野原燐(id:noharra)に突っ込む(2021年9月27日分)

◆野原のツイート

野原燐
 「中断」状態の里帰り事業を再開すべきだ。を強く支持したい。
 しかし「帰国者たちの(ボーガス注:日本に里帰りしたくても、できないという)苦難は、日朝に国交がなく日本が北朝鮮を敵視していることが根本的な原因」かどうか。
 多くの収容所をはじめ全国民が抑圧されている北朝鮮の現状を、伊藤孝司のような人が断じて認めないのも、原因の一つかも。
日朝関係改善の糸口「日本人妻の里帰り事業」が再開されない根本的な原因(伊藤 孝司) | 現代ビジネス | 講談社(2/7)

 吹き出しました。
 そもそも伊藤氏は野原が非難するような「北朝鮮シンパではないこと」は

朝鮮学校無償化除外反対
◆韓国の太陽政策賛成
朝鮮総連をビルから立ち退かせる、というウヨの主張は馬鹿げてる(そんなことしても拉致は解決しない)
◆拉致解決は日朝国交正常化とのバーター取引でしか解決しないと思う。まずは平壌に常駐事務所を設置すべきだ

などと主張しただけで、野原に勝手に

北朝鮮シンパ認定され、悪口雑言された俺(勿論、俺の自己認識は北朝鮮シンパなどではありません)

の経験*1から「2万%の自信(橋下風に)」を持って断言できますが*2がそれはさておき。
 「帰国者たちの(ボーガス注:日本に里帰りしたくても、できないという)苦難は、日朝に国交がなく日本が北朝鮮を敵視していることが根本的な原因」という伊藤主張は良く理解できます(そして俺個人は伊藤主張に同感します)。ついでに言えば「拉致問題解決」のためにも「日朝国交正常化すべき」と俺は思っています。
 しかし、id:noharraの「多くの収容所をはじめ全国民が抑圧されている北朝鮮の現状を、伊藤孝司のような人が断じて認めないのも、原因の一つかも」と言う主張は「ちょっと何言ってるか解らない」ですね。理解すること自体が困難です。
 伊藤氏は「断じて認めない」というような北朝鮮シンパではありませんが、仮にそうだとして、そのことと「日本人妻の里帰りが中断していること」と一体何の関係があるのか。何の関係もない。
 大体、野原の

「中断」状態の里帰り事業を再開すべきだ。を強く支持したい。

というのは「ただのおためごかし」でしかないわけです。
 野原燐(id:noharra)に突っ込む(2021年9月24日分) - bogus-simotukareのブログで批判した

野原燐
 「河野大臣だが、テレビ番組出演時の質問や新聞のアンケートに対し、回答拒否する場面が多く見られ」
 もちろん援護するつもりはない。
 しかし他の政治家・官僚が最初からまったく何もなかったかのように嘘をつく(or沈黙する)よりマシ、という感触を持っている。
河野太郎氏 自民党の身内にも…強気な“回答拒否グセ”に「誠意ない」と高まる不信感

