黒井文太郎に突っ込む(2019年11月4日分)

黒井文太郎
‏ 「世界のテロと組織犯罪*1」を書いた頃から世界の地下社会関連ニュースはそこそこフォローしてるのですが、(ボーガス注:日本のように)犯罪組織が堂々とビル構えて国旗掲揚してるような国てなかなかないよね

 何のことかと言えば山口組、稲川会、住吉会、共政会(広島)、工藤会(福岡)などといった組織暴力団のことです。まあ昔に比べれば明らかに暴力団への世間の風当たりは強くなってはいますが。

黒井文太郎
‏ 香港問題。デモ隊の暴れぶりの評価でいろいろ論戦があるようですが、いちばん重要なのは暴れてないデモ参加者の数の多さでしょうに。

 黒井が何が言いたいのかと言えば「暴れてないデモ参加者も沢山いるのだから暴れてるヤツはバカだ、暴れるのはやめろ(俺はそういう価値観です)」ではなく、「暴れてない参加者もいるのだから、一部参加者が暴れてることなど騒ぐな、中国を利する気か?」のようです。
 やれやれですね。中国を利してるのは「暴れてる参加者」であって、「そんな暴徒を批判する人間」じゃないと思いますがね。そもそも「暴徒を批判する人間」は「暴徒がいるから中国が正しい」とも「暴徒がいるからデモは全て無価値」ともいってないのですが。

黒井文太郎
 40年前にテヘランの米国大使館を占拠した学生たち、今では60代のバリバリの権力世代。
 今の軍部トップのイラン・イスラム共和国参謀総長も当時の占拠学生

 「アンチイラン、親米」の黒井らしいですが、「アメリカに批判的」と言う部分は変わらないにしても「占拠事件当時のままの武闘派(?)」つうほど、話はそんなに単純じゃないでしょうね。そもそもトランプがイスラエルびいきで反イランであること、オバマ時代はイランは米国と今ほど対立していないことを無視するのはいかがなものか。

*1:1998年