「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年6/6分:荒木和博の巻)(追記あり)

雪の中の北陸本線と工作員の話(R3.6.6): 荒木和博BLOG

 令和3年6月6日日曜日のショートメッセージ(Vol.429)。(ボーガス注:JR西日本の)北陸本線富山地方鉄道*1が併走する地鉄*2浜加積駅のあたりで昭和60年(1985)1月に写真をとっていたのですが、その近くは9年前に(ボーガス注:政府認定拉致被害者・原敕晁(ただあき)さんの拉致に関与していたとされる北朝鮮工作員辛光洙が密出国した海岸で、黒部川河口では14年後に北朝鮮工作員の水中スクーターが発見されています。そんなこととはつゆ知らず*3、写真を撮っていた話です。

 5分程度の動画です。動画説明文だけで見る気が失せます。実際見る価値はないですが。
 何が馬鹿馬鹿しいか。まず第一に「辛光洙がどこから密出国したか」なんて拉致被害者帰国と関係ない。
 第二に「北陸本線富山地方鉄道」と関係ない。「北陸本線富山地方鉄道の沿線の海岸」云々なんてこじつけでしかない。第三に荒木の話は

1)動画説明文と同じ内容(辛光洙云々)
動画説明文以外の話としては
2)鉄ちゃん: 荒木和博BLOG(後でこのブログ記事に簡単に触れます)でも荒木が触れた加越能鉄道高岡軌道線(現在の万葉線)沿線で失踪したという荒谷敏生さん、谷ケ崎清一さん云々(二人とも特定失踪者で北朝鮮拉致認定するまともな根拠がないので話にならない)
3)鉄ちゃん: 荒木和博BLOGでの「能登で普段めったに売れない大阪行きの切符を買っていった不審な男がいた」云々
 動画に寄れば、荒木曰く『JR西日本七尾線羽咋(はくい)駅』だそうです。乗換案内、時刻表、運行情報 - Yahoo!路線情報で調べてみましたが羽咋から大阪へは
羽咋から金沢(JR西日本七尾線):約1時間
◆金沢から米原(まいばら*4)(JR西日本北陸本線):約2時間
米原から新大阪(東海道新幹線または東海道本線):新幹線で30分(従って乗り換えが上手くいっても羽咋から大阪まで3時間30分かかる)
という行き方になるようです。こうした行き方が荒木が言うほど「珍しい」のかどうかは知りません(珍しいとしたら車やバスで大阪に行くんですかね?。それとも飛行機か?)。あるいはそもそも「羽咋(石川県)」から大阪に行く人自体があまりいないのか?(大都市圏に行く場合、大阪ではなく東京や名古屋、京都に行くのか?)。
4)雪の中の写真撮影で大変だった。しかし雪景色というのは絵になるのでそれだけの苦労する価値がある(完全に拉致と関係が無い(苦笑))

程度の内容しかなくて全く無内容です。

【追記】
鉄ちゃん: 荒木和博BLOG2014年7月28日

 拉致に関連した場所、特定失踪者の失踪関連地点や工作員の上陸地点などに近いところが少なくないのです。例えば富山地方鉄道浜加積駅の近くではかつて腰まで雪に埋まりながら写真をとっていたことがありますが、ここから4キロほどのところに辛光洙が昭和51年(1976)9月に密出国した早月川河口があります。同じ富山県加越能鉄道高岡軌道線(現在の万葉線*5)沿線では(ボーガス注:特定失踪者)荒谷敏生さん、谷ケ崎清一さんが失踪しています。
 一番印象に強いのは市川修一さん・増元るみ子さんの拉致された吹上浜で、ここは昔、鹿児島交通*6の鉄道線(通称・南薩線*7)が通っていました。
 一般に海岸近くにローカル線の通っているところは上陸した工作員がそのまま移動するのに便利だとされています。能登で「普段めったに売れない大阪行きの切符を買っていった不審な男がいた*8」という話を聞いたこともありました。「趣味でやっているのだろう」と言われそうで若干躊躇しますが、一度真面目に鉄道という視点から北朝鮮の工作活動についても調べてみた方が良いかもしれないと思っています。同好の士で何か情報をお持ちの方がおられたらお知らせいただければ幸いです。ひょっとしたら何気なく撮った写真の中に工作員が写っているかも知れません。

