今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年10月21日分)

北朝鮮「戦争に踏み切る可能性低い」国連軍後方司令官、本紙インタビューで認識示す - 産経ニュース
 そんなことは今更言われなくても分かってることです。問題はむしろ「米国の側は北朝鮮を先制攻撃する意思はないのか?」ということでしょう。


習近平総書記「新時代において偉大な抗米援朝精神を継承・発揚」--人民網日本語版--人民日報
 なお、中国人民志願軍 - Wikipediaによれば「1950年10月19日」に中国人民志願軍が「劣勢に立った北朝鮮軍を支援する」とともに、米軍が中国領土に侵攻する危険性を排除するため、朝鮮戦争に参戦したのだそうです(それ以前から中国軍事顧問団が北朝鮮軍を支援していたようですが、中国軍が直接戦闘に参加したのが「1950年10月19日」以降と言うこと)。

 中国人民志願軍抗米援朝出国作戦70周年にあたり、習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は19日、中国人民革命軍事博物館を訪れて「偉大な勝利を銘記し平和と正義を守る:中国人民志願軍抗米援朝出国作戦70周年記念特別展」を見学した。新華社が伝えた。
 習総書記は「70年前、平和を守り、(ボーガス注:米国の)侵略に抵抗するため、中国共産党と中国政府は毅然として抗米援朝及び国家の防衛という歴史的決定を行った。英雄的な中国人民志願軍は正義の旗を高く掲げ、朝鮮の人民及び軍と共に、死を恐れず血みどろになって奮戦し、抗米援朝戦争*1の偉大な勝利を勝ち取り、世界の平和と人類進歩の事業のために多大な貢献をした。抗米援朝戦争の勝利は正義の勝利であり、平和の勝利であり、人民の勝利であった。抗米援朝戦争によって鍛造された偉大な抗米援朝精神は非常に貴重な精神的財産であり、必ずやあらゆる艱難険阻を克服し、あらゆる強大な敵に打ち勝つよう中国人民と中華民族を勇気づける。中国人民志願軍の英雄的事績及び革命精神を深く学び、宣伝し、党と新中国と改革開放と社会主義発展の歴史をしっかりと学んで、全党・全軍・全国各民族の人々に対して、党中央の周りにより緊密に団結し、最初の志と使命を胸に刻み、必勝の信念をゆるぎないものにし、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的完成、新時代における中国の特色ある社会主義の偉大な勝利の奪取、中国の夢、軍強化の夢の実現のためにたゆまず奮闘し、世界平和の維持、人類運命共同体の構築推進のために一層の貢献をするよう促す必要がある」と強調した。

 太字強調は俺がしましたが重要なポイントでしょう。つまり習主席は改めて「中国にとって北朝鮮は重要な隣国であり、仮に米国が北朝鮮政権転覆など企んだところで、そんなことは中国は容認しない」ということをこうした形で示したわけです。
 まあ、こうした発言を習主席がしなくても、中国が「北朝鮮政権転覆」など認める気は無いであろう事は前から分かってはいますが。

*1:朝鮮戦争のこと