞く」▼2019年8月14日(水)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)
荻上
 現在の安倍政権について、舩後さんはどういう風にご覧になってますか?
舩後:
 消費税増税はデフレを20年以上長引かせることになっているので全くいただけません。現在 、自民党ホームページにも改革などの左傾化した言葉*7があるそうですがご存知ですか?総理の祖父の岸*8元総理は、(ボーガス注:ナチス統制経済支持だったことから)上司にアカと言われ激怒したそうです。それを知っているはずの安倍総理があえて左傾化した言葉を使うのは勇気あることだと思いますし、その根底には安倍政権が野党に対して柔軟な態度で接するという思いがあるような気がします。もしそうならその点については評価致します。
荻上
 最後にこの6年間の議員生活に向けての抱負や課題について教えてください。
舩後:
 全ては教育にありと考えています。
(中略)
 日本を弱体化するために GHQ が導入した教育や文化が要因
(後略)

 「改革が左翼用語」で「安倍が野党に対して柔軟」、「日本を弱体化するために GHQ が導入した教育」だの、どう見ても櫻井よしこ辺りのウヨ暴言と同レベルとしか思えませんが、実はこれ、荻上チキのTBSラジオ番組に出演したれいわの障害者議員・舩後氏の放言です。
 前原や細野どころか、安倍ですらここまで酷い「N国党と同レベル」の発言は、荻上チキを前に公言しないんじゃないか。
 こうした「N国党と同レベル」の人間性を知った上で山本氏が舩後某氏を比例上位に付けたとはさすがに思いません。おそらく「障害者業界の有名人」レベルの認識で「信頼する誰かに勧められるがままに」ろくに舩後氏を知らずに擁立したのでしょうがこれではれいわの「衰退と滅亡」も遠い日ではない、つうかれいわは一日も早く潰れた方がいい気すらしてきました。こういうことが俺の知る限り「筆坂のセクハラ問題」など一部を除けば「まずない」ですから共産は安心して支持できます。
 れいわみたいな新参者はこういうのがあるから怖くてうかつには支持できません。
 しかし荻上チキも「過去の森友インタビュー」などに続き、今回もなかなかのお手柄と言うべきでしょう。まあ今回は荻上が厳しく突っ込んだわけではなく舩後氏が勝手に失言しただけですが。荻上もまさかこんなトンデモ発言を聞かされるとは思ってもみなかったでしょう。
 まずいのは「ウヨを支持層にしているとは思えないれいわでこの発言」とは舩後氏は「商売右翼ではなくがち右翼」の可能性大ですし、これでは「支持者の反発を買っても暴走し続けること」になりかねません。
 こんな「右翼陰謀論」では野党各党(社民、共産は勿論、立民や国民民主ですら)はもちろん、れいわ支持層ですら「何でこんなトンデモウヨ老人・舩後氏がれいわの議員なんだ!」と反発し、離反していくのではないか。
 「しめしめ、これでれいわに奪われた共産の票も、れいわに失望した人々が共産に戻ることによって、数ヶ月でかなり取り戻せそうだ、N国党や維新、安倍自民ならまだしも、こんなウヨ老人を支持する人はれいわの支持層には少ないんじゃないか?。不幸にして落選した仁比氏や辰巳氏、宮本氏の国政復帰も近いな(共産支持者の俺)」というのは半分は冗談ですが、半分はマジです。れいわがこんなに酷いのならマジで「共産への票のカムバック」がある程度期待できるでしょう。しかしこれが選挙期間中にもっと世間に知られてれば(というか赤旗が暴露報道してれば)「共産の比例議席数が減らずに済んだのではないか」と思うとつらい(まあ舩後氏の周囲は彼がこういう人間だと知っていたでしょうしね)。
 こうなると舩後氏から「豊田真由子、石崎徹のパワハラ」のようなスキャンダルがマスコミ(週刊文春、新潮、フライデーなど)や赤旗によって暴露され早晩議員辞職に追い込まれることも「大いに期待できそう」です。この種の非常識人間ならその種の問題がごろごろしていてもおかしくないでしょう。
 それはともかく、山本氏も「あなた、大阪で左翼の、共産党の辰巳氏を応援演説したこととと、こんなトンデモウヨ老人を擁立して議員にしたこととどう両立してるんですか?。明らかに矛盾じゃないですか?。舩後氏のこうした人間性を知った上で候補にしたのなら勿論、知らずに誰かに勧められるまま、候補にしたのでも無責任ですよ!」と俺みたいな人間に問い詰められたらどうする気なんですかね?。しどろもどろになるか、詭弁で居直るか、泣く泣く舩後氏を切って捨てるか、いずれにせよダメージは小さくないでしょう。
 つうか冗談抜きでこれだと「舩後氏の自民、維新、N国党移籍」すらありうるんじゃないか。
 俺なんか「ダメじゃん、れいわ」「正直そんなに期待してないんだけどここまで酷いとは思わなかった」「やっぱ共産しかねえわ」感が半端ないんですが。後で広原氏の記事リベラル21 野党共闘は政権交代につながるかや半沢氏の記事リベラル21 山本太郎政権の可能性にこの事実をコメントしておきましょう。「れいわをべた褒めしてきた」広原氏や半沢氏の対応が実に楽しみです。彼ら「自称リベラル」が自らのれいわべた褒めを撤回するのかどうか。リベラル21の立場だとこれは批判しないとおかしいですけどね。まあ、たぶん掲載拒否でしょう。そのときこそ

