「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年9/8日:荒木和博の巻)

北朝鮮最大の脅威は…【調査会NEWS3498】(R3.9.8): 荒木和博BLOG
 記事タイトルだけで読む気が失せます。「北朝鮮最大の脅威は」なんてことが「荒木らの建前上の目的」拉致被害者の帰国と何の関係があるのか。何の関係もない。

 北朝鮮は必要とあらば日本人を拉致するでしょうし、確実にその能力を持っています。したがって「いまも、そして将来にかけて拉致の可能性はある」とお答えするでしょう。

 呆れて二の句が継げませんね。そんなことをやる気がないからこそ、小泉訪朝で拉致を認めたのだし、一体、日本のどこで小泉訪朝後、北朝鮮拉致が起こっているのか(もちろんまともな根拠がない特定失踪者など論外です)。

 いま横田めぐみの名前はほとんどすべての日本国民が知っています。

 その結果「めぐみさん以外の拉致被害者の名前をほとんど知らない」という笑えない惨状になっています。そして「めぐみさんの名前を知ってるから」何なのか。それで拉致が解決するのか。全く馬鹿馬鹿しい。

 北朝鮮にとっては、日本人の世論こそが最も怖れる敵なのではないでしょうか。

 吹き出しました。日本の世論のどこが「最も恐れる敵」なんですかね。既に拉致は完全に風化し、マスコミもほとんど報じないのに。
 今報じられてるのはむしろコロナ問題でしょうよ。


救出活動にも積極的に参加されているフリーライターの関佳子さんが拙著の感想を書いて下さいました。: 荒木和博BLOG
 荒木のクズ本なんか褒めてる時点で「荒木の同類右翼」であり、まともな人間ではないですね。
 そもそも「関佳子」なんてググってもヒットしない人間の書評を「フリーライターの書評」とどや顔してる荒木も呆れたバカですが。
 「関佳子」でググっても

人事、三井住友銀行(10): 日本経済新聞2018年3月23日
・本店上席調査役兼三井住友カードに出向(自由が丘)関佳子

井関佳子 - Wikipedia
 声優、歌手、女優。

など明らかに関係ない人間ばかりヒットします。
 何も「関」に限りませんが、著名な人間ならまだしも無名な人間の書評なんか持ち出したところで物笑いの種にしかなりません。
 まあ、荒木も可能なら「無名の関」ではなく、著名な(?)ウヨ女性である

桜井よしこ
 国家基本問題研究所理事長。『GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を解く:戦後日本人の歴史観はこうして歪められた』(2002年、小学館文庫)、『異形の大国 中国』(2010年、新潮文庫)、『ニッポンの懸案:韓・中との衝突にどう対処するか』(2014年、小学館新書)、『チベット 自由への闘い:ダライ・ラマ14世ロブサン・センゲ首相との対話』(2017年、PHP新書)、『地政学で考える日本の未来:中国の覇権戦略に立ち向かう』(2017年、PHP文庫)等、著書多数。
福島香織
 元産経新聞記者。『現代中国悪女列伝』(2013年、文春新書)、『ウイグル人に何が起きているのか』(2019年、PHP新書)、『ウイグル・香港を殺すもの:ジェノサイド国家中国』(2021年、ワニブックスPLUS新書)等、著書多数。

などに書評して欲しいのでしょうが、さすがに向こうも「ノーサンキュー」のわけです。ウヨ仲間からも「まともに評価されないクズ本」、それが荒木の本です。


なぜ北朝鮮は見え透いた嘘をつくのか(R3.9.8): 荒木和博BLOG

 昨日のショートメッセージでご紹介した『人情の海』(寺越武志さんが書いたことになっている北朝鮮で出版された本)について「どんな立場の方が読んでも、多くの不自然さを感じるだろう書籍の目的は何でしょう?」というコメントをいただきました。

 5分45秒の動画です。「どうせくだらないことしか言ってないだろう、見ても不愉快になるだけで時間の無駄だ」「動画説明文だけで批判は可能だ」と思い、今回は動画は見ていません。今までは「不快さを我慢して、あえて見ていた」のですが、今後は「俺の精神的健康」を考慮し、できる限り「動画を見ないで、動画説明文だけで荒木への批判文章を書くこと」にしようかと思います。
 そもそも
1)武志さんの『拉致ではない』という言い分を否定する決定的証拠は何もない
2)武志さん母子は拉致を否定しており、その彼らの意思を無視して『拉致だ』と騒ぎ立てても、武志さん母子にとって不利益しかない
3)武志さんについて『拉致だ』と騒ぎ立てても「政府認定拉致被害者が日本に帰国できるわけではない」
という意味で荒木の行為は愚劣ですがそれはさておき。
 さて荒木が

