長島衆院拉致特委員長が総務省・拉致対から聴取【調査会NEWS3643】(R4.8.26): 荒木和博BLOG
旧民主党出身、外様の長島*1が「拉致特委の委員長ができる」というあたり、自民党が拉致問題を本心ではそれほど重要視してない傍証ではないかと思いますね。
◆荒木ツイート
令和4年8月26日金曜日「荒木和博のショートメッセージ」第864号。よく聞かれる質問です。実は認定拉致被害者は「認定しないわけにいかなくなったので認定した」人がほとんどです。拉致に間違いなくてもごまかせる人は政府は認定しません。
※手持ちで撮っているのでブレてます。お許しを「拉致認定被害者と特定失踪者はどう違うんですか?」というご質問について(R4.8.26) - YouTube*2
6分34秒の動画です。おいおいです。特定失踪者について「北朝鮮拉致の証拠は山ほどある」のなら「ごまかしようがない(そんなことをすれば拉致被害者家族や世論の批判を受ける上にそんなごまかしをする動機もそもそも政府にない)」ので「拉致に間違いなくてもごまかせる人は政府は認定しません。」という荒木の主張は意味不明です。勿論「北朝鮮拉致の証拠がない」から特定失踪者を拉致認定しないに過ぎません。むしろ「国内で40人以上も発見され、そのほとんどは自発的失踪」「一部、足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaのような犯罪被害もあるが、犯人は北朝鮮と何一つ関係ない」特定失踪者など拉致認定されないのが当然です。いずれにせよそんなことが「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。
ということで「政府認定拉致被害者=政府が認定しており、まず間違いなく北朝鮮拉致。北朝鮮が入国(拉致)を認めてない認定拉致被害者もいるが、多くは北朝鮮も入国(拉致)自体は認めている」「特定失踪者=荒木ら巣くう会の拉致右翼のデタラメ認定。根拠薄弱だし、実際国内で40人以上発見されており、ほとんどが自発的失踪。一部、犯罪被害もあるが犯人は北朝鮮とは無関係」が政府認定拉致被害者と特定失踪者の違いです。
なお、足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaは
【1】遺族が起こした民事訴訟の一審、二審では「殺害時点」から時効をカウントし「時効成立→賠償請求否定」だったところ、最高裁が「遺体が発見されない限り、賠償請求しようがないこと」を理由に「遺体発見時」から時効をカウントし、時効成立を認めず、賠償請求を認めたこと
【2】犯人が「当時の刑事訴追時効15年」によって処罰されなかったことで遺族が「殺人の時効廃止運動」を展開、殺人など「死刑該当犯罪(量刑に死刑がある犯罪)」の時効廃止につながったこと
でも有名な事件です。
荒木和博がリツイート
レブラくん(RBRA)予備役ブルーリボンの会
【1】政治家や国民含め「拉致は何故防げなかったのか」については検証しただろうか。これを検証して再発防止に努めない限り、いくら日本の諜報機関が優秀だとしても今後同じような事件が起こるだろう。
【2】安倍元総理の事件も同じ。(現場の不手際以外に)容疑者を事前に把握し防止する策は無かっただろうか。
元ツイートには番号はありませんが、説明の便宜上俺が振りました。
【1】など、今更議論して何の意味があるのか。そんなことをしても拉致被害者帰国には全く関係ないし、今後、「北朝鮮であれ他の国であれ」北朝鮮拉致のようなことが起こる可能性も低い。
そんなことより今一番論じるべき大事なことは「どうやって拉致被害者を取り戻すか」「何故小泉訪朝から20年経っても取り戻せないのか」でしょう。なお、「防ぐこと」は無理だったでしょう。防げなかったことについて警察に落ち度があるとは俺は全く思っていません。
【2】はブルーリボンの会が活動目的とする「拉致被害者帰国」と何一つ関係ない上に「現場での阻止以外に手なんかあるわけない」で終わる話です。
過去に前科があるとか、組織的犯行ならまだしも、山上のような「前科がない人間が自分一人で秘密裏にやってること」なんか事前に分かるわけがない。「後方の警備をきちんとしていれば」明らかに防げたと思える安倍暗殺事件で「それ以上の議論をする必要」はないでしょう。