「リベラル21」や「家族会」はもはや「エコーチェンバー」化していないか?(2021年12月20日分)

リベラル21については以前から

1)なぜかお客様意識が強く、先日の衆院選でも「議席を減らした共産党立憲民主党」へ「期待外れ」などと悪口雑言する割に「我々リベラル派の敗北であり反省し、事態の改善を目指そう」という当事者意識、自己反省精神が弱い
 この点は澤藤統一郎氏の例えば澤藤統一郎の憲法日記 » さあ、やせ我慢でも元気を出そう。が「自らを含むリベラル派の敗戦」として反省的なのとは偉い違いです(勿論リベラル21の方が無責任な態度ですが)
2)「多様な意見を世間に発信したい」というのに寄稿者が「岩垂弘、田畑光永(いずれも1935年生まれ)」「広原盛明(1938年生まれ)」「阿部治平(1939年生まれ)」など特定の人間に固定している上、軒並み高齢者
3)「護憲」を掲げているくせになぜか「護憲運動」を進めていく上で重要なパートナーになる共産党に無茶苦茶な悪口をする
 共産党を批判するなとは言いませんがそれなりの礼節は必要でしょう。そもそも先日の衆院選で「日本共産党の獲得した400数十万票」は決して軽いものではありません。そもそもリベラル21は共産党に悪口できるだけの何か手柄があるのか、といったら何もないでしょう。
4)「政治ブログ」を名乗りながら時々リベラル21 大坂なおみ対ムグルーザ戦短評(全豪テニス)など政治が明らかに関係ない記事を平気で載せている

という点に

私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った

とでかい口を叩きながら

◆何でこう当事者意識や自己反省精神に欠ける上、寄稿者が固定メンバーばかりで多様化しようとしないのか?
◆何で「護憲運動」を進めていく上で重要なパートナーになる共産党に無茶苦茶な悪口をするのか?
◆なんで「護憲・軍縮・共生」と全く関係ない記事を載せるのか?

と疑問に思ってきましたが、この疑問を解く鍵が「エコーチェンバー(最近知った概念ですが)」ではないかと思い始めてる俺です。
 平たく言えば「閉じた仲間内で、仲間で盛り上がることを重視する(主張が正しいかどうかや、他人に支持されるかどうかと言うことを気にしない)=エコーチェンバー」でしょうか?
 当然ながら「閉じた仲間内で、仲間で盛り上がることを重視する(エコーチェンバー)=リベラル21」ならば「当事者意識や自己反省精神に欠ける(そんなものは盛り上がることを阻害する)」のも「寄稿者が固定メンバー(閉じた仲間内で盛り上がるのだから固定メンバーで何ら問題なく、むしろ固定メンバーの方が盛り上がりやすい)」なのも「共産党に悪口する(『共産党への悪口』で仲間内で盛り上がるのなら共産党関係者や支持者がどう思おうが知ったことか)」のも、「政治ブログを名乗りながら政治と関係ない記事を載せる(仲間内で盛り上がれれば政治ブログを自称していようと、それに反する趣味の記事も平気で載せる)」のもよく理解できます。
 結局、リベラル21とは偉そうなことをほざいていても、「似た意見の人間が集まって、お互い気分が良くなるようなことを言い合ってストレス発散する程度の志の低い集団=エコーチェンバー」なのでしょう。だから自己反省精神や当事者意識に欠けるし「日本共産党の悪口」で盛り上がるような「反共分子(ただし右翼系ではなくリベラル社民系)」の集まりだからそういう悪口を平気で言う。小生のような「日本共産党支持者」の反発を買うことが「護憲」という意味で「有益かどうか」などということも全く考えていない(正直、「護憲」と言う意味では「日本共産党支持者」の反発を買うような無茶苦茶な悪口は有害無益でしょう)。
 「政治ブログ」を自称しながら政治と関係ない記事も平気で載せる。
 つうか「護憲」云々などというのはリベラル21の連中にとって「ストレス発散」のための「単なるお題目」にすぎない。
 多分そういうと「馬鹿にするな!」「誹謗するな!」とリベラル21の連中はマジギレなのでしょうが、連中の「当事者意識、自己反省精神に欠ける主張」「共産党への無茶苦茶な悪口」「投稿メンバーが固定の上、軒並み高齢者」「政治ブログを自称しながら政治と関係ない記事も平気で載せる」は「エコーチェンバー」としか理解できないでしょう。
 なお、コメント欄で指摘がありますが、リベラル21の場合「影響力皆無だから実害が少ない」のですが、だからこそ「エコーチェンバー」化しやすいかと思います。影響力皆無で実害が無ければ、「実害がないのだから無視しよう、どうせ批判しても逆ギレされるだけだ」となってしまい、反省の機会が少なくなるからです。一方でこの種の連中は批判が少ないと(支持も、社会的影響力も少ないのに)「我々が正しいから批判が少ないのだ」と都合よく考えがちです。
 ちなみに、「蓮池透氏を不当排除した家族会」「ダライラマの不祥事(オウム麻原からの金銭受領、デマ極右「高須クリニック」との交友など)を何も批判できないid:Mukkeら自称・チベット亡命政府支持者」なども「エコーチェンバー」の例ではあるでしょう。まあ、そう言われれば「何がエコーチェンバーだ、馬鹿にするな」と激怒するのが家族会や「Mukkeら自称・チベット亡命政府支持者」でしょうが。
 なお、皮肉なことですが、この点では「日本共産党」の方がリベラル21や家族会よりは「エコーチェンバー化の危険」からは逃れてるのではないか?(勿論「相対的な意味」に過ぎず、『共産党も含めて』、そして『共産党に限らず』、すべての団体には、大なり小なりエコーチェンバー化の危険があると思いますが。大抵の人間は「聖人君子」ではなく弱いもので「意見の近い人間の好意的意見」は「批判意見」よりも耳に入りやすいもんです)。
 というのも昨今の共産党は「野党共闘」を進めており、その結果「異なる意見の政治勢力」とも一定程度は交流せざるを得ないからです。
 この点「右翼の傀儡化した家族会」や「そもそもブログ記事掲載以外にまともな活動(特に『共産党野党共闘』のような他団体との交流)をしているか疑わしいリベラル21」は「エコーチェンバー化しやすい団体」といっていいのではないか。
【参考:エコーチェンバー】

番組ダイジェスト④ SNSのワナ “エコーチェンバー“ - みんなでプラス - NHK
 普段使っているSNSにも落とし穴がある。同じ考えの人同士がSNSでつながると、目にする情報が偏ってしまいがちだ。こうした閉鎖的な空間は「エコーチェンバー」と呼ばれ、誤った情報でも信じ込みやすくなる危険がある。
山本亜希子さん(仮名)
「ワクチンは打たない主義でいたんです。フェイスブックとか見てたらそういうのが出てきて、打たないっていう選択肢もあるんだなと思って」
 山本さんは、国が乳幼児に推奨するワクチンを、幼い次男に受けさせなかった。「ワクチンは危険」という情報ばかりを信じこんだためだ。出産するまでシステムエンジニアとして働き、自分はネットの世界に詳しいと思っていた山本さん。エコーチェンバーに陥ったきっかけは、子育てサークルの友人に「ワクチンには危険な成分が含まれている」と言われたことだった。

 ググって出てくる「エコーチェンバー」はこのように「ネット関係が多い」のですが何も「エコーチェンバー」はネット限定の話ではないでしょう。