「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/1日:荒木和博の巻)

「危機意識」について(R3.10.2): 荒木和博BLOG

 令和3年10月2日土曜日のショートメッセージ(Vol.556)。宮崎もそうですが日本中景色の良いところ、のんびりしたところにいると工作員の活動とギャップが大きすぎてなかなか「危機意識」に結びつきません。それをどうするか、というお話しです。

 6分5秒の動画です。馬鹿馬鹿しくて話になりません。そんな話が「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。むしろ「小泉訪朝(2002年)から19年が経過しても」「横田滋など高齢化した拉致被害者家族が死亡しても」「拉致の風化でマスコミが拉致問題などほとんど報道しなくなっても」こんな馬鹿げたことを抜かす荒木とそんな荒木を容認する『家族会』の方がよほど「このまま拉致が解決しなかったらどうしよう?。」という危機意識がない。問題にすべきは「小泉訪朝から19年経っても解決しない現状をどう改善するか」という危機意識です。
 

岩本美代子さん現地了解: 荒木和博BLOG

 平成7年(1995)11月5日に宮崎県佐土原町(現在宮崎市)の自宅を出たまま失踪した岩本美代子さんの失踪に関連する現場で「現地了解」

 10分45秒の動画です。失踪時期から考えてどう見ても岩本さんは北朝鮮拉致ではない。
 そもそも「国内で40人以上も発見され、ほとんどが事件性なし(犯罪や事故ではなく、自発的失踪)」、「足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaのように事件性がある場合でも北朝鮮は関係ない」特定失踪者などもちろん「まともな根拠で認定などしてない」。まあ、本当に北朝鮮拉致だとしても何度も書いてるように事件発生から数10年も経ってから素人の荒木が「探偵ごっこ」しても何の意味もありませんが。


北朝鮮拉致、だます手口の話(R3.10.1): 荒木和博BLOG

 令和3年10月1日金曜日のショートメッセージ(Vol.545)。今日は11:00から政府認定拉致被害者原敕晁さんが騙されて連れて行かれ、拉致された青島の海岸で現地ライブをやります。原さんに限らず拉致の大部分はターゲットのことを調べて行われます。そして騙したり待ち伏せたりするのですが、どうやって騙すのか、そのさわりをお話ししました。

 6分14秒の動画です。説明文だけでも見る気が失せます。
 まず第一に以前

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年9/30日:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログ
 『未解決事件』の犯行現場で荒木のような素人が今更『調査』して、これらの事件の犯人がわかるのか。
 例えば、犯行現場を調査して

◆『悪魔の詩』翻訳者殺害犯が『ホメイニの死刑宣告』に影響を受けたイスラム過激派か『イスラム過激派以外か(イスラムと関係ない個人的トラブルか)』
◆国松長官狙撃犯が『オウム真理教関係者』か『オウム以外か(例:暴力団極左過激派など)』

が解るのか。解るわけがない。拉致だって話は同じです。

と書きましたが「拉致から何10年も経ってから」素人探偵の荒木が「調査と言う名前の探偵ごっこ」したところで意味のあることが解るわけがない。
 第二に拉致被害者救出(日本帰国)と言う意味で「北朝鮮工作員が原さんや有本さんをどうだましたか」なんてことを「世間に広めて」拉致被害者が帰国するのか。当たり前ですが「しない」わけです。荒木の建前は「拉致被害者救出」ではないのか。建前と関係ないことをして何の意味があるのか。
 荒木のやってることは

◆「北方領土返還運動」において「どう島を取り戻すのか」ではなく「ソ連軍がどう北方領土に侵攻したか」

を延々語るくらい馬鹿馬鹿しい。
 例えば「オレオレ詐欺(特殊詐欺)」「宗教詐欺(統一教会など)」「マルチ商法」「デート商法(結婚詐欺の一種みたいなもん)」などなら「だまし方」を世間に広めることは「被害防止」と言う意味で意味があるでしょう。これらの詐欺は未だに「過去の出来事」ではなく「現在進行形」で存在するからです。しかし拉致はもはや「過去の出来事」です。 
 それとも荒木は「今後も北朝鮮拉致があり得る。だから、こうしただまし方を知らせることで拉致被害を防止できる」とでも強弁する気か。
 もちろん「もはや北朝鮮に拉致を実行する気などない」でしょう。ないから「拉致を認め、5人の拉致被害者を帰国させた」。
 そもそも「拉致を実行する気」だとしても、「暴力的連行*1」ならまだしも、それが「だまし」と言う形で実行できる状況でもないですが。今時「北朝鮮に行きましょう」と言われてホイホイいく人間はいない。
 あるいは「どうだましたか」を延々語ることで「北朝鮮に対する敵意」を扇動したいのか。しかしそんなことは「拉致の解決」と何一つ関係ない。
 なお、「だました北朝鮮が悪いこと」を認めた上での話であり、「北朝鮮を免罪する気はない」ことを断っておきますが、「よど号グループ」を信用して「北朝鮮に行った有本恵子」などは失礼ながら「うかつ」「ナイーブすぎ」ですよねえ。
 さすがに最初から「拉致の危険性」を警戒しろとは言わない。しかし、相手は「日本と国交がない国」です。『何かでトラブって帰れなくなることがありうる』ことは警戒して当然です。そういう警戒がないのはあまりにもうかつすぎる。

*1:まあ、これだってもはや無理でしょうが。