「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年2/2分:荒木和博の巻)

自由と民主主義は死んだのか(2月2日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG
 9分程度の動画です。
 それにしても

 令和3年2月2日火曜日のショートメッセージ(Vol.304)。政策研究フォーラム(旧民主社会主義研究会議)の月刊「改革者」2月号にこのタイトルで寄稿しました。

てのは呆れると共に吹き出しました。いくら元党職員とはいえ、旧民社も荒木みたいなキチガイによく論文執筆なんぞ依頼するもんです。
 それにしても「自由と民主主義が旧民社の旗印」と荒木が言うのには呆れます。ピノチェトクーデターを擁護した分際で良くもふざけたことがいえたもんです。
 「荒木ら旧民社のウヨ」の「自由ガー」「民主主義ガー」は「ソ連(あるいはロシア)」「中国」「北朝鮮」など彼らが「敵視する国や団体」に対して悪口するためのネタでしかありません。だから「自由」「民主主義」の観点で問題がある「戦前日本」や「韓国の朴正熙独裁」「チリのピノチェト独裁」など「右の独裁」に甘いわけです。
 今回の動画も「ロシア」「中国」「北朝鮮(特に北朝鮮)」への悪口雑言でしかありません。「ああした独裁的な国(ロシア、中国、北朝鮮)を放置していいのか!」「ああした独裁的な国を放置するとは、自由と民主主義は日本では死んだのか!」という悪口雑言でしかない。
 そんなことが拉致の解決に何の関係があるのか。もちろん「ロシア、中国、北朝鮮民主化」という観点においても「ただの悪口雑言」など無意味でしかない。
 しかもこの動画で「拉致のことを何故、国会で議論しない、マスコミも報じない」というのは「百歩譲って」まあ容認するとしても「拉致に比べたらモリカケや桜なんかどうでもいい、国会で議論しなくていいし、マスコミも報道しなくていい」だの「拉致に比べたらコロナなんか大した問題じゃない、高齢者と基礎疾患患者しか死んでない、国会で議論しなくても(以下略)」「最近は大分、感染者が減ってきたじゃ無いか。たぶん緊急事態宣言なんかしなくても自然に減った」「最近は減ってきたのに何でマスコミは未だに医療崩壊の危機は続いているとか虚構の恐怖を煽るのか、何故、菅政権は緊急事態宣言を延長するとか言うのか」だの言い出すのだから呆れます。荒木ら「巣くう会」のいう「北朝鮮のミサイル攻撃」の方が余程「虚構の恐怖」でしょう。そして荒木や島田の言うような無茶苦茶なコロナ対応をしていたらもっと状況は酷くなったし、菅政権も恐らく崩壊していたでしょう。
 まあ、それでも「モリカケ、桜で安倍をかばう」のはまだわからないでもない(「支持する」では勿論ありません)。
 「コロナ報道に嫉妬」するにしても「拉致に比べたらコロナなんかどうでも良い」とは正気じゃないですね。荒木が感染した場合に「死なない保障はどこにもない」んですがね。
 まあ、仮に「感染しても荒木が死なない」としても「俺は死なないからどうでもいい」とは正気では無いですね。
 高齢化する「荒木のウヨ仲間(93歳の三好達*1、87歳の田久保忠衛*2など)」や「拉致被害者家族会の高齢者(92歳の有本明弘、84歳の横田早紀江など)」がコロナで死なない保障はどこにもないんですが。
 まあ、死なない場合でも「味覚障害や嗅覚障害」といった後遺症の危険性もありますし、死なずに済み、また後遺症がない場合でも、無症状でない限り「重度の高熱や倦怠感」などでつらい目に遭うわけで「GOTOを強行した菅と比べても」あまりにも荒木や島田はコロナを舐めています。
 さすがに菅は緊急事態宣言を発動したのに、未だに島田や荒木は「そんなもん必要ない」「景気が悪くなるだけだ」と放言できるのだから「蛮勇にもほどがある」。正直「荒木と島田がコロナ感染して酷い目にあえばいい」と思いますね。連中は感染して酷い目にあわない限り「コロナ感染者」「コロナ死亡者遺族」の精神を逆なでして恥じない暴言を吐くのでしょうし。正直、荒木や島田の「コロナ暴言」を放置すれば、家族会の評判も「今でもいい加減悪い」ところ、なお、一層悪くなるのですが、何があっても「荒木や島田など巣くう会は批判できない」のが今の家族会のようです。

「改革者」は一般書店にはないので、このブログの前の投稿をご覧下さい。
月刊「改革者」2月号「『自由と民主主義』は死んだのか」: 荒木和博BLOG

てのはぶっちゃけ「ある意味無様で滑稽」ですね。例えば共産党の機関誌である月刊『前衛』は「置いてない本屋も多い」とはいえ、市販されてるわけです。偉そうなことを荒木がほざいたところでその時点で荒木ら旧民社は共産党に敗北しています。
 まあ、「自民党よりも極右なのに何故か自称・社民主義」なんてヘンテコな旧民社を支持したがる人間がそういるわけもないですが。あくまでも相対的な話ですが旧民社に比べれば余程共産党の方が「社民主義的」でしょう。旧民社がまともな社民政党でなかったからこそ「一部の社民派」が「あえて共産支持してきた」と言う面は明らかにあるでしょう。
 さて

