越前海岸(山下貢さん・田中浩史さん・林雅俊さん失踪関連現場)ライブ: 荒木和博BLOG
36分程度の動画です。正直馬鹿馬鹿しいので途中で見るのを辞めました。
そもそも彼らは特定失踪者という「荒木が根拠もないのに勝手に北朝鮮拉致認定している代物」にすぎずお話になりませんが、仮に「北朝鮮拉致だとしても」お話になりません。
なぜなら、失踪後何年も経ってから「素人の荒木一味」が探偵ごっこしても意味のある成果なんかでるわけがない。
例えば「三億円事件(1968年)」「国松警察庁長官狙撃事件」(1995年)の現場で今調査して何か分かるのか。分かるわけがない。
何年も経ってから「事件現場調査で新事実が見つかる→事件の真相が分かったり、犯人が分かったりする」なんてのは「名探偵が活躍するミステリ小説の世界だけ」で起こる話です。現実世界で起こる話ではない。
絆(きずな)と拉致【調査会NEWS3415】(R03.3.24) : 荒木和博BLOG
最近「人権」とか「多文化共生」とかいう言葉を使ってそのような絆を分断する動きが広がっているように思います。
意味が分からないですね。人権や多文化共生で分断される絆とは一体何なのか。「荒木の主張の意味」について俺が「足りない頭」をひねって考えてみた結果が以下の「俺の邪推」です。
◆「荒木にとっての絆」を破壊する「多文化共生」
外国人が日本社会に沢山入ってきたら、日本社会の絆が破壊される!
それ、ただの排外主義でしょうよ。「ワラビスタン(蕨にクルド人が増えてる)」「西川口のいわゆるリトルチャイナタウン」「日系ブラジル人が多い群馬県太田市や静岡県浜松市」などを考えれば荒木の非常識さには心底呆れます。
◆「荒木にとっての絆」を破壊する「人権」
DVだの児童虐待だの「人権侵害からの救済」を理由に警察や児童相談所などが家庭に介入するのは絆の破壊だ!
いやいやDV夫だの「児童虐待の毒親」だのを野放しにするのがお前らウヨにとっての「夫婦の絆」「親子の絆」なのかよ、くたばれよ、カス野郎という話ですよねえ。どっちにしろそんなことが拉致被害者の帰国と何の関係があるのか。
北朝鮮の戦略に日韓関係を悪化させ日韓の連携を断つというものがあります。これはかなり成功しています。
日韓関係が悪くなってるのは「安倍*1のような嫌韓国極右」のせいであって自民党政権であっても「橋本*2や小渕*3」などの時は今の惨状では無かったことを考えればデマも甚だしい。
なお、朴正熙政権時代ですら文世光事件 - Wikipediaで分かるように「日本政府の対応に激怒した朴正熙」をなだめるために、「韓国ロビー」椎名悦三郎*4が訪韓しています。
そして椎名は「日本政府は一体何を考えてるんだ!」と散々、朴に罵倒される。
全斗煥時代ですら藤尾*5文相(当時)の「韓国併合正当化発言」に全斗煥は抗議し、中曽根*6首相が藤尾文相を更迭*7しています。
「強制連行などの違法行為があったこと」を認めた河野*8官房長官談話(1993年8月、当時は金泳三時代)が出る前に「慰安婦について日本政府の関与を認めた*9」加藤*10官房長官談話(1992年7月)が出ましたが、加藤談話の時は盧泰愚政権であり、盧泰愚は全斗煥の側近でした。
つまりは「朴正熙」「全斗煥」「盧泰愚」といったウヨ軍人政治家ですら荒木ら日本ウヨが強弁するほど日本べったりではないし、「日本批判=北朝鮮シンパ」という荒木の強弁では「朴、全、盧」が全員「北朝鮮シンパ」になってしまいます。
拉致問題と絆(きずな)の話(3月24日): 荒木和博BLOG
令和3年3月24日水曜日のショートメッセージ(Vol.336)。昨日のショートメッセージのコメントで「一人暮らしはどうなのだろう」というコメントをいただきました。一人暮らしであっても(ボーガス注:電話やSNSなど)様々な形で家族友人との絆は大事にした方が良いと思います。そんな話です。
5分45秒の動画です。動画タイトルと説明文だけで見る気が失せますね。実際見る価値は全くないですが。
「失踪者には一人暮らしの方が多いようだ」ってそんなことが拉致被害者の帰国と何の関係があるのか。
そして、そんなことは考えなくても分かる当たり前の話です。
まず自発的失踪の場合。「精神的に不安定な状況」になっても周囲に「支えてくれる人間がいない」。そりゃ中には精神的苦痛から失踪したり自殺(そして遺体が発見されないで失踪者扱い)したりする人間はいるでしょう。
次に犯罪に巻き込まれる場合。一人暮らしなら「周囲に相談する人間がいないから、簡単にだますことが出来るだろう」、場合によっては「殺したってどうせバレない」などということになる。
いわゆる特殊電話詐欺でも「先ずは家族にご相談を」という宣伝が警察によってされてる。あるいはオウム真理教や統一教会などといったカルトも「孤立している人間」を狙ったりする。
