今日の産経ニュース(2020年2月2日分)

京都市長選敗北、れいわ人気にかげり 野党からは不信感 - 産経ニュース
 反共・産経としては共産党と連携したれいわを罵倒したくて、仕方がないのでしょうが、もちろんこの選挙結果を「れいわ人気に陰り」と見なすまともな根拠を産経は何ら提出しません(そもそも新党であるれいわが前回参院選議席を獲得したのは大きな成果とは言え2議席にすぎませんし)。
 それにしても「野党からは不信感」ねえ。「れいわが共闘した共産は野党ではないのか」「むしろ自公と選挙協力した立民、国民民主、社民に共産やれいわ(あるいは少なくない自民批判層)の方が不信感」と言う話です。もちろん俺も「自公と選挙協力した立民、国民民主、社民」には「不信感や怒り」といった負の感情しかありません。


自民・下村氏「今後の選挙に弾み」 京都市長選 - 産経ニュース
 門川が勝利すれば「自民党選対委員長」下村がこういうことを言って「桜を見る会疑惑などで野党が我々を批判しようが、我々は国民に支持されてる」と居直ることはわかりきってることであり、そんな下村の強弁に加担した「立民、国民民主、社民」には改めて憎悪と怒りを禁じ得ません。あいつらには本気で安倍政権を倒す意思があるのかと疑いたくなります。改めて「共産への支持の思い」と「立民、国民民主、社民*1への憎悪と怒り」を新たにしました。


門川氏、「非共産」訴え4選 京都市長選 - 産経ニュース
 政策ではなく「反共」を訴えるとは門川陣営のあまりの愚劣さに改めて怒りを禁じ得ません。そしてこんな愚劣な連中を支持する輩にも怒りを禁じ得ません。特に「共産党野党共闘してるはず」の「立民、国民民主、社民(門川陣営の一部)」には「ふざけんな」という怒りしかありません。


京都市長選、門川氏が4選 - 産経ニュース
 過去に敗戦しているので、ある程度覚悟はしていましたが、やはり残念です。とはいえ、「れいわ新選組との共闘が成り立ったこと」「自民にすり寄った立民、国民民主、社民とは違い、筋を通して株を上げたこと」は評価したいと思います。しかし山口二郎氏などもいい加減こうした「愚劣な反共主義」「自民との相乗り」を批判したらどうなのか。こうした立民らの愚劣な反共主義、自民との相乗りを山口氏ら「一部の野党共闘派」「立民、国民民主、社民の支持層」が身びいきでまともに批判しないことが「野党共闘の信頼性を破壊し、安倍を利してることは間違いない」でしょうにねえ。

山口二郎*2
 政治の現状は、安倍と我々(ボーガス注:安倍批判派)の我慢比べだと言いながら、我慢の限界という感じ。体調が悪いのか。気力がわいてこない。

 むしろ「立民、国民民主、社民の愚劣な反共主義や自民との相乗りをまともに批判せず、安倍批判しかしない山口二郎ら、一部の野党共闘派のデタラメさには我慢の限界という感じ」というのが「共産支持者&野党共闘支持者」たる俺の感想です。山口二郎のような輩には「役立たずのくず野郎、立民・枝野の飼い犬野郎はとっとと死ねばいいのに」「体調が悪いならとっとと死ねばいいのに」という殺意を禁じ得ません。
 殺人予告では勿論なく、それくらい山口のようなデタラメでいい加減で身びいきな輩には軽蔑や憎悪の念を禁じ得ないと言うことです。俺は山口二郎を人間として何一つ評価していません。今気づいたのですが本もそういえば一冊もまともに読んでません。正直、斜め読みした限りでは全く興味を引かれなかったので。むしろ政治学者としては五十嵐仁氏*3(法政大学名誉教授、全国革新懇代表世話人)とか、渡辺治*4一橋大学名誉教授)とかに興味を引かれます。と書くと五十嵐氏や渡辺氏は明らかに共産党に好意的なので「いかにも共産支持者らしい」といわれそうですが。


枝野氏「海自派遣は遺憾」 国会での説明不十分 - 産経ニュース
 共産党とは違い「海自派遣に反対」と明確にいわない辺り、「遺憾」「説明不足」としか言わない辺り「政治詐欺師の枝野らしい、うさんくさい怪しい物言い」といわざるを得ません。俺は枝野*5・立民を何一つ信用していません。


