「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年10/28分:荒木和博の巻)

経産相辞任と改憲と国賓と【調査会NEWS3107】(R01.10.28): 荒木和博BLOG
 「公選法違反疑惑による菅原経産相辞任(荒木は通産相と誤記していますが)」「九条改憲」「来年春予定の習近平国家主席国賓訪日」、どれひとつとして「タイトルに書いてあること」が拉致の解決に関係ないという酷さです。

 菅原経産大臣の辞任は拉致とは関係ありません。憲法改正習近平*1中国国家主席国賓としての訪日の話もそれぞれ関係ないと思います。しかし、根っこを掘り下げていけばやはり通じるものはあります。

 で、こじつけと詭弁が始まるわけですがばかばかしい。通じるもんなんかどこにもありません。あえて言えば「今の段階では、これら全てが「安倍自民支持者」「改憲ウヨ」「反中国ウヨ」荒木が希望しない方向(菅原の大臣辞任、習主席の国賓訪日、そして進展しない九条改憲)に話が進んでる」つう共通点しかない。
 家族会もこんなバカ男にいつまでへいこらしてれば気が済むのか。家族会には心底呆れます。

 王岐山*2はご丁寧に北海道を訪れている。今北海道の土地を中国資本が買い漁っていることが問題になっています*3が、北大教授を解放させたければもっと買わせろ*4ということなんでしょうか。

 やれやれですね。「王・国家副主席の北海道訪問」「中国企業の北海道進出」「北大教授の身柄拘束」何一つ拉致問題と関係ない。
 まあ、「北大教授の身柄拘束」については、あえて言えば(あくまでもあえて言えば、です*5)「北大教授の身柄拘束は中国との外交交渉以外では解決しないだろう」「北朝鮮相手のように中国に経済制裁だの、韓国へのホワイト国除外のように中国に経済報復などとんでもないことだ」「北朝鮮拉致問題も同じ事だ。経済制裁などやめて交渉にシフトを切るべきだ」とはいえるでしょうね。
 拉致問題では「北朝鮮経済制裁」を叫ぶ安倍政権も「北大教授身柄拘束問題」では「抗議意思の表明」として「訪日した王副主席と安倍が会談せず」「習主席の来年春の訪日要請撤回」などはしなかったわけです。
 そういうことをしても日中関係が悪くなるだけで身柄解放には全くつながらないでしょう。
 まあ荒木のようなウヨは「北朝鮮経済制裁」を主張する拉致問題同様に「王副主席との会談はやめた方が、来年春の習主席訪日要請は撤回した方が教授は解放される」などと、強弁したいのでしょう。
 そのような形で、安倍に日中関係を悪化させてほしかったのに「安倍がそうしないから」反中国ウヨとして鬱憤がたまるわけです。

*1:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*2:海南省党委員会書記、北京市長、副首相、党中央規律検査委員会書記(党中央政治局常務委員兼務)などを経て国家副主席

*3:産経や荒木など反中国ウヨが馬鹿騒ぎしてるだけです。「買いあさる」と言うほどの大量購入は認められていません。また、産経などのこの件で中国非難は「思わせぶりなことを言うだけ」で何一つまともな形では中国企業の土地購入の弊害を指摘できません。

*4:そんなことは王副主席は何一つ言っていません。

*5:なぜなら、中国の問題と、北朝鮮の問題は直接には関係しないからです。