今日の産経ニュース(2020年1月12日分)

【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈753〉ゴーン被告弁護団に責任はないのか? - 産経ニュース
 逃亡の件でゴーンの共犯で無い限り責任はないでしょうし、おそらく共犯ではないでしょう。
 「保釈条件を弁護団が守っている限り*1」、法的、道義的義務は全て守ってるわけですし、それでも逃亡するような無法者ゴーンの行為の責任をとれというのは言いがかりも甚だしいでしょう。責任云々というならそれこそ花田が「これこれこういう意味で責任がある」と証明しろつう話です。
 「逃げたから責任がある」というのは何の証明にもなっていない。


【日本の議論】習主席「国賓」来日の是非 「4つのトゲ抜くのが先」「目的と格に見合う待遇を」 - 産経ニュース

 東京大教授の高原明生氏に話を聞いた。
◆習主席の国賓待遇に疑問の声が上がっている
「外国の賓客への対応は、招請の目的と相手の格を考えることが重要だ。今回は日中の親善を深めることが目的であり、習氏が国家元首であることを踏まえれば国賓待遇以外の選択肢は考えづらい。国賓として扱わないが友好を深めましょう、というのは無理があるのでは」
領海侵入や人権侵害を容認する、という誤ったメッセージを送ることにならないか
国賓として招くことが、ウイグル族への人権侵害や(中国公船による)尖閣諸島周辺の領海侵入の黙認につながるというのは理屈が通らない。重要なのは友好親善の障害となっている課題に日本側が強い問題意識を持っている、としっかり伝えることだ。(中略)国益を考えれば中国とけんかして良いことは何もない。」

 まあ概ね同感なので紹介しておきます。


立民・枝野氏、中国・習国家主席の国賓待遇来日を批判 - 産経ニュース
 まあ枝野*2がこんな反中国暴言を吐くとは思ってもみませんでした。以前から「京都府大山崎町長選で自民党と相乗りしてるんじゃねえよ!」「参院選大阪選挙区で当選の可能性もないのに共産現職無視して、立民候補なんか立ててるんじゃねえよ!。予想通り共倒れの上『立民候補が出なければ共産現職が当選したかも』『やはり立民の得票は共産より下』つう結果じゃねえか!」「参院埼玉選挙区補欠選挙で極右・上田支持表明とはふざけるな!」「京都市長選でまた自民系の門川(第一次安倍内閣教育再生会議委員)に相乗りかよ!。何がまっとうな政治だ!」「伊勢神宮参拝なんかするな!。政教分離原則をなんだと思ってるんだ!」と枝野批判をしてきましたが、俺の枝野評価もまだまだ甘かったようです。反省(?)しています。
 これからも微力ながら枝野を非難していきたいと思います。こうした枝野非難行為は決して「野党共闘の破壊」ではなく「理念無き野党共闘には反対」「枝野を甘やかし、図に乗らせることに反対」という意思表明だと思っています。
 蔡英文の総統選勝利を契機にこんな態度を示したのかもしれませんが、日中経済関係を考えれば実に非常識ですね。それにしても枝野が今、政権与党幹部(枝野は過去において菅内閣官房長官)だとして同じ事が言えるのか甚だ疑問です。野党だから「野党時代の安倍のように」無責任に反中国放言してるだけではないのか。
 私見ではウイグルチベット、香港云々は国賓訪問に反対する理由にはなりません。
 これでは「この件に限っては」安倍を「党内ウヨ議員の非難を無視し、国賓招待によくぞ踏み切った」「【高評価の順番】国益を考え親中国の安倍>絶対に越えられない壁>ウヨへの受け狙いだけで反中国の愚か者・枝野」と評価し、枝野を「安倍以下の反中国政治家」と批判せざるを得ません。
 しかし「正月の伊勢神宮出雲大社訪問」といい「自民党からウヨ支持層を奪いたい」とでも枝野は思ってるんでしょうか?。「是非以前に」こんなんで奪えないと思いますけどねえ。そしてこんなことを企む枝野は「共産党をいたずらに敵視し野党共闘をぶち壊す気ではないか」という危惧を感じざるをえません。
 それはともかく、もちろん島田洋一ら安倍支持ウヨがこの枝野の態度を理由に「安倍は枝野を見習え」ということは絶対にないでしょう。連中にとっては「神様、仏様、安倍様」だからです。


有本恵子さんが60歳誕生日 焦る父「はよしてもらわんと」 (1/2ページ) - 産経ニュース
 産経らしいお涙頂戴記事ですが、救う会の言うがままに拉致解決という意味では無意味な経済制裁を小泉訪朝(2002年)後、17年も続行した有本夫妻の自業自得だと思うので、俺は91歳夫、94歳妻が仮に今年死去しても何一つ同情する気はありません。

*1:現時点で「守ってなかった」と言う報道は出ていないと思います。

*2:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表