【あめりかノート】古森義久 米国を否定するマルクス思考 - 産経ニュース
有料記事なので読めませんが、「BLM運動の写真」を掲載してるのには絶句しました。あの運動はまず第一にマルクス主義運動ではないし、第二に「人種、民族の融和」という「公民権運動以降」の「建前としての米国の理念」を守る運動であって「米国否定」どころかその逆でしょうに。
【正論11月号】TBSねじ伏せて〝本質〟偽る共産党元板橋区議(元日本共産党区議団幹事長) 松崎いたる - 産経ニュース
「正論に登場」とは「党を除名された」とはいえ、もはや「元共産党板橋区議」松崎も「完全に一線を越えた」と言うべきでしょう。
しかも内容は「TBSひるおびの八代発言『日本共産党は暴力革命』云々は間違ってない」などというデマの擁護です。今時、こんなデマは「共産党支持者」「野党共闘支持者」どころか「共産党に否定的なウヨ(自民支持者)」ですらまともな常識があれば口にしません。そして事情はどうあれ、TBSと八代は共産党に「謝罪した」。こんな発言をしても松崎を支持するのは「常軌を逸した反共右翼」だけです。大体、それなら松崎は「共産党板橋区議時代の言動」をどう説明するのか。
「暴力革命政党と知りながら嘘をついていた」というのか。はたまた「板橋区議時代は暴力政党だとは知らなかった。離党して目が覚めた」とカマトトぶるのか。どっちにしろ説得力皆無ですが。
もちろん「党を除名、離党したりした元党員」すべてが松崎のような「過去の言動(共産党員時代)と完全に矛盾する上に明らかなデマ言動」という「おぞましい生き方」をしてるわけではない*1ので松崎の愚劣さには反吐が出ます。
もちろんウヨ連中も「反共発言でウヨにこびないと生活ができないのか。哀れな奴だ」「これで松崎は共産党とその支持者、野党共闘とその支持者どころかまともな保守層からも見捨てられたな」と松崎をとことん馬鹿にしてるでしょう。何せ松崎が「ウヨにすがるしかない」のに対して、ウヨの方はいつでも松崎なんか切って捨てられる。
死去した袴田や萩原は勿論、『兵本達吉』にいたっては「存命であるにもかかわらず」、既にウヨ業界ですら忘れ去られた存在に転落しています。松崎も遅かれ早かれそうなるでしょう。
しかし、「ウヨ以外から『何だ、あのデマ右翼は』と呆れられる」「一方、ウヨの方も松崎をとことん馬鹿にしている」ということがわかりながらも松崎にはもはや「こうした薄汚い生き方」しかできないようです。実際、
1)日本共産党を離れた上での今までの実績を生かした政治活動(社民左派的なもの)をするか
2)もはや政治活動から足を洗うか
すればまだマシだったでしょうに。
【日曜経済講座】核燃料サイクルの維持 原発活用に議論深めよ 経済部編集委員・高橋俊一 - 産経ニュース
もんじゅを廃炉にした時点で「核燃サイクルは既に終了」ではないのか?
1億5千万円再調査せず 甘利氏、参院選買収事件 - 産経ニュース
甘利本人に聞けばそう答えるのは「わかりきった」ことです。もちろん甘利を幹事長にした岸田総裁に聞いても同じ答えしか返ってこないでしょう。
【書評】『ゼロコロナという病』藤井聡、木村盛世著 生きてさえいればいいのか - 産経ニュース
「そんな病はどこにもない」ので呆れるしかないですね。「ゼロコロナをできる限り目指すべき(感染者をできる限り減らすべき)」とはいっていても誰も「ゼロコロナ実現」なんて一言も言ってない。
立民と共産の「限定的な閣外協力」に連合が反発 - 産経ニュース
入閣ならまだしも閣外協力ですら反発とは呆れて二の句が継げません。連合の支持政党は「本当は自民党(政権交代など希望してない)」で、立憲民主党は「自民党への牽制用の突撃部隊」扱いに過ぎないのではないかと疑いたくなります。
岸田新内閣の大枠固まる 「老壮青」で初入閣13人 - 産経ニュース
珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年10/2日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログで
【党役員】
◆副総裁
麻生太郎
麻生派会長。第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(第一次安倍総裁時代)、第二~四次安倍、菅内閣副総理・財務相など歴任
◆幹事長
甘利明
麻生派所属。第一次安倍内閣経産相、麻生内閣行革相、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相、自民党政調会長、選対委員長(第二次安倍総裁時代)など歴任。週刊文春が報じたUR疑惑で経済財政担当相を辞任に追い込まれるが未だにまともな釈明はしていない。
◆政調会長
高市早苗
総裁選で安倍が支援。第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣総務相など歴任
◆総務会長
福田達夫
細田*2派所属。福田康夫元首相の息子。第三次安倍内閣防衛大臣政務官
◆国対委員長
高木毅
細田派所属。第二次安倍内閣国交副大臣、第三次安倍内閣復興相など歴任。読売新聞が報じた「公選法違反の香典提供疑惑」、週刊新潮、文春が報じた「女性下着窃盗疑惑」という疑惑が未だ払拭されていない問題議員(高木毅 - Wikipedia参照)。
