今日の中国ニュース(2021年4月29日分)(副題:楊海英のクズさ&I濱Y子の夜郎自大に呆れる)

月例研究会 「台湾有事は日本有事だ」 開催 « ニュース « 公益財団法人 国家基本問題研究所
1)そもそも台湾が独立宣言しない限り、中国は国際的非難を恐れて台湾へ侵攻しないだろう
2)台湾も侵攻のリスクを冒してまで独立宣言しないだろう
と言う意味で「侵攻の可能性は皆無」ですが、仮に侵攻があったとしてもそれの何が「日本有事」なのか。

 今回のパネリストは、蔡明耀・台北駐日経済文化代表処副代表(以下略)

 台湾政府もいくら「中国の政治的圧力」で「貧して鈍してる」とはいえ「駐日経済文化代表処(駐日大使館にあたる)」の幹部が国基研のウヨ集会に出席というのは非常識すぎるでしょう。


◆I濱Y子のツイート

I濱Y子
4月25日
 今日パンチェンラマ11世は(ボーガス注:存命ならば)32才になった。1995年5月17日に中国政府に拉致され人々の前から消えて26年になる。毎年四月二十五日に世界は彼の誕生日を祝うことでこの出来事を風化させまいとしている。

 吹き出しました。「世界」ねえ。「祝ってるのってあんたらみたいなチベット愛好家だけだよね?。ほとんどの人間は祝うどころか彼の誕生日なんか知りませんが?」と言ったらマジギレしちゃうんでしょうねえ。
 ちなみに4月25日 - Wikipediaによれば4月25日には

◆1947年4月25日
 衆議院議員総選挙社会党が143議席で第一党。片山哲*1社会党内閣が成立。
◆1974年4月25日
 カーネーション革命
  ポルトガルで軍の左派将校がクーデターを起こし、ファシズム体制を打倒。1975年に議会選挙が行われ完全に民政に移行
◆1980年4月25日
  日本政府がJOCに、モスクワ五輪に参加しないよう通告。
◆1989年4月25日
 竹下登*2首相がリクルート事件による政治不信の責任を取って予算成立後の辞任を表明。
◆1994年4月25日
 細川護煕*3内閣が、佐川ヤミ献金疑惑での支持率低下などから、在任260日で総辞職。

等の事件がありました。
 またこの日が誕生日の人間としては

◆1901年4月25日
 竹山祐太郎:鳩山一郎内閣建設相、自民党国対委員長(池田総裁時代)、静岡県知事を歴任(1982年死去)
◆1922年4月25日
 岩井章:総評(日本労働組合総評議会)事務局長(1997年死去)
 三浦綾子:小説家(1999年死去)
◆1929年4月25日
 岩垂寿喜男:元衆院議員(社会党)。橋本内閣環境庁長官(2001年死去)。
◆1943年4月25日
 山岡賢次:元衆院議員(自民党新生党新進党自由党民主党国民の生活が第一日本未来の党→生活の党→自由党)。民主党国対委員長鳩山代表時代)、野田内閣国家公安委員長を歴任
◆1959年4月25日
 松本剛明衆院議員(民主党自民党)。民主党政調会長(前原、小沢代表時代)、菅直人内閣外相など歴任

などがいます。


◆楊海英のツイート

楊海英
 今度の選挙で、媚中政治家を落とそう。国民は怒っている。
公明に焦燥感 反中感情高まり苦悩、自民からの風当たりも強まる | 毎日新聞2021.4.12
 公明党の国会議員が次期衆院選に向けた対中政策で苦悩している。新型コロナウイルスの感染拡大*4や中国の海洋進出の活発化で反中感情が地方でも拡大*5し、中国とのパイプを維持する同党に対する自民党からの風当たりも、強まりつつあるためだ。直近の衆参両院選で比例代表の得票を減らし続け*6、党勢回復が至上課題の公明党だが、自民党との外交姿勢の違いが両党関係に影響をしかねない。公明党内の一部から、焦りの声が出始めている。
 「地元で自民党の地方議員から(ボーガス注:対中国外交を理由に?)『足を引っ張るのはよくないね』とチクチク言われる。これでは選挙協力体制が作れない」。
 公明党の若手議員はため息をつく。

