今日の産経ニュースほか(2020年8月27日分)

リベラル21 読者の皆様へ(2020年8月27日)

 ブログ「リベラル21」 は2007年3月にスタートして以来、「毎日更新」「日曜・祝日休載」を原則に記事を掲載してまいりましたが、諸般の事情により、本日以降、「適宜掲載」とさせていただきます。同人一同、いっそう記事内容の充実に努めますので、引き続きご愛読をお願いします。

 記事タイトルが「記事掲載回数の減少について」など具体的で無いのも「何だかなあ?」ですが、「諸般の事情って何ですか?」ですよねえ。
 まあ「リベラル21の会員は全然増えないで高齢化が進行している。その結果、毎日掲載するだけの体力が無くなってきたが恥ずかしくてそんなこと言えない」程度の情けない話でしょうが。
 「適宜掲載」という「いつ掲載されるのか分からない」つう表記も「何だかなあ」ですが。
 「要するに『原則』は今まで通り毎日掲載だが、あくまでも『原則』で今までのように絶対に毎日掲載じゃ無い(でも原則は毎日掲載だから今までとそんなに変わらない)って事ですか?」「それとも適宜だから毎日のこともあれば、週3回のこともあれば、週2回のこともあって回数は全く決まってないと言うことですか?。毎日更新は原則じゃ無くなったと言うことですか?」「適宜掲載だから、日曜・祝日休載というルールもなくなったんですか?。日曜、祝日も今後は掲載するんですか?」と聞かれたら何と回答するのか。
 全くもって不親切な「お知らせ」です。
 

「原発ゼロ」見直し要請 連合会長、立民・枝野代表に - 産経ニュース
 原発ゼロについて言えば共産党など他野党や市民団体との話し合いできめたもので連合が一方的に「俺は立憲民主の支援団体だから撤回しろ」と頭ごなしに言っていい話ではないのですが、そう言う常識は「立憲民主を舐めてる連合」にも「舐められてる立憲民主」にもないわけです。まあ、連合の前身の「総評(社会党支持)」「同盟(旧民社支持)」の時代から日本の主流労組はそう言う「政党を目下扱いし、政党の自主的な運動を阻害する」問題がありましたが。
 こうした連合及び立憲民主の態度が
1)「共産や市民団体」と立憲民主党の共闘を阻害するという意味でも
2)「立憲民主なんて連合言いなりの自主性のない政党だ」という自公の批判を招くという意味でも、安倍を利して「安倍長期政権」につながっているわけで、連合と立憲民主の馬鹿さにはほとほとうんざりします。そもそも彼らは本気で安倍政権打倒なり、政権交代なりする気があるのか?
 「共産や脱原発市民団体に貸しを作って、脱原発を助長するリスクを冒してまで政権交代するくらいなら原発推進・安倍政権のままでいい」と思ってるのではないかと疑いたくなります。


NZ銃乱射被告に終身刑 「ゆがんだ悪意」テロ断罪 - 産経ニュース

 銃乱射事件で、51人を殺害した罪などに問われたオーストラリア人のブレントン・タラント被告(29)に、クライストチャーチの高裁は27日、仮釈放のない終身刑判決を言い渡した。
 仮釈放なしの終身刑が言い渡されたのは同国で初めて。判決が確定すれば、タラント被告は死刑廃止後で最も重い刑に服することになる。

 51人も殺したら言うまでも無く日本では「ほぼ確実に死刑」です。
 何せ、大久保清(8人殺害)、西口彰(5人殺害)など「日本犯罪史にその名を残す死刑囚」もそんなには殺してません(日本における死刑囚の一覧 - Wikipedia参照)。横溝『八つ墓村』のモデルになったいわゆる津山事件(犯人は犯行後、自殺)も「30人殺害」ですしね。51人殺害なんて日本ではまずあり得ない。
 まあ、ニュージーランドの犯人が殺害に自動小銃を使ってるのに対し、銃器規制が厳しい日本ではそんな物は使えないという理由も大きいですが。
 しかし、産経も書いてるようにニュージーランド死刑廃止国のようですね。「死刑廃止後では最も重い刑」とはいえ、こうした事件が起きても現時点では「死刑が復活していない点」は日本などと違って国民も政治家もマスコミもまともだと言うことでしょうか。


安倍首相、28日午後5時から記者会見 - 産経ニュース
 安倍がどんな記者会見をするかが気になるところです。「首相退任(もちろんそうなら大変喜ばしいことです)」や「衆院解散」なら「そんな前兆は何もなかった」のでサプライズですが、さすがにそういうことはないでしょう。安倍本人は「支持率回復のための策」を打ったつもりでも世間はろくに評価しないというのが一番ありそうな落ちかと思います。


【阿比留瑠比の極言御免】見えた「雨天の友」 - 産経ニュース

「晴天の友もあれば、雨天の友もある」
 三木武夫*1元首相は昭和45年9月の自民党総裁*2出馬時に、こう述べたという。自分に勢いがあるときだけ近づいてくる人もいれば、逆境のときに支えてくれる人もあり、後者こそが真の友だとの意味である。
 安倍晋三首相が今月に2回、病院で日帰り検診を受けたことで、政界では首相の健康不安説が盛んに流布されている。

 むしろ流布してるのは「国会から逃亡したい安倍本人」でしょうがそれはさておき。
 いや「雨天の友」なんてもんは「安倍が首相でない限り登用されないトンデモウヨ仲間(稲田*3、下村*4や萩生田*5など)」以外にはほとんど居ないでしょう。
 どっちにしろ今度の「重病説」とやらでそんなもんは何一つ「新しく」見えてない。
 以前から安倍に媚びへつらってる自民党議員連中は、今回も「周囲を気にせず休むべきだ」としか言わないし、一方、野党は「仮病で国会開会要求を拒否されてはたまらない。本当に重病だというなら、どう重病なのか可能な限り説明すべきだし、場合によっては首相辞任や、首相代理の設置が求められる」と安倍に「コロナ問題などでの追及を恐れた仮病じゃ無いのか」「仮病での逃亡は許さない」と言う態度をとってるわけです。自民党議員連中も野党各党も「重病説以前と以後」とで安倍への対応はほとんど変わらない。
 野党の態度はある意味当然ですが、自民党内で別に「安倍おろし」の動きが無いのは「本心では皆、仮病だと思ってるから」でしょう。

*1:国民協同党書記長、委員長、片山内閣逓信相、改進党幹事長(重光総裁時代)、鳩山内閣運輸相、自民党幹事長(石橋総裁時代)、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣経済企画庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*2:自由民主党総裁選挙 - Wikipedia によればこの時は現職の佐藤栄作が四選を果たしたが、目立った功績を挙げることも無く任期を満了した2年後の昭和47年に退任した。

*3:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長、第三次安倍内閣防衛相を経て現在、自民党幹事長代行

*4:第一次安倍内閣官房副長官、第二次安倍内閣文科相などを経て自民党選対委員長

*5:自民党総裁特別補佐(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣官房副長官などを経て第四次安倍内閣文科相