維新は検察定年法賛成へ 分離要求も与党応じず - 産経ニュース
まあ維新は「自民の二軍」でしかありませんからね。基本的に「自民党のやることなすこと全て賛成する政党」であり、アレを支持する大阪人はまるきり理解が出来ません。
桜井充参院議員、自民会派へ 野党統一会派に退会届 - 産経ニュース
一時は民主党政調会長(海江田代表時代)を務めた人間が自民入りするというのだから心底呆れます。まあこういう人間は以前から細野*1などいろいろといますが。こうした人間の存在が「民主党も自民党と変わりない」と言うイメージを生み、安倍を利してることは今更言うまでもないでしょう。
検察定年延長の採決見送りへ 野党、武田担当相の不信任決議案提出 - 産経ニュース
「法案が廃案になったわけではない」のでもちろん過大評価は禁物ですがひとまずは喜びたいと思います。
もちろん「政権交代していれば」、あるいは政権交代しないまでも「過去の選挙で安倍が選挙敗戦により引責辞任してれば」こんな厄介なことにはならなかった*2ので「選挙は重要」ですが、今回の件でも分かるように「選挙が全てではない」わけです。10万円支給にせよ、南スーダンからの自衛隊撤退にせよ何にせよ、「国民世論の批判が怖ければ」安倍も挫折したり方針変更したりせざるを得ません。
検察庁法改正、OBも異議 現職は冷静「問題ごちゃまぜ」 - 産経ニュース
もちろん「冷静なのではなく安倍に逆らえないから黙り」なだけです。
これを冷静というなら独裁国家の官僚は「デモが起ころうが何があろうが、政権が揺るがない限り淡々と事務処理」するわけですから、彼らも「冷静」と言うことになりますが、その独裁国家が中国や北朝鮮といった「産経が嫌う国家」なら「民衆の声を無視してる」と言い出すのだからいつもながら産経もデタラメです。
そもそも検察OBが実名なのに対し、この「現役の検察幹部」とやらが匿名なのだから「勝負あった」でしょう。匿名でないと言えないような恥ずかしいことを言ってるという自覚がご本人にもあるのでしょう。
【安倍政権考】首相と菅氏にすきま風? ポスト安倍めぐる政局の引き金にも(1/5ページ) - 産経ニュース
「岸田(文雄自民党政調会長)では選挙に勝てない。石破(茂元党幹事長)が優勢だと思えば皆そちらに傾く」
菅氏は最近、周辺にこう語っている。
首相と激しく対立する石破氏を持ち上げるかのような印象だ。コロナへの政府対応をめぐり、菅氏の存在感低下を指摘する報道に対しても「誰かが書かせている」と話し、官邸内のきしみを認めている。
公職選挙法違反疑惑で河井克行氏が法相、菅原一秀氏が経済産業相を相次いで辞任。2氏はともに菅氏に近いといわれ、菅氏失速の一因となった。
官邸内でくすぶっていた不和は、コロナ対策で「菅外し」につながったのだろうか。
1月下旬、コロナの発生地である中国湖北省武漢市からの邦人帰国に向けたチャーター機手配では、日本貿易振興機構(JETRO)と連携し、スピード重視で奔走したのは今井氏で、外務省主導を主張した菅氏はほぼ蚊帳の外に置かれた。2月下旬、首相が全国公立小中高などの一斉休校を決断した席に菅氏は同席しなかった。
コロナ関連の最新情報は、西村康稔経済再生担当相が連日記者会見などで発信し、スポークスマンとしての菅氏の露出も相対的に減っている。
菅氏は沖縄基地負担軽減担当相も兼ねるが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設は軟弱地盤の改良工事が新たに加わり、コロナの影響で工事さえもままならない。普天間の返還が予定より大幅にずれ込むことは確実で、「逆風」が続けば、菅氏の影響力がそがれる可能性がある。
菅氏と首相周辺との距離が広がる一因に、首相が「ポスト安倍」として本命視する岸田氏の存在がある。菅氏は岸田氏について「何をやりたいのかわからない」と批判し、「権力は自ら取りに行くものだ」とも語っている。
菅氏からみれば、「禅譲狙い」で首相の座を目指す岸田氏や、岸田氏を次期首相候補に推す首相に対しても、強い違和感があるのだろう。岸田氏が今秋に予定する党役員人事で幹事長に就けば、菅氏との力関係が逆転するかもしれず、菅氏の岸田氏への強烈な批判は焦りの裏返しでもある。
(ボーガス注:祖父が岸信介元首相(岸の実弟は佐藤栄作元首相)、父が安倍晋太郎元外相と)戦後政治を彩る政治家一家の出自を誇る首相と、秋田県の農家に生まれ、横浜市議からのたたき上げの菅氏は、首相が首相経験者として心を許す麻生太郎副総理兼財務相のような気心の知れた関係ではない。
菅氏と首相との距離が広がれば、政権運営が不安定になるリスクを抱えるだろう。
菅と安倍の間に最近、本当に隙間風が吹いているのか、「第三次安倍内閣地方創生担当相を退任後、総裁選出馬を理由に安倍に干されてる石破」のように「次の内閣改造」で菅が官房長官を退任して、無役になり干されるのか知りません。こんな記事を書く産経が最近の菅の言動を「石破を褒めるようなことはするな」と苦々しく思ってるのかどうか、それとも逆に「(石破評価には賛同しないが)良く岸田を批判した」と評価してるのか、安倍と菅の関係修復を希望してるのか、それとも「もはやこうなったら政権ダメージを覚悟してでも菅を干すしかない」と考えてるのかもよく分かりません。
正直、こんなことには興味もないですが、まあ仮に干されたところで石破ほどの衝撃はないでしょう。
安倍政権以外でも「福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)」を歴任した派閥ボス・石破と違い、菅は「安倍政権官房長官」以外ろくな役職についておらず、派閥ボスでもないからです。安倍に干されたら急速に政治力を失うでしょう。
しかし
首相が「ポスト安倍」として本命視する岸田氏の存在
ねえ。確かに「ポスト安倍」扱いされてる有力政治家のウチ、「自民党派閥ボス(石破、石原、岸田*3)」で最も安倍に好意的なのは岸田氏ではあるでしょうが、彼は出自は宏池会ですし、安倍ほどの極右ではないでしょう。
安倍も「後釜は岸田でいい」と思うとは「意外だ」という感想ですね。現実性という問題は無論ありますが、稲田元防衛相や下村元文科相のようなウヨ政治家でもプッシュするのかと思っていました。あるいは派閥ボスの有力政治家である「副総理・財務相の麻生」「自民党ナンバーツー(幹事長)の二階」とか。
まあ「総裁選出馬を当初は考えていた(断念しましたが)」岸田氏よりも「最初からそんなことは考えてない」二階や麻生の方が安倍には「べったり」でしょうにねえ。
「あなたの後釜が岸田以外では、極右イメージや安倍べったりイメージが強すぎてたぶん選挙に勝てない。あなたの退任後、アンチ安倍の反動が一気に自民に襲いかかりかねない」とでも言われて渋々納得したのか、はたまたもっと単純な話で「安倍にへいこらする岸田氏」に機嫌を良くしてるだけなのか(麻生や二階は意外とそれほどへいこらな態度ではないのかもしれません)。
安倍の考えは今ひとつよく分かりません。