黒坂真に突っ込む(2020年2月28日分)

◆黒坂ツイートにコメント

黒坂真リツイート
◆ウンちゃん
‏ 元外交官の曽野明氏*1朝鮮戦争当時、(ボーガス注:中国?、それとも日本?)共産党が国連軍*2が細菌戦を行ったと宣伝して、それが広く信じられていたと語っていましたが、社会主義建設を前進させるためのウソは〝正義のウソ〟か?でしたね。

 『アメリカが「細菌戦研究成果」を米国に引き渡すことを条件に731部隊の石井四郎の訴追をしなかったこと(これ自体は争いのない事実)』を考えれば、朝鮮戦争での「米軍・細菌戦実行説」はそう簡単に「反米プロパガンダ」と切って捨てられる話ではありません。

黒坂真
‏ 日本共産党、左翼運動家にとって現代日本が直面している最大の課題は、安倍総理の桜の会開催方式の徹底解明です。これにどんな方が参加したのか、安倍総理の地元の方がどのように参加したのか等を徹底解明しない限り日本の明日はない、という見解。解明しなければ自衛隊を解散できないから。

 意味が分からないですね。「安倍の不正を暴くこと」と「自衛隊の解散」と何の関係があるのか。「桜を見る会」疑惑批判者は軒並み左翼なのか(もちろんそんなことはない)。
 本来なら黒坂がまともな人間なら「安倍が黒坂と同じ改憲右翼」だろうとも、あんな不正は批判して当然でしょうに。

黒坂真リツイート
 池内さおりさん。日本ではこれまでほぼ100%男性が地位を独占、という呟き*3ですが地位をどのように数値化しましたか。日本共産党が想定する地位、には会社の社長、部課長や公務員の役職、国会議員、地方議員は含まれないのですか。女性議員、社長、部課長はたくさんいます*4よ。池内さんにとって地位とは何。
◆池内さおり
「なぜ日本でジェンダー平等が進まないのか。グテレス*5事務総長は、ジェンダー問題はパワーの問題、権力の問題だと言う。日本でこれまでほぼ100%、地位を男性が独占。女性とシェアするとなると当然男性側の抵抗が出る。既得権益の問題」
声をつないで:「いかに異常か気づいてほしい」中満泉・国連事務次長が海外から見た日本の現状 - 毎日新聞

 いつもながら黒坂には「おいおい」ですね。
 まず第一に「日本でこれまでほぼ100%、地位を男性が独占」というのは毎日新聞のインタビューに応じた中満泉・国連事務次長の発言であって、「池内氏が紹介している」とはいえ池内氏自身の発言ではありません。
 第二に問題は「日本では男性が有利な地位にあって女性の社会進出が遅れてる」と言う話であって、そこに「小池*6都知事とかエリート女性もいるから男性が100%じゃない」などと揚げ足をとるのは全くくだらない。
 第三に「数値化」云々というなら、「女性の社会進出」を数値化したダボス会議の「グローバル・ジェンダーギャップ指数(GGGI、世界ジェンダー格差指数)」というものがすでにあります。そのGGGIにおいて日本の数値がずっと「G7諸国(米英仏独伊、カナダ、日本)で最低」であることは
ジェンダーギャップ指数最低/政治の責任は重大 根底に戦前の男尊女卑/小池氏会見
などでわかるように以前から批判されています。感覚論で批判がされてるわけではない。そして批判派は共産党のような左派だけではない。黒坂のような極右はさておき穏健保守からも批判はされてるわけです。

https://twitter.com/rokuKUROSAKA/status/1233042790029774850
黒坂真リツイート
・わたなべ結さん。赤旗日曜版は中身が濃いとのお話ですが、私には大枠で似た記事ばかりと思えます。要は、日本が悪い、大企業と安倍内閣が戦争勢力だという話です。
◆わたなべ結
 今週の赤旗日曜版は中身濃いなっ。
 一面は「桜」参加のマルチ元社長が昭恵氏の事業に資金を提供してたとスクープ!。
 三面にフォトジャーナリストの安田菜津紀さん、五面に(ボーガス注:新型コロナ関係で)WHOシニアアドバイザーの進藤奈邦子さん、18・19面は(前川氏、寺脇氏が関わった映画『子どもたちをよろしく』について)前川喜平さんと寺脇研さんの対談、そして最終面には(ボーガス注:NHK連続テレビ小説『スカーレット』出演の)稲垣吾郎さん!
 盛り沢山。
日曜版「しんぶん赤旗」