【閣僚(現時点で判明してる分:名前のあいうえお順):ただし岸田の首相選出(就任)は10/4であり、まだ正式に首相になってないので現時点では内定(自民党への取材を元にしたマスコミの予想報道)に過ぎない】
◆財務相
鈴木俊一
麻生派所属。鈴木善幸元首相の息子。麻生太郎は「義理の兄」にあたる。第四次安倍内閣五輪相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を歴任
◆官房長官
松野博一
細田派所属。第一次安倍内閣厚労大臣政務官、麻生内閣文科副大臣、第三次安倍内閣文科相など歴任
◆外相
茂木俊充
竹下派所属。第四次安倍、菅内閣外相からの留任。また、第二次安倍内閣経産相、第四次安倍内閣経済財政担当相、自民党政調会長、選対委員長(第二次安倍総裁時代)など歴任
◆経産相
山際大志郎(初入閣)
麻生派所属。第三次安倍内閣経産副大臣ということで「細田派、麻生派所属議員(特に安倍政権下で重用された議員)」など「安倍(細田派出身)や麻生に近い人間が登用されてる」ということですね。
と書きました。上記の人事情報は「細田派、麻生派でないのは外相の茂木氏だけ(しかも茂木氏は第四次安倍、菅内閣外相からの留任で安倍、菅に近い)」ですが、その後の人事情報を見てみましょう。
【閣僚(現時点で判明してる追加情報:名前のあいうえお順)】
◆防衛相
岸信夫(留任)
細田派。安倍元首相の実弟。菅内閣防衛相からの留任
◆経産相
萩生田光一(横滑り)
細田派。第四次安倍、菅内閣文科相からの横滑り。
◆文科相
末松信介(初入閣)
細田派。第三次安倍内閣で国交副大臣兼復興副大臣。
「下村博文(第二次、第三次安倍内閣)」「馳浩(第三次第一次安倍改造内閣)」「松野博一(第三次第二次安倍改造内閣)」「柴山昌彦(第四次安倍第一次改造内閣)」「萩生田光一(第四次安倍第二次改造、菅内閣)」ということで第二次安倍内閣以降、文科相はほぼ「細田派の指定ポスト」化している。
◆行革担当相(デジタル担当相兼務)
牧島かれん(初入閣)
麻生派。現在、自民党青年局長。
ということで「細田派、麻生派所属議員が多い」ということで、やはり「安倍、菅内閣の継続」といわれても仕方がないでしょう。
なお「細田派、麻生派」以外は次の通りです。
【閣僚(現時点で判明してる追加情報:名前のあいうえお順)】
◆農水相
金子原二郎(初入閣)
岸田派。前長崎県知事
◆総務相
金子恭之(初入閣)
岸田派。小泉内閣農水大臣政務官、福田、麻生内閣国交副大臣を歴任
◆厚労相
後藤茂之(初入閣)
無派閥。小泉内閣国交大臣政務官、第二次安倍内閣法務副大臣を歴任
◆経済安全保障担当相(新設ポスト:従来からある経産相や経済財政担当相との違いは不明)
小林鷹之(初入閣)
二階派。第三次安倍内閣で防衛大臣政務官
◆国交相
斉藤鉄夫
予想通り公明党。
「北側一雄(小泉内閣)「冬柴鉄三(第一次安倍内閣)」「太田昭宏(第二次、第三次安倍内閣)」「石井啓一(第四次安倍内閣)」「赤羽一嘉(菅内閣)」ということで国交相はほぼ公明党の指定席となっている。福田、麻生内閣環境相、公明党政調会長、幹事長などを経て、現在、公明党副代表
◆復興相(沖縄・北方等担当相兼務)
西銘恒三郎(初入閣)
竹下派。第二次安倍内閣総務副大臣、第四次安倍内閣経産副大臣など歴任。西銘順治・元沖縄県知事の息子。
◆国家公安委員長
二之湯智(初入閣)
竹下派。第三次安倍内閣総務副大臣。なお、2022年7月に予定される参院選には出馬せず、引退する予定であることを既に表明している。
◆内閣府特命担当大臣(少子化、地方創生、こども庁、男女共同参画、女性活躍担当)
野田聖子
小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題党担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相など歴任
◆法相
古川禎久(初入閣)
石破派を離脱して無派閥。第一次安倍内閣法務大臣政務官、福田内閣環境大臣政務官、第二次安倍内閣財務副大臣など歴任。
◆ワクチン担当相
堀内詔子(初入閣)
岸田派。第三次安倍内閣厚労大臣政務官、菅内閣環境副大臣を歴任。宇野内閣労働相、橋本内閣通産相、自民党総務会長(小泉総裁時代)を歴任した堀内光雄は義父。
◆環境相
山口壮(初入閣)
二階派。野田内閣外務副大臣を務め、もともとは民主党だが自民党に鞍替え。
◆万博担当相(初入閣)
若宮健嗣
第二次安倍内閣防衛大臣政務官、第三次安倍内閣防衛副大臣、第四次安倍内閣外務副大臣を歴任
「細田派、麻生派」でなくても小林経済安保相(第三次安倍内閣防衛大臣政務官)、西銘復興相(第二次安倍内閣総務副大臣、第四次安倍内閣経産副大臣)、古川法相(第二次安倍内閣財務副大臣)、堀内詔子ワクチン担当相(第三次安倍内閣厚労大臣政務官、菅内閣環境副大臣)、若宮万博担当相(第二次安倍内閣防衛大臣政務官、第三次安倍内閣防衛副大臣、第四次安倍内閣外務副大臣)なのだからやはり「安倍、菅政権下での重用組」が多いわけです。間違っても「安倍政権下で干されていた人間」などはいない。
野田が入閣したのに対し、石破が干されてることが興味深い。なお、野田は総裁選では「女性の登用」を訴えて、「女性活躍担当相」にもなった以上「有言実行」が義務づけられたことを一応指摘しておきます。