山梨県警
『今までは腐乱が酷く、肉眼では顔の判別ができず、身元が不明だった遺体*1がDNA鑑定で美保さんの遺体であると判明した』
と『遺体発見(1984年)から約20年後』の2004年に発表した特定失踪者・山本美保さん(失踪当時は山梨県甲府市に家族と同居)は北朝鮮拉致被害者で、今も北朝鮮で生きている。遺体は美保さんでない。しかも「誤鑑定」ではなく、「美保さんの拉致を否定するための故意の捏造」だ。
 この捏造は山梨県警単独の犯行ではなく、「山梨県警の上部組織」警察庁の命令であり、おそらく警察庁単独の犯行でもない。黒幕は遺体が「美保さんと判明」した2004年当時の小泉内閣だろう

と放言する

・(「救う会」など「荒木の類友」でない限り、北朝鮮に批判的な人間でも)どんな立場の方が読んでも、(何故小泉内閣や警察がそんな捏造をするのか、何故、鳩山首相の疑惑『故人献金』、安倍首相の疑惑『モリカケ、桜』などのように『小泉内閣の疑惑』として騒がれないのか、何故小泉内閣が退陣しても、その後の内閣が一つたりとも荒木の主張を支持しないのか、何故『アンチ北朝鮮産経新聞ですら荒木のこうした主張をほとんど取り上げないのかなどと)多くの不自然さを感じるだろう書籍の目的は何でしょう?

と聞きたくなる著書『山本美保さん失踪事件の謎を追う:拉致問題の闇』(2012年、草思社)を荒木が出してることを知っていればまさに「デマ屋のお前が言うな!」ですね。
 さすがにこの荒木の駄本、「当たり前ですが」、ウヨ業界ですら、ろくに評価されず無視されています。
 もちろん荒木が「捏造の黒幕呼ばわりする小泉内閣」が退陣し「第一次安倍、福田、麻生、鳩山、菅直人、野田、第二~四次安倍、菅義偉」といった内閣が誕生しても、これらの内閣はどれ一つとして荒木の「鑑定捏造説」には同調しませんでした。
 例えば、荒木の同類ウヨである渡辺義彦 - Wikipediaという人物(質問当時、衆院議員(新党きづな*2所属))が「2012年(平成24年)4月」に「山本さんの遺体発見について、荒木氏の警察批判を正当なものとして認めるべきだ」という趣旨の質問特定失踪者にかかわるDNA鑑定問題に関する質問主意書を政府(当時は野田内閣)に対して出しています。しかし野田内閣もそんな質問に対して同調などせず「美保さんの遺体発見発表が間違いだとは認識していない」という趣旨で答弁したことは衆議院議員渡辺義彦君提出特定失踪者にかかわるDNA鑑定問題に関する質問に対する答弁書でわかります。
 それにしても、仮に「武志さんの北朝鮮滞在」が「遭難したところを北朝鮮に救助された」のではなく拉致だとして「北朝鮮が嘘をつく理由」は「理解」できます(勿論「容認」するではない)。
 荒木がモロバレの嘘「山梨県警の遺体発見は捏造、黒幕は小泉内閣」をつく理由はおよそ理解できません(「誤鑑定」主張ならまだ理解できますが)。
 荒木と類友

サイコパス
他人を傷つけても平気な人たち
平気でうそをつく人たち
良心をもたない人たち

などとしかいいようがない。荒木が「元民社党本部の職員」というのだから「民社党の愚劣さ」には改めて絶句します。
 しかし、もっと呆れるのは「サイコパス」荒木と未だに拉致被害者家族会が付き合い続け、「荒木の主張はおかしい」と批判した蓮池透氏を会から除名したことです。そんなことで拉致が解決するわけがない。拉致解決のためには家族会が「荒木ら救う会と縁切り」し、蓮池透氏と和解することが必要でしょうが「バカの集団」家族会にはそれはできないでしょう。もはや俺は拉致解決は諦めていますし、家族会にも同情の念などありません。

*1:遺体自体は美保さんの失踪した1984年6月9日から約2週間後の1984年6月21日に山形県遊佐町の海岸で発見された。

*2:民主党(当時)を離党した9人の国会議員で結成。後に『国民の生活が第一』(小沢一郎代表)に合流し解散(新党きづな - Wikipedia参照)