 楊の言う「国益のために落選させなければいけない媚中政治家」とはどうやら「主として公明党議員*7」のようですが、まあ、「是非はともかく」『公明党の中国への媚びへつらいが許せない!』なんて声が国民的に高まってる事実は無いでしょう(ウヨの世界限定ですら高まってるかどうか)。
 かつそこまで公明党に悪口するなら、自民党に「連立相手の公明党媚中国を何とかしろ」と言うべきでしょうに、「自民万歳のウヨ連中」に忖度して何も言わないのだからふざけています。まあ、そもそも「李首相の北海道訪問に安倍首相(当時)が異例の同行をした」自民党だって「楊や類友の価値観」では「立派な媚中国」ですが。
 そして楊と「楊の類友のウヨ連中」もこんなことを言っても「媚中国の公明党を選挙で一人でも多く落とそう」「自民は公明との連立を解消しろ」なんて運動を大々的にやることは「自民党の反発」が怖くてやらないでしょう。

【参考:公明党への『中国に甘い』批判】

共産・志位氏「毛沢東を一番礼賛したのは公明」 人権議連めぐり皮肉 - 産経ニュース2021.4..2
 共産党志位和夫委員長は1日の記者会見で、与野党の有志議員が中国・新疆ウイグル自治区や香港などでの中国当局による弾圧を踏まえ、人権尊重推進などを目的として6日に発足する超党派議員連盟の発起人会に公明党が参加しなかったことを皮肉った。
 志位氏は、不参加の理由を「私は知らない」と断りつつ、「公明党で思い出すのは、文化大革命のときだ。一番、毛沢東を礼賛したのは公明党だったというのを今、思い出した。それとこれが関係あるかどうか知りませんけど」と付け加えるように語った。

【第781回】山口公明代表は中国に忖度するな « 今週の直言 « 公益財団法人 国家基本問題研究所産経新聞月刊「正論」発行人 有元隆志)2021.04.05
 公明党山口那津男代表は3月30日の記者会見でも、人権問題で日本が欧米諸国と足並みを揃えて、対中制裁に踏み切ることについて、「わが国が制裁措置を発動するとすれば、(中国当局の)人権侵害を根拠を持って認定できるという基礎がなければ、いたずらに外交問題を招きかねない」と消極姿勢を示した。
 公明党の言動に対し、連立を組む自民党から一部を除いて異論が聞こえてこないのも深刻である。小選挙区から立候補する自民党衆院議員の多くは公明党からの支援を期待しているからだ*8。中国は途上国に多くの融資を行っているが、借り入れ国に「債務の罠」を仕掛けているという疑惑がしばしば報じられてきた。同じことが自民党公明党の関係についてもいえる。「票の罠」にかかり、本来言うべきことが言えなくなっているとしたら何のための連立か。

共産の「毛沢東礼賛」皮肉に「どうこう言わない」 公明・山口代表 - 産経ニュース2021.4.6
 公明党山口那津男*9代表は6日の記者会見で、共産党志位和夫委員長が公明の中国に対する融和的な姿勢をめぐり、「毛沢東を一番礼賛したのは公明」などと皮肉ったことに対し、「どうのこうの言うつもりはない。共産党のことはとやかく言わない」と受け流した。
 ただ、中国・新疆ウイグル自治区や香港などでの中国当局による弾圧は、国際社会の大きな問題となっている。与野党が海外での深刻な人権侵害行為に制裁を科すための日本版「マグニツキー法」の制定に動き出す中、公明は同法の策定に慎重な姿勢を示し、他党から「弱腰だ」との批判も浴びている。

