「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年1/14日分:荒木和博の巻)

◆荒木のツイート

荒木和博がリツイート
レブラくん(RBRA)予備役ブルーリボンの会
 政府・法務省制作の北朝鮮による拉致問題啓発ポスター。
 防衛省(陸海空自衛隊)も「絶対取り戻す!」のフレーズで戦闘機や輸送機や落下傘を背景に制作したら北朝鮮も少しは慌てて交渉してくるのではないか。

 こういうバカなことしかいえないのだから心底呆れます。


北朝鮮から脱出した人の話(R4.1.14): 荒木和博BLOG

 令和4年1月14日金曜日のショートメッセージ(Vol.650)。韓国人拉致被害者の中には北朝鮮から脱出して韓国に戻った人もいます。日本人の拉致被害者でもそれをすることはできないかと考えています。

 8分程度の動画です。呆れて二の句が継げません。
 というのも、この動画は、「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年12/7日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで批判した荒木動画

拉致被害者の北朝鮮脱出(R3.12.7): 荒木和博BLOG
 「拉致被害者北朝鮮を脱出することはできないのですか」という質問*1をときどき受けます。韓国人拉致被害者の中には脱出して韓国に戻った人もいます。

と「全く内容が同じ」だからです。「ほとんど内容が同じ動画」を1ヶ月後にまたやる。「バカか」としか言い様がない。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年12/7日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログ
 6分51秒の動画です。タイトルと説明文で予想がつきますが、見る価値のない馬鹿馬鹿しい代物です。
 荒木ももはや「毎日動画を流すと言ったからメンツの維持のために何でも流そう」つうくだらない考えじゃないか。
 何が馬鹿馬鹿しいか。まず第一に拉致被害者帰国と何一つ関係ない。
 荒木ら巣くう会の目的は「拉致被害者が独力では帰れない」という前提の上での「拉致被害者救出」ではないのか。
 そこで「レアケースだけど、韓国人拉致被害者で自力脱出した例(例:映画監督の申相玉、女優の崔銀姫)があるから、日本人でもできるかもしれない」と言って何の意味があるのか?
 何の意味も無い。まさか、「スパイ大作戦夜逃げ屋本舗的な形で俺たち救う会拉致被害者の自力帰国を支援する」とでもいうのか?(「自衛隊北朝鮮に突っ込む」というのはもはや「自力帰国」とはいえないのでここでは考えません。荒木ら巣くう会だと「自衛隊を突っ込むこと」すら「自力帰国」と言いかねませんが)。
 そんなことができるわけがないでしょう。「そんなことが救う会にできるのなら、小泉訪朝から19年間も放置しないでその間にとっくにやってろ」つう話です。
 第二にそんなこと(日本人拉致被害者の自力帰国が可能かどうか)は荒木ではなく「5人の帰国拉致被害者」に聞くべきことでしょう(まあ、そもそもこの話、あまりにも非常識なので、そんな質問者はどこにもおらず、荒木のデマの疑いが濃厚ですが)。例えば「蓮池透氏や地村保志氏や曽我ひとみ氏」に「彼らの講演」後にでも聞いたらどうか。
 とはいえ、彼らも「一応答える」にしても、そんなことは「彼らに質問しなくても答えが予想できる」。
 彼らも「私が知る限り、そんなことはできないと思いますね。そんなことができるようなら私たちも小泉訪朝前に自分で帰国しました」というでしょう。さすがに「何でこの人はこんなバカな質問するんだろう」と呆れ顔になるんじゃないか。

という批判が今回も勿論該当します。
 大体、申相玉なんて明らかなレアケースでしょうよ。
 つうか「申相玉や映画大脱走 - Wikipediaのように、拉致被害者には何とか脱走(自主帰国)してほしい(荒木)」と言い出すなんて「お前、救出する展望がないと自白してるのと同じだろ、荒木。なめてるのか、手前!」て話です。
 まあ、映画においても「映画のモデルとなった実際の事件」においてもほとんどの米軍捕虜は「殺されたり、捕まったりして」脱走に成功したのはごくわずかだそうですが。

*1:あまりにも「非常識な質問」なので、勿論、そんな質問が本当にあるかは疑問です。 荒木和博も、朴正煕や全斗煥をそんなに高く評価するのなら、拓殖大学の紀要や極右雑誌でないまともな学術誌に彼らの時代制約もふくめて論じる論文でも投稿したらどうか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する『友人である元工作員李氏』、『韓国のある大学教授』のような『いつもの荒木のデマ』かもしれません。