今日の産経ニュース(コロナ問題以外:2020年5月31日分)

内閣支持率39%、共同通信の世論調査 - 産経ニュース

 共同通信社が29~31日に実施した全国緊急電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は39・4%で、今月8~10日の前回調査より2・3ポイント減。不支持率は45・5%だった。支持率が40%を切るのは、2018年5月以来、2年ぶり。
 ウイルス感染を調べるPCR検査の態勢整備をめぐる政府の取り組みは「不十分だ」77・4%、「十分だ」15・0%。感染が再び拡大する第2波については「ある程度」を含め「心配している」が96・0%に上った。

 毎日新聞調査では20%台に突入してましたが、共同通信ではまだ30%台のようです。正直、俺のようなアンチ安倍からすれば「まだ高すぎる」「早く20%台へ突入し、そして10%台へ」ですが、「アンチ安倍の俺の願望込み」ですが「毎日だけでなく共同でも減少傾向」だし、コロナ不況も深刻だし、もはや安倍に上がり目はなく、早期退陣は不可避ではないか。


【正論7月号】ご都合主義が過ぎるメディア 森友問題で新局面 産経新聞政治部編集委員兼論説委員 阿比留瑠比(1/3ページ) - 産経ニュース
 名誉毀損訴訟で敗訴した「裁判所お墨付きのデマ記者」阿比留を処分するどころか、「論説委員編集委員」で厚遇するのだから全く産経も呆れた会社です。
 「処分として適切かどうかはともかく」検察庁が黒川を、朝日が賭け麻雀記者を懲戒処分(黒川は高検検事長引責辞任&退職金減額、朝日記者は1ヶ月の停職)したのに未だに産経は「自社の賭け麻雀記者」について調査結果の発表も懲戒処分もしないのにも心底呆れます。いつになったら処分する気なのか。阿比留の件のように、何一つ処分しない気なのか。
 それはともかく近年の森友問題で「新局面」と言えば誰が考えても
1)週刊文春に掲載されたいわゆる赤木手記(不正加担に苦悩し、自殺した近畿財務局職員・赤木氏の『上司の命令で不正を行った』と告発する手記)
2)その後、赤木夫人によって起こされた国賠訴訟
でしょうがそれには触れず、「以前の主張を撤回し籠池親子が森友疑惑には安倍夫婦は関係ないと言い出した、にもかかわらず無視するマスコミと野党はおかしい」云々などと言う「単に籠池親子がその方が自分に有利だと思ったからだろ、アホか」なんて話を「新局面」として持ち出すのだから呆れます。「籠池親子の安倍夫婦擁護」など「赤木手記」「赤木夫人の国賠訴訟」ほどの「信憑性」「真剣性」がどこにあるのか。野党やマスコミが籠池親子の寝言など無視するのは当たり前でしょう。そもそも安倍自民すらそんなもんは無視している。
 そもそも籠池が過去に「安倍首相と関係がある」と言っていたときはさんざん「詐欺師の発言など信用できない」と言っていたのは阿比留ら産経だろうにどこまで恥知らずでご都合主義なのか。
 「嘘だと思う」かもしれませんが「新局面」云々という記事タイトルでありながら、マジで阿比留は「赤木手記」「赤木夫人の国賠訴訟」には何一つ触れません。「籠池親子の態度変更」などというどうでもいい話しかしない。
 そんなことより「赤木手記」「赤木夫人の国賠訴訟」をどう思うか阿比留は書いたらどうなのか。
 「自分に都合のいい遺族(例:岡村勲)」なら「遺族の味方面して政治利用する」くせに赤木夫人のような「都合の悪い遺族」ならガン無視なのだから阿比留ら産経記者連中のゲスさにはいつもながら怒りを覚え、そして呆れます。
 まあ「赤木手記」「赤木夫人の国賠訴訟」について「手記は事実に反する」「赤木夫人の安倍政権批判には賛同できない」などと書けない時点で「阿比留も事実上反論不可能」と考えてることはモロバレです。こんな恥さらしな記事を書くくらいなら黙っていたらどうなのか。
 そして「以前の主張を撤回した場合」でも今回の籠池親子と違い、「蓮池透氏の家族会、救う会、安倍批判」のような産経に都合の悪いものでは「蓮池が間違ってる」と言って恥じないのだから「繰り返しますが」阿比留ら産経記者連中のゲスさにはいつもながら怒りを覚え、そして呆れます。
 それにしても森友疑惑批判派を「左派呼ばわり」するのは「ふざけんな」です。これは左派とか右派とか言う問題ではない。不正を追及するのは当たり前の話です。
 ロッキード事件追及(田中*1元首相)やリクルート疑惑追及(中曽根*2元首相、竹下*3首相、宮沢*4蔵相、安倍*5幹事長、渡辺*6政調会長など)が「左派云々」でないのと同じ話です。大体、保守政党である立憲民主や国民民主のどこが左派なのか。

【参考:赤木手記&赤木夫人の国賠訴訟】
公開された近財局職員の「手記」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
安倍、麻生は「調査される側」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
赤旗
「改ざん強制され自殺」/財務省「森友文書」/国と佐川元局長を提訴/近畿財務局職員の妻
主張/森友公文書改ざん/職員の手記の重み受け止めよ
「2人 調査される側」/森友改ざん 首相・麻生氏に抗議/自殺した赤木さんの妻 自筆文
主張/「森友」の職員手記/再調査拒否は政権の責任放棄

*1:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*2:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*3:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*4:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*5:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*6:福田内閣厚生相、大平内閣農水相、中曽根内閣通産相自民党政調会長(中曽根、竹下総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相など歴任