中国の人権弾圧を黙認する公明党の罪 池田大作と周恩来の縁がそんなに大事か(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース2021.4.12
 「(ボーガス注:創価学会名誉会長の)池田氏が海外の国や機関などから送られた350の称号のうち、半分は中国からのもの、という記事が月刊誌に掲載されたこともありました。習近平(67)は2012年に総書記に就任しましたが、初めて会見に応じた日本人は、公明党山口那津男代表(68)だったことも記憶に新しいですね」
 これほどまで親中派なら、確かに公明党は議連と距離を置く必要があるのかもしれない。
 議連の発起人代表を務める中谷*10・元防衛相に取材した。
 公明党の議員は当初、議連に参加する動きもあったという。
「1月27日に議連の発起人会を開きましたが、その時には公明党遠山清彦さん*11(51)も参加していました。ところが2月1日に議員を辞職されました」
 1月26日、文春オンラインは「公明党のホープ・遠山清彦前財務副大臣『深夜に銀座高級クラブ』で党から厳重注意」の記事を配信。週刊文春でも記事が掲載され、清山氏は議員を辞職した。
 このような経緯を経て、4月6日を迎えた。結論を先に言えば、公明党の三浦信祐参議院議員(46)が出席し、「人権外交は極めて重要。しっかりと議論に参画させてもらいたい」と挨拶した。
 だが、同じ日、公明党の山口代表は記者会見で「個々の議員の自主的な判断で対応するものだ」と慎重な姿勢を崩さなかった。
 更に産経新聞は、この4日前の4月2日、「対中非難決議、首相訪米後に採択延期へ」の記事を掲載した。
 超党派の日本ウイグル国会議員連盟など6団体は、中国の深刻な人権侵害行為を非難する国会決議を、4月初旬に行うことを目指していた。
 ところが産経新聞の報道によると、《公明党幹部が時期に関しては慎重な姿勢を示した》という。
 これでは、三浦参議院議員は、“形ばかりの出席”と言われても仕方あるまい。

【参考終わり】

楊海英
 1945年8月の戦いを日本は終戦*12と呼ぶのに対し、モンゴルは(ボーガス注:中華民国あるいは満州国からの?)民族解放戦争*13と言う。南モンゴルと(ボーガス注:北モンゴル外モンゴル)を)統一した国家を作る為の解放戦争。しかし、ヤルタ協定により南モンゴルは中国に売り渡された。日本の領土北方四島*14などもソ連に取られた。

 楊は本気で「南北モンゴル統一」なんて考えてるんですかね?。それとも反中国の日本ウヨへのこびか。
 「ただの媚び(本心では統一など無理だと思ってる)」なら人間としてくずだし、本心だとしても「ヤルタ協定は酷い、中国(ただしヤルタ協定当時は蒋介石中華民国)は酷い」と悪口しても南北統一が出来るわけではない。「現実的プラン」がなければそんな「南北統一」の主張には何の意味もありません。もちろん中国がそんな「南北統一」を認めるわけもない。

中国外相、モンゴルと「内政不干渉」を確認: 日本経済新聞
 中国の王毅(ワン・イー)外相は15日、訪問先のモンゴルの首都ウランバートルでエンフタイワン外相と会談した。「互いの主権を尊重し、国内問題に干渉しない」と確認した。

ということで外モンゴルも「南北統一」なんて掲げていない(南北統一なんてもろに内政干渉ですから「内政干渉否定=南北統一論否定」のわけです)。かつ、楊がこんなことを言えば、内モンゴル住民が「内モンゴル自治区自治権拡充」を訴えても「本心は南北統一だろう」と言われて、中国政府に相手にされないリスクにもなる。
 なお、「満州国が無ければ南北統一できた」という話でもないですが「南モンゴル内モンゴル)に日本が満州国をつくったことが結果として南北統一を阻害したこと」は事実であり、楊の立場では「戦前日本は手放しで礼賛できる代物ではない」はずです(しかし日本ウヨに媚びて礼賛してるようですが)。

楊海英
 「自衛隊と初陣」。この言葉はモンゴル人をワクワクさせる。モンゴル人は皆、初陣を何よりも大事にする。男の子は13歳で成人式を迎えるので、その時に猟に出るのを初陣とする。私も父と長老達に連れられて、初陣の猟に出たことがある。
【日本を守る】尖閣諸島が自衛隊の初陣か…中国の台湾侵攻危機は“泰平の眠りを覚ます”衝撃 支配されれば日本の独立維持は厳しい (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト加瀬英明
 このままいくと、沖縄県尖閣諸島魚釣島が、自衛隊の初陣となるだろうか。
 私はもう40年も前から、尖閣諸島で唯一の大きな島である魚釣島に、「陸上自衛隊1個中隊を常駐させるべきだ」と主張してきた。
 中国の漁船には軍事訓練を受け、重武装した海上民兵が乗っている*15海上民兵無人魚釣島に上陸したとしよう。自衛隊が出動して魚釣島を奪還するためには、大量の血を流さなければならない。遭遇戦では、先に高地などの要地を占拠した側が有利だ。