つうか「精神的に孤立している人間を狙ってだましてる」て「拉致被害者家族、特定失踪者家族相手にデマ垂れ流す救う会や特定失踪者問題調査会」でしょうよ。
まさに「拉致が風化してしまった」のは「家族会」が救う会べったりで「田中均氏」「蓮池透氏」「和田春樹氏」などをどんどん排除、敵視し「社会から孤立したから」でしょう。
それにしてもこの荒木動画、以前「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年2/28分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで紹介した
都会と拉致(3月1日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG、大都市での一人暮らし【調査会NEWS3404】(R03.3.1) : 荒木和博BLOGとほとんど同じ内容であり、全くくだらない話です。
令和3年3月23日火曜日のショートメッセージ(Vol.335)。就職とか転職とか、人生の転機に拉致されたと思われる人が少なくありません。なぜそうなるのか、工作員の立場に立って考えてみました。
5分50秒程度の動画です。動画タイトルと説明文だけで見る気が失せますね。実際見る価値は全くないですが。
「人生の転機に拉致された」のではなく「人生の転機に失踪した」方を荒木が勝手に北朝鮮拉致認定してるだけの話です。
さて「人生の転機」に失踪する方が居るのは何ら不思議ではないですよね。荒木がどや顔して語るような事は何もない。
人生の転機(進学、就職、結婚、出産など)というのは大抵、精神が不安定なもんです。「進学先(就職先)で上手くやってけるか」「結婚相手と上手くやってけるか」「出産して子どもをきちんと育てていけるか」などなど。
その「不安定な精神」から自発的に失踪してもおかしくないし、あるいは荒木の言うようにその不安定な精神につけ込まれて「拉致」のような犯罪に巻き込まれた方も居るかもしれない(実際、荒木が動画で語ってることは、ここに俺が書いた程度の『誰だって思いつくレベルのくだらない話』です。個々の失踪者について具体的な根拠のある話をしたわけでは全くない)。
どっちにしろ「失踪=拉致」だとしても、それが「北朝鮮拉致だ」と言う根拠は何一つありません。いや、「北朝鮮拉致」以前にそもそも「自発的失踪」でなく「拉致」だと言う根拠も何一つないのですが。
つうか「精神の不安定さにつけ込んだ拉致」云々なんてのは仮に失踪が北朝鮮拉致だとしても「その拉致被害者が今どこに居るか(それが分かれば北朝鮮相手に交渉が出来ます)」とか「その拉致被害者を拉致した実行犯が誰か(それが分かれば『身柄拘束は事実上無理』でしょうが、一応ICPOに国際指名手配が出来ます)」とか全く分からないので何の意味も無い。暴力的に拉致しようが、不安定な精神につけ込もうがそんなことは「その拉致被害者が今どこに居るか」とか「その拉致被害者を拉致した実行犯が誰か」とか言う意味でどうでも良い話です。
まあ北朝鮮拉致に限らず「動機が何か」「犯行方法がどんなもんか」なんてことは「犯人の逮捕」「被害者の救出」など事件解決に結びつかないのなら何の意味も無い。
そして「精神の不安定さにつけ込んで」というならそれこそ「特定失踪者」なんてガセネタを失踪者家族に吹き込んでる荒木ら特定失踪者問題調査会こそが「それに該当する」でしょう。
*1:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官などを経て首相
*2:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、自民党幹事長(宇野総裁時代)、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相。首相退任後も森内閣で行革相
*3:竹下内閣官房長官、自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相
*4:戦前、岸商工相の下で商工次官。戦後、岸の誘いで政界入り。岸内閣官房長官、池田内閣通産相、外相、佐藤内閣外相、通産相、自民党政調会長(池田総裁時代)、総務会長(佐藤総裁時代)、副総裁(田中、三木総裁時代)など歴任。佐藤内閣外相時に日韓国交正常化に関与。
*5:鈴木内閣労働相、中曽根内閣文相、自民党政調会長(中曽根総裁時代)など歴任
*6:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相、自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相
*7:藤尾が辞任を拒否したため。
*8:新自由クラブ代表、中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任