◆科学技術振興機構のデータベースResearchmapで見る西岡、島田、荒木の学問的（？）業績
ちなみに業績の入力自体は研究員各自（つまりこの場合は西岡ら本人）が行うシステムになっています。つまりは「西岡らが何を自分の学問的業績と思ってるのか」がわかるわけです。
まずは「一番酷い島田」から。
島田 洋一 (Youichi Shimada) - マイポータル - researchmapを見ればわかりますが、何の業績も入っていません。たぶん福井県立大学から「業績アピールの一環としてResearchmapに登録するように指示があった」ので登録したものの、面倒くさいという理由で何も記載してないのでしょう。これを容認してる大学当局もどうかと思います*1が、入力しない島田も酷いもんです。
「まともな学問業績がないのか」と思われたら恥ずかしいという感覚は島田には無いようです。実際に1）「恥ずかしいという感覚がない」、あるいは2）「まともな学問業績がない」のかもしれませんが。
次に西岡です。
西岡 力 (Tsutomu Nishioka) - 書籍等出版物 - researchmap
◆テロ国家北朝鮮に騙されるな（ PHP研究所 2002年）
◆金正日と金大中 （PHP研究所 2000年）
◆暴走する国家・北朝鮮 （徳間書店 1999年）
◆飢餓とミサイル（草思社 1998年）
◆闇に挑む!-拉致, 飢餓, 慰安婦, 反日をどう把握するか- （徳間書店 1998年）
確かに西岡の著書ではあるでしょうが、これらは学問的業績と言えるんでしょうか？（苦笑）。しかも最新の業績が「2002年」。
西岡 力 (Tsutomu Nishioka) - 所属学協会 - researchmap
現代コリア研究会
NK会(ノースコリア研究会)
おいおい（苦笑）。これは「学会と呼べるようなまともな組織」ではないでしょう。
次に荒木です。
荒木 和博 (Kazuhiro Araki) - MISC - researchmap
・拉致問題が語る日朝関係の現実
海外事情 52(9) 2004年
・小泉首相再訪朝の経緯と評価
海外事情 52(7.8) 2004年
・北朝鮮の日本人拉致事件に関する一考察
拓殖大学海外事情研究所報告 (38) 2004年
・朝鮮戦争の今日的意味
海外事情 48(12) 13 2000年
・金正日はなぜ頂上会談を認めたか
海外事情 48(6) 14 2000年
・韓国の太陽政策の北朝鮮
海外事情 47(9) 10 1999年
・金日成の死と金正日の権力奪取に関する再検証
海外事情 47(12) 10 1999年
論文掲載誌が全て、拓殖大学の雑誌、最新の業績が2004年、てあたりは「何だかなあ」ですね。
「珍右翼が巣くう会」メンバー・黒坂真に突っ込む（2020年12月12日分） - bogus-simotukareのブログで紹介した黒坂の方が、その点では「学問的評価に値するかはともかく」比較的最近の業績も乗せています。
ケンカの話（12月12日のショートメッセージ）: 荒木和博BLOG
令和2年12月12日のショートメッセージ（Vol.254）。昨日のショートメッセージのサムネで「ケンカ売ってるのか」と書きましたが、それで思い出した民社党時代の話です。まあ結構やりました。若造の書記局員*2が国会議員とどなりあっても許してもらったのが民社党の良いところでした（だから（ボーガス注：議員数や党員数などが）伸びなかったのかもしれませんが）。
6分程度の動画です。
当初、「拉致問題が解決を目的としたはずの動画」で「僕が職員だった旧民社党の思い出話」などという拉致と何一つ関係ない話を始めるのだから心底呆れますね。
それにしても旧民社が衰退したのは「若造の書記局員が国会議員とどなりあっても許してもらった（荒木の言ってる意味が分かりませんが民社の国会議員に権威がなかったから衰退したとでも言いたい？）」なんてことではないですね。
まず第一に「旧民社にニーズがなかったから」です。「自民党よりも右の極右政党」なんかニーズがあるわけが無い。現在だって最大野党の立憲民主は「アンチ自民」「自民よりは左（と言っても左派と言うことではなく穏健保守、リベラル保守ですが）」というカラーです。
自民と似たり寄ったりの国民民主は自民、立民どころか、共産、公明すら下回る支持率です。「自民の二軍」維新も大阪以外ではまるで勢力が無い。
旧民社が「その名前の通り」、ドイツ社民党など「欧州社民政党」のような社民政党であるならば、今も残っていたかもしれない。
今も社民党（社会党）や共産党が存在してるのはこれらの政党に「ある種の社民主義性があったから」です。
正直「民社党」の名前を持つ党が「ネオナチまがいの極右」と言うことも、共産党を名乗る政党「日本共産党」が「ソ連（プラハの春弾圧、アフガン侵攻など）、中国（文革や天安門事件など）、北朝鮮（ラングーン事件や大韓機爆破など）」を批判し、社民主義的政策を唱える（ドイツ社民党など「欧州社民政党」はともかく少なくとも旧民社と比べたら日本共産党の方がずっと社民的）というのも「日本政治の謎」ではあるでしょう。
第二に「民社党の議員や職員のレベルが低いから」です。荒木ごときが党書記局員なんてレベルが低いにもほどがあるでしょう。
荒木なんぞ「ウヨ業界ではマイナーでニッチなネタ」である北朝鮮拉致しか食い扶持がない。その拉致も「小泉訪朝直後に話題になっただけ」で今や風化しつつありますが、荒木にはもはや「別のウヨネタ」に食い込む能力など無いので「今後もずっと拉致で食いつないで行くしかない」わけです。
