【菅首相会見全文】(5)完 横田滋さん死去「めぐみさんに会わせることできず、申し訳ない」 - 産経ニュース
◆記者
「桜を見る会の来年以降中止だが、安倍氏や誰かに相談したのか。決断に至った経緯、思いは」
◆菅
「これから予算要求をすることになってますので、そうしたことよりも今大事なのは、(新型)コロナ(ウイルス)対策、こうしたものに集中をしていきたい、そういう強い思いの中で、私、首相になってですね、それ予算要求はしない、そういうことを決めたということです」
質問に対する回答に全くなっていない辺りが「悪い意味で」実に菅らしい。
【新政権の課題】(上)外交左右する国内基盤 「熱狂的保守層」の指支持は未知数 - 産経ニュース
ドイツのメルケル首相は日本を素通りして中国を訪問することもしばしばだったが、平成27年3月に来日した際に安倍氏がその理由を問うと「日本の首相は毎年代わるから会っても仕方がないと思った」と答えたという。
実際にはそういうことではなくメルケルが「日本よりも(市場として、人口も多いし、景気もいい?)中国を重視している」ということでしょうね。ただし「反中国」安倍相手に「だって日本より中国の方が市場として魅力的じゃん、経済成長率は中国の方が日本より高いし」などとはっきりいうことはメルケルも躊躇したのでしょう。メルケル的には「首相が短命政権だから」と言った方が「マシだった」のでしょう。
安倍氏にあって、菅首相にないものもある。その最たるものが、熱狂的ともいえる保守層*1の支持だ。
安倍氏は若手議員時代から北朝鮮による日本人拉致問題や歴史認識、領土問題をめぐり、党内で最も強硬な保守派の一人とみなされてきた
とはいえ、第2次政権の外交政策を振り返れば意外なほど柔軟な判断が目立つ。
中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に条件付きで協力し、北方領土2島先行返還を視野に日露経済協力を進めた。
これらの(ボーガス注:親中国、親ロシアの)政策は安倍政権でなければ保守派の反発を招いた可能性が高い。
菅氏は外交でも「安倍路線の継承」を掲げる。だが、菅首相が安倍氏と同じような柔軟さを発揮したときに保守派が「菅さんが判断するなら仕方がない」と思われなければ、菅氏の権力基盤を揺るがす危うさを秘めている。
まあ確かにそうなのでしょうがこうも露骨に「安倍ならその対中国、対ロシア外交を大目に見てもいいが菅は話が別だ」と堂々と言うとはねえ(呆)。ただのご都合主義、身びいきじゃ無いですか。
【閣僚の横顔】岸防衛相 情に篤い安倍前首相の実弟 将来の首相候補との声も - 産経ニュース
今回の防衛相が初入閣の岸信夫が「将来の首相候補」とは、ばかばかしくて吹き出しました。実兄の安倍ですら「身びいき」と批判されることを恐れてでしょう、副大臣や大臣政務官にはしても「大臣にはできなかった男」のどこが首相候補なのか。
むしろ「加藤勝信氏(安倍政権厚労相、自民党総務会長を経て今回、菅政権官房長官)」、「河野太郎(安倍政権国家公安委員長、外相、防衛相を経て今回、菅政権行革相)」、「茂木敏充氏(安倍政権経産相、経済財政担当相、自民党政調会長、外相を経て今回、菅政権外相(留任))」のほうがよほど「将来の首相候補」でしょう。
立民・枝野氏が「安倍亜流内閣」と命名 - 産経ニュース
麻生副総理・財務相、梶山経産相、西村経済再生担当相、萩生田文科相、橋本聖子五輪担当相、茂木外相とかなりの面子がそのまま留任している上、留任していない面子も「安倍政権で国家公安委員長だった小此木八郎氏(再度、国家公安委員長に起用)」「安倍政権厚労相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)だった加藤勝信氏(官房長官)」「安倍政権で法相だった上川陽子氏(再度、法相に起用)」「安倍の実弟・岸信夫(防衛相で初入閣)」「安倍政権国家公安委員長、外相、防衛相だった河野太郎(行革担当相)」「安倍政権で国家公安委員長だった武田良太氏(総務相)」「安倍政権で厚労相だった田村憲久氏(再度、厚労相に起用)」など、「安倍政権・閣僚経験者や安倍の身内」ばかりなのだから枝野の指摘「安倍亜流」は全くその通りです。
まあ菅なりの「安全運転」なのでしょう。
再任内定の萩生田文科相 教育再生実行会議の設置継続に意欲 - 産経ニュース
萩生田のようなトンデモ極右が留任とはげんなりですね。
萩生田氏は「少人数学級は安倍内閣最後の教育行政の意思。次の内閣に引き継ぐということを確認しているので決定通りに行動したい」と話した。
勿論少人数学級などと言うのは安倍や萩生田にとって「極右教育行政」をごまかすためのあめ玉にすぎませんが、安倍や萩生田ですら「少人数学級を求める声」を無視できないことは悪いことではありません。