「リベラル21の連中はただの反共バカ(アンチ日本共産党)だ!」
「反共バカだかられいわをほめるんだ!」
「舩後のウヨ暴言を批判しろよ、バカ(呆)」
「自分に都合の悪い投稿を掲載拒否してんじゃねえよ、バカ(再度、呆)」と鼻で笑うことにします。

 で以下が「広原、半沢氏の記事に投稿予定のコメント」です(上の文章をリバイスしました)

【インタビュー全文字起こし&音声配信】特集「重度障害者の「れいわ新選組」・木村英子議員、舩後靖彦議員に聞く」▼2019年8月14日(水)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)
荻上
 現在の安倍政権について、舩後さんはどういう風にご覧になってますか?
舩後:
 消費税増税はデフレを20年以上長引かせることになっているので全くいただけません。現在 、自民党ホームページにも改革などの左傾化した言葉があるそうですがご存知ですか?総理の祖父の岸元総理は、上司にアカと言われ激怒したそうです。それを知っているはずの安倍総理があえて左傾化した言葉を使うのは勇気あることだと思いますし、その根底には安倍政権が野党に対して柔軟な態度で接するという思いがあるような気がします。もしそうならその点については評価致します。
荻上
 最後にこの6年間の議員生活に向けての抱負や課題について教えてください。
舩後:
 全ては教育にありと考えています。
(中略)
 日本を弱体化するために GHQ が導入した教育や文化が要因
(後略)

 「改革が左翼用語」「安倍が野党に対して柔軟」「日本を弱体化するために GHQ が導入した教育」だの、どう見ても櫻井よしこ辺りのウヨ暴言と同レベルとしか思えませんが、実はこれ、荻上チキのTBSラジオ番組に出演したれいわの障害者議員・舩後氏の放言です。
 こうした人間性を知った上で山本氏が舩後某氏を比例上位に付けたとは思いません。おそらく「障害者業界の有名人」レベルの認識で「信頼する誰かに勧められるがままに」擁立したのでしょうがこれではれいわの「衰退と滅亡」も遠い日ではない、つうかれいわは潰れた方がいい気すらしてきました。こういうことが俺の知る限り「筆坂のセクハラ問題」など一部を除けば「まずない」ですから共産は安心して支持できます。
 れいわみたいな新参者はこういうのがあるから怖くてうかつには支持できません。共産が「老舗の料理店」なら、れいわなんか「新規開業の料理店」ですからね。そういう点は俺は保守的です。
 しかし荻上チキも今回もなかなかのお手柄と言うべきでしょう。まあ今回は荻上が厳しく突っ込んだわけではなく舩後氏が勝手に失言しただけですが。
 それにしても荻上も人間が出来ていますね。俺がこんな暴言聞かされたらその場で「はあ?」「何の冗談ですか?」と呆れ声が出ていますね。たぶんこの老人とケンカになる。
 それはともかく、こんな「右翼陰謀論」では野党各党はもちろん、れいわ支持層ですら「何でこんなトンデモウヨ老人がれいわの議員なんだ!」と反発し、離反していくのではないか。
「N国党や維新、安倍自民ならまだしも、こんなウヨ老人を支持する人はれいわの支持層には少ないんじゃないか。しめしめ、これでれいわに奪われた票も数ヶ月でかなり取り戻せそうだ。不幸にして落選した仁比氏や辰巳氏、宮本氏の国政復帰も近いな(共産支持者の俺)」というのは半分は冗談ですが、半分はマジです。れいわがこんなに酷いのならマジで「共産への票のカムバック」がある程度期待できるでしょう。しかしこれが選挙期間中にもっと世間に知られてれば「共産の比例議席数が減らずに済んだのではないか」と思うとつらい。
 それはともかく山本氏も「あなた、大阪で辰巳氏を応援演説したこととと、こんなトンデモウヨ老人を擁立して議員にしたこととどう両立してるんですか?。明らかに矛盾じゃないですか?。舩後氏のこうした人間性を知った上で候補にしたのなら勿論、知らずに誰かに勧められるまま、候補にしたのでも無責任ですよ!」と俺みたいな人間に問い詰められたらどうする気なんですかね?。
 共産支持者の俺なんか「ダメじゃん、れいわ」「正直そんなに期待してないんだけどここまで酷いとは思わなかった」「やっぱ共産しかねえわ」感が半端ないんですが。れいわを過去にべた褒めしてきた「自称リベラル」の半沢さん(広原さん)が今れいわについて何を思うか教えていただければ幸いです。さすがに批判されますよね?*9