「改革者」は一般書店にはないので、このブログの前の投稿をご覧下さい。
月刊「改革者」2月号「『自由と民主主義』は死んだのか」: 荒木和博BLOG

と言うので見たのですが荒木が月刊「改革者」2月号「『自由と民主主義』は死んだのか」: 荒木和博BLOGにおいて「拉致を解決できない政府への不満」を理由に「永田鉄山陸軍省軍務局長を暗殺した相沢三郎」「226事件斎藤実*3内大臣高橋是清*4蔵相、渡辺錠太郎*5陸軍教育総監を暗殺)の青年将校」「三島事件三島由紀夫」の気持ちが分かる(必ずしも荒木の言いなりには動かない安倍や菅を殺してやりたいと言うこと?)と荒木が書いているのには「絶句」ですね。これで「自由と民主主義は死んだのか」なんて公言すれば「自由と民主主義が死んだことによって選挙は無意味になった。もはやクーデターしかない」と荒木が認識していると疑われても文句は言えないでしょうに。
 他にも「特定失踪者・山本美保さんDNA鑑定捏造疑惑という山梨県警を誹謗中傷する与太話」「民社党結党直後に浅沼稲次郎社会党委員長が暗殺されて、社会党に同情票が入ったのが旧民社にとって痛かった」なんて寝言も書いてあります。
 そもそも「社会党どころか、ある時期には公明党共産党を下回る議席だったこともある」旧民社が何を寝言を抜かしてるのか。
 あるいは「土井たか子ブーム」などを考えれば「社会党>旧民社」という党勢が「浅沼への同情票」で片付く話でないのは明白でしょう。
 ちなみに月刊「改革者」については目次だけですが政策研究フォーラムで確認できます。


救出に関心を持たなかったり放棄するなら国家ではない【調査会NEWS3392】(R03.2.2): 荒木和博BLOG
 「タイトル」が実に荒木らしい泣き言ですが「田中均氏を外務省退官に追い込んだり」「蓮池透氏を家族会から除名したり」と無茶苦茶なことをしていれば、世間が家族会や荒木ら巣くう会を相手にしなくなるのは当たり前の話です。
 それで何が「救出に関心を持たなかったり放棄するなら国家ではない」なのか。家族会と「荒木ら巣くう会」はふざけんな、て話です。


自衛隊の防衛駐在官について: 荒木和博BLOG

 東アジア共同体評議会の「e-論壇」で先日YouTubeの「ショートメッセージ」で話した内容をまとめて下さいました。
(連載1)自衛隊の防衛駐在官について
(連載2)自衛隊の防衛駐在官について

 以前拙記事「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年1/22分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで取り上げた自衛隊の防衛駐在官(駐在武官)について(1月23日のショートメッセージ): 荒木和博BLOGとほとんど同じ内容です。動画自衛隊の防衛駐在官(駐在武官)について(1月23日のショートメッセージ): 荒木和博BLOGを見た方はこの文章を読む必要は無いですし、逆に「この文章を読むのならば」動画を見る必要はありません。(連載1)自衛隊の防衛駐在官について(連載2)自衛隊の防衛駐在官についてとほぼ同内容の自衛隊の防衛駐在官(駐在武官)について(1月23日のショートメッセージ): 荒木和博BLOGについての感想は自衛隊の防衛駐在官(駐在武官)について(1月23日のショートメッセージ): 荒木和博BLOGで書きましたので改めてはコメントしません。
 それにしても「東アジア共同体評議会」「防衛駐在官」て「お前、拉致と何一つ関係ねえだろ、荒木?」ですね。
 荒木も「拉致の風化」で「拉致を食い扶持とすること」が難しくなってることから「新しい食い扶持」を開拓したいようです。
 それにしても「東アジア共同体評議会」なる団体(東アジア共同体の構築を目標とする団体)が「反中韓」荒木と付き合うとは謎ですが、実はこの団体、

役職員等名簿 | 東アジア共同体評議会 国際問題 アジア アセアン シンクタンク 外交
【顧問】
田中明彦*6日本国際フォーラム最高参与
【会長】
伊藤憲一日本国際フォーラム会長
【副会長】
◆石垣泰司*7日本国際フォーラム評議員
【議長】
◆渡辺まゆ:日本国際フォーラム理事長
【副議長】
伊藤剛*8日本国際フォーラム理事/明治大学教授
【事務局長】
◆菊池誉名:日本国際フォーラム理事・主任研究員

