「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年11/21日分:荒木和博の巻)

選挙制度と一票の格差の話(R3.11.22): 荒木和博BLOG

 単に人口だけで選挙区を決めてよいのだろうか、というお話しです。

 6分16秒の動画です。タイトルと説明文だけで見る気が失せます。
 拉致が全く関係ない。「この動画は拉致について語る場ではなかったのか。いつから荒木の漫談会場になったのか」と心底呆れます。
 一応視聴はします。
 それはともかく、説明文で想像がつくでしょうが、「人口で決める」と「人口が少ない田舎は選挙区の面積がどんどん大きくなり、多い都会は逆に選挙区の面積が小さくなる→下手すると合県(鳥取と島根をくっつけるとか:参議院合同選挙区 - Wikipediaでわかるように実際に参院選挙区で鳥取と島根をくっつけてる)になる」わけですが、それでいいのか、鳥取と島根なんて住民の一体感ねえじゃん、一方で東京はそんなことはしないで都内にたくさん選挙区がある、それでいいのか、「一票の格差をできる限りなくす」という価値観は一面的じゃないか、住民の一体感がなくていいのか、そういうことをすれば「都会の過密」と「田舎の過疎」も助長するつう話が荒木がしてる話です。俺もそういう主張には実は共感します。
 実際、荒木と似たような批判は赤旗主張/自民・参院選改定案/党略以外のなにものでもない(2018.7.12)ということで共産党もしています。
 特に「衆院小選挙区」だと「選挙区で1名」つう縛りがあるので、「参院複数区」「昔の衆院中選挙区」と違って「選挙区の広さを変えないで、議員数を増減して対応する」つう柔軟な対応ができない。「選挙区の面積を変えること」しかできない。
 田舎はどんどん選挙区の面積が広がってしまう。
 まあ、「参院複数区」「昔の衆院中選挙区」で「議員の数を増減する」という「柔軟な対応」でも「一票の格差」をできる限りなくす方針ならば、都会の議員が増える一方で田舎の議員がどんどん減る、それで本当にいいのか、田舎に対する差別ではないのか、そしてそういうことをしたら田舎の過疎をいっそう助長しないか、つう問題はありますが。
 そこで荒木は「小選挙区はやめた方がいいんじゃないか」としています。「小選挙区廃止」という結論自体は俺も同感です。
 俺にとって『廃止の最大の理由』は荒木が言うようなこと(合県の問題)よりも「死票の問題(それに関係して、大政党に有利で小政党が存在しづらくなるという問題)」ですが。
 それにしても、小選挙区について荒木が

小選挙区導入時によく言われていた『二大政党制度』なんかできないじゃないか。今の立民が二大政党の一角つうなら社会党だって二大政党の一角だよ。全盛期の社会党議席の方が、今回の立民の獲得議席数より多い。こんなことなら民社党を解散して民主党なんか作るべきだったのか?
→まあ民社党が解散しなければ今も荒木は民社党職員でしょうからねえ。正直「小選挙区制のせいで俺は失業した」つう思いはあるでしょう。
自民党一強じゃないか
◆共産、社民、れいわと小政党も依然としてあるじゃないか
→まあ小選挙区オンリーじゃないですからね、比例を併用していますので
◆二大政党を作ると言った責任者出てこい(人生幸朗・生恵幸子 - Wikipediaの漫才風に)
(以上は俺の要約で荒木の言葉と一言一句同じ訳ではない)

つうのには「拉致と関係ねえじゃん」「お前、拉致に真面目に取り組む気があるのか?」と呆れる反面、主張自体には俺も同感です。


SLをやってた人には怒られそうなSLの話(R3.11.21): 荒木和博BLOG

 SL(蒸気機関車)は自分の鉄道趣味の対象としては若干ストライクゾーンから外れており、出かけたとき、たまたまいたというのを別にすればほとんど写真もありません。逆にSLを一所懸命おいかけていた同業者の皆さんからすると「何だ」というお話しです。

 4分54秒の動画です。タイトルと説明文だけで見る気が失せます。
 第一に「土日に荒木がやるいつもの鉄道趣味」云々であって拉致が全く関係ない。
 第二に「SLは興味の対象外」と言い訳して「SLを一所懸命おいかけていた同業者の皆さんからすると『何だ』という話」をするくらいなら、まともな鉄道話をしろという話です。
 なお、視聴しましたが、
1)荒木曰く『SLより、個人的にはディーゼル機関車電気機関車の方が興味がある』
2)

韓国鉄道901形蒸気機関車 - Wikipedia
 韓国鉄道庁が観光列車牽引用として、1994年に中国から輸入した蒸気機関車
 1994年8月12日から日曜、祝日限定で、京義線・ソウル郊外線のソウル駅~議政府駅間を観光列車として運行されていたが、いわゆる「IMF経済危機」や保守の難しさ、乗客減のため、2000年5月15日限りで運行終了となった。その後は水色車両事業所で入換機として使用していたが、保守が困難となったことから静態保存に変更され、2009年に店村駅、2012年に豊基駅へ移設、保存されている。

つう話がされていました。
 2)については荒木曰く「韓国では日本に比べ、SL趣味が盛んではないのかもしれない」と。