【8/16追記】
 広原、半沢氏の記事に投稿しました。イヤー掲載するか、阿部治平や高世仁みたいに掲載拒否するかすごく楽しみ(広原、半沢氏どちらも掲載拒否だと予想していますが)。
【8/17追記】
 確認したところ、半沢氏の記事リベラル21 山本太郎政権の可能性ではコメントが掲載されていました。特に俺に対する応答はないものの、半沢氏には「掲載拒否はしない」良識はあったようです。
 一方、広原氏の記事リベラル21 野党共闘は政権交代につながるかの方は掲載拒否です。広原氏は「気にくわない投稿は掲載拒否する」という価値観のようです(一方で別の広原記事リベラル21 共産は第2ステージの野党共闘に対応できるかでは広原氏に賛同し、共産に悪口するコメントが掲載されています。「気に入った投稿」は掲載するわけです)。半沢氏には「掲載拒否すると決めつけてすみません」「広原や阿部治平、高世仁のような低劣な人格だと決めつけて申し訳ありません」と謝罪するとともに、「予想通りの広原氏の醜態」をここで「リベラルを自称する人間にあるまじき醜態」と改めて批判しておきたいと思います。
 したがって上の

「リベラル21の連中はただの反共バカ(アンチ日本共産党)だ!」

云々の「リベラル21の連中は」は全て「阿部治平、広原といった一部のリベラル21の連中は」に読み替えていただければと思います。しかし以前は共産の支援で「2004年京都市長選」に立候補した御仁がよくもまあここまで共産に無礼な態度がとれるもんです。2004年選挙で何かトラブったのかもしれませんが、それにしても多少は共産への恩義という物を感じてしかるべきでしょうに(ウィキペディア広原盛明」参照)。広原氏には心底呆れます。


【正論】令和の8月に思う この御代に英霊達の名誉回復を 東京大学名誉教授・小堀桂一郎 - 産経ニュース
 登録しないと読めない記事です(ただし無料記事)。
 で読めない部分に何が書いてあるかというと
1)「大東亜戦争(太平洋戦争)はアジア解放の戦争だった、日本のおかげで東南アジアは独立できた」「今こそ侵略国という日本の冤罪を晴らせ」という完全なデマで
2)あげく「雪冤のためにも天皇夫妻の靖国参拝を一日も早く実現しよう」だから心底呆れます。
 1)について言えば「日本が欧米諸国を排除し、その後戦争に敗北して権力の空白状態が生まれた」から独立に結果的に貢献したにすぎないんですが。
 しかもどこの国もその後すんなり独立できたかと言えば、そんなことはなくベトナムに至っては旧宗主国フランスとの間にインドシナ戦争が勃発しているのによくもこんなことがいえたもんです。
 2)にしてもこんなことを言われて天皇夫婦が参拝できると本気で思うのか。
 「天皇靖国参拝したら東京裁判の冤罪が晴らせるんです。日本は侵略国じゃない」などと公言するウヨ(今回は小堀桂一郎)がいる状況で参拝したら「天皇はあの戦争を正義の戦争と思ってる、東京裁判を冤罪と思ってる」と世間に宣伝してるのも同然です。そんなことをやるメリットは皇室にはない。まあ、こういうウヨがいるのに参拝するウヨ政治家連中ははっきり言ってまともじゃありません。


靖国創立150年、年2回の勅使派遣も…なお遠い「ご親拝」 - 産経ニュース
 政教分離や戦犯合祀の問題を考えれば「勅使」もやめるべきでしょうが、前天皇も新天皇もそこまではしがらみで踏み切れないんですかね。いずれにせよ勅使など送り、産経に対して「参拝はなくても勅使は送っていただいている。皇室は我々を見捨てていない」と言い訳のネタを提供するようでは俺は上皇夫婦も天皇夫婦もあまり評価できません。


終戦の日 自民党「『平和国家日本』を次の時代に」 - 産経ニュース
終戦の日 立憲民主党「立憲主義と平和主義の大きな危機に」 - 産経ニュース
終戦の日 共産党「改憲策動に終止符を打つ」 - 産経ニュース
終戦の日 社民党「『戦争する国』にさせない努力続ける」 - 産経ニュース
終戦の日 日本維新の会「憲法9条のあり方慎重に検討」 - 産経ニュース