 「尖閣で有事などあるわけがない(そんなことをすれば欧米の経済制裁などで中国が不利益を受けるだけなので)」「有事を『ワクワク』と書くとは自衛官の命を何だと思ってるのか?(まさか『自衛隊は強いので中国軍相手には死なない』とでも強弁する気か?)」と言う意味で噴飯物ですね。
 楊の劣化が止まるところを知りません。「静岡大学の同僚」「楊と共著を出した人物」「楊著書の担当編集者」など周囲も少しは苦言したらどうなのか。「楊の著書の版元」のうち、右翼出版社である文春や徳間書店などには何も期待してませんが、岩波書店講談社、筑摩書店は、この男の本を出し続けて良いのか。


独中政府間協議、メルケル氏「紛争解決へ対話継続」: 日本経済新聞
メルケル独首相、コロナワクチンで中国との協力強化望む-首脳会談 - Bloomberg
 つまりはドイツ政府は産経流の「打倒中国」ではないということです。


【正論】尖閣・領土主権堅持の世界的意義 東京大学名誉教授・小堀桂一郎 - 産経ニュース
 中国の尖閣侵攻を「自衛隊の奮闘で阻止した」などの「特筆すべき事実」もないのに「尖閣の実効支配」について「世界史的意義」とは大笑いです。
 「日本史的意義すらない」と思いますね。
 まあ日本においては「小笠原や沖縄の返還」の方が余程「領土主権堅持の意義」でしょうが「アメリカポチの産経や小堀」はそういうことは言わないのでしょう。

*1:社会党書記長、委員長、首相、民社党常任顧問など歴任

*2:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*3:熊本県知事、日本新党代表を経て首相

*4:いくら感染源が中国とは言えこんな惨状にしたのは自民の悪政であり、怒るのなら、自民に怒るべきです。今日のTBS『あさチャン!』でも「ニュージーランドの感染者の少なさ(その結果、例えば『三密回避』を条件としながらだが、日本と違い、『ノーマスクでの、夜間の居酒屋営業』も実施してOK)」が「日本の感染者数の多さはやはり人災」という文脈で紹介されていました。

*5:そんなもんが本当に拡大してるんですかね?。中国は「重要な貿易相手国」で隣国なのに。

*6:創価学会員が今後大幅に増えることは考えにくい上、「安倍のモリカケすらかばったこと」で良識派から呆れられていますからねえ。沖縄県知事選(野党が勝利)や大阪都構想住民投票(都構想反対派が勝利)では明らかに公明党支持層からも造反が出ていますし。

*7:もちろん「共産支持者」の俺は「楊とは別の意味」で公明党議員には「一人でも多く」落選して欲しいですが。

*8:それ以前に「中国ビジネス」を重視する「財界の声」でしょう。

*9:細川内閣防衛政務次官公明党参院国対委員長公明党政調会長などを経て公明党代表

*10:小泉内閣防衛庁長官、第三次安倍内閣防衛相を歴任

*11:第四次安倍内閣で財務副大臣

*12:あるいは「敗戦」ですね。

*13:いやいや「終戦」と「民族解放戦争」では「全然視点が違う」ので比較対象にならないでしょうよ(呆)。そういう意味では日本の戦争は「侵略戦争」ですね。

*14:北方領土」が「密約」なのに対し、「南モンゴル」は「はっきり表に出ていること」を指摘しておきます。つまりヤルタ協定当事者は楊と違い「内モンゴルが中国領なのは当然(何ら問題は無い)」と考えていたわけです。

*15:などというのは加瀬ら日本ウヨが放言してるだけで根拠のある話ではありません