今日の中国ニュース(2021年4月3日分)

【動画あり・追記】主催講演会「チベットはどうなっているのか?」ペマ・ギャルポ会長 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会

・この2月に中国政府は、チベット人70万人に職を与えると述べたが、これは逆に言えば、ウイグルでも行われている「職業訓練センター」、つまり強制収容所を作り出すことを意味しているのではないかと思われるとペマ氏は警告しました。
 また、先の全人代において、50兆円の予算を投じてチベットを開発しダムをつくること、チベットを流れていく7つの川、それはアジアの多くの国々を潤しているのですが、そこに水力発電所を作ることが予定されており、これもまた中国の水資源を奪う外交と、環境破壊をもたらす危険性をペマ氏は指摘しました。
四川省青海省の、本来チベット領土である地域に広大な動植物の保護地区を作ることを中国は発表しているが、人権をここまで無視する中国政府が動植物のことまで考えているとはとても思えない、おそらくその地域に住む人間(農民や遊牧民)を追放し、そこに宇宙開発基地を作ろうとしているのではないか、事実、中国政府は、世界最大の展望台建築、ロシアと協力しての宇宙ステーションなど、様々な宇宙における軍事展開について考えていることをペマ氏は指摘し、中国の脅威を訴えました。

 ペマと三浦(ペマ講演の文字化は三浦による)らしいですが、そのように疑う具体的根拠を何一つ出さないのには呆れます。特に酷いのは「動植物の保護地区=宇宙基地説(ペマの口ぶりでは軍事目的)」ですね。
 「科学研究口実の宇宙基地が実は軍事目的」ならまだしも、「動物の保護区=宇宙基地」なんてことは常識的に考えてないでしょう。むしろ現実的危惧としてあり得るのは「アフリカの動物保護区」が「観光目的のため」に「サファリパーク化してる」などと批判されるのに「似たような状況」ではないか。


中国、ミャンマー問題でASEAN接近 米欧の「干渉」排除に道筋(1/2ページ) - 産経ニュース

 中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は2日までに、訪中したシンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンの各国外相と相次いで会談し、国軍がクーデターで実権を握ったミャンマー情勢について協議した。
 中国は、「内政不干渉」を掲げる東南アジア諸国連合ASEAN)に結束したミャンマー対応を促し、米欧の干渉を排除することに一定の道筋をつけたようだ。

 「反中国」産経らしい書きぶりですが、「他の問題はともかく」この件は、むしろ「欧米の介入を排除し、ASEAN内部で片を付けたい東南アジア諸国」が「そのために中国を政治工作で抱き込んだ(つまり、あくまでも主役は東南アジア諸国)」と見るべきでは無いか。つまりは「中国が悪い」と「中国ばかりを非難できる話ではない」ということです。