黒坂真に突っ込む(2020年9月17日分)

黒坂真リツイート
 清水ただし*1議員。志位さん*2野党共闘の一丁目一番地は集団的自衛権行使を可能にする法の廃止だ、と強調して来ました。しかし枝野さん*3はその法を廃止しない*4日本共産党との一致点は、新自由主義反対程度。日本共産党は台湾有事の際、集団的自衛権を行使した自衛隊の米軍後方支援を支持できますか。

 黒坂は以前もこんなアホツイートをしていましたが心底呆れますね。
 まず第一に「台湾有事の可能性が低い」。
 台湾が独立宣言しない限りそんなことはありえないし、台湾が「中国の軍事侵攻のリスク」を冒してまで、独立宣言する可能性も低い。
 第二に共産党立憲民主党どころか「現在の与党」自民、公明ですら「集団的自衛権を台湾有事に発動して自衛隊の米軍後方支援」なんて考えてないでしょう。黒坂のような極右以外は、そこまで反中国ではない。
 自民が仮に「集団的自衛権発動」を画策しているとしてもその場所は台湾ではなく中東あたりでしょう。
 黒坂が何を考えてるのかわかりませんが「こんなデマを飛ばすことは立民や共産ではなく黒坂の評価を落とす」「こんなデマを支持するのは黒坂の同類だけ」という理解はやはり黒坂にはないようです。

*1:衆院議員。日本共産党准中央委員

*2:衆院議員。日本共産党委員長

*3:衆院議員。立憲民主党代表

*4:といえるかどうかは疑問です。枝野がこの点、あいまいなことは否定できないでしょうが、とはいえ「廃止しない」と明言しているわけでもありません。