【主張】英国のEU離脱 連合王国の一体性を守れ - 産経ニュース

・世界の安定のためにも、英国の国家としての一体性は保たれている必要がある。
スコットランドなどの分離独立論により「連合王国」が解体に動き出せば、経済面の混乱はもとより、英国の影響力低下は必至だ。覇権志向の中国やロシアに結束して対処する上でも、英国を地盤沈下させてはならない。

 おいおいですね。小生も別にスコットランドウェールズなどに独立してほしいわけではない*6ですが、「中国やロシアを利するから独立運動するな」とはスコットランドウェールズなどを馬鹿にするにもほどがあるでしょう。
 というかこんなことを言えば「じゃあ、何か、産経がチベットウイグルの民族活動家の応援をしているのは中国を地盤沈下させたいからか?」て話です。産経だと実際そうなのかもしれませんが。

*1:前回参院選で1議席しかとれなかったていたらくなのでいずれ「立民に吸収合併」でしょうし、正直、社民党にはとっとと消滅してほしいですが。

*2:法政大教授。著書『政治改革』(1993年、岩波新書)、『日本政治の課題』(1997年、岩波新書)、『イギリスの政治 日本の政治』(1998年、ちくま新書)、『日本政治 再生の条件』(2001年、岩波新書)、『戦後政治の崩壊』(2004年、岩波新書)、『ブレア時代のイギリス』(2005年、岩波新書)、『若者のための政治マニュアル』(2008年、講談社現代新書)、『政治のしくみがわかる本』(2009年、岩波ジュニア新書) 、『政権交代論』(2009年、岩波新書)、『政権交代とは何だったのか』(2012年、岩波新書)、『いまを生きるための政治学』(2013年、岩波現代全書)、『ポピュリズムへの反撃:現代民主主義復活の条件』(2014年、角川oneテーマ21)、『徹底討論 日本の政治を変える』(共著、2015年、岩波現代全書)、『民主主義は終わるのか:瀬戸際に立つ日本』(2019年、岩波新書)など

*3:著書『徹底検証 政治改革神話』(1997年、労働旬報社)、『政党政治労働組合運動』(1998年、御茶の水書房)、『戦後政治の実像』(2003年、小学館)、『この目で見てきた世界のレイバー・アーカイヴス』(2005年、法律文化社)、『労働政策』(2008年、日本経済評論社)、『労働再規制』(2008年、ちくま新書)、『対決 安倍政権:暴走阻止のために』(2015年、学習の友社)、『活路は共闘にあり:社会運動の力と「勝利の方程式」』(2017年、学習の友社)、『打倒安倍政権:9条改憲阻止のために』(2018年、学習の友社)など。個人ブログ五十嵐仁の転成仁語:SSブログ

*4:著書『現代日本の支配構造分析』(1988年、花伝社)、『憲法はどう生きてきたか』(1989年、岩波ブックレット)、『戦後政治史の中の天皇制』(1990年、青木書店)、『「豊かな社会」日本の構造』(1990年、労働旬報社)、『企業支配と国家』(1991年、青木書店)、『政治改革と憲法改正中曽根康弘から小沢一郎へ』(1994年、青木書店)、『現代日本の政治を読む』(1995年、かもがわブックレット)、『日本の大国化は何をめざすか』(1997年、岩波ブックレット)、『日本とはどういう国か どこへ向かって行くのか』(1998年、教育史料出版会)、『企業社会・日本はどこへ行くのか』(1999年、教育史料出版会)、『憲法「改正」は何をめざすか』(2001年、岩波ブックレット)、『日本の大国化とネオ・ナショナリズムの形成:天皇ナショナリズムの模索と隘路』(2001年、桜井書店)、『構造改革政治の時代:小泉政権論』(2005年、花伝社)、『憲法9条と25条・その力と可能性』(2009年、かもがわ出版)、『渡辺治政治学入門』(2012年、新日本出版社)『安倍政権と日本政治の新段階:新自由主義・軍事大国化・改憲にどう対抗するか』、『安倍政権の改憲構造改革新戦略:2013参院選と国民的共同の課題』(以上、2013年、旬報社)、『現代史の中の安倍政権』(2016年、かもがわ出版)、『戦後史のなかの安倍改憲』(2018年、新日本出版社)など

*5:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表

*6:もちろん「独立してほしくない」わけでもありません。基本的には独立するかどうかは当事者が決めることで部外者の日本人が口出しすることではないと思っています。