という無茶苦茶な河野擁護での「もちろん援護するつもりはない。」と同レベルの「くだらない醜悪な虚言」でしかない。そういう本心モロバレの「醜悪な虚言」を「呼吸をするように」日頃から普通にはいて恥じない「人間のくず」が野原だと言うことです。
 本心は「他の政治家・官僚が最初からまったく何もなかったかのように嘘をつく(or沈黙する)よりマシ」という河野擁護にあるわけです。まあ、野原燐(id:noharra)に突っ込む(2021年9月24日分) - bogus-simotukareのブログで批判したように俺は「高市よりは河野の方がまし」だが「岸田や野田の方が河野よりずっとまし」つう理解ですが。
 そもそも「野原に対する回答義務など何一つない」俺やid:Bill_McCrearyさんに対して「何故、俺の質問に回答しない。回答拒否は不当だ」と悪口したid:noharraが「政治家として回答義務がある河野の回答拒否」を擁護するのだからそのデタラメさには呆れて二の句が継げません。
 それはともかく、今回も「過去の河野擁護」同様に、本当は「北朝鮮打倒が最優先であり、そのためには里帰り事業など中断したままで構わない、日本人妻が帰国できずに死んでも知ったことではない」が野原ら「反北朝鮮ウヨ」の本心であることは見え透いています。
 そうした
1)野原らウヨ連中の「日本人妻への冷酷さ」自体が、俺は人情として許しがたいですが、もっと許しがたいのは
2)そうした日本人妻への冷酷さについて『俺は里帰りに反対してない』と嘘をついたあげく、
3)里帰り事業を再開すべきではないのか、とする伊藤氏に北朝鮮シンパのレッテルを貼って、その正当な主張を無効化しようとする腐った精神です。
 いつもながら「アンチ北朝鮮のためなら何でも許される、日本人妻が里帰りができなくても構わない」と勘違いしてるらしい野原の下劣さ、非道さには心底呆れますし、軽蔑もします。
 なお、「野原による伊藤氏への北朝鮮シンパ」呼ばわりですが、俺は伊藤氏が北朝鮮シンパだとは全く思いません。しかし、百歩譲って伊藤氏が「北朝鮮シンパ」だとしてもそのことと「伊藤氏の主張する日本人妻里帰り事業再開論」と何の関係があるのか。何の関係もない。自分のやってることが「出会い系バーでの少女買春疑惑*3」云々で「前川元次官の加計告発」を無効化しようとした読売新聞と同レベルの愚行という理解は野原にはないのか?。
 今更言うまでもないですが、「前川氏が仮に少女買春していようとも」、そのことと「加計告発の真偽」は全く関係ないわけです(幸いにも少女買春などなかったようですが)。
 そしてこんな野原のような『伊藤氏にくだらない言いがかりをつける奴』が『ダライ・ラマのオウム麻原からの1億円受領が許せない』という俺に向かって『そんなことと中国のチベット支配の是非と関係ない。中国をかばうのか』などといってダライの愚行をかばうのだから心底呆れます。
 しかし、伊藤記事日朝関係改善の糸口「日本人妻の里帰り事業」が再開されない根本的な原因(伊藤 孝司) | 現代ビジネス | 講談社(2/7)(2021.9.26)を読んだらぜひ購入して読んでみたい(「ドキュメント 朝鮮で見た〈日本〉: 知られざる隣国との絆」)(こういう基本的なことをどうにかしてもらわないとどうしようもない) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2019.4.22)と言う感想を持つのが普通の人間でしょうにねえ。
 ただし、ぜひ購入して読んでみたい(「ドキュメント 朝鮮で見た〈日本〉: 知られざる隣国との絆」)(こういう基本的なことをどうにかしてもらわないとどうしようもない) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)は今回の記事ではなく『別の日本人妻問題を取り上げた伊藤記事』家族と生き別れ北朝鮮で暮らす「残留日本人女性」その哀しき人生(伊藤 孝司) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)(2019.4.21)に対する感想ですが。
 アンチ北朝鮮をこじらせるとここまで「人間はくずになれるのか」と野原には心底呆れます。
 結局野原がここまで「日本人妻に冷酷」なのは
1)日本人妻里帰りによって日朝国交正常化が進展
 なお、俺個人は「里帰りで日朝国交正常化交渉が進展すればいい」と思いますし、伊藤氏も同様の意見のようですが「里帰り事業再開」それ自体は「日朝国交正常化」とイコールではありません。
2)日朝国交正常化により、野原の希望する北朝鮮政権打倒が挫折
を恐れるからでしょう。
 そうした野原にとっては「里帰り再開」を主張する人間は伊藤氏に限らず「北朝鮮政権打倒を妨害する敵=北朝鮮シンパ」でしかないのでしょう。

*1:正直、1)野原に「北朝鮮シンパ」と誹謗中傷されたことへの怒りや、2)人間考えることはそんなに異ならないらしい - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2010.10.18)でid:Bill_McCrearyさんから好意的感想を頂いたこと(俺は『おだてられると木に登るブタ』だと自覚しています)から、俺は救う会・家族会批判や三浦小太郎批判、高世仁批判などを書き始めたので「野原の俺に対する誹謗中傷」「id:Bill_McCrearyさんのお褒めの言葉」がなければ『在日朝鮮人などの当事者ではない』ので、こういう朝鮮半島関係の文章は何も書かなかったかと思います。もちろんだからといって野原には「感謝していません」が。一方でid:Bill_McCrearyさんには感謝しています。

*2:つうか、この野原主張だと伊藤主張を掲載した「日本を代表する大手出版社」講談社が「北朝鮮シンパ」になりますが、本気で野原はそう主張する気なのか?

*3:ただしそんな事実を読売は結局証明できず、読売記事の元ネタが明らかに『安倍政権による、前川・加計告発への報復行為』だったため、前川氏よりもむしろ読売の評判が落ちた。これについては例えば 前川前次官の出会い系バー通いの真相 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2017.6.1)参照