 まあ、わたなべ氏のツイートで「大企業と安倍内閣が戦争勢力」なんて話は普通出てきませんよね。彼女が今回紹介する内容で安倍批判は「一面の桜を見る会疑惑」しかありませんし、それは「大企業と安倍内閣が戦争勢力」なんて話ではない。むしろ黒坂の共産党批判の方がいつもいつも「大枠で似た記事ばかり」でしょう。しかも「敵の出方論ガー」「慰安婦は公娼」のようなデマまであるのだから話になりません。
 それはともかく「文科省退官後、意外なほどリベラル保守的な路線*7で活動している寺脇氏や前川氏」と「共産党離党後、ただの右翼活動家に転落した筆坂(元参院議員、元日本共産党政策委員長)」「産経退社後、ただの右翼デマゴーグに転落した福島香織」を観ていると組織を離れた後こそが「その人間の真価」が問われる気がしますね。
 組織を離れても「能力」「信念や覚悟」「信頼できる周囲の知人、友人」があれば、前川氏、寺脇氏のようにまともな活動ができるがそれらがないと、「筆坂や福島」のように無様に転落するわけです。

https://twitter.com/rokuKUROSAKA/status/1233041391623688192
黒坂真リツイート
 日本共産党本部の皆さん。小池晃書記局長が映画を観て感想を語るのは良い企画と思います。次回は、北朝鮮の人権問題を扱った映画を小池晃書記局長に観て頂きたい。ヤン・ヨンヒ監督の「かぞくのくに」や韓国映画クロッシング」はどうですか。昔の日本共産党北朝鮮を礼賛したので、気が引けますか。
日本共産党
 超話題のアカデミー賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』。みなさんは、もうご覧になりましたでしょうか?
政治家として、そして、ひとりの人間として、小池晃はこの映画をどう観たのか?
 小池晃、語ります。

 小池氏が語るという『パラサイト 半地下の家族』について『小池氏の感想』や『小池氏の感想とは離れて、映画を見た黒坂の感想』をコメントするのではなく、『同じ韓国関係の映画』というこじつけで、くだらない因縁つけをやる辺り、黒坂のくだらなさがいつもながら露呈されています。
 まるで『宮本から君へ』(映画でアレ、原作漫画でアレ)についての自民党員の好意的ツイートにいきなり

・映画『宮本から君へ』のプロデューサー河村氏*8は映画『新聞記者』もプロデュースしています。『新聞記者』の原案者である望月・東京新聞記者への『安倍政権の不当な中傷行為』を皆で糾弾しましょう!

云々などとリツイートする(どう見ても自民党員への嫌がらせ)くらい無茶苦茶な行為を黒坂はやっています。

*1:1914~1995年。駐ユーゴ、パキスタン、西ドイツ大使など歴任。著書『ソビエトウォッチング40年』(1983年、サンケイ出版)など

*2:「米軍」と書かない点が興味深い。

*3:つぶやきではなく、「池内氏による中満発言の紹介」ですね。

*4:沢山と言えるかは疑問ですが、それはともかく。ここで黒坂が「女性議員(地方議員を含む)」とはいっても「国会議員」などとはいえないこと、「社長(中小企業を含む)」とはいえても「東証上場の大企業社長」などとはいえないこと、あるいは「大臣」「自民党役員(典型的には党三役)」「経団連会長など財界団体役員」などとはいえないこと自体、「語るに落ちています」。

*5:ポルトガル首相、国連難民高等弁務官などを経て国連事務総長

*6:小泉内閣環境相、第一次阿部内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)などを経て都知事

*7:左派的とまでは言えないでしょう

*8:ちなみに河村氏は「かぞくのくに」もプロデュースしています。