「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年2/27日分:荒木和博の巻)

神戸でのデモ・集会実施にあたって【調査会NEWS3196】(R02.2.27): 荒木和博BLOG

 特定失踪者家族会との共催ではありますが実施の決断は家族会にも相談せず、(ボーガス注:特定失踪者問題調査会の)代表である私が決定しました。したがって今回実施して起きるトラブルについては全て私の責任です。

 おいおいですね。それのどこが「共催」なのか。
 そして荒木の「決断」に同調した以上、「コロナ感染助長」など、何か問題が起これば当然「特定失踪者家族会」も同罪です。荒木がこういったからといって誰も「家族会に責任はない」なんていうわけがない。

 幸か不幸か(?)この状況ですから多数の参加は見込めません。

 「だから感染のリスクは低いと思う」と言い訳する荒木ですが、そもそも「参加者が少ないのにやる意味があるのか」と言う話です。

 この騒ぎの中で拉致問題については関心が完全に薄れてしまっていることは皆様お分かりと思います。

 コロナ騒動以前から、拉致問題など完全に風化しています。

 例えば、もし今南海トラフ地震が起きたらどうなるでしょう。瓦礫の下に埋まって救助を求めている人がいても「感染の可能性があるから、被災者が感染していないことを確認してから救助する」ということになるのでしょうか。そんなことはしていられないはずです。感染には注意するとしてもまず命を救うことが優先になるでしょう。

 もちろん「がれきからの救助=荒木の拉致デモ」つうたとえでしょうが「アホか」ですね。荒木のデモなんざやったところで拉致解決という意味では無価値でしかない。がれきを掘り起こすのと全然違う。そんな無価値なデモに「新型コロナ感染の危険」を犯してまで参加するのはただのバカです。

 政府は「(ボーガス注:2/26~3/14頃まで約)2週間の自粛」と言っています。では2週間経って誰かが「もう大丈夫です」と言えるのか。

 要するに「安倍が大規模イベントを自粛しろとか言うから、俺たちの拉致デモの参加者が少なくなったじゃねえか!」「そもそも安倍がコロナを蔓延させたのが悪い」と切れてるのでしょう。
 別にコロナが蔓延しなくても、安倍がイベント自粛を要請しなくても、拉致は風化して世間は荒木や救う会なんかろくに相手にしていませんが。
 それはともかく、これほど蔓延すると「2週間の自粛」もやむを得ない気がします。なお、「2週間経って大丈夫かどうか」は無論分かりませんが、それは「だから自粛しなくていいんだ」と言う話ではない。

なしくずしで解除する

 勿論現時点ではどうなるか分かりません。自粛が「3週間、4週間」と延長される可能性もゼロではない。

 おそらくお役所がやるのは「どうすれば自分たちに責任がないことにできるのか」という作文づくりです(私がその立場であればそうするでしょう)。

 「語るに落ちてる」荒木ですね。
 山本美保さんの遺体が山形県の海岸で発見され、彼女の特定失踪者認定がデマだとばれたときに「どうすれば自分たちに責任がないことにできるのか」という作文づくりとして荒木がやったことが「山梨県警がDNA鑑定を故意に捏造した、美保さんは北朝鮮で生きてる」という「風説の流布」でした。
 美保さんの遺族が愚かにもそれを支持してしまうのだから絶句します。ただ、こうした荒木の無茶苦茶に疑念を抱いた蓮池透氏が荒木批判を始めたことで荒木は結局「自分の首を締めた」といっていいでしょう。

 ウイルスがどうなろうと北朝鮮工作員は多数日本国内にいる

 「どこにいるんだ?」ですよねえ。むしろ新型コロナの方がよほど「現実的恐怖」です。最悪の場合死にますし。死なないまでも、感染すると相当にきついようですね。

 武漢肺炎*1の影響で貴重な外貨収入源の中国からの観光客も止めています。北朝鮮が揺れている今が事態を動かす絶好のチャンスです。

 北朝鮮云々以前に

新型コロナ、観光バスに打撃 「2月は客ゼロ」の声も :日本経済新聞
 インバウンド(訪日外国人)特需に沸いていた観光バス業界が新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大の打撃を受けている。中国政府が海外への団体旅行を禁じて27日で1カ月。予定されていたツアーのキャンセルが相次ぎ、駐車場にはエンジンを切ったままのバスが並ぶ。日本への渡航自粛の動きは台湾やタイなど他国・地域にも広がり、観光産業のインバウンド依存のもろさが浮き彫りになっている。
 「2月の客はゼロ。3、4月もこのままだめでしょう」。
 千葉県成田市の貸し切りバス運行会社の60代の男性社長は、駐車場に並んだ9台のバスを眺めながらため息をつく。
 この会社は2012年にインバウンド専門の観光バス事業を始め、中国向けは全体の売り上げの9割を占める。今年2月に予定していたツアー30本は全てキャンセルになり、約1100万円が消えた。自宅待機が続く運転手6人の雇用は政府の助成金を活用し維持する方針だが、事業そのものの先行きは不透明だ。
 「どれだけ中国におんぶにだっこだったか」。
 北海道に本社がある貸し切りバス会社の成田の営業所で働く男性運転手(59)の2月の仕事は2日だけだった。出勤はしているが、ほとんどの時間は運転席でたばこを吸って過ごす。同業他社の休業の噂が毎日のように耳に入ってくる。「うちももう持たない」と、今後の身の振り方を考えている。
 広島県に本社を置くバス会社の幹部は「今後は限られた仕事を奪い合うために激しい値下げ競争が始まる」とみる。
 今後は顧客層を広げるため自社で欧州客向けのツアーを企画する予定だ。
 「中国頼みのもろさを痛感した」(幹部)。
 生き残る道の模索が続く。

