高世仁に突っ込む(2019年12月3分)

ウイグル問題で相次ぐスクープ - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 今夜の報道ステーションウイグルの収容所について特集していた。

 「桜を見る会疑惑での安倍批判はろくに出来ないのにウイグル問題での中国批判なら出来るのか(呆)」「(中国に限らず)外国政府ならいくら批判しても弾圧されないからな」と憤慨せざるを得ません。まあウイグル問題だって「欧米マスコミが批判してるから」、それに乗っかってるだけで日本マスコミとしての自主性などおそらくかけらもないでしょうが。

 CNNが、新疆ウイグル自治区で収容所に近づいて取材を試み、中国の警察に妨害、阻止された映像は興味深かった。即逮捕されても不思議ではないこんな取材を、日本のマスコミはやるだろうか*1。CNNクルーが逮捕されたらアメリカ政府は激しく抗議して解放させる*2だろうが、日本政府の場合は、そういう危険なところにノコノコ行く取材班が問題なのだ、と言いかねない。

 まあ「イラク自己責任論」の自民党政権だとそうなる可能性大でしょうね。ただしさすがに水面下の解放交渉はするでしょうが。

 なにせ、習近平*3国賓で招こうとしている我が政府である。

 欧米とて習主席が訪問すれば国賓扱いですので、それは関係ないでしょう。まあ、高世が習主席の国賓訪日に否定的なことは改めてよく分かりました。

*1:「命の危険などない」安倍批判ですらろくにできない連中にそんなことができるわけもないでしょう。

*2:正確には「解放させようとする」でしょうね。中国政府がすぐに解放するかどうかは疑問です。

*3:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席