「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年11/13日分:荒木和博の巻)

特定失踪者山本美保さんのバッグが見つかった柏崎市荒浜海岸でのYouTubeライブ: 荒木和博BLOG
 普通に考えれば「荒浜海岸で事故死or投身自殺した美保さんの遺体が腐乱死体となって山形の海岸で発見された」と見なすのが一番「可能性が高い」でしょうね。発見当初(発見当初は身元不明、小泉訪朝後にDNA鑑定で美保さんと断定)から殺人とは見なされてなかったようですし。ご遺族(山本美保さんの双子の妹、森本美砂さん)の感情としては「死亡の事実は認めたくないこと」でしょうがそれにしたって「遺体は美保ではなく、政府の発表は捏造。美保の失踪は北朝鮮拉致で今も北朝鮮で生きてる」と根拠レスで放言するのは迷惑でしかありません。
 「遺族は美保さんに死なれてかわいそう」という事を割り引いてもこんな暴挙は容認できる話ではない。

 36年前に山梨県からいなくなった双子の姉を探し続けている山本美保の妹、森本美砂です。
 36年前の6月4日、20歳の姉は再度大学受験を目指し勉強していました。
 いつものように、「図書館に行ってくるね」と母に言い残し、家を出たままいなくなりました。
 失踪から4日後、荒浜海岸に姉のセカンドバッグが落ちていると柏崎署から連絡がありました。
 当時は、姉が新潟に行ったのかと思いましたが、その後何度か現場を訪れるうちに、姉はここには来ていないと確信するようになりました。
 当時は、リヤカー一台しか通れない*1程の筋の道で、地元の人しか行かないような海岸に、20歳の女性が一人で来るはずはないと思いました。
 当時の現場を御覧になれば、北朝鮮が拉致のための偽装工作をしたと理解できるのでないかと思います。

 まあ、「甲府市(美保さん一家が当時在住)の図書館に行ってくるはず(当然、6/4に自宅に帰宅するはず)」が「失踪から4日後に新潟の海岸でバッグ発見」で「失踪から約2~3週間後に、山形県の海岸で腐乱死体で発見(警察は事故死か自殺と判断しているようで「殺人などの事件性はなし」で処理)」では「ここにきていない」と思いたがる理由はわからないでもありません。
 何せ、それ(新潟行き)が事実なら「犯罪に巻き込まれた」のでない限り、美保さんが「家族に嘘をついて自発的に失踪した」という「家族に対して何か不満があったのか、家族に言えない悩みがあったのか」という家族にとって「ある意味つらい結論しか出てこない」からです。
 しかし、「来ていない」と決めつける根拠は何もない。
 ましてや「遺体が美保さんでない」だの「美保さんは北朝鮮に拉致された」だのと決めつける根拠は何もない。

 姉を救出するために地域の方や同級生の方々に大きな支援をいただき、署名活動を展開していた17年前、突然の警察によるDNA 鑑定は、姉の生存をないがしろにする発表でした。
 姉と何一つ一致しない御遺体を姉と決めつけた当時の担当者は、きっと国からの圧力がかかったのだと思います。

 根拠レスでこんなことを言う人間とはおよそつきあいきれないですね。

*1:「リヤカー1台通れる道」てのは充分広いと思いますが。