今日の中国ニュース(2020年11月21日分)

◆トランプの無茶苦茶な「現職大統領気取り」

米海軍幹部、台湾を電撃訪問 中国の軍事圧力など協議か:朝日新聞デジタル
 米インド太平洋軍のマイケル・スチュードマン情報司令官が22日午後、台湾を電撃訪問した。

米環境保護局長官、12月に台湾を訪問 中国は強く反発 (写真=ロイター) :日本経済新聞
 米国のアンドリュー・ウィーラー環境保護局(EPA)長官が12月に台湾を訪問する見通しとなった。

 トランプの命令なのでしょうが無茶苦茶ですね。こんなことは選挙に敗北した大統領が「政権移行期間」に強行すべき話ではない。どうするかは、後継のバイデンに委ねるべき話です。


チベット亡命政府首相、初のホワイトハウス訪問 中国の反発必至 - 産経ニュース
 バイデン政権誕生後ならともかく、退任間近なトランプの招待ではあまり意味も無いでしょう。中国も「一応抗議はする」でしょうが、それほど力も入れないのではないか。
 むしろ、下手をすれば「チベット亡命政府はトランプの暴論(トランプの勝利宣言)や暴挙(今回のチベット亡命政府首相招待に限らず、バイデン政権にすぐさま政治を引き継ぎ、大きな政治的変更は控えるべき所、勝手な行政活動を続けていること)を支持するのか」と疑われかねません。そこは「トランプ氏とバイデン氏の対立に巻き込まれたくない」として辞退すべきではなかったのか。トランプは逆ギレするかもしれませんが多くの人間は「適切な応対」と評価するでしょう。
 それとも「今辞退したら、バイデンが俺たちを呼ぶ保証がないから、今行こう。今までホワイトハウスに一度も呼ばれたことがない。一度でも呼ばれた実績が出来れば宣伝できる」と言う話か。仮にそうだとして、正直「適切な判断とは思えない」ですね。


アングル:信仰よりも物質重視、チベットで進む中国の合流政策 - ロイターニュース - 国際:朝日新聞デジタル

チベット自治政府のチザラ主席は、「チベットには悪しき旧慣が若干残っている。主として、来世を重視し、現世での幸福追求への衝動を弱めようとする宗教の悪影響が原因だ」と話す。
<礼拝よりも労働を>
・貧困救済の対象となった住民は、宗教関連の支出を抑え、その代わり、生計能力の向上と子どものために投資するよう指示された。
チベット自治政府のカルマ・テンパ宣伝担当副大臣はロイターに対し、「10年前には、村民たちは寺院にどれだけ寄付したかを競い合っていた。今では、息子や娘が安定した政府系の仕事に就いているか、自動車を所有しているかといった競争になっている」と語った。

 中国政府の思惑が何であれ「当たり前の指示」だと思いますが。貧乏人が生活を犠牲にして寺院に寄付することがいいことだとは言えないでしょう。