 「浜加積駅」でググったらヒットした荒木の昔の記事です。今回の動画とほとんど内容的に同じです(ただし赤字強調した「市川修一さん云々」「南薩線云々」は動画にはない)。
 つまり「約7年前(2014年)に文章にした物」を今度は「動画で話してるだけ」であって無内容にも程がある(呆)。余程話のネタがないのでしょう。そしてこんなことは拉致被害者帰国と何の関係もない。
 なお、荒木の過去記事鉄ちゃん: 荒木和博BLOGには以前

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(5/22分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ
鉄ちゃん: 荒木和博BLOG

 私は小学生のときから鉄道が趣味で、今もぼちぼちと写真と模型をやっています。今は撮影のために旅行する余裕はないのですが、独身時代は全国あちこち回りました。
(中略)
 しかし、行ってきたところをあらためて思い起こすと、拉致に関連した場所、特定失踪者の失踪関連地点や工作員の上陸地点などに近いところが少なくないのです。

 ばかばかしい。先ず第一に特定失踪者は拉致じゃありません。それが一番わかりやすいケースが「山本美保さん、小山修司さん(特定失踪者認定後に日本国内で遺体発見)」や「松岡伸矢君、佐賀直香さん(失踪時幼稚園児、あるいは小学1年生)」でしょう。まあ、荒木だと「美保さんの遺体じゃない、山梨県警は嘘をついてる*9」「幼稚園児や小学1年生が北朝鮮に拉致されないと思うのは思い込みだ」とか言い出すから頭痛がしてきますが。
 第二にモノホンの拉致にしたって、こんなのはただの偶然でしょう。鉄道なんて日本中にあるわけですから。むしろ「鉄道のない場所≒交通の不便な場所」でしょうからそういうところで拉致は普通しないでしょう。

 能登*10で「普段めったに売れない大阪行きの切符を買っていった不審な男がいた」という話を聞いたこともありました。

 ばかばかしい。その程度の事で北朝鮮工作員扱いとは馬鹿にも程がある。

 鉄道という視点から北朝鮮の工作活動についても調べてみた方が良いかもしれないと思っています。

 何がどう「良い」のかさっぱりわかりません。 

(注:鉄道マニアという荒木と)同好の士で何か情報をお持ちの方がおられたらお知らせいただければ幸いです。ひょっとしたら何気なく撮った(注:鉄道の)写真の中に工作員が写っているかも知れません。

 写ってるわけがないでしょうが、仮に写ってたとしてどうやって北朝鮮工作員と判断するのかって話です。いかにも工作員なんて人間*11は写真に写すまでもなく不審でしょうし、「見た感じが普通の人間」では写真を見たところで工作員と分かるわけもありません。

として既に突っ込みを入れています。
 しかし話が脱線しますが、「脚注にも書きましたが」ローカル鉄道って本当に経営が苦しいですよね。

*1:1943年に富山電気鉄道、加越鉄道、富山県営鉄道、黒部鉄道、越中鉄道、富山市営軌道が合併して誕生(富山地方鉄道 - Wikipedia参照)

*2:富山地方鉄道の略称

*3:つまりは1985年時点では荒木は拉致問題に何の関心も無かったわけです。

*4:ルビ付けなくても分かるかと思ったんですが付けてみました。「よねはら」とは読まないと言うことです。ちなみに駅や市名は「米原駅(まいばらえき)」「米原市(まいばらし)」と濁りますが、インターチェンジは「米原(まいはら)インターチェンジ」だそうです。

*5:2001年に加越能鉄道(当時。現在は鉄道事業から完全撤退し加越能バスに社名変更)が高岡軌道線新湊港線を廃止する意向を表明したため、両線を存続させるべく高岡市新湊市(現在は射水市)が中心となり第三セクター会社「万葉線株式会社」を設立。2002年4月から万葉線がスタート(万葉線 - Wikipedia参照)。

*6:昔は鉄道事業も行っていたが現在は完全撤退しバス事業を行っている(鹿児島交通 - Wikipedia参照)。

*7:鹿児島交通枕崎線のこと(1984年に廃止された)(鹿児島交通枕崎線 - Wikipedia参照)

*8:その程度で犯罪者(北朝鮮工作員に限らない)扱いしたらキチガイの沙汰です。

*9:なお、荒木は小山さんについては遺体発見を渋々認めています。

*10:石川県の能登半島のこと

*11:そんな人間はいないでしょうが