黒坂真に突っ込む(2020年5月17日分)

黒坂真
 小池晃書記局長。人事が恣意的であるか否かの区別を、誰がどんな基準で判断しますか。どんな会社でも、恣意的な正当化の合理的説明は困難。

 安倍の検察庁法改定案について、小池氏が「恣意的な検察人事の危険性がある」とツイート*1したら「民間企業の人事でもそう言う危険性はある、検察に限らない」「そもそも誰がどういう基準で恣意的かどうか判断するのか」といって反論したつもりらしいから呆れます。
 そこは「これこれ、こういう理由で恣意的な人事の危険性はないから安心して下さい」と言うべきでしょうにねえ。
 まあ、安倍自民だって「私、安倍はそんなことをする気は無い」の一点張りで「お前が仮にやる気がなくても、ポスト安倍(石破元幹事長でアレ、石原元幹事長でアレ、岸田政調会長でアレ、立民の枝野代表でアレ)が恣意的な人事をやったらどうするんだよ。絶対にやれないという制度的保障があるのか?」と批判されたらまともに回答できない無様さであり、まともな説明は何一つ出来てないわけですが、それでもこの黒坂ツイートほど無茶苦茶な物言いはしません。

*1:もちろんこうした批判は小池氏限定、共産党限定ではなく、ほぼ全ての改定案批判者(共産以外の野党各党、各地の弁護士会、元検察幹部など)に共通しますが。