今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年9月28日分)

「次世代に残していい問題ではない」新総裁に拉致被害者家族ら - 産経ニュース

 岸田氏をめぐっては、家族会と支援組織「救う会」が要望する「全拉致被害者の即時一括帰国」の方針について、今月13日の会見で「(それを)目指す」と発言。同調する意思を示している。

 「岸田はアホか」としかいいようがない。何故段階的帰国ではいけないのか。
 そりゃ「全拉致被害者*1の即時一括帰国」ができればそれが一番いい。でもそれができないから「段階的帰国」で妥協せざるを得ないんじゃないですか。
 今の家族会の物言い『全拉致被害者の即時一括帰国』は『日本共産党衆院過半数議席を獲得し、単独政権を作りたいby志位和夫』『リーグ優勝目指すby巨人の原、ソフトバンクの工藤*2』並の無茶苦茶さです。
 そんなことができればそれが一番いい。俺だって「共産支持者」として「それが可能なら」一番いい。しかし共産党にはそれができないから次善の策として「野党共闘」している。
 原や工藤ももはや「首位と5ゲーム以上も差がついた現状(巨人は3位、ソフトバンクは4位)」では「面子から口に出せない」とはいえ「ほとんど優勝は諦め*3」、今は「何とか3位以内に入り、短期決戦のクライマックスシリーズ勝利で日本シリーズ出場」を「現実的な目標」としているでしょう。ソフトバンクや巨人のファンだってほとんどは、もはや「今季はリーグ優勝は無理、クライマックス勝利で日本シリーズに出れれば御の字」「優勝は来季目指す」が本音でしょう。
 何でその程度の常識が家族会にはないのか。
 それはともかく岸田の物言いは、結局、巣くう会や家族会の個人攻撃におびえて、へつらってるだけの話でしょう。そんなんではいつまで経っても拉致は解決しない。とはいえ、この点は「他の自民党幹部」も「枝野立憲民主党代表」も大して違わないようなので、俺はもはや拉致解決など諦めています。
1)家族会が、蓮池透氏と和解し、今の「巣くう会の操り人形」路線を辞めるか
2)与党や外務省が巣くう会や家族会を無視して日朝交渉を推進するかしない限り拉致など解決しないところ、どちらも望み薄ですからね。
 つうか「よど号事件(佐藤内閣)」「ダッカ事件福田内閣)」では「人命は地球よりも重い(福田赳夫)」で「超法規的措置北朝鮮への亡命容認、身代金支払い、赤軍派釈放など)」して人質解放を実現したのに何で北朝鮮相手に拉致問題でそれができないんだ、最近はカナダも「身柄拘束されたカナダ人」を中国から解放させるためにバーター取引で「ファーウェイ幹部の中国帰国」を認めただろ、何でカナダが中国相手にしたバーター取引が北朝鮮相手に日本は拉致問題でできないんだ、何でそうしたバーター取引を家族会は否定するんだ、と失望と怒りを禁じ得ませんね。


【明解 朝鮮半島】「ウィズ北朝鮮」のままでいいのか - 産経ニュース
 「ウィズコロナでいいのか」ならまだしも「アホか」です。現実問題として「打倒北朝鮮」は現実性がないのだから「ウィズ」しかない。


日本、韓国政府に抗議 資産売却命令「極めて遺憾」 - 産経ニュース
 「判決の是非」はともかく、韓国が三権分立である以上「司法のした行為」について『行政に抗議し是正を求める』など「無茶苦茶」にもほどがあります。
 「以前も別記事で書きました」が、大体、中曽根政権の「光華寮訴訟 - Wikipedia」中国敗訴敗訴判決(二審大阪高裁、ただし最高裁では中国が逆転勝訴している)での

三権分立なので中国政府に『判決は日中間の諸条約に反する違法行為』『中曽根政権は是正措置を執れ』などと抗議されても内閣として何もできない。司法に介入したら違法行為になる

という言い訳(文在寅政権の言い訳と全く同じ)と今回の日本政府の『韓国行政府への抗議』とは明らかに矛盾しますが、そうした常識は今の自民党にも産経にもないわけです。中国の抗議に対して「三権分立を踏みにじるのか」と自民や産経が散々中国に悪口していたのは一体何だったのか。


令和3年9月28日 北朝鮮による弾道ミサイルの可能性のあるものの発射事案についての会見 | 令和3年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ

 本日早朝、北朝鮮弾道ミサイルの可能性のあるものを発射いたしました。この事態を受け、私より、情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機、船舶などの安全を確認すること、不測の事態に備えて万全の態勢をとること、こうした点を指示いたしました。
 政府としては、これまで以上に警戒監視を強め、いずれにせよ、発射の状況について、現在、正に分析中であります。以上です。

ということで菅の談話に北朝鮮に対する悪口雑言がないことが興味深い。


北朝鮮が弾道ミサイル発射 - 産経ニュース
 もちろん「現実的な脅威にはなり得ない(韓国などをミサイル攻撃したら反撃でかえって北朝鮮が滅ぶ)」とはいえ「小泉訪朝」「トランプ・金正恩首脳会談」等に比べ、ほとんど騒がれないあたり、北朝鮮問題の風化を実感しますね。
 何せ、今日騒がれてるニュースは

◆緊急事態宣言とまん延等防止重点措置が解除
ジャニーズ事務所「嵐」メンバーの櫻井と相葉が結婚発表

などですからね。

*1:巣くう会がこの「全被害者」に1)特定失踪者と言うインチキを入れている上に、2)拉致被害者の病死の可能性を否定していること、そしてそれを家族会が容認していることも酷いですがそれはひとまず「無視」します。「存命の政府認定被害者」に話を限定したところで「段階的帰国」を否定する道理はないと俺が思うからです。

*2:とはいえ過去にはリーグ優勝の経験があり、シーズン開幕前は「優勝の最有力候補」扱いされていた巨人の原やソフトバンクの工藤が面子もあって現時点でも「優勝を目指す」といったとしても一応理解はできます。巣くう会や家族会の場合「小泉訪朝から19年経って何の成果もないのにそれ」ですからね。常軌を逸している。

*3:首位ヤクルト、ロッテが信じられないほどの連敗を繰り返し、巨人やソフトバンクが信じられないほどの連勝をしない限りあり得ない話です。そしてそんな僥倖(?)は「極めて現実性が低い」。