共産「改憲策動に終止符を打つ」
社民「『戦争する国』にさせない努力続ける」
立憲民主「立憲主義と平和主義の大きな危機に」

という記事タイトルで分かるように明確に「安倍政権での明文改憲ノー」を主張しているのがこの三党です。
 各党の中では一番維新が「改憲より」ですがそれですら「慎重に検討」です。自民は「『平和国家日本』を次の時代に」と抽象的なことを述べるだけで具体性は何もありません。護憲派としていささかも油断は禁物ですがやはり「2/3割れ」が安倍の改憲路線に一定のブレーキをかけてることは否定できないでしょう。


【産経抄】8月15日 - 産経ニュース

 今年も『孫たちへの証言』(新風書房)が送られてきた。
 その意味で、元自衛官の佐野紀元さん(76)の試みは興味深い。父親の剛(こわし)さんは、農業技術員として南満州鉄道に勤務していた。敗戦後の混乱のなか、離ればなれとなった家族と再会し脱出、熊本県に帰還を果たす。戦後は、村長として郷里の復興に尽くした。
▼平成5年に78歳で亡くなった剛さんは、子や孫にその半生を書き残そうと『悔いなき晩景』を自費出版していた。
「今日の繁栄のかげには戦争で尊い命を失った先輩達が日本国民の守護霊として助力していることを忘れてはならない」。
 剛さんがあとがきを記したのは昭和57年だった。戦争の記憶とは、尊い命を失った先輩達の無念を胸に刻むことに他ならない。それを忘れた結果が、まもなく発生したバブルであり、崩壊後に長く続いた経済の停滞ではなかったか。

 産経らしい馬鹿馬鹿しさです。単に経済政策が失敗しただけでそれ以上でもそれ以下でもない。変な精神論を持ち出すのはやめてほしいもんです。
 なお、「繁栄の影には」云々も馬鹿馬鹿しいですね。別に戦死者のおかげで今の日本があるわけではない。「生き残った人間の努力」で今の日本があるわけです。
 「あのような戦争を二度と起こしてはならない」つうなら何の異論もないですが。
 なお、「戦争の記憶を忘れ」云々というならむしろ安倍のような戦前美化極右が首相であることの方がそれに該当するでしょう。


北幹部来日、特例で容認 五輪会議出席へ 朝鮮総連関係者と面談も - 産経ニュース
 特例も何も入国を不可にしても拉致が解決するわけじゃない。それどころかIOC憲章違反で日本が処分されかねません。つうか本来はこういう訪日の際に水面下で交渉すべきなんですがね。

*1:まあそうした問題がないとは言いませんが、れいわに食われたという面があり、それを割り引けば「それほど大きな減ではない」とは思います。問題がないとまでは言いませんが。

*2:そんなこともないでしょう。なお、そうしたマイナス面だけで共産について物を語るのは明らかに不適切だろうとは思います。

*3:正直不快なのでリンクは張りますが、引用はしません

*4:1940年生まれ。元朝日新聞論説委員元朝日ニュースター(CS放送)キャスター、元週刊金曜日編集長。著書『アメリカ産牛肉から、食の安全を考える』(2007年、岩波ブックレット)、『ミツバチ大量死は警告する』(2013年、集英社新書)、『香害(こうがい):そのニオイから身を守るには』(2017年、金曜日)

*5:とはいえリベラル21の「知名度や社会的影響力のなさ」「執筆メンバーの広がりのなさ」は冗談抜きで「広原氏が悪口する共産よりもずっと深刻」だと思いますが、「議席減ガー、得票減ガー」などで共産に悪口する広原氏などはそういう自分たちの問題点には目を塞いで認めないんでしょうね(まあ、確かに即効性ある改善策があるとも思えませんし)。かつ「事態が深刻」つうなら1議席社民党はもっと深刻なわけですが、広原氏らリベラル21が社民党を「応援はしないが大して悪口もしない」のも「共産への敵意」のようなものを社民党には持ってないからでしょう。

*6:俺個人は実は立民には「福山のようなウヨが幹事長」「大阪で候補擁立を強行して野党共倒れを招いた」ということで広原氏と同様の不満や不信を感じていますが、共産には特に大きな不満はないです。

*7:そもそも安倍以前に小泉氏が「構造改革」と言う言葉を使ってきたこと、「構造改革」と言う言葉を昔「江田三郎という社会党幹部」が使っていたことを知っていれば「この爺は今頃何言ってるんだ?(呆)」つう話でしかありません。

*8:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*9:もちろん皮肉。批判するとはかけらも思っていません。