今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年10月13日分)

ベルリンの少女像「当面認める」 撤去決定の効力停止申請受け
 シュレーダー等の抗議により日本政府の無法が挫折し、撤去決定が撤回されたようです。「当面認める」なのでどうなるかは今後の闘いにより決まることですがひとまず素直に喜びたい。いずれにせよベルリン市は定見がないにもほどがあるでしょう。まあ、「今回の撤回」を俺はもちろん「アンチ歴史修正主義(アンチ慰安婦違法性否定論)」「アンチ菅政権」などの立場から喜んではいるのですが、「日本にも韓国にも嫌われたくない(観光客的な意味で?)」という「商売的な思惑」しかベルリン市には感じられない点には「何と定見がないのか」とがっかりします。
 いずれにせよ今回も「諦めずに戦うことが大事」「諦めたらそこで敗北が決定、戦えば勝つこともあり得る」ということが改めて証明されました。シュレーダーなどが抗議しなければこの成果はなかったでしょう。


【独自】シュレーダー独元首相夫妻「ベルリン『平和の少女像』撤去に反対」-Chosun online 朝鮮日報

 ゲアハルト・シュレーダー、ソヨン・シュレーダー・キム夫妻はこのほど、平和の少女像撤去決定を下したベルリン市ミッテ区のシュテファン・フォン・ダセル区長あてに手紙を送り、「決定は絶対に理解しがたい」「暴力の犠牲者として苦痛を受けた、いわゆる慰安婦ハルモニ(おばあさん)たちの痛みを見捨てる反歴史的決定」と批判したことが分かった。
 シュレーダー夫妻は「ドイツはナチスの歴史を清算して世界中から尊敬されている。ドイツの官庁は日本の戦争犯罪隠ぺいに加担してはならない」「ドイツ外務省の指示を受けているものと見られる圧力に屈しないよう願う」としている。

 こうした批判の声がドイツ内に存在することがせめてもの救いかと思います。
 もちろんシュレーダー以外にも批判はあるでしょうが、「政界を引退したとは言え」元首相シュレーダーのような大物が批判したことは嬉しい限りです。


菅首相、日中韓会談に難色 元徴用工問題で措置講じない限り出席せず 韓国に伝える - 毎日新聞
 どんだけ非常識なのかと心底呆れます。そんなことが会談拒否の理由になると本気で思ってるのか。
 そもそも菅は徴用工問題で一体何を文大統領にして欲しいのか。「まず菅が具体的に何をして欲しいのか、言え。ただし判決を何とかしろという、三権分立無視の暴言はなしで頼む」つう話です。
 以前も書きましたが「光華寮訴訟・中国敗訴判決(大阪高裁、但し後に最高裁で台湾が逆転敗訴)」での中曽根政権の釈明「判決は日中平和友好条約に反する、台湾を国扱いしている、中曽根政権は何とかしろと中国に言われても三権分立なので何も出来ない」「中国にはその点、理解して欲しい」をどう考えてるのかと菅や産経を問いただしたくなります。中曽根と全く同じ釈明しかしてない文大統領をなにゆえ「反日呼ばわり」するのか。ならば中曽根も「反中国の不届きな政治家」であり彼は中国の要請「大阪高裁の不当判決を何とかしろ」に応じて「何かすべきだった」のか。


【主張】北の軍事パレード 日本への脅威を直視せよ - 産経ニュース
 マジな話をすれば、北朝鮮は「日本への脅威」ではないですよね。産経やウヨ連中だって本心ではそんなこと思ってないでしょうが。
 まず第一に戦争するには「勝たないといけない」。「負けるとわかってる戦争」をする馬鹿はいません。
 北朝鮮が日本を攻撃して、「在日米軍自衛隊に反撃された場合勝てるのか」。聞くだけばかばかしい。勝てるわけも無く、だからそんなことはするわけもない。
 第二に戦争するには「言いがかりやこじつけ」であれ「大東亜共栄圏」など「大義名分が無いといけない」。
 「韓国侵攻」なら「民族統一」という大義名分がある(軍事力が韓国より劣ってるのでそんなことはするわけもないですが)。
 「日本攻撃」に何の大義名分があるのか。北朝鮮が日本攻撃する可能性があるとしたら「朝鮮半島有事が発生し、在日米軍北朝鮮攻撃に参加したときの報復攻撃」以外にはまず考えられません。そしてその場合「報復攻撃があるのはある意味当然」だし、「在日米軍がそんなことをしなければ報復も無い」。北朝鮮を脅威扱いできる話ではありません。

 金正恩同党委員長は演説で、経済制裁新型コロナウイルス、自然災害による困難に直面していることについて「面目ない」と語り、北朝鮮国民や朝鮮人民軍に繰り返し感謝を表明した。名指ししての米国批判をしなかった。

 である以上「遠い将来はともかく、北朝鮮は当面は、国内経済立て直しに全力投球する構えであり、核、ミサイル開発などで米朝の緊張関係を高めることは避けるのでは無いか」と考えるべきでしょうがもちろん産経はそうはなりません。

 金委員長は「いかなる勢力*1であっても、わが国の安全を脅かせば、最も強力な攻撃力を先制して動員して膺懲(ようちょう)する」と強調し、「戦争抑止力を引き続き強化していく」とも語った。

 「わが国の安全を脅かせば」「戦争抑止力」と言う点に注目しましょう。つまりは「防衛のための最小限度の軍事力整備」という釈明をしているわけでそれを「日本の脅威」と見なすのは不適切でしょう。 

*1:もちろん「米国を名指しで批判するのを避けただけ」であって想定されてるのは米国でしょうが。