「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年7/28分:荒木和博の巻)

捕まえた工作員を釈放しろと朝鮮総聯が警察に押しかけた金南鮮事件(石川県加賀市現地了解): 荒木和博BLOG
 呆れて二の句が継げませんね。そんなことが「拉致問題の解決(拉致被害者の日本帰国)」と何の関係があるのか。


日本はなぜ拉致をされ続けたのか(R3.7.28): 荒木和博BLOG
 6分39秒の動画です。説明文だけで見る気が失せます。荒木動画を批判するために、俺は一応全部見ましたが、実際見る価値は全くありません。
 何が馬鹿馬鹿しいか。「拉致問題の解決(拉致被害者の日本帰国)」においてそんなことはどうでもいいことです。
 どうせ「日本政府が無能だから」「泳がせ捜査していた」だの抜かすことが視聴前から予想できますが、そんなことと「拉致問題の解決」と何一つ関係ない。
【追記】
 実は予想は外れて「憲法九条のせいだ」「何をやっても軍事的反撃がないと北朝鮮になめられていたからだ」と九条改憲を放言です(まあ、予想の範囲内ですが)。
 呆れますね。その荒木の主張と「北朝鮮は日本以外にも拉致をやってる(但し、曽我夫妻の目撃証言など信用に値する証拠があるルーマニア人拉致やタイ人拉致などを除けば、ほとんど『特定失踪者』にすぎませんが)」と言う主張とどう整合するのか。
 ルーマニアやタイに憲法九条があるのか。
 「北朝鮮は日本人以外にも拉致をやってる」といって北朝鮮に悪口雑言しながら、一方でそれと矛盾する「拉致は憲法九条のせい」を放言できる荒木には心底呆れます。
 つうか、こんなバカなことを言えば「何だ、巣くう会というのは北朝鮮を口実に九条改憲を画策する右翼団体か?」となり、1)護憲派、2)真面目に拉致の解決を考えてる人間、3)改憲派だがさすがに『拉致を口実に九条改憲を放言するような汚い行為』はできないと思う『それなりにまともな改憲派』は巣くう会や家族会から離れていきます。
 巣くう会や家族会に残るのは『九条のせいで北朝鮮になめられたから、拉致が起こった』だの『九条がなければ自衛隊拉致被害者が救出できる』だのほざくデマ右翼の西岡、島田、荒木らばかりになる。それで拉致が解決するわけがないでしょう。


もう少し腹を立てよう【調査会NEWS3474】(R3.7.27): 荒木和博BLOG
 本文を読む前からタイトルだけで「北朝鮮にもっと腹を立てよう」と抜かしてることが予想できますが、そんなことが拉致の解決と何の関係があるのか。
 何の関係もない。
 腹など立てても問題は解決しないのであって「どう拉致被害者を日本から帰国させるか冷静に考えないといけない」。
 これは拉致解決に限りません。「北朝鮮拉致」に限らず、不正や人権侵害などに憤るのは人間として当然です。しかし「その怒りをどう問題解決につなげるか」を考えなければ、その怒りには何の意味もない。例えば「北方領土を不法占拠するロシアが許せない」と言ったところで島は帰ってこない。
 つうか、俺が一番腹が立つのは「拉致問題を解決する気もなく、北朝鮮叩きや九条改憲に悪用する気しかない荒木ら巣くう会」と「巣くう会いいなりで、蓮池透除名などという愚行までした家族会」ですね。
 おそらく日本人の多くはもはや「北朝鮮に対する怒り」よりも「巣くう会や家族会に対する怒りや空しさ、徒労感」しかないでしょう。
 巣くう会や家族会は「俺たちのやるとおりにやれば拉致が解決する」といって日本政府に『北朝鮮経済制裁をやらせた』。結果、小泉訪朝で期待された日朝交渉が挫折した。
 しかし小泉訪朝から18年たっても、「小泉、第一次安倍、福田、麻生、鳩山、菅直人、野田、第二~第四次安倍、菅義偉(日本)」「ブッシュ子、オバマ、トランプ、バイデン(米国)」「金大中盧武鉉李明博朴槿恵文在寅(韓国)」と政権が何度も変わっても拉致は解決しない。そこで「もはや経済支援とのバーター取引しかないんじゃないか」と言う声が当然出てくる。
 ところがそれを「腰抜け」あるいは「北朝鮮シンパ」と罵倒する。そうした「バーター取引」主張をした蓮池透氏は家族会から除名される。そのあげく、荒木は「拉致被害者の居場所もわからない」のに「自衛隊拉致被害者救出」を放言する。
 「居場所もわからないのにそんなことはできない」という声に対して荒木は「自衛隊に探す気がないから解らないのだ」と無茶苦茶なことを言って自分の主張の非を認めない。これで「巣くう会や家族会に対する怒りや空しさ、徒労感」を感じなかったらその方が変です。

 YouTubeで昭和46年7月に起きた金南鮮事件について「現地了解」(ライブではなく録画したものを編集して後日公開)をアップロードしました。
 この事件は福井県との県境に近い石川県加賀市篠原新町の沖合で不審船が目撃され、その後上陸する工作員4名のうち1名を逮捕した事件です。

 そんな50年前の密入国事件と拉致解決と何の関係があるのか。

 うちの幹事長のお父さんがかつて脚本を書いていた東映のヤクザ映画の高倉健のように、我慢に我慢を重ねても最後に殴り込みをかけるというのをそろそろやっても良いのではないかと思います。

 馬鹿馬鹿しい。高倉映画なんかただの作り物です。実際のヤクザ世界ではあんな「自殺攻撃(殴り込み)」はない。ヤクザ映画でもよりリアルな方向を狙った『仁義なき戦い』シリーズ、『極道の妻たち』シリーズではあんな殴り込みはしません。
 大体、拉致問題で殴り込みとはどういう意味なのか。
 そして「殴り込み」というか批判を受けるべきなのは「拉致を九条改憲の口実に政治利用して恥じない」荒木ら拉致右翼でしょう。
 ちなみに「うちの幹事長=特定失踪者問題調査会幹事長の村尾建児」で、村尾の父親(脚本家)が「村尾昭」と言う人物です。
 「村尾昭」については

村尾昭氏死去/脚本家 | 全国ニュース | 四国新聞社2008.11.6
 5日午後4時35分、多臓器不全のため東京都杉並区の病院で死去、75歳。兵庫県出身。
 自宅は杉並区(以下略)。葬儀・告別式は9日正午から杉並区(以下略)、長明寺会館で。喪主は長男建児(たつる)氏。
 「昭和残侠伝」「新網走番外地」シリーズなどの映画で脚本を担当。「新 必殺仕置人」などテレビドラマの脚本も手掛けた。

を紹介しておきます。