新型コロナで道内初の破たん、北海道三富屋が破産 :日本経済新聞
 食品製造の北海道三富屋(北海道栗山町)が25日、札幌地裁岩見沢支部から破産手続きの開始決定を受けた。帝国データバンクによると負債総額は7446万円。新型コロナウイルスの感染拡大を理由とする経営破たんは北海道で初めて。
 同社はコロッケ製造やレストラン運営を手掛け、2012年8月期には売上高1億1千万円を計上していた。新型コロナの感染拡大で来場者が急減し、21日に自己破産を申請した。

栗山の食品会社 販売不振で破産|NHK 北海道のニュース
 破産手続きの開始決定を受けたのは、栗山町の食品メーカー「北海道三富屋」です。
 破産管財人や信用調査会社によりますと、この会社は2005年に設立され、地元の農作物を使ったコロッケなどの製造を手がけていたほか、自社でレストランの営業も行っていました。
 学校給食への納入のほか、催しにも積極的に出店して、ピークの2012年の売り上げ高は1億1000万円に達しました。
 しかし、他社との価格競争で販売不振に陥って経営に行き詰まり、25日、札幌地方裁判所から破産手続き開始決定を受けたということです。
 負債総額は7400万円あまりだとしています。
 また9人の従業員については、今月21日付けで解雇したということです。
 破産管財人によりますと、これまでの販売不振に加えて、このところの新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げの回復に見通しが立たなくなったことが破産の申請に至った要因の1つだとしています。

愛知の旅館、新型コロナ初の破産へ 商工リサーチ調べ (写真=共同) :日本経済新聞
 愛知県で旅館を営む冨士見荘(愛知県蒲郡市)が21日までに事業を停止していたことが東京商工リサーチの調べで明らかになった。近く名古屋地裁に破産申請する予定。負債総額は非公表。新型コロナウイルスの感染が広がる中、中国人観光客のキャンセルが相次ぎ業績が悪化した。東京商工リサーチによると、コロナウイルスの影響による破産は全国でも初めてという。
 同社は1956年に設立。社名と同じ旅館を蒲郡市で運営していた。三河湾でとれる新鮮な魚介類を売りに、2005年12月期の売上高は約5億5000万円。その後大手との競争が激化し18年12月期は1億円ほどに減少していた。中国人観光客を積極的に受け入れ立て直しを図っていたが、1月以降中国人の団体ツアーのキャンセルが相次ぎ事業継続を断念した。

初の新型コロナ破産…愛知・蒲郡の旅館「冨士見荘」40室ほどんど中国人客だった : スポーツ報知
 冨士見荘は、1956年創業の蒲郡市南部・西浦温泉の一角にある老舗旅館。三河湾を望む全室オーシャンビューの客室と展望大浴場がウリで、食事には三河湾の海の幸が提供されていた。東京商工リサーチなどによると、2000年代半ばに経営悪化が見られたが、近年は中国から毎月40~50組の団体を受け入れ、40室の客室はほとんどが中国人で満室だったという。
 だが、新型コロナの拡大に伴い、中国は1月27日から海外への団体ツアー旅行を禁止。宿泊客にキャンセルが相次いで需要が確保できなくなり、先行きの見通しが立たなくなったことから事業継続を断念した。代表取締役伊藤剛さん(31)は「先代が守ってきた大切な旅館だが、客がいなくてはどうしようもない。中国政府の方針で決断するしかないと覚悟を決めた」と、名古屋地裁豊橋支部に破産申請を行った。負債総額は現在調査中という。
 伊藤さんは「われわれのような地方の温泉街にある旅館は、感染拡大が落ち着いても客を取り戻すのは難しい」と落胆。「早く終息してほしいが、コロナウイルスの影響は地方経済にもじわじわと襲いはじめている」と危ぶんだ。

ということで日本経済がコロナのせいでやばくなってるのに「荒木はアホか」「黙れ、手前」ですね。

*1:「中国人差別を助長する」「武漢以外が安全だと誤解される」とのWHOの指摘に従い日本政府も「武漢」云々など言わないのに荒木も呆れたバカです。