「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年2/18分:荒木和博の巻)

拉致問題の「記憶」について(2月19日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和3年2月19日金曜日のショートメッセージ(Vol.323)。拉致問題の全貌がやがて明らかになれば「見なければ良かった」と思うことも山ほど出てくるだろう。でも目を逸らしてはいけない、というお話しです。

 もちろん今後「拉致問題の全貌」が明らかになれば

・特定失踪者はやはり全員北朝鮮拉致では無かった
・山形の海岸で発見された遺体はやはり特定失踪者・山本美保さん。荒木の「警察のDNA鑑定捏造疑惑」「美保さんは北朝鮮で生きてる」主張は明らかなデマ
・小泉訪朝時点で、北朝鮮にいた拉致被害者はやはり『帰国した5人』しかいなかった(他の人間は死亡理由が何かはともかくあの時点で皆死んでいた)
→したがって『死亡発表は嘘だ、拉致被害者を帰せ!』などの救う会、家族会の主張は全く無意味だった

など

「見なければ良かった」と家族会連中が思うことも山ほど出てくる

でしょう。いや現時点ですら、まともな人間にとっては荒木のデマ「特定失踪者は北朝鮮拉致」「山形の海岸で発見された遺体は山本美保さんではない」が「嘘八百であること」はモロバレですが。
 もちろん荒木が言う「見なければ良かった」云々とはそう言う話ではありません。
 しかし荒木も「生前に拉致の全貌が明らかになったらどうしよう(俺たち救う会のデマが疑いの余地なく露呈したらどうしよう)」という恐怖感はないんですかね。荒木の生前に全貌が明らかになれば「荒木がデマ屋だ」ということは明白になるのに。
 おそらく荒木は

・自分の生前には、拉致の全貌は明らかにならないだろう(つまり荒木は拉致の解決など希望してない)
・死後に明らかになっても構わない。死後に「荒木は人間のクズだ!」と罵倒されても痛くない
・いや生前に明らかになっても詭弁と屁理屈で居直れば良い。今更家族会の連中は俺たち救う会批判なんか出来ないだろう。家族会の連中が俺たちにへいこらする限り何の問題も無い。

とでも思ってるのでしょう。まさに荒木は「キチガイ」「サイコパス」ですね。常識人にはおよそ真似できない下劣さです。真似したくもありませんが。こんな「人間のくず」が党本部職員だったというのだから旧民社も全く呆れたアホ政党です。
 まあ荒木の与太はどうでも良いのですが、家族会は

・小泉訪朝から18年の拉致敗戦

という現実から

目を逸らしてはいけない

でしょう。
 「小泉訪朝から18年の拉致敗戦」とはつまりは救う会と家族会の方法論「制裁で拉致を解決」が根本から間違っていたという話です。
 まあ、家族会はともかく救う会は「日朝交渉を妨害し、拉致解決を妨害するため」に制裁を主張したわけですが。
 そして家族会は

1)拉致被害者は『国交正常化交渉での経済支援』というバーター取引で帰国した。拉致の解決はバーター取引以外に現実的解決策はない
2)蓮池透氏を不当除名したことで、多くの国民に家族会への疑念を感じさせ拉致を風化させた
3)横田めぐみさんなど『北朝鮮が死亡発表した拉致被害者』が生きてる保障は何もない
4)孫に会いたがっていた横田滋の思いを踏みにじり、家族会連中が『滋と孫との面会』に反対し続けた行為は、人間として『下劣の極み』であり、そのことも多くの国民に家族会への疑念を感じさせ拉致を風化させた
5)いずれにせよ拉致は完全に風化しており、日本政府も日本社会も拉致被害者への関心をほとんど失っており、今のままでは拉致の解決などほとんど望み薄

などの現実から

目を逸らしてはいけない

でしょう。まあ、家族会は「拉致敗戦」などの「彼らにとって都合の悪い現実」から目をそらし続け、「目をそらすな」という人間を敵視し、悪口雑言し続け、「拉致敗戦」し続けるわけですが。もはや俺は家族会には「軽蔑」「憎悪」「憤怒」などの負の感情しかありません。


金王朝を日本の皇室のようにしたいと言った金正日(2月18日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和3年2月18日のショートメッセージ(Vol.322)。金正日は晩年、金王朝*1を(ボーガス注:戦後は象徴になった)日本の皇室のように権力から離れた権威だけの存在にした方が良いと言っていたそうです。散々人殺しをしておいてどの口が言ってるんだという感じですが、最後に金正日にこう言わせるほど熾烈な権力闘争だったということでしょう。

 8分30秒程度の動画です。もちろん本当にそんな発言が実際にあるのかどうか自体「怪しい」ですが、馬鹿馬鹿しいですね。それが仮に事実として、荒木ら救う会の建前上の目的である「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。
 動画説明文「散々人殺しをしておいてどの口が言ってるんだ」云々でわかるように、単にアンチ北朝鮮の荒木が金正日に悪口しているだけの話です。
 荒木の方こそ「散々、『制裁すればすぐ拉致が解決する』と言って、既に小泉訪朝(2002年)から18年も経ってるのに、未だに『制裁、この道しかない』ってどの口が言ってるんだ?。黙れ、カス野郎」ですね。未だに荒木ら救う会に怒りや不信感を感じないらしい家族会の連中は全く理解不能です。
 さて荒木曰く

「スイスに登山旅行に行って失踪した特定失踪者・佐藤順子さんはどうやって北朝鮮に連行されたんでしょうか?」という質問がありました

とのこと。
 馬鹿馬鹿しいですね。荒木も「よくわかりません」とさすがに言いながら「ヨーロッパにいる人間(例:政府認定拉致被害者有本恵子氏)をだまして、連れて行ったケースが政府認定拉致被害者にあるからそういう風にやったんじゃないか?」といってごまかします。
 まあ、「欧州での失踪者」について「北朝鮮拉致だ!」と強弁するのに「有本恵子氏の欧州での拉致」を持ち出すなんてのは誰だって思いつく話ですからね。荒木も「欧州での失踪者」を北朝鮮拉致(特定失踪者)認定するまともな根拠があるわけではありません。そもそも特定失踪者なんてまともな認定根拠は何もなく、国内で「40人も発見されてる」「その中には犯罪被害などでは無く、自発的失踪もあった」つう酷い代物ですが。
 普通に考えて「登山で失踪」なら「マッキンリーで失踪した植村直巳」のように「滑落事故などで死亡して遺体が見つかってないだけ」が一番あり得る可能性でしょう。そこで「金正恩はスイスに留学していた。スイスと北朝鮮にはつながりがある」云々などとして、まともな根拠もないのに「特定失踪者」扱いするのだから荒木はおよそまともではない。

*1:もちろん「金王朝」とは「中国の王朝・金」のことではありません。金一族の世襲を理由に荒木らウヨは北朝鮮金王朝呼ばわりしますが、もちろん、北朝鮮のトップが「国王や皇帝」などではなく「朝鮮労働党総書記」であることからわかるように、北朝鮮は王国では無く、そういう意味では王朝ではありません。なお、そのように表現することの是非はともかく「ケネディ王朝(米国のJFケネディ大統領と弟のロバート司法長官など)」「ブッシュ王朝(米国大統領だったブッシュ親子、ブッシュ子の弟であるフロリダ州知事)」「ガンジー王朝(インドのネール首相、ネールの娘インディラ・ガンジー首相、インディラの息子ラジブ・ガンジー首相)」「アキノ王朝(フィリピン大統領だったアキノ母子)」などのように世襲政治家一族を「王朝と呼ぶ」のは「北朝鮮に限らず」珍しいことではありません。