黒坂真に突っ込む(2020年1月13日分)

◆黒坂ツイートにコメント

黒坂真
‏ 立憲民主党日本共産党ら左翼政党はイランの革命防衛隊とはどんな組織で、彼らがシリアやイラクでどんなことをやってきたかについてインターネットで調べて考える事ができないようです。

 「革命防衛隊幹部・スレイマニ暗殺は違法ではないか」「スレイマニ暗殺は軍事衝突の危険性を高める愚行ではないか」という野党の批判は「イラン革命防衛隊には何一つ問題は無い」と言う話ではないので言いがかりも甚だしい。
 そもそも「世のため人のため、悪人(今回はスレイマニ)をぶっ殺して何が悪い」などという話は「必殺仕事人」「ザ・ハングマン」といった娯楽作品の世界ならまだしも現実世界で許される話ではありません。
 それにしても「日本共産党」はともかく「日本新党(細川*1代表)→新党さきがけ武村正義*2代表)出身で、『大平正芳*3を理想の政治家と公言する』枝野氏*4を代表とする」立憲民主党保守政党だし、暗殺批判派全てが左派などという事実もないのに良くもこんな文が書けたもんです。

黒坂真
‏ 米軍がアジア*5からいなくなれば、人民解放軍尖閣、台湾に侵攻するでしょう

 デマも大概にしろという話です。「台湾が独立宣言すれば話は別」ですが、現状で台湾侵攻などしたら「仮に軍事的に台湾軍に勝利できたとしても」確実に欧米の経済制裁が待っています*6
 そんなリスキーなことは中国がするわけがない。
 「台湾と国交のある国を断交させ、中国と国交樹立させる」「台湾と中国企業の貿易を制限する」など「軍事力行使以外の方法」で台湾を締め上げる方法もいくらでもある以上、米軍がアジアからなくなろうが軍事侵攻なんかするわけがないでしょう。

*1:熊本県知事、日本新党代表、首相を歴任

*2:八日市市長、滋賀県知事を経て中央政界入り。新党さきがけ代表、細川内閣官房長官、村山内閣蔵相など歴任

*3:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*4:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表

*5:「アジア」とはまたアバウトな記載です。「日本」と書かない理由は何でしょうか?。「韓国に米軍があれば在日米軍はなくていいんですか?」と聞きたくなります。

*6:というのも中国は常日頃から「台湾が独立宣言すれば軍事力を含む、あらゆる手段を発動する」と公言してるからです。ただ一方で「独立宣言しない限り(現状維持にとどまる限り)、平和的統一が原則」「一国二制度など台湾の自主性を重んじた統一を目指す」とも公言しており、「蔡英文が習主席の『一国二制度統一論』を頭ごなしに否定するなど、挑発的態度をとってるとは言え、独立宣言まではしてない」現状で軍事侵攻したら「独立宣言しない限り、平和的統一が原則」という主張が嘘になってしまい、国際的批判は免れません。そしてさすがの蔡英文も現状において「独立宣言」まではできないわけです。