ということで拙記事「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年2/1分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで紹介した右翼団体「日本国際フォーラム」の役員とかなりメンバーがかぶります。というか「日本国際フォーラムの友好団体、関連団体」ということでしょうか。
 背筋が寒くなるのは、こんな極右団体に

2020年8月1日現在
【顧問】
◆石井直:電通顧問
◆今井敬:日本製鉄名誉会長
張富士夫トヨタ自動車相談役
【参与】
◆大山真未
 現役の文科キャリア官僚。大山真未 - Wikipediaによれば、日本原子力研究開発機構理事、文部科学省大臣官房審議官(研究開発局担当)、文部科学省国際統括官などを経て、現在、宇宙航空研究開発機構JAXA)理事
【副議長】
◆河合正弘
 財務キャリア官僚OB。河合正弘 - Wikipediaによれば、財務省大臣官房参事官、財務省財務総合政策研究所長、アジア開発銀行研究所長など歴任
◆日下一正
 通産キャリア官僚OB。日下一正 - Wikipediaによれば、通商産業省通商政策局長、資源エネルギー庁長官など歴任
◆黒田眞
 通産キャリア官僚OB。黒田眞 - Wikipediaによれば通商産業省通商政策局長、2005年日本国際博覧会愛知万博)事務総長など歴任
◆玉木林太郎
 財務キャリア官僚OB。玉木林太郎 - Wikipediaによれば財務省国際局長、OECD経済協力開発機構)事務次長など歴任
◆内藤正久
 通産キャリア官僚OB。内藤正久 - Wikipediaによれば通商産業省貿易局長、基礎産業局長、産業政策局長など歴任
◆畠山襄
 通産キャリア官僚OB。畠山襄 - Wikipediaによれば通商産業省貿易局長、基礎産業局長、通商政策局長、日本貿易振興会(ジェトロ)理事長など歴任
藤崎一郎
 外務キャリア官僚OB。藤崎一郎 - Wikipediaによればロンドン総領事、駐米公使、北米局長、駐米大使など歴任
◆髙木勇樹
 農水キャリア官僚OB。高木勇樹 - Wikipediaによれば食糧庁長官、農水事務次官など歴任

ということで「中央官庁の現役官僚や官僚OB」「大企業の幹部」が役員に名を連ねていることです。
 それにしても謎なのは「伊藤ら日本国際フォーラムのメンバー」は明らかに「反中韓の極右」なのに一体「どんな東アジア共同体を考えてるのか?」ということです。中韓を敵視しながら「東アジア共同体」なんかできるわけがない。というか鳩山元首相が「東アジア共同体」について論じたとき「日本を中国の下僕にするのか」などと散々、鳩山氏に悪口していたのが伊藤らでは無いのか。
 もし伊藤らが本気で「東アジア共同体を構築し中韓と友好関係を構築したい」つうなら反対はしませんがたぶんそうではないのでしょうね。
 ちなみに、この協議会には「左派ではない」とはいえ、「日本国際フォーラムメンバー」や荒木のような極右とはどう見ても性格があいそうにない方々(つまりは反中韓の極右では無いと言うことですが)、例えば

議員名簿 | 東アジア共同体評議会 国際問題 アジア アセアン シンクタンク 外交
国分良成
 防衛大学校校長。慶応義塾大学名誉教授(中国現代史)。著書『中華人民共和国』(1999年、ちくま新書)、『現代中国の政治と官僚制』(2003年、慶應義塾大学出版会)、『中国政治からみた日中関係』(2017年、岩波現代全書)など。
田中均
 日本総合研究所国際戦略研究所理事長(もちろん小泉訪朝の立役者のあの方であり、同姓同名の別人ではありません)。著書『外交の力』(2009年、日本経済新聞出版社)、『日本外交の挑戦』(2015年、角川新書)、『見えない戦争』(2019年、中公新書ラクレ)など

が役員に名を連ねており「???」ですね。

*1:日本会議名誉会長

*2:日本会議会長

*3:第一次西園寺、第二次桂、第二次西園寺、第三次桂、第一次山本内閣海軍大臣朝鮮総督、首相、内大臣を歴任

*4:日銀総裁、第一次山本、原内閣蔵相、首相、田中、犬養、斎藤、岡田内閣蔵相など歴任

*5:陸軍大学校長、陸軍航空本部長、台湾軍司令官、陸軍教育総監など歴任

*6:東京大学名誉教授。JICA(国際協力機構)理事長、政策研究大学院大学学長など歴任。著書『新しい中世:相互依存の世界システム』(2017年、講談社学術文庫)、『ポストモダンの「近代」:米中「新冷戦」を読み解く』(2020年、中公選書)など(田中明彦 - Wikipedia参照)

*7:元外務キャリア官僚。サンパウロ総領事、ドミニカ大使、レバノン大使、フィンランド大使など歴任(石垣泰司 - Wikipedia参照)

*8:著書『同盟の認識と現実:デタント期の日米中トライアングル』(2